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お花畑のリーリエ様⑧
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シエルを捕まえてお願いをしたの。
「シエルの男爵家でお茶会があるらしいの。クラスメイトの子達が話していたのよ?
シエルのところのお茶会はとても人気があると聞いたの。是非行ってみたいわ」
シエルが驚いて何か考え込んでいるので
「わたしシエルのお母様とお話ししてみたいわ。素敵な方なのでしょう?」
甘えた声でシエルに頼んでみた。
周りにいた他の護衛騎士も「断るなよ」「リーリエ様の頼みなんだ。聞いてやれ」と言ってくれた。
ついでにお母様にも「リーリエを連れて行ってもらえないかしら?」と頼んでもらっているの。
もうシエルは逃げられないはずよ!
「母に聞いてみますのでお待ちください」
と答える。
「ありがとう、ドレスは何を着ていこうかしら?シエルはどんなドレスが好みなの?」
「リーリエ様は可愛らしいので何を着てもお似合いになると思います」
「シエルったら可愛いなんて!嬉しいわ」
ーーふふふ、シエルの屋敷ってどんな感じなのかしら?庭園もとても楽しみ。
彼のお母様ってやっぱりお綺麗なのかしら?
ドレスどうしようかしら?この前シエルに選んでもらったのにしようか……それとも……やっぱり新しいのを買ってもらおう。
ーーーーーー
お茶会の当日シエルは息子としてではなくわたしの護衛騎士としてお茶会に参加した。
遠くにライナの姿が見えたわ。
なぜかライナはシエルのことは見向きもしないでわたしのところに来た。
「リーリエ様お久しぶりでございます」
と笑顔を向け挨拶をしてきたわ。
わたしは「お久しぶりね」とだけ言った。
ライナのことなど興味すらないように。
「……なんでいるのよ、せっかくいい気分だったのに……」
ライナの顔を見るだけで楽しかった気分もそこに落ちてしまった。
ライナはシエルの両親に挨拶をしてシエルのお母様の隣の席に座った。
ーー何よ!婚約者だからって何澄まして座っているのよ!
イライラしながらお茶をいただいた。音を立てたけど気にしないわ、わたしと変わらない年頃の子がいるんだもの。作法なんて関係ないわ。
そう思っていたのに……周りの同級生にクスッと笑った。
ーーな、なんで笑われないといけないの?
わたしの護衛騎士はそんな令嬢達に腹を立てているのがわかった。でもシエルは興味なさそう。
シエルの実家のお茶会なのに……わたしのこと守ってくれないの?
チラッとライナを見るとシエルのお母様の隣に柔かな笑顔で座っていた。
なんだかムカつくわ、ライナのところに行って話をしに行きたいわ。
そう思ってシエルに伝えた。
シエルは眉を顰めたけど「わかりました」と言ってわたしをライナのところへ連れて行ってくれたの。
「ライナはどうしてここにいるの?シエルとはどういう関係?たかが使用人ごときが貴族のお茶会に来るなんて恥ずかしくないの?」
「リーリエ様、わたしとシエルは幼馴染なのです。そしてわたしは元使用人ではありますが、パシェード男爵の娘でもあります」
ーーふうん、婚約者とは言わないのね。
「ふうんそうなの」
ライナの話を聞いても興味すら湧かなくて自分の髪の毛を指でくるくると巻きつけて遊んでいた。
シエルがわたしのそばに来ると優しい声でわたしに話しかけた。
「リーリエ様、そんなところに立っていたら疲れるでしょう?母上の隣に是非お座りください」
ーーふふ、婚約者よりわたしを選んでくれたのね。
なのにライナはシエルの言葉を無視してシエルのお母様と話をしているの、シエルのことを無視するの?
「おば様、今日の紅茶の味は如何でした?」
「ライナのお勧めに間違いはないわ」
シエルのお母様までもシエルの言葉を耳にしているのにライナと同じように無視して二人だけで話しているわ。息子の働いている伯爵家のお嬢様であるわたしを無視するなんて!
二人で話している姿にイライラして我慢できなくなった。
「ライナ、いい加減にしろ。その席をリーリエ様に譲るんだ、そこを退け!」
ライナの頭の上でシエルは怒った。
「ライナ、シエルの言うことを聞いてちょうだい。使用人ごときが座る席ではないわ」
わたしもうるうると涙をためてライナに諭すように言った。
「シエル、リーリエお嬢様を連れて元の席にお戻りなさい」
シエルのお母様がシエルに言った。
周りのお客様は黙って見ていた。
「し、しかし、リーリエ様は母上と話しをしてみたいと言っています。是非リーリエ様を隣の席に座らせてください。あの席ではお可哀想です」
先程のクラスメイトの態度を思い出した。
わたしを馬鹿にした態度、ほんと失礼しちゃうわ!
「あの席に何か問題があるのかしら?同じ学校の同じ年頃の方達よ?」
「リーリエ様はとても繊細なんです。あの子達はとても性格が悪くリーリエ様に対して冷たい態度を取るのです」
ーーシエルがわたしを庇ってくれたわ!
「シエルは優しいから見ていられないみたいなのです」
悲しそうに呟いたの。
「あの子達は性格が悪く冷たい態度を取る?そう……皆様のお子様のことをうちの息子がとても失礼なことを言って申し訳ございません」
シエル様のお母様は席を立ちまわりに座っている夫人たちに頭を深々と下げた。
「母上?」
シエルは彼のお母様の行動に驚いていた。まさかシエルのことを庇わないなんて思ってもみなかったみたい。
「貴方の言ったあの子達とはここにいるお客様のお嬢様達よ。わたしが見ている時は我儘を言ってまわりを振り回していたのはそこにいる貴方のお嬢様だったわ。冷たい態度も無視もしていなかったわ」
まわりの人達は何も言わずに静観しているようだった。
「ひ、酷いわ。わたしは我儘なんて言わない。シエルわたしこんなお茶会嫌だわ、帰りたい」
ーーどうしてわたしが悪者されるの?みんなの冷たい視線はなぜなのか分からないわ。
「申し訳ございませんリーリエ様。すぐにお暇しましょう」
そう言うとシエルはライナ睨みつけてわたしを連れて去った。
ーーえ?どうして?わたしは楽しいお茶会に参加したかったのに……これも全てライナのせいなのね?
「シエルの男爵家でお茶会があるらしいの。クラスメイトの子達が話していたのよ?
シエルのところのお茶会はとても人気があると聞いたの。是非行ってみたいわ」
シエルが驚いて何か考え込んでいるので
「わたしシエルのお母様とお話ししてみたいわ。素敵な方なのでしょう?」
甘えた声でシエルに頼んでみた。
周りにいた他の護衛騎士も「断るなよ」「リーリエ様の頼みなんだ。聞いてやれ」と言ってくれた。
ついでにお母様にも「リーリエを連れて行ってもらえないかしら?」と頼んでもらっているの。
もうシエルは逃げられないはずよ!
「母に聞いてみますのでお待ちください」
と答える。
「ありがとう、ドレスは何を着ていこうかしら?シエルはどんなドレスが好みなの?」
「リーリエ様は可愛らしいので何を着てもお似合いになると思います」
「シエルったら可愛いなんて!嬉しいわ」
ーーふふふ、シエルの屋敷ってどんな感じなのかしら?庭園もとても楽しみ。
彼のお母様ってやっぱりお綺麗なのかしら?
ドレスどうしようかしら?この前シエルに選んでもらったのにしようか……それとも……やっぱり新しいのを買ってもらおう。
ーーーーーー
お茶会の当日シエルは息子としてではなくわたしの護衛騎士としてお茶会に参加した。
遠くにライナの姿が見えたわ。
なぜかライナはシエルのことは見向きもしないでわたしのところに来た。
「リーリエ様お久しぶりでございます」
と笑顔を向け挨拶をしてきたわ。
わたしは「お久しぶりね」とだけ言った。
ライナのことなど興味すらないように。
「……なんでいるのよ、せっかくいい気分だったのに……」
ライナの顔を見るだけで楽しかった気分もそこに落ちてしまった。
ライナはシエルの両親に挨拶をしてシエルのお母様の隣の席に座った。
ーー何よ!婚約者だからって何澄まして座っているのよ!
イライラしながらお茶をいただいた。音を立てたけど気にしないわ、わたしと変わらない年頃の子がいるんだもの。作法なんて関係ないわ。
そう思っていたのに……周りの同級生にクスッと笑った。
ーーな、なんで笑われないといけないの?
わたしの護衛騎士はそんな令嬢達に腹を立てているのがわかった。でもシエルは興味なさそう。
シエルの実家のお茶会なのに……わたしのこと守ってくれないの?
チラッとライナを見るとシエルのお母様の隣に柔かな笑顔で座っていた。
なんだかムカつくわ、ライナのところに行って話をしに行きたいわ。
そう思ってシエルに伝えた。
シエルは眉を顰めたけど「わかりました」と言ってわたしをライナのところへ連れて行ってくれたの。
「ライナはどうしてここにいるの?シエルとはどういう関係?たかが使用人ごときが貴族のお茶会に来るなんて恥ずかしくないの?」
「リーリエ様、わたしとシエルは幼馴染なのです。そしてわたしは元使用人ではありますが、パシェード男爵の娘でもあります」
ーーふうん、婚約者とは言わないのね。
「ふうんそうなの」
ライナの話を聞いても興味すら湧かなくて自分の髪の毛を指でくるくると巻きつけて遊んでいた。
シエルがわたしのそばに来ると優しい声でわたしに話しかけた。
「リーリエ様、そんなところに立っていたら疲れるでしょう?母上の隣に是非お座りください」
ーーふふ、婚約者よりわたしを選んでくれたのね。
なのにライナはシエルの言葉を無視してシエルのお母様と話をしているの、シエルのことを無視するの?
「おば様、今日の紅茶の味は如何でした?」
「ライナのお勧めに間違いはないわ」
シエルのお母様までもシエルの言葉を耳にしているのにライナと同じように無視して二人だけで話しているわ。息子の働いている伯爵家のお嬢様であるわたしを無視するなんて!
二人で話している姿にイライラして我慢できなくなった。
「ライナ、いい加減にしろ。その席をリーリエ様に譲るんだ、そこを退け!」
ライナの頭の上でシエルは怒った。
「ライナ、シエルの言うことを聞いてちょうだい。使用人ごときが座る席ではないわ」
わたしもうるうると涙をためてライナに諭すように言った。
「シエル、リーリエお嬢様を連れて元の席にお戻りなさい」
シエルのお母様がシエルに言った。
周りのお客様は黙って見ていた。
「し、しかし、リーリエ様は母上と話しをしてみたいと言っています。是非リーリエ様を隣の席に座らせてください。あの席ではお可哀想です」
先程のクラスメイトの態度を思い出した。
わたしを馬鹿にした態度、ほんと失礼しちゃうわ!
「あの席に何か問題があるのかしら?同じ学校の同じ年頃の方達よ?」
「リーリエ様はとても繊細なんです。あの子達はとても性格が悪くリーリエ様に対して冷たい態度を取るのです」
ーーシエルがわたしを庇ってくれたわ!
「シエルは優しいから見ていられないみたいなのです」
悲しそうに呟いたの。
「あの子達は性格が悪く冷たい態度を取る?そう……皆様のお子様のことをうちの息子がとても失礼なことを言って申し訳ございません」
シエル様のお母様は席を立ちまわりに座っている夫人たちに頭を深々と下げた。
「母上?」
シエルは彼のお母様の行動に驚いていた。まさかシエルのことを庇わないなんて思ってもみなかったみたい。
「貴方の言ったあの子達とはここにいるお客様のお嬢様達よ。わたしが見ている時は我儘を言ってまわりを振り回していたのはそこにいる貴方のお嬢様だったわ。冷たい態度も無視もしていなかったわ」
まわりの人達は何も言わずに静観しているようだった。
「ひ、酷いわ。わたしは我儘なんて言わない。シエルわたしこんなお茶会嫌だわ、帰りたい」
ーーどうしてわたしが悪者されるの?みんなの冷たい視線はなぜなのか分からないわ。
「申し訳ございませんリーリエ様。すぐにお暇しましょう」
そう言うとシエルはライナ睨みつけてわたしを連れて去った。
ーーえ?どうして?わたしは楽しいお茶会に参加したかったのに……これも全てライナのせいなのね?
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