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二度目の人生にあなたは要らない。離縁しましょう。
【32】
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セデンはマリーンさんを捕まえて一度城へと帰って行った。それからしばらく連絡はなかった。
かなり忙しかったのだと思う。
次に会いにきたのは、ひと月後だった。
お腹は少し膨らんでわたしはオーグと二人仲良く暮らし始めて生活にも慣れてきた頃。
「遅くなってすまなかった」
オーグとわたしが隣同士に座り、前に一人でセデンが座った。
一国の王太子殿下がこんな小屋にいるのもなんだか変な話だわ。なんて他人事のように思いながらセデンを見ていた。
「イリアナ……改めてお詫びを言わせて欲しい……君を蔑ろにしてしまいすまなかった」
「あ、あの……セデン……巻き戻る前のことなんですが……あれはあなたが第二妃としてアイリーン様を迎えられていたので考えてみたら浮気ではなく寵愛がただ彼女へと移っただけだったと思うの。今回のこともアイリーン様は確かに周りを洗脳していたのかもしれないけど、わたし自身は特に被害はなかったわ。あなただってアイリーン様と結婚はしていないから浮気はしていないもの……ただ、わたしがあの城からもう出たかっただけ」
「イリアナが悪いことなんて何もない!俺が…弱かったんだ……アイリーンの魔法に洗脳されていたとはいえ……君を蔑ろにした……俺は君にあんなところを何度も見せつけた」
「あれはちょっとどうかとさすがに思うわ?だって愛し合う姿なんて二人で勝手にしてちょうだいって今なら思うもの……でも終わったこと……巻き戻ってもなかったことにはならないと思うの」
「そうだな……」
セデンはガクッと項垂れて顔を上げようとしない。
「セデン、俺も色々と間違えてしまった。だからお前に何か言うことはもうない。手紙でやりとりした通り、マリーンのことは俺が責任を持って監視する、妖精達も黒魔法の使えないマリーンならリンデの森に暮らしてもいいと言っている。もちろん妖精達の厳しい監視付きだから悪いことはできない。
イリアナが俺と暮らしたいのなら俺は孫と共にここで暮らそうと思う。
一国の王子ならば問題があるかもしれないが王女だから後継争いに巻き込まれることはないだろう」
「王女……?まだ生まれていないのに?」
「お腹の中で柔らかい温かい光が見える。イリアナと同じだ……セデン、お前はまだ若い。新しい妃を娶り、世継ぎを作ればいい」
「セデン、わたしはオーグの娘、マルワ国の王女ではなかったの。聖女でも王女でもないわたしにはなんの価値もない……お母様からは何度も謝罪の手紙が来たけど向こうのお父様はわたしには会いたくないとの手紙が来たわ……仲良く暮らすお二人の邪魔をして波風なんて立てたくない。
わたしは王女として名だけは残るけどそれだけ。今更王女ではないと言えばお母様の醜聞になってしまうから、何も言わずこのまま彼らの前からは去るつもりなの」
「俺は君が王女だから愛していたわけではない……ここで幼い頃君と出会った……その時から君が好きだったんだ。それで君を妃にと求めた」
「わたしその幼い頃に出会ったこと、全く覚えていないの」
「毎回俺の記憶を消されていたからね」
「そうらしいわね……それでも、あなたに恋をしたわ……ずっとあなたからの愛を信じていた…アイリーン様を愛し始めているのがわかっていても……でもね、結局耐えることができなかった……巻き戻ってからあなたに避けられて会えない日々、不思議に寂しいとかなんとしても会わなきゃと思わなかったの」
「そうなんだ……」
「離縁しましょう」
「……………」
セデンは顔を歪めて首を振る。
「セデン……離縁してください」
「……い、嫌だ………………わかってるんだ…もう無理だって」
「ごめんなさい……お腹の赤ちゃんはあなたの子供でもあることはわかっているの………二人は親子なんだから会うことは反対しないわ……この子が大きくなって、たまにしか会えなくても、この子があなたを父親として必要になった時……あなたに新しい家族がいても父親として求められたら答えてあげて欲しいの」
わたしがお父様へ甘えられなかった。その時の辛い思いを思い出した。
オーグがいてくれたからわたしは生きて来れた。オーグが父親だと知ってとても嬉しかった。
もうそれ以外の親の愛は要らないと思えるほど。
「君との離縁は国と国との問題でもあるから俺の一存では決められないが、離縁を前提に話し合うつもりだ」
「ありがとう……セデン」
✴︎✴︎ ✴︎✴︎ ✴︎✴︎ ✴︎✴︎ ✴︎✴︎
「おかあしゃま!おはな!」
花を両手に持って走って駆け寄ろうとする娘に思わず叫ぶ。
「あぶない!」
ポテっと転んで動かない。
「ユリア?」
思わず駆け寄り抱き起こそうとしたら、顔をいきなりあげて「えへへっ」と笑った。
「もう!手に何か持ってる時に走ったらあぶないわ!怪我をしたらどうするの?」
「おかあしゃまが治してくれる!」
「そうではないの!怪我をしないようにしてちょうだい」
「おっ、また、怒られているのか?」
オーグが後ろから声をかけてきた。
「おーぐ、だっこぉ!」
花が転んでぐしゃぐしゃ、服も泥だらけ、顔も泥で汚れているのにオーグは躊躇わずにユリアを抱き起こした。
「おーぐのおひげ」
ユリアは抱っこされると汚れている手のことなんかお構いなくオーグの顔をべたべたと触り始めた。
オーグはニコニコ笑いながら「怪我は?」と聞いている。
「いたくない!ユリア、なかないもん」
「そうか……マリーンがクッキーを焼いて待ってる、小屋に帰ろう」
「うん!ようせいさんたちも、くっきー、たべる?」
キラキラとユリアの周りが光り始めた。
妖精達はいつもユリアのそばにいる。
ユリアは妖精の愛し子。生まれた時に祝福を受け妖精達に見守られて育った。
今は4人でリンデの森で暮らしている。
でもいずれユリアもたくさんの人たちの中で暮らしていかなければいけない。
森の中だけで生きることになれば私たちが死んだ後一人になってしまう。
いくら妖精達がいても人間が一人で一生を過ごすのはあまりにも酷だ。
もうすぐ3歳になるユリア。
ユリアが11歳になったらセデンのもとで暮らすことになる。
ユリアはセデンの娘として王女として認められている。
新しい妃や義弟達ともたまに交流する日々を送ることになった。
ユリアには新しい未来が待っている。わたしはそれまでそばでユリアを大切に慈しみ育てる、いつかわたしの元から巣立つその時まで。
ユリアが11歳になりセデンのもとへ旅立った。
「イリアナ……俺と結婚してくれないか」
実は……わたしがリンデの森で暮らし始めてからリンデの森の入り口の近くに家を建てて暮らし始めた男性がいる。
「レン……何度も断ってるでしょう?」
「俺はもう側近ではないし、殿下にも伝えてある。俺は君だけを愛しているんだ」
レンはセデンの側近を辞めて、この辺りの土地を買い、今は領主として過ごしている。
領民達と共に汗をかき大地と共に生きるレン。最初は驚いていたけど彼は本気で何度もわたしに求婚してきた。
巻き戻ってからセデンと交流するよりもレンと会うことが多かった。レンの為人もわかっている。
生真面目で融通が利かない。
だけどとても誠実な人。
セデンへの恋心は巻き戻る前の、わたしが死ぬ直前消えてしまった。巻き戻ってからは以前の出来事に対して感情をうまく解消できずにいたけど、リンデの森で過ごす間に心の整理ができた。
セデンの再婚も快く祝福することができた。
オーグやマリーンさん、そしてレンがそばにいてくれたからわたしはユリアを大切に育てることができた。そしてユリアを新しい世界へ旅立たせることができた。
「イリアナ、愛してるんだ。君に他に好きな人がいるならば諦める。だけど、もし少しでも可能性があるのなら俺はずっと諦めない」
レンの誠実なところが……本当は…好き。優しいところも好き。
そろそろ自分の幸せを願ってもいいかな?
“イリアナ、すなおに!”
“ユリアはよろこぶ”
“しあわせ、しあわせ”
妖精達が優しく話しかけてきた。
「レン……あなたを好きでいていい?あなたを愛してもいい?」
「当たり前だ。俺はあなたにずっと惹かれてる。絶対幸せにする」
「レン、わたしと結婚してください」
終
◆ ◆ ◆
読んでいただきありがとうございました。
この話を書いている間、夏風邪で寝込んだり、プライベートでも忙し過ぎて書くことが出来ずにいました。
頭の中では次はこう書こうとか、たくさん浮かんでくるのに文字にする暇すらなくて……
更新がまばらで決まった時間に間に合わない日々、それでも読んでくださった皆様ありがとうございました。
もう少しの間、プライベートが忙しく落ち着かない日々が続きます。
またゆっくりといつものペースに戻るまでのんびり更新が続きますが、よろしくお願いします。
かなり忙しかったのだと思う。
次に会いにきたのは、ひと月後だった。
お腹は少し膨らんでわたしはオーグと二人仲良く暮らし始めて生活にも慣れてきた頃。
「遅くなってすまなかった」
オーグとわたしが隣同士に座り、前に一人でセデンが座った。
一国の王太子殿下がこんな小屋にいるのもなんだか変な話だわ。なんて他人事のように思いながらセデンを見ていた。
「イリアナ……改めてお詫びを言わせて欲しい……君を蔑ろにしてしまいすまなかった」
「あ、あの……セデン……巻き戻る前のことなんですが……あれはあなたが第二妃としてアイリーン様を迎えられていたので考えてみたら浮気ではなく寵愛がただ彼女へと移っただけだったと思うの。今回のこともアイリーン様は確かに周りを洗脳していたのかもしれないけど、わたし自身は特に被害はなかったわ。あなただってアイリーン様と結婚はしていないから浮気はしていないもの……ただ、わたしがあの城からもう出たかっただけ」
「イリアナが悪いことなんて何もない!俺が…弱かったんだ……アイリーンの魔法に洗脳されていたとはいえ……君を蔑ろにした……俺は君にあんなところを何度も見せつけた」
「あれはちょっとどうかとさすがに思うわ?だって愛し合う姿なんて二人で勝手にしてちょうだいって今なら思うもの……でも終わったこと……巻き戻ってもなかったことにはならないと思うの」
「そうだな……」
セデンはガクッと項垂れて顔を上げようとしない。
「セデン、俺も色々と間違えてしまった。だからお前に何か言うことはもうない。手紙でやりとりした通り、マリーンのことは俺が責任を持って監視する、妖精達も黒魔法の使えないマリーンならリンデの森に暮らしてもいいと言っている。もちろん妖精達の厳しい監視付きだから悪いことはできない。
イリアナが俺と暮らしたいのなら俺は孫と共にここで暮らそうと思う。
一国の王子ならば問題があるかもしれないが王女だから後継争いに巻き込まれることはないだろう」
「王女……?まだ生まれていないのに?」
「お腹の中で柔らかい温かい光が見える。イリアナと同じだ……セデン、お前はまだ若い。新しい妃を娶り、世継ぎを作ればいい」
「セデン、わたしはオーグの娘、マルワ国の王女ではなかったの。聖女でも王女でもないわたしにはなんの価値もない……お母様からは何度も謝罪の手紙が来たけど向こうのお父様はわたしには会いたくないとの手紙が来たわ……仲良く暮らすお二人の邪魔をして波風なんて立てたくない。
わたしは王女として名だけは残るけどそれだけ。今更王女ではないと言えばお母様の醜聞になってしまうから、何も言わずこのまま彼らの前からは去るつもりなの」
「俺は君が王女だから愛していたわけではない……ここで幼い頃君と出会った……その時から君が好きだったんだ。それで君を妃にと求めた」
「わたしその幼い頃に出会ったこと、全く覚えていないの」
「毎回俺の記憶を消されていたからね」
「そうらしいわね……それでも、あなたに恋をしたわ……ずっとあなたからの愛を信じていた…アイリーン様を愛し始めているのがわかっていても……でもね、結局耐えることができなかった……巻き戻ってからあなたに避けられて会えない日々、不思議に寂しいとかなんとしても会わなきゃと思わなかったの」
「そうなんだ……」
「離縁しましょう」
「……………」
セデンは顔を歪めて首を振る。
「セデン……離縁してください」
「……い、嫌だ………………わかってるんだ…もう無理だって」
「ごめんなさい……お腹の赤ちゃんはあなたの子供でもあることはわかっているの………二人は親子なんだから会うことは反対しないわ……この子が大きくなって、たまにしか会えなくても、この子があなたを父親として必要になった時……あなたに新しい家族がいても父親として求められたら答えてあげて欲しいの」
わたしがお父様へ甘えられなかった。その時の辛い思いを思い出した。
オーグがいてくれたからわたしは生きて来れた。オーグが父親だと知ってとても嬉しかった。
もうそれ以外の親の愛は要らないと思えるほど。
「君との離縁は国と国との問題でもあるから俺の一存では決められないが、離縁を前提に話し合うつもりだ」
「ありがとう……セデン」
✴︎✴︎ ✴︎✴︎ ✴︎✴︎ ✴︎✴︎ ✴︎✴︎
「おかあしゃま!おはな!」
花を両手に持って走って駆け寄ろうとする娘に思わず叫ぶ。
「あぶない!」
ポテっと転んで動かない。
「ユリア?」
思わず駆け寄り抱き起こそうとしたら、顔をいきなりあげて「えへへっ」と笑った。
「もう!手に何か持ってる時に走ったらあぶないわ!怪我をしたらどうするの?」
「おかあしゃまが治してくれる!」
「そうではないの!怪我をしないようにしてちょうだい」
「おっ、また、怒られているのか?」
オーグが後ろから声をかけてきた。
「おーぐ、だっこぉ!」
花が転んでぐしゃぐしゃ、服も泥だらけ、顔も泥で汚れているのにオーグは躊躇わずにユリアを抱き起こした。
「おーぐのおひげ」
ユリアは抱っこされると汚れている手のことなんかお構いなくオーグの顔をべたべたと触り始めた。
オーグはニコニコ笑いながら「怪我は?」と聞いている。
「いたくない!ユリア、なかないもん」
「そうか……マリーンがクッキーを焼いて待ってる、小屋に帰ろう」
「うん!ようせいさんたちも、くっきー、たべる?」
キラキラとユリアの周りが光り始めた。
妖精達はいつもユリアのそばにいる。
ユリアは妖精の愛し子。生まれた時に祝福を受け妖精達に見守られて育った。
今は4人でリンデの森で暮らしている。
でもいずれユリアもたくさんの人たちの中で暮らしていかなければいけない。
森の中だけで生きることになれば私たちが死んだ後一人になってしまう。
いくら妖精達がいても人間が一人で一生を過ごすのはあまりにも酷だ。
もうすぐ3歳になるユリア。
ユリアが11歳になったらセデンのもとで暮らすことになる。
ユリアはセデンの娘として王女として認められている。
新しい妃や義弟達ともたまに交流する日々を送ることになった。
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「イリアナ……俺と結婚してくれないか」
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「レン……何度も断ってるでしょう?」
「俺はもう側近ではないし、殿下にも伝えてある。俺は君だけを愛しているんだ」
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だけどとても誠実な人。
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セデンの再婚も快く祝福することができた。
オーグやマリーンさん、そしてレンがそばにいてくれたからわたしはユリアを大切に育てることができた。そしてユリアを新しい世界へ旅立たせることができた。
「イリアナ、愛してるんだ。君に他に好きな人がいるならば諦める。だけど、もし少しでも可能性があるのなら俺はずっと諦めない」
レンの誠実なところが……本当は…好き。優しいところも好き。
そろそろ自分の幸せを願ってもいいかな?
“イリアナ、すなおに!”
“ユリアはよろこぶ”
“しあわせ、しあわせ”
妖精達が優しく話しかけてきた。
「レン……あなたを好きでいていい?あなたを愛してもいい?」
「当たり前だ。俺はあなたにずっと惹かれてる。絶対幸せにする」
「レン、わたしと結婚してください」
終
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読んでいただきありがとうございました。
この話を書いている間、夏風邪で寝込んだり、プライベートでも忙し過ぎて書くことが出来ずにいました。
頭の中では次はこう書こうとか、たくさん浮かんでくるのに文字にする暇すらなくて……
更新がまばらで決まった時間に間に合わない日々、それでも読んでくださった皆様ありがとうございました。
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