4 / 8
後編
しおりを挟む
卒業式当日。
最後の制服を着る。
わたし専属のメイドが聞いてきた。
「お嬢さま、髪型はどうなさいますか?」
「うーん、最後だからまっすぐストレートにして、何もしないで」
わたしがセザンに初めて会った頃は、ベッドの中で過ごしていたので、長い髪をそのまま何もせずにいた。
学園に通い出してからは一つ結んだり三つ編みをしたり編み込みをしたり、シニヨンをしたりと、いつも纏めていることが多かった。
今日はセザンと初めて会った日と同じ髪型にしたかった。
ーー最後の日ーー
わたしは、支度をしてもらいながら思い出していた。
いつもベッドの中で、使用人達に気を遣われながら寂しく過ごしていた子供の頃。
突然扉から入ってきたわたしと同じ歳くらいの男の子がわたしを見てニッコリと笑った。
「君の名前は?ぼくは、セザン・バーリン」
「……わ、わたしは、ダ、ダリア・パウンダー……です」
「ふうん、ダリアか。分かった!ダリア、一緒に遊ぼう、何をする?ぼくが本を読んであげようか?」
そう言ってセザンが持ってきた本を読んでくれた。
ーー実はその本何回も読んでいたから内容も全て覚えていたのだけど、セザンが一生懸命に読んでくれたので、わたしは嬉しくてすごく楽しそうな顔をしたんだった。
それからは来るたびに本を読んでくれた。
そして少しずつお庭に散歩に連れ出してくれたり、屋敷の中を探検したりするようになった。
いつもセザンが来るのを窓を見ながら待っていた。
でももう待つこともない。
ここ数年屋敷に来ることは無くなった。
わたしは窓から外を見ることすらやめた。
わたしの部屋のカーテンは重く閉じられて、外を見ることはできなくなっている。
ううん、わたしが見ることができなくなった。
ーーー
セザンに初めて会った日のあのドキドキを思い出しながらわたしは馬車に乗った。
寂しくて辛い日もたくさんあった初恋。
バッドが尻尾を振りながらわたしを見送ってくれた。
「お嬢さま、セザン様のお宅には寄られますか?」
「ううん、寄らなくていいわ」
今朝もセザンの家には寄らずにそのまま登校した。
ーーだって朝一発目で振られたら、1日どんな顔して過ごしたらいいかわからないもの。
学園に行くと何故かみんながわたしをチラチラと様子を伺っているのがわかる。
まあ、あれだけ毎日セザンを追いかけ回したのだからみんな知っているわよね。
わたしがもう振られたこと…いや、まだだ。
まだ振られてはいない!
そう、今から振られるんだもの。
◇ ◇ ◇
卒業式でセザンが卒業生代表の挨拶をした。
彼の最後の制服姿をわたしはしっかり目に焼き付けて、彼の声を忘れないようにしっかりと聞き入っていた。
子供の頃の聞き慣れた幼い声から、低い大人の声に変わっていた。当たり前だけど。
いつも優しいぶっきらぼうなセザンの声。
大好きだったセザンの声に何故か涙が止まらない。
横にいたエリーが、「ほら、ハンカチ!」と言ってびしょ濡れになったわたしのハンカチを見て自分のハンカチを貸してくれた。
「……っう、ひっ……っぐ……」
ありがとうも言えずにハンカチを借りた。
「あー、もう、ダリア、鼻水!ほら吹いて!」
エリーが小さな声でわたしの顔を見ながら言った。
「う、うん」
鼻水を拭くと、エリーがポツリと呟いた。
「そのハンカチ返さなくていいから」
ーーうっ、ごめんなさい
卒業式が終わって教室に帰ると、仲間達と最後のお別れの挨拶をした。
夜は卒業パーティーがある。
だからみんなドレスアップするために一旦家に帰る。
わたしは急いで隣のクラスに行った。
教室の中をキョロキョロ見回していると顔見知りの男の子がわたしに近づいてきた。
「あーー、セザンならさっきユリアンって子に呼ばれて出て行ったよ、たぶんあっちの方へ行ったと思う」
わたしがセザンが大好きなことは有名でみんな知っている。だから、とても言いにくそうに気を遣って教えてくれた。
わたしは傷ついていないフリをして
「ありがとう」と微笑んだ。
ーーちゃんと笑えたかな?
セザンが気になって彼が向かったと教えてもらった方へ廊下を歩いて行った。
空き教室にセザンとユリアン様がいた。
わたしは気づかれないようにそっと覗いた。
「セザン、卒業おめでとう。ずっとそばにいてくれてありがとう、寂しくなっちゃうわ」
「ううん、本当はまだ一緒にいてあげたかったけどごめんな」
ーーあ、告白する前に終わった。
どうやって自分の部屋へ戻ったかなんて記憶にない。
部屋に鍵をかけて誰も入れないようにした。
卒業パーティーのために頑張って自分でデザインして作ったお気に入りのドレス。
セザンにプレゼントしたかったペンと時計。
自分で働いたお金で買いたくて、お父様に無理やり頼んでお父様の執務室のお掃除を毎日させてもらって稼いだお小遣いだった。
わたしは全てゴミ箱に捨てた。
セザンが悪いわけではない。
わたしの勝手な片思いなのだから。
分かってる、分かってるのに、ダメだと分かっていたのに、やっぱり二人の姿を見たら辛くて苦しくて、涙がいっぱい出て、止まらなかった。
「お嬢さま、大丈ですか?」
わたし付きのメイド達が心配して扉を叩く。
「お願い、体調が悪いの、一人にしてちょうだい」
なんとか声を振り絞って答えた。
泣き疲れて目が覚めたら、もう卒業パーティーが始まっている時間になっていた。
「ま、告白して断られてたら行けなかったしどっちにしろ不参加だったもの」
自嘲気味に笑った。
ふとベッドの下を見ると、バッドが静かに絨毯で寝ていた。
あまりにも静かすぎて気が付かなかった。
「バッド、居たのね、慰めてはくれないの?」
バッドは声をかけると、いつもならわたしに遊ぼうと来るか舐め回してくるのに、わたしをチラッと見るとまた目を閉じて静かに寝てしまった。
「あなたも一人になりたいのかしら?」
ベッドの横にあるランプの灯りが何故か寂しくてまた涙が出てきた。
ふと思い出して、セザンとの思い出の詰まった箱をクローゼットから取り出すとポツリと呟いた。
「さて、全て焼いてもらおう」
このまま落ち込んでいても仕方ない。
わたしはしわしわになった制服を脱ぎ捨てて私服に着替えた。
部屋を出ると、心配して様子を伺っていた使用人達が急いでそばに来た。
「お嬢さま、やっと出てこられたんですね」
ホッとした顔をしたわたし付きのメイドが
「それは…」
わたしが持っている箱を見つめて聞いてきた。
「うん、焼いて捨てて欲しいの。卒業しないとね」
笑えているかしら?
こうしてわたしの初恋は終わった。
◆ ◆ ◆
え?ハッピーエンドは?
ダリア編は失恋で終わっちゃいました。
次はセザン編です。
ここからセザン、頑張れる?かな
最後の制服を着る。
わたし専属のメイドが聞いてきた。
「お嬢さま、髪型はどうなさいますか?」
「うーん、最後だからまっすぐストレートにして、何もしないで」
わたしがセザンに初めて会った頃は、ベッドの中で過ごしていたので、長い髪をそのまま何もせずにいた。
学園に通い出してからは一つ結んだり三つ編みをしたり編み込みをしたり、シニヨンをしたりと、いつも纏めていることが多かった。
今日はセザンと初めて会った日と同じ髪型にしたかった。
ーー最後の日ーー
わたしは、支度をしてもらいながら思い出していた。
いつもベッドの中で、使用人達に気を遣われながら寂しく過ごしていた子供の頃。
突然扉から入ってきたわたしと同じ歳くらいの男の子がわたしを見てニッコリと笑った。
「君の名前は?ぼくは、セザン・バーリン」
「……わ、わたしは、ダ、ダリア・パウンダー……です」
「ふうん、ダリアか。分かった!ダリア、一緒に遊ぼう、何をする?ぼくが本を読んであげようか?」
そう言ってセザンが持ってきた本を読んでくれた。
ーー実はその本何回も読んでいたから内容も全て覚えていたのだけど、セザンが一生懸命に読んでくれたので、わたしは嬉しくてすごく楽しそうな顔をしたんだった。
それからは来るたびに本を読んでくれた。
そして少しずつお庭に散歩に連れ出してくれたり、屋敷の中を探検したりするようになった。
いつもセザンが来るのを窓を見ながら待っていた。
でももう待つこともない。
ここ数年屋敷に来ることは無くなった。
わたしは窓から外を見ることすらやめた。
わたしの部屋のカーテンは重く閉じられて、外を見ることはできなくなっている。
ううん、わたしが見ることができなくなった。
ーーー
セザンに初めて会った日のあのドキドキを思い出しながらわたしは馬車に乗った。
寂しくて辛い日もたくさんあった初恋。
バッドが尻尾を振りながらわたしを見送ってくれた。
「お嬢さま、セザン様のお宅には寄られますか?」
「ううん、寄らなくていいわ」
今朝もセザンの家には寄らずにそのまま登校した。
ーーだって朝一発目で振られたら、1日どんな顔して過ごしたらいいかわからないもの。
学園に行くと何故かみんながわたしをチラチラと様子を伺っているのがわかる。
まあ、あれだけ毎日セザンを追いかけ回したのだからみんな知っているわよね。
わたしがもう振られたこと…いや、まだだ。
まだ振られてはいない!
そう、今から振られるんだもの。
◇ ◇ ◇
卒業式でセザンが卒業生代表の挨拶をした。
彼の最後の制服姿をわたしはしっかり目に焼き付けて、彼の声を忘れないようにしっかりと聞き入っていた。
子供の頃の聞き慣れた幼い声から、低い大人の声に変わっていた。当たり前だけど。
いつも優しいぶっきらぼうなセザンの声。
大好きだったセザンの声に何故か涙が止まらない。
横にいたエリーが、「ほら、ハンカチ!」と言ってびしょ濡れになったわたしのハンカチを見て自分のハンカチを貸してくれた。
「……っう、ひっ……っぐ……」
ありがとうも言えずにハンカチを借りた。
「あー、もう、ダリア、鼻水!ほら吹いて!」
エリーが小さな声でわたしの顔を見ながら言った。
「う、うん」
鼻水を拭くと、エリーがポツリと呟いた。
「そのハンカチ返さなくていいから」
ーーうっ、ごめんなさい
卒業式が終わって教室に帰ると、仲間達と最後のお別れの挨拶をした。
夜は卒業パーティーがある。
だからみんなドレスアップするために一旦家に帰る。
わたしは急いで隣のクラスに行った。
教室の中をキョロキョロ見回していると顔見知りの男の子がわたしに近づいてきた。
「あーー、セザンならさっきユリアンって子に呼ばれて出て行ったよ、たぶんあっちの方へ行ったと思う」
わたしがセザンが大好きなことは有名でみんな知っている。だから、とても言いにくそうに気を遣って教えてくれた。
わたしは傷ついていないフリをして
「ありがとう」と微笑んだ。
ーーちゃんと笑えたかな?
セザンが気になって彼が向かったと教えてもらった方へ廊下を歩いて行った。
空き教室にセザンとユリアン様がいた。
わたしは気づかれないようにそっと覗いた。
「セザン、卒業おめでとう。ずっとそばにいてくれてありがとう、寂しくなっちゃうわ」
「ううん、本当はまだ一緒にいてあげたかったけどごめんな」
ーーあ、告白する前に終わった。
どうやって自分の部屋へ戻ったかなんて記憶にない。
部屋に鍵をかけて誰も入れないようにした。
卒業パーティーのために頑張って自分でデザインして作ったお気に入りのドレス。
セザンにプレゼントしたかったペンと時計。
自分で働いたお金で買いたくて、お父様に無理やり頼んでお父様の執務室のお掃除を毎日させてもらって稼いだお小遣いだった。
わたしは全てゴミ箱に捨てた。
セザンが悪いわけではない。
わたしの勝手な片思いなのだから。
分かってる、分かってるのに、ダメだと分かっていたのに、やっぱり二人の姿を見たら辛くて苦しくて、涙がいっぱい出て、止まらなかった。
「お嬢さま、大丈ですか?」
わたし付きのメイド達が心配して扉を叩く。
「お願い、体調が悪いの、一人にしてちょうだい」
なんとか声を振り絞って答えた。
泣き疲れて目が覚めたら、もう卒業パーティーが始まっている時間になっていた。
「ま、告白して断られてたら行けなかったしどっちにしろ不参加だったもの」
自嘲気味に笑った。
ふとベッドの下を見ると、バッドが静かに絨毯で寝ていた。
あまりにも静かすぎて気が付かなかった。
「バッド、居たのね、慰めてはくれないの?」
バッドは声をかけると、いつもならわたしに遊ぼうと来るか舐め回してくるのに、わたしをチラッと見るとまた目を閉じて静かに寝てしまった。
「あなたも一人になりたいのかしら?」
ベッドの横にあるランプの灯りが何故か寂しくてまた涙が出てきた。
ふと思い出して、セザンとの思い出の詰まった箱をクローゼットから取り出すとポツリと呟いた。
「さて、全て焼いてもらおう」
このまま落ち込んでいても仕方ない。
わたしはしわしわになった制服を脱ぎ捨てて私服に着替えた。
部屋を出ると、心配して様子を伺っていた使用人達が急いでそばに来た。
「お嬢さま、やっと出てこられたんですね」
ホッとした顔をしたわたし付きのメイドが
「それは…」
わたしが持っている箱を見つめて聞いてきた。
「うん、焼いて捨てて欲しいの。卒業しないとね」
笑えているかしら?
こうしてわたしの初恋は終わった。
◆ ◆ ◆
え?ハッピーエンドは?
ダリア編は失恋で終わっちゃいました。
次はセザン編です。
ここからセザン、頑張れる?かな
312
あなたにおすすめの小説
嫌われたと思って離れたのに
ラム猫
恋愛
私は、婚約者のカイルに嫌われたと思った。冷たくそっけなく、近づくたびに避けられる日々。
距離を置くことを選び、留学の準備も進めて心を落ち着かせようとするけれど——。
余命わずかな私は、好きな人に愛を伝えて素っ気なくあしらわれる日々を楽しんでいる
ラム猫
恋愛
王城の図書室で働くルーナは、見た目には全く分からない特殊な病により、余命わずかであった。悲観はせず、彼女はかねてより憧れていた冷徹な第一騎士団長アシェンに毎日愛を告白し、彼の困惑した反応を見ることを最後の人生の楽しみとする。アシェンは一貫してそっけない態度を取り続けるが、ルーナのひたむきな告白は、彼の無関心だった心に少しずつ波紋を広げていった。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも同じ作品を投稿しています
※全十七話で完結の予定でしたが、勝手ながら二話ほど追加させていただきます。公開は同時に行うので、完結予定日は変わりません。本編は十五話まで、その後は番外編になります。
顔も知らない旦那様に間違えて手紙を送ったら、溺愛が返ってきました
ラム猫
恋愛
セシリアは、政略結婚でアシュレイ・ハンベルク侯爵に嫁いで三年になる。しかし夫であるアシュレイは稀代の軍略家として戦争で前線に立ち続けており、二人は一度も顔を合わせたことがなかった。セシリアは孤独な日々を送り、周囲からは「忘れられた花嫁」として扱われていた。
ある日、セシリアは親友宛てに夫への不満と愚痴を書き連ねた手紙を、誤ってアシュレイ侯爵本人宛てで送ってしまう。とんでもない過ちを犯したと震えるセシリアの元へ、数週間後、夫から返信が届いた。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
※全部で四話になります。
その結婚は、白紙にしましょう
香月まと
恋愛
リュミエール王国が姫、ミレナシア。
彼女はずっとずっと、王国騎士団の若き団長、カインのことを想っていた。
念願叶って結婚の話が決定した、その夕方のこと。
浮かれる姫を前にして、カインの口から出た言葉は「白い結婚にとさせて頂きたい」
身分とか立場とか何とか話しているが、姫は急速にその声が遠くなっていくのを感じる。
けれど、他でもない憧れの人からの嘆願だ。姫はにっこりと笑った。
「分かりました。その提案を、受け入れ──」
全然受け入れられませんけど!?
形だけの結婚を了承しつつも、心で号泣してる姫。
武骨で不器用な王国騎士団長。
二人を中心に巻き起こった、割と短い期間のお話。
結婚式の晩、「すまないが君を愛することはできない」と旦那様は言った。
雨野六月(旧アカウント)
恋愛
「俺には愛する人がいるんだ。両親がどうしてもというので仕方なく君と結婚したが、君を愛することはできないし、床を交わす気にもなれない。どうか了承してほしい」
結婚式の晩、新妻クロエが夫ロバートから要求されたのは、お飾りの妻になることだった。
「君さえ黙っていれば、なにもかも丸くおさまる」と諭されて、クロエはそれを受け入れる。そして――
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
一年だけの夫婦でも私は幸せでした。
クロユキ
恋愛
騎士のブライドと結婚をしたフローズンは夫がまだ婚約者だった姉を今でも想っている事を知っていた。
フローズンとブライドは政略結婚で結婚式当日にブライドの婚約者だった姉が姿を消してしまった。
フローズンは姉が戻るまでの一年の夫婦の生活が始まった。
更新が不定期です。誤字脱字がありますが宜しくお願いします。
王太子殿下が好きすぎてつきまとっていたら嫌われてしまったようなので、聖女もいることだし悪役令嬢の私は退散することにしました。
みゅー
恋愛
王太子殿下が好きすぎるキャロライン。好きだけど嫌われたくはない。そんな彼女の日課は、王太子殿下を見つめること。
いつも王太子殿下の行く先々に出没して王太子殿下を見つめていたが、ついにそんな生活が終わるときが来る。
聖女が現れたのだ。そして、さらにショックなことに、自分が乙女ゲームの世界に転生していてそこで悪役令嬢だったことを思い出す。
王太子殿下に嫌われたくはないキャロラインは、王太子殿下の前から姿を消すことにした。そんなお話です。
ちょっと切ないお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる