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別ルート もう一つの話。クロード編。②
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わたしは、ゴクっと唾を飲み込んだ。
久しぶりのユシリス様とお会いする……とても緊張しながら彼女の部屋に入った。
「ユシリス様?」
ベッドから起きてクッションを背に座っていた。
わたしの顔を見たユシリス様は
「お姉ちゃん!会いたかった!」
と、わたしの記憶にある前のユシリス様と違い、今のユシリス様は少女のような微笑みでわたしを見た。
「お姉ちゃん、わたし、約束通りお祖父様とお祖母様と隣の国へ帰ったわ。そしてマリアンヌ様の子供になって過ごしたんだよ」
ユシリス様はわたしを見てずっと謝り続けた。
わたしは彼女のあまりにも壮絶な過去を聞いていたし、過去に戻って見てしまったので、恨むことすらできなかった。
ユシリス様はわたしの肩を両手で掴んで、小刻みに震え、泣きながら謝り続けた。
その間レンス殿下はユシリス様をただじっと見ていた。
彼はどう思ったのだろう。
同じように三つの記憶を持ってしまいそれに耐えきれなくなって彼女は壊れていたのだ。
「ユシリス様、会いに来るのが遅くなりました。貴女が幸せになった姿を見に来たのです、貴女の大人になった姿とお会いしたかったのです。もう苦しまないでください。約束したでしょう?」
わたしはユシリス様の手に手をそっと乗せて優しく握った。
「『ユシリス様、ずっと先の未来で会える事を楽しみにしています』
わたしはユシリス様にお会いできるのを楽しみにしていました。『幸せになる』と約束したのをお忘れですか?前回のことも今回の前のことももう終わった過去なんです。貴女はあの嫌な過去から抜け出したんです。
忘れて欲しい。でも忘れられないなら、その過去を踏み潰して新しい今を生きてはもらえませんか?
わたしも過去の記憶を捨てられないけど、今の新しい世界で頑張って生きていくつもりです」
「踏み潰す?」
「そう、あの糞気持ち悪い公爵から逃げ回った私達なんです。嫌な記憶のほとんどがあの糞気持ち悪い公爵の所為なんです。だから踏み潰してぐちゃぐちゃにしてその辺に置いてしまいませんか?」
「……糞気持ち悪い……」
ユシリス様は突然泣くのをやめてキョトンとした。
そして笑い出した。
「ふふふ、お姉ちゃんが何度もわたしを励ます時にいつも言ってくれた。糞気持ち悪いニューベル公爵……その言葉のおかげでわたし、お父様が怖かったのに少しだけ勇気が出たの。お姉ちゃんの魔法の言葉。
あの後もわたしが辛い時や落ち込んだ時、よく『あの糞気持ち悪い奴なんかよりまだマシなんだから!』って思いながら頑張ったの」
「ユシリス様、覚えていたんですね?そうです、あの糞気持ち悪い奴の所為で負けないでください。わたしもいっぱい恨んでいっぱいクロード殿下とお父様を傷つけました。もちろんされたことを考えると恨みしかありません。それはあのマリーナ様にもものすごくあります。
でもマリーナ様は復讐する前に死んじゃいました。もうこれ以上、恨みだけで生きていたくない。
新しい人生を歩みだしたのだからわたしは絶対に幸せになります。
まだ見たことはないし、出来るかわからないけど、将来旦那様と幸せになります。
ですので、ユシリス様もこれ以上、みんなに迷惑と心配をかけないでください!」
「みんなに迷惑?心配?」
「お母様、僕がわかりますか?」
「……レンス?」
「お母様、やっと僕のことをわかってくれた」
レンス殿下はユシリス様が自分のことを思い出してくれたことが嬉しくて目に涙をためていた。
「お母様、やっとやっと僕を見てくれた……」
それからわたしはそっと部屋を出た。
ユシリス様はまだ心が安定していない。
後からレンス殿下に聞くと、良くなったり悪くなったりをまだ繰り返しているそうだ。
でも心を閉ざして生きているのか死んでいるのかわからない状態からは脱出したようだ。
突然暴れ出したり訳のわからないことを言い出すことも徐々に少なくなったそうだ。
わたしとの再会がこれからのユシリス様にどこまで影響を与えたのか、まだもう少し時間が経たなければわからない。
良い方に行けば良いのだが、悪い方へ向かう事も考えられた。
わたしを見て悪い記憶を思い出して、精神を病まれたのがきっかけだ。
わたしとの出会いが次はどう変わるのか……賭けでもある。
それでも今だけでも、以前より容態が落ち着いたことにホッとした。
わたし達は目的を終えて王都へ帰ることになった。
帰り道、海へ行きもう一度素足で砂浜を歩いた。
そして約束の貝殻拾いをユンとミリアとブラッドとして、楽しんだ。
ブラッドは大の男が何故こんなことを?
と、不服な顔をしていたが、そこは無視して気づかないフリをしていた。
たくさんの貝殻を集めることが出来た。
わたしは、クロード殿下に会うことは一度もなく南の領地を離れることになった。
ブラッドはわたしに何か一言、言いたい事があるみたいだったが、わたしは気づかないフリをしてユンとミリアと楽しそうに過ごした。
砂浜を歩いていると、少し離れたところにユシリス様とレンス殿下が立っていた。
わたしは二人に笑顔で手を振った。
もう会うことはないかもしれない、そう思っていたユシリス様が私を見て微笑んでいた。
時間を遡って頑張ったことは間違ってはいなかったんだ。
私は嬉しくなった。
ふと気づくと二人の後ろにはクロード殿下も立っていた。
わたしが寝込んでいた間、何度もお見舞いに来てくれた。
意識を取り戻してからも何度か話をした。
『もう君を苦しめないように関わらないと誓う』
あの言葉を聞いてから彼に会うことはなかった。
彼はここ、南の領地で過ごしている。
彼は16歳。
南の領地で高等部の学校に通いながら、父親であるジョシュア様の仕事を手伝っているとレンス殿下に聞いた。
この領地に来て一度もお会いすることはなかった。
どこかで会えるかも………なんて自分が彼を否定したくせに、どこかで期待していた部分もあった。
今後、会うことはないかもしれない。
わたしは彼から目を離せないでいた。
嫌い、大嫌い。
もうあんな辛い思いはしたくない。
彼を信じられない。
なのにどうしてこんなに涙が出るの?
もう会えない………そう考えるだけで苦しい……
ずっと考えないようにしていた。
この領地に来てから、本当はずっと探していた。
どこかで会えるかもしれない、姿だけでも見れるかもしれない。
声を聞きたい、会いたい。
どんなに否定しても嫌っても、心は正直で、彼を忘れられない……
わたしはどうしていいのか分からず、彼を見つめていた。
久しぶりのユシリス様とお会いする……とても緊張しながら彼女の部屋に入った。
「ユシリス様?」
ベッドから起きてクッションを背に座っていた。
わたしの顔を見たユシリス様は
「お姉ちゃん!会いたかった!」
と、わたしの記憶にある前のユシリス様と違い、今のユシリス様は少女のような微笑みでわたしを見た。
「お姉ちゃん、わたし、約束通りお祖父様とお祖母様と隣の国へ帰ったわ。そしてマリアンヌ様の子供になって過ごしたんだよ」
ユシリス様はわたしを見てずっと謝り続けた。
わたしは彼女のあまりにも壮絶な過去を聞いていたし、過去に戻って見てしまったので、恨むことすらできなかった。
ユシリス様はわたしの肩を両手で掴んで、小刻みに震え、泣きながら謝り続けた。
その間レンス殿下はユシリス様をただじっと見ていた。
彼はどう思ったのだろう。
同じように三つの記憶を持ってしまいそれに耐えきれなくなって彼女は壊れていたのだ。
「ユシリス様、会いに来るのが遅くなりました。貴女が幸せになった姿を見に来たのです、貴女の大人になった姿とお会いしたかったのです。もう苦しまないでください。約束したでしょう?」
わたしはユシリス様の手に手をそっと乗せて優しく握った。
「『ユシリス様、ずっと先の未来で会える事を楽しみにしています』
わたしはユシリス様にお会いできるのを楽しみにしていました。『幸せになる』と約束したのをお忘れですか?前回のことも今回の前のことももう終わった過去なんです。貴女はあの嫌な過去から抜け出したんです。
忘れて欲しい。でも忘れられないなら、その過去を踏み潰して新しい今を生きてはもらえませんか?
わたしも過去の記憶を捨てられないけど、今の新しい世界で頑張って生きていくつもりです」
「踏み潰す?」
「そう、あの糞気持ち悪い公爵から逃げ回った私達なんです。嫌な記憶のほとんどがあの糞気持ち悪い公爵の所為なんです。だから踏み潰してぐちゃぐちゃにしてその辺に置いてしまいませんか?」
「……糞気持ち悪い……」
ユシリス様は突然泣くのをやめてキョトンとした。
そして笑い出した。
「ふふふ、お姉ちゃんが何度もわたしを励ます時にいつも言ってくれた。糞気持ち悪いニューベル公爵……その言葉のおかげでわたし、お父様が怖かったのに少しだけ勇気が出たの。お姉ちゃんの魔法の言葉。
あの後もわたしが辛い時や落ち込んだ時、よく『あの糞気持ち悪い奴なんかよりまだマシなんだから!』って思いながら頑張ったの」
「ユシリス様、覚えていたんですね?そうです、あの糞気持ち悪い奴の所為で負けないでください。わたしもいっぱい恨んでいっぱいクロード殿下とお父様を傷つけました。もちろんされたことを考えると恨みしかありません。それはあのマリーナ様にもものすごくあります。
でもマリーナ様は復讐する前に死んじゃいました。もうこれ以上、恨みだけで生きていたくない。
新しい人生を歩みだしたのだからわたしは絶対に幸せになります。
まだ見たことはないし、出来るかわからないけど、将来旦那様と幸せになります。
ですので、ユシリス様もこれ以上、みんなに迷惑と心配をかけないでください!」
「みんなに迷惑?心配?」
「お母様、僕がわかりますか?」
「……レンス?」
「お母様、やっと僕のことをわかってくれた」
レンス殿下はユシリス様が自分のことを思い出してくれたことが嬉しくて目に涙をためていた。
「お母様、やっとやっと僕を見てくれた……」
それからわたしはそっと部屋を出た。
ユシリス様はまだ心が安定していない。
後からレンス殿下に聞くと、良くなったり悪くなったりをまだ繰り返しているそうだ。
でも心を閉ざして生きているのか死んでいるのかわからない状態からは脱出したようだ。
突然暴れ出したり訳のわからないことを言い出すことも徐々に少なくなったそうだ。
わたしとの再会がこれからのユシリス様にどこまで影響を与えたのか、まだもう少し時間が経たなければわからない。
良い方に行けば良いのだが、悪い方へ向かう事も考えられた。
わたしを見て悪い記憶を思い出して、精神を病まれたのがきっかけだ。
わたしとの出会いが次はどう変わるのか……賭けでもある。
それでも今だけでも、以前より容態が落ち着いたことにホッとした。
わたし達は目的を終えて王都へ帰ることになった。
帰り道、海へ行きもう一度素足で砂浜を歩いた。
そして約束の貝殻拾いをユンとミリアとブラッドとして、楽しんだ。
ブラッドは大の男が何故こんなことを?
と、不服な顔をしていたが、そこは無視して気づかないフリをしていた。
たくさんの貝殻を集めることが出来た。
わたしは、クロード殿下に会うことは一度もなく南の領地を離れることになった。
ブラッドはわたしに何か一言、言いたい事があるみたいだったが、わたしは気づかないフリをしてユンとミリアと楽しそうに過ごした。
砂浜を歩いていると、少し離れたところにユシリス様とレンス殿下が立っていた。
わたしは二人に笑顔で手を振った。
もう会うことはないかもしれない、そう思っていたユシリス様が私を見て微笑んでいた。
時間を遡って頑張ったことは間違ってはいなかったんだ。
私は嬉しくなった。
ふと気づくと二人の後ろにはクロード殿下も立っていた。
わたしが寝込んでいた間、何度もお見舞いに来てくれた。
意識を取り戻してからも何度か話をした。
『もう君を苦しめないように関わらないと誓う』
あの言葉を聞いてから彼に会うことはなかった。
彼はここ、南の領地で過ごしている。
彼は16歳。
南の領地で高等部の学校に通いながら、父親であるジョシュア様の仕事を手伝っているとレンス殿下に聞いた。
この領地に来て一度もお会いすることはなかった。
どこかで会えるかも………なんて自分が彼を否定したくせに、どこかで期待していた部分もあった。
今後、会うことはないかもしれない。
わたしは彼から目を離せないでいた。
嫌い、大嫌い。
もうあんな辛い思いはしたくない。
彼を信じられない。
なのにどうしてこんなに涙が出るの?
もう会えない………そう考えるだけで苦しい……
ずっと考えないようにしていた。
この領地に来てから、本当はずっと探していた。
どこかで会えるかもしれない、姿だけでも見れるかもしれない。
声を聞きたい、会いたい。
どんなに否定しても嫌っても、心は正直で、彼を忘れられない……
わたしはどうしていいのか分からず、彼を見つめていた。
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