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プロローグ
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「もう!そこ退いていだける?」
わたしは目の前にいる護衛騎士に激突した。
「いったぁい!」
「お嬢様、やっと捕まえました。じっとしてください!」
わたしがバタバタと体を動かして逃げようとするのを侍女のジャルマがドレスの後ろ襟を掴んで離さない。
「わたしはもう嫌なの!どうして毎日毎日お勉強ばかりしないといけないの?みんな遊んでいるじゃない?わたしだって遊びたいわ」
「仕方がないでしょう?お嬢様は王太子殿下の婚約者になったのです。今からしっかりお勉強をしていずれはこの国の国母となるお人です」
「わたしはそんなものにならないわ!ねぇそんなことよりお庭を散歩したいの、今日はまだ一歩も外に出ていないの!」
「まだ予定が詰まっております。さあ、戻ってお勉強をしましょう。奥様が知ったら大目玉ですよ」
「もう!いやあ!ジャルマのクソババア!」
「な、なんてお言葉!どこでそんな酷い言葉を覚えたのですか?」
「ふふふふ、この前本を読んでいたら面白い言葉だから使ってみたのよ?」
わたしはジャルマが驚いてくれると思ったのに真っ赤な顔をしてわたしを睨んできた。
ーーもしかして間違えた?言ってはいけなかったのかしら?
「お嬢様、奥様のところへ行きましょう」
わたしは護衛騎士に抱っこされてお母様の執務室へと連れて行かれた。
「カトリーヌ?今度は何をしたの?」
執務室の机で忙しく仕事をしているお母様はわたしをみて大きな溜息をついて呆れたように聞いてきた。
「わたしはお庭にお散歩に行きたかっただけなの。なのにジャルマがわたしを無理やり部屋に連れて行こうとするから………クソババアと言っただけよ?面白い言葉だがら私も使ってみたら、ジャルマがとっても怖い顔をしたの……いけなかったのかしら?」
わたしはとりあえず首をこてんと横に傾げた。
ーーちょっと可愛いフリをして、なんとかこの場から逃げようとしたが……
「はあ、わたしは忙しいの!手間を取らせないで!ジャルマ、この子をさっさと部屋に連れて行って頂戴。そして今日のスケジュール通りに勉強をさせて!」
「お母様、わたし、ほんの少しでいいからお庭のお花が摘み…「いい加減にして頂戴、我儘を言わないで!」
お母様はわたしの顔すら見ないで手で扉の方へと指差した。
『出ていけ』と。
わたしは何も言えず自分の部屋へと戻り、厳しい家庭教師にお尻をムチで叩かれながら一日の勉強を終わらせた。
ーー今日はお母様の誕生日、本当はお花を摘んでプレゼントをしたかったのに。
わたしはカトリーヌ・ブランゼル、侯爵家の次女。七歳年上のお姉様は今留学中で別のところに住んでいてこの大きな屋敷にはわたしとお母様しか住んでいない。
お姉様はいずれ侯爵家を継ぐために隣国の学校に通っている、眉目秀麗で才色兼備らしい。
そんな凄い人っているんだと他人事のように思ってしまう。
ちなみにわたしは8歳でピンク色の髪でふわふわの癖毛。瞳は茶色で顔は……どちらかと言うと可愛いと称されるほうだと思っている。
みんな「まぁお人形さんのようね」とか「なんて可愛らしいのでしょう」と褒めてくれる。
なのに木登りしたり、泥んこ遊びをすると、汚いものでも見るような呆れた顔をする。
使用人や家庭教師達は「セシル様はそんなことは致しませんでした」「セシル様ならこんな簡単な問題すぐ解けました」と、わたしとお姉様を比べては呆れている。
もう慣れたけどわたしだっていいところはあるもの!………たぶん。
ーーーー
「お腹空いた」
今日も勉強が捗らなくて食事を抜かれた。
ーーやっぱりジャルマは「クソババア」が似合っていると思うの。「クソババア」って悪口なんだと後で料理長に教えてもらった。
「侍女長がどんなに怒っても大丈夫さ、嬢ちゃん心配すんな、俺達は味方だから!」
料理長の作るお料理をとっても気に入っているお母様。だからどんなに料理長がわたしを可愛がってもジャルマが辞めさせようとしてもクビになることはないらしい。
ジャルマの真っ赤になって怒っている顔と悔しそうにしている顔を思い出して料理長と二人で、ニヤッと笑った。
「嬢ちゃん、悪い顔してるぜ」
「料理長こそ悪い顔してる」
わたしと料理長は大の仲良し。
今日も夕食抜きだったので、侍女長達が眠りについた頃厨房へと行く。
「待ってたよ」
「お腹空いた」
料理長は夜遅くまで起きてわたしを待ってくれている。
「今日も嬢ちゃんの分、作るなと言われたからくると思ってた」
「ほんと、ジャルマって意地悪だよね。普通この屋敷のお嬢様であるわたしの食事を抜くなんてあり得ないと思うの」
「嬢ちゃん、奥様に訴えればいいんじゃないか?」
「え?いやだよ。お母様に言ったらジャルマに負けた気がするもの」
「くくっ、チビのくせに負けず嫌いだな」
「チビは余計だけど負けず嫌いは正解よ?」
「見た目は可愛らしいお嬢様なのに、中身は男まさりでお転婆。俺は嬢ちゃん好きだぜ」
「あら?おじさんに好きだと言われても嬉しくないわ」
「ぶっはぁ!料理長振られましたね」
朝の仕込みをしている料理人達がわたしと料理長の話を聞いて笑っていた。
「まぁ、いいから食いな」
料理長はわたしのために野菜たっぷりのスープと柔らかいパンを出してくれた。
「夜遅いからな、消化のいい物を食べたほうがいいからな」
「うん、いただきます」
忙しくてわたしのことを気にしないお母様、それを知っているから、何も言われないのをいいことにわたしにだけ厳しい侍女長のジャルマ。
ジャルマはお姉様がお気に入り、お姉様と違って美人でもない、優秀でもないわたしが嫌いみたい。
ま、でも、そんなこと気にしないわ。
それよりも問題は、半年前に王太子殿下の婚約者になったこと。
いずれは王太子妃教育が始まるらしい。
絶対に嫌だ!今だって大変なのにもっと勉強しないといけないなんて!
これ以上わたしの可愛いお尻があざだらけになったら痛くて椅子に座るのがさらに辛くなっちゃうわ!
最終的に立って勉強することになるのかしら?
ほんと、わたしの可愛いお尻、誰かに見せてあげたいわ!
ま、見せてあげないけどね。
わたしは目の前にいる護衛騎士に激突した。
「いったぁい!」
「お嬢様、やっと捕まえました。じっとしてください!」
わたしがバタバタと体を動かして逃げようとするのを侍女のジャルマがドレスの後ろ襟を掴んで離さない。
「わたしはもう嫌なの!どうして毎日毎日お勉強ばかりしないといけないの?みんな遊んでいるじゃない?わたしだって遊びたいわ」
「仕方がないでしょう?お嬢様は王太子殿下の婚約者になったのです。今からしっかりお勉強をしていずれはこの国の国母となるお人です」
「わたしはそんなものにならないわ!ねぇそんなことよりお庭を散歩したいの、今日はまだ一歩も外に出ていないの!」
「まだ予定が詰まっております。さあ、戻ってお勉強をしましょう。奥様が知ったら大目玉ですよ」
「もう!いやあ!ジャルマのクソババア!」
「な、なんてお言葉!どこでそんな酷い言葉を覚えたのですか?」
「ふふふふ、この前本を読んでいたら面白い言葉だから使ってみたのよ?」
わたしはジャルマが驚いてくれると思ったのに真っ赤な顔をしてわたしを睨んできた。
ーーもしかして間違えた?言ってはいけなかったのかしら?
「お嬢様、奥様のところへ行きましょう」
わたしは護衛騎士に抱っこされてお母様の執務室へと連れて行かれた。
「カトリーヌ?今度は何をしたの?」
執務室の机で忙しく仕事をしているお母様はわたしをみて大きな溜息をついて呆れたように聞いてきた。
「わたしはお庭にお散歩に行きたかっただけなの。なのにジャルマがわたしを無理やり部屋に連れて行こうとするから………クソババアと言っただけよ?面白い言葉だがら私も使ってみたら、ジャルマがとっても怖い顔をしたの……いけなかったのかしら?」
わたしはとりあえず首をこてんと横に傾げた。
ーーちょっと可愛いフリをして、なんとかこの場から逃げようとしたが……
「はあ、わたしは忙しいの!手間を取らせないで!ジャルマ、この子をさっさと部屋に連れて行って頂戴。そして今日のスケジュール通りに勉強をさせて!」
「お母様、わたし、ほんの少しでいいからお庭のお花が摘み…「いい加減にして頂戴、我儘を言わないで!」
お母様はわたしの顔すら見ないで手で扉の方へと指差した。
『出ていけ』と。
わたしは何も言えず自分の部屋へと戻り、厳しい家庭教師にお尻をムチで叩かれながら一日の勉強を終わらせた。
ーー今日はお母様の誕生日、本当はお花を摘んでプレゼントをしたかったのに。
わたしはカトリーヌ・ブランゼル、侯爵家の次女。七歳年上のお姉様は今留学中で別のところに住んでいてこの大きな屋敷にはわたしとお母様しか住んでいない。
お姉様はいずれ侯爵家を継ぐために隣国の学校に通っている、眉目秀麗で才色兼備らしい。
そんな凄い人っているんだと他人事のように思ってしまう。
ちなみにわたしは8歳でピンク色の髪でふわふわの癖毛。瞳は茶色で顔は……どちらかと言うと可愛いと称されるほうだと思っている。
みんな「まぁお人形さんのようね」とか「なんて可愛らしいのでしょう」と褒めてくれる。
なのに木登りしたり、泥んこ遊びをすると、汚いものでも見るような呆れた顔をする。
使用人や家庭教師達は「セシル様はそんなことは致しませんでした」「セシル様ならこんな簡単な問題すぐ解けました」と、わたしとお姉様を比べては呆れている。
もう慣れたけどわたしだっていいところはあるもの!………たぶん。
ーーーー
「お腹空いた」
今日も勉強が捗らなくて食事を抜かれた。
ーーやっぱりジャルマは「クソババア」が似合っていると思うの。「クソババア」って悪口なんだと後で料理長に教えてもらった。
「侍女長がどんなに怒っても大丈夫さ、嬢ちゃん心配すんな、俺達は味方だから!」
料理長の作るお料理をとっても気に入っているお母様。だからどんなに料理長がわたしを可愛がってもジャルマが辞めさせようとしてもクビになることはないらしい。
ジャルマの真っ赤になって怒っている顔と悔しそうにしている顔を思い出して料理長と二人で、ニヤッと笑った。
「嬢ちゃん、悪い顔してるぜ」
「料理長こそ悪い顔してる」
わたしと料理長は大の仲良し。
今日も夕食抜きだったので、侍女長達が眠りについた頃厨房へと行く。
「待ってたよ」
「お腹空いた」
料理長は夜遅くまで起きてわたしを待ってくれている。
「今日も嬢ちゃんの分、作るなと言われたからくると思ってた」
「ほんと、ジャルマって意地悪だよね。普通この屋敷のお嬢様であるわたしの食事を抜くなんてあり得ないと思うの」
「嬢ちゃん、奥様に訴えればいいんじゃないか?」
「え?いやだよ。お母様に言ったらジャルマに負けた気がするもの」
「くくっ、チビのくせに負けず嫌いだな」
「チビは余計だけど負けず嫌いは正解よ?」
「見た目は可愛らしいお嬢様なのに、中身は男まさりでお転婆。俺は嬢ちゃん好きだぜ」
「あら?おじさんに好きだと言われても嬉しくないわ」
「ぶっはぁ!料理長振られましたね」
朝の仕込みをしている料理人達がわたしと料理長の話を聞いて笑っていた。
「まぁ、いいから食いな」
料理長はわたしのために野菜たっぷりのスープと柔らかいパンを出してくれた。
「夜遅いからな、消化のいい物を食べたほうがいいからな」
「うん、いただきます」
忙しくてわたしのことを気にしないお母様、それを知っているから、何も言われないのをいいことにわたしにだけ厳しい侍女長のジャルマ。
ジャルマはお姉様がお気に入り、お姉様と違って美人でもない、優秀でもないわたしが嫌いみたい。
ま、でも、そんなこと気にしないわ。
それよりも問題は、半年前に王太子殿下の婚約者になったこと。
いずれは王太子妃教育が始まるらしい。
絶対に嫌だ!今だって大変なのにもっと勉強しないといけないなんて!
これ以上わたしの可愛いお尻があざだらけになったら痛くて椅子に座るのがさらに辛くなっちゃうわ!
最終的に立って勉強することになるのかしら?
ほんと、わたしの可愛いお尻、誰かに見せてあげたいわ!
ま、見せてあげないけどね。
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