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新しい生活。
結婚して一年。
予定通り離縁した。
マリアナが用意してくれた王都の外れの場所にある小さな屋敷。
わたしが一人で暮らしていく。
離縁にあたり公爵家から思った以上のお金を頂いた。わたしの一年分の仕事に対する報酬。
数年は遊んで暮らせる。
そしてもう一つ。
サリーが最後に渡してくれたブルースターの花束。そこにはかすみ草も入っていた。
そしてサリーからの一言。
「ぜひ花言葉を調べてください。………わたしからではありませんでした」
それ以上は何も言おうとしなかった。だけどサリーは必死でわたしに何かを訴えていた。
「わかったわ、でも貴女が活けてくれた花がとてもわたしにとって癒されていたのは事実なの。サリー、1年間ありがとう」
エディ様からの手紙もサリーからの言葉も今日は手をつける気にならず、一人屋敷でのんびりと過ごした。
マリアナが手配してくれたメイドと使用人。
住み込みで数人が働いてくれることになっている。
だけどそれは来週から。六日ほどこの屋敷はわたし一人。マリアナに「六日間は我が家においで」と言われたが、やんわりとお断りした。
誰にも迷惑をかけず一人で生きていく。
でも……少しだけ後悔した。
料理はなんとかなる。
実家でストレスが溜まると料理長によくお料理を教わり、なんとか食べられるくらいの物は作れる。
だけど……掃除と洗濯は苦手。したことがない!
「まっ、別に汚くても死なないし、いいかっ」
とりあえず六日も経つと洗濯物は溜まるし部屋もなんだか汚い。
だけどやり方がわからないので見て見ぬ振りをする。
食べ物は王都の外れとはいえ、お店屋さんはある。
お買い物に出て散策をしたり、必要なものを買い足したりと楽しんでいた。
公爵夫人になる必要はなくなったので、ドレスは脱ぎ捨てて簡単に着られるワンピースへと変えた。
なんだかんだと忙しい日々を送り、エディ様の手紙を読んでいない。
ううん、何故か読みたくなかった。
『これ、手紙、読んで欲しい……僕の知る全てを書いたから……』
エディ様の真剣な顔。
嫌な予感しかしない。
これを読んだらわたしの中にある“スティーブ様なんか大っ嫌い”と思って必死で頑張った1年間が壊れてなかった物になってしまう気がする。
ううん、スティーブ様のことだとわかっているから……許さないといけなくなるのが嫌だと思っている。
絶対、読みたくない。
読めば真実を知ってしまう。
スティーブ様が最後わたしを抱きしめた理由。
それにサリーが言った花言葉。
本当は花言葉の意味は知っていた。
ブルースターの青は「信じ合う心」「幸福な愛」
ーーお母様の好きなお花だった。
だからわたしも好きなお花だった。たぶんスティーブ様は知っていた。
青色のアネモネは花言葉「固い誓い」
赤色のアネモネは「君を愛す」
そして青と赤のアネモネは……スティーブ様から。
赤のアネモネの意味………「君を愛す」
絶対に気のせいだと思って過ごしてきた。
だってスティーブ様がわたしを好き?絶対あり得ないもの。あんな冷たい目で見てあんな酷い言葉をわたしに言った人がわたしを好き?
チラッと見たエディ様からの手紙。
ーーうん、封印しよう。
そう決めて机の鍵のかかる引き出しに入れて鍵は……ポイっと窓から庭に捨てた。
これでなかったことにする。
わたしは重たかった気持ちを軽くして明日から来てくれる使用人達を心待ちにした。
明日は我が家も綺麗になる!!
◆ ◆ ◆
内容説明のところですが……
離縁後実家の領地で、となっていましたが変更しました。
申し訳ありません。
そして………
白色のアネモネは花言葉「希望」「期待」「真実」
ピンク色のアネモネは花言葉「待ち望む」
紫色のアネモネは花言葉「あなたを信じて待つ」
かすみ草は「感謝」「幸福」「無邪気」「親切」
「清らかな心」
………でした。
アネモネの花言葉とても好きだなと思いスティーブの気持ちをここに込めました。
予定通り離縁した。
マリアナが用意してくれた王都の外れの場所にある小さな屋敷。
わたしが一人で暮らしていく。
離縁にあたり公爵家から思った以上のお金を頂いた。わたしの一年分の仕事に対する報酬。
数年は遊んで暮らせる。
そしてもう一つ。
サリーが最後に渡してくれたブルースターの花束。そこにはかすみ草も入っていた。
そしてサリーからの一言。
「ぜひ花言葉を調べてください。………わたしからではありませんでした」
それ以上は何も言おうとしなかった。だけどサリーは必死でわたしに何かを訴えていた。
「わかったわ、でも貴女が活けてくれた花がとてもわたしにとって癒されていたのは事実なの。サリー、1年間ありがとう」
エディ様からの手紙もサリーからの言葉も今日は手をつける気にならず、一人屋敷でのんびりと過ごした。
マリアナが手配してくれたメイドと使用人。
住み込みで数人が働いてくれることになっている。
だけどそれは来週から。六日ほどこの屋敷はわたし一人。マリアナに「六日間は我が家においで」と言われたが、やんわりとお断りした。
誰にも迷惑をかけず一人で生きていく。
でも……少しだけ後悔した。
料理はなんとかなる。
実家でストレスが溜まると料理長によくお料理を教わり、なんとか食べられるくらいの物は作れる。
だけど……掃除と洗濯は苦手。したことがない!
「まっ、別に汚くても死なないし、いいかっ」
とりあえず六日も経つと洗濯物は溜まるし部屋もなんだか汚い。
だけどやり方がわからないので見て見ぬ振りをする。
食べ物は王都の外れとはいえ、お店屋さんはある。
お買い物に出て散策をしたり、必要なものを買い足したりと楽しんでいた。
公爵夫人になる必要はなくなったので、ドレスは脱ぎ捨てて簡単に着られるワンピースへと変えた。
なんだかんだと忙しい日々を送り、エディ様の手紙を読んでいない。
ううん、何故か読みたくなかった。
『これ、手紙、読んで欲しい……僕の知る全てを書いたから……』
エディ様の真剣な顔。
嫌な予感しかしない。
これを読んだらわたしの中にある“スティーブ様なんか大っ嫌い”と思って必死で頑張った1年間が壊れてなかった物になってしまう気がする。
ううん、スティーブ様のことだとわかっているから……許さないといけなくなるのが嫌だと思っている。
絶対、読みたくない。
読めば真実を知ってしまう。
スティーブ様が最後わたしを抱きしめた理由。
それにサリーが言った花言葉。
本当は花言葉の意味は知っていた。
ブルースターの青は「信じ合う心」「幸福な愛」
ーーお母様の好きなお花だった。
だからわたしも好きなお花だった。たぶんスティーブ様は知っていた。
青色のアネモネは花言葉「固い誓い」
赤色のアネモネは「君を愛す」
そして青と赤のアネモネは……スティーブ様から。
赤のアネモネの意味………「君を愛す」
絶対に気のせいだと思って過ごしてきた。
だってスティーブ様がわたしを好き?絶対あり得ないもの。あんな冷たい目で見てあんな酷い言葉をわたしに言った人がわたしを好き?
チラッと見たエディ様からの手紙。
ーーうん、封印しよう。
そう決めて机の鍵のかかる引き出しに入れて鍵は……ポイっと窓から庭に捨てた。
これでなかったことにする。
わたしは重たかった気持ちを軽くして明日から来てくれる使用人達を心待ちにした。
明日は我が家も綺麗になる!!
◆ ◆ ◆
内容説明のところですが……
離縁後実家の領地で、となっていましたが変更しました。
申し訳ありません。
そして………
白色のアネモネは花言葉「希望」「期待」「真実」
ピンク色のアネモネは花言葉「待ち望む」
紫色のアネモネは花言葉「あなたを信じて待つ」
かすみ草は「感謝」「幸福」「無邪気」「親切」
「清らかな心」
………でした。
アネモネの花言葉とても好きだなと思いスティーブの気持ちをここに込めました。
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