【完結】二度目の恋はもう諦めたくない。

たろ

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ったく、疲れるわ。

 スティーブ様との再会は無難に終わった。

 始終お父様が話をしてわたしとスティーブ様は静かに座ってお茶を飲んで彼は帰って行った。一体何だったんだろう。この三年間避けまくったのに目の前で当たり前のようにお茶を飲んでいる彼を見て心の中でため息を漏らす。
 入学式の前に、スティーブ様の公爵家にご挨拶に伺うとおじ様もおば様も温かく迎えてくれた。

 そして久しぶりに会ったエディ様は12歳。背も伸びて顔立ちも幼さから少しだけ幼さがなくなり大人へと成長しているので驚いた。

「セレン!久しぶりだね?」
「ええ、エディ様も背が伸びましたね」
「うん、もうセレンを抜いたよ、ほら」

 わたしの目よりもセレン様の目の位置の方が高い。
「ふふ、じゃあもう虫取りはーー」

「もちろん卒業したよ。今はちゃんと兄上の手伝いができるように勉強を始めたんだ」

「そう……寂しくなっちゃったわ。エディ様が大人になっていくの」

「君だって、可愛かったのに今ではみんなが振り返るほど美しくなって、ぼく驚いたよ。これは学院に入ったら大変なことになるね」
 エディ様はにっと笑った。

 ーーうん、大変って何?

 わたしは穏やかに3年間を過ごす予定なのだけど。

 その後はスティーブ様がやはりわたしの前に現れた。
 だけど嫌味を言うわけでもなく話しかけてくるわけでもなく静かな時が流れた。

 ーーああ、はやく家に帰りたい。
 何か言われるのもとっても嫌だけど、何も声をかけられないのも耐えられない。

 お茶を飲み終わるとわたしは優雅に席を立ち、スティーブ様に「本日はお招きいただきありがとうございました。ではこれで失礼致します」とさっさとお別れの挨拶をした。

ーーつ、疲れた。

これから婚約者としてあの屋敷に通う度今度は無言地獄が始まるのかしら?





◆ ◆ ◆

短くてすみません。
次は夕方ごろ。

結婚まではとにかく早めの更新で頑張ります!

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