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17話。
「あ、あの、どうしていつもわたしの後をつけて色々と言ってくるんですか?」
ーーー言い返すのは怖いし苦手。逆にまた酷いことを言われるだけだもの。だけど、ずっと言われっぱなしは嫌だ。それにどうしてわたしが外に出る時にいつも目の前に現れるのか不思議だった。
「あら?珍しいわね、言い返すなんて。やっぱり自分が働く屋敷の旦那様の愛人をしているから強気に出られるの?」
そう言ってわたしの体を上から下へと舐めるように見つめた。
人にこんな舐め回すような目で見られるなんて……気持ち悪くてゾッとした。それにその噂はそろそろなくなり始めたはずだし、わたしだと知っている人は少ないはず。ジャックさんは貴族だから名前まで耳に入っていたけど街の噂では使用人の女性としか噂されていないと聞いた。
ただ、噂から年齢や背格好からわたしだとわかるかもしれないので、屋敷の使用人のみんなは心配してくれた。
ーーどうしてこんなにわたしの噂に詳しいのかしら?
ーーどうしてロードのこともよく知ってるのかしら?
ーーどうして…ううん、ロードとこの人が…そういう関係なら色々と詳しいのも仕方がないのかもしれない。
だけど……ロードは女の人に対してそこまで奔放だったのかしら?ロードは誰とでも仲良くするけどいい加減ではなかった。
今はカリナさんに夢中なのは確かだけど。それはわかってる。けどロードの趣味じゃない気がする……この人も……わたしもだけど。
……うん?ロードの趣味ってどんな人だろう?幼馴染でずっと一緒にいたけど、考えてみたらロードが好きだった子のことなんてよく知らないな。
でもカリナさんは男の人が好きになってしまう可愛らしい人。わたしのように地味で目立たない容姿とは違う。
ロードみたいにかっこいいモテる人には『彼女』が似合う。だけどこの人は……いつもどうしてこんなに絡んでくるの?
「あ、あの……あなたはロードとどういう関係なんですか?」
思わず思っていたことを口にしてしまった。
「わたし?わたしは……ロードとそういう仲よ」
「そう言う……?」
「わたしはロードとお付き合いをしていますがもともと幼馴染です。だから彼のことは昔から知っていますが………ロードは誰とでもそう言う仲になる人ではないはずです」
「失礼ね。わたしとロードは一夜を共にしたことがあるの!なのにアンタなんかと付き合い出してムカつくのよ!だからアンタんとこの使用人にお金を渡してアンタのこと色々調べたのよ!」
「………屋敷の人に?」
「そうよ!悪い?アンタのせいでわたしはロードと付き合うはずだったのに、フラれたのよ!」
「………一夜を共にしたのに………」
頭をガーンと殴られた気持ちだった。
ロードが女の人を一夜の遊びで捨てた?そんなことをする人?そんなロードがわたしを(偽)恋人にした?女の人たちがうるさいからだと言ってた。
何が真実なのかわからなくなってきた。
だったらわたしなんかを(偽)恋人にしたりしないで欲しかった。
彼女がわたしの前から立ち去るまでわたしは立ち尽くしていた。
「ふんっ、いい気味よ!アンタなんかが彼女なんて許せないわ!ロードはわたし達がずっと追いかけてた騎士なのよ!わたしも相手にされなかったのになんでアンタが……」
彼女が吐き捨てていった言葉の意味がわからなかった。ううん、理解できないくらいショックだった。
だってロードが遊びで女の人と一夜を共にするなんて……
そう思ってしまって最後の言葉をちゃんと聞いていなかった。
ーーー言い返すのは怖いし苦手。逆にまた酷いことを言われるだけだもの。だけど、ずっと言われっぱなしは嫌だ。それにどうしてわたしが外に出る時にいつも目の前に現れるのか不思議だった。
「あら?珍しいわね、言い返すなんて。やっぱり自分が働く屋敷の旦那様の愛人をしているから強気に出られるの?」
そう言ってわたしの体を上から下へと舐めるように見つめた。
人にこんな舐め回すような目で見られるなんて……気持ち悪くてゾッとした。それにその噂はそろそろなくなり始めたはずだし、わたしだと知っている人は少ないはず。ジャックさんは貴族だから名前まで耳に入っていたけど街の噂では使用人の女性としか噂されていないと聞いた。
ただ、噂から年齢や背格好からわたしだとわかるかもしれないので、屋敷の使用人のみんなは心配してくれた。
ーーどうしてこんなにわたしの噂に詳しいのかしら?
ーーどうしてロードのこともよく知ってるのかしら?
ーーどうして…ううん、ロードとこの人が…そういう関係なら色々と詳しいのも仕方がないのかもしれない。
だけど……ロードは女の人に対してそこまで奔放だったのかしら?ロードは誰とでも仲良くするけどいい加減ではなかった。
今はカリナさんに夢中なのは確かだけど。それはわかってる。けどロードの趣味じゃない気がする……この人も……わたしもだけど。
……うん?ロードの趣味ってどんな人だろう?幼馴染でずっと一緒にいたけど、考えてみたらロードが好きだった子のことなんてよく知らないな。
でもカリナさんは男の人が好きになってしまう可愛らしい人。わたしのように地味で目立たない容姿とは違う。
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「あ、あの……あなたはロードとどういう関係なんですか?」
思わず思っていたことを口にしてしまった。
「わたし?わたしは……ロードとそういう仲よ」
「そう言う……?」
「わたしはロードとお付き合いをしていますがもともと幼馴染です。だから彼のことは昔から知っていますが………ロードは誰とでもそう言う仲になる人ではないはずです」
「失礼ね。わたしとロードは一夜を共にしたことがあるの!なのにアンタなんかと付き合い出してムカつくのよ!だからアンタんとこの使用人にお金を渡してアンタのこと色々調べたのよ!」
「………屋敷の人に?」
「そうよ!悪い?アンタのせいでわたしはロードと付き合うはずだったのに、フラれたのよ!」
「………一夜を共にしたのに………」
頭をガーンと殴られた気持ちだった。
ロードが女の人を一夜の遊びで捨てた?そんなことをする人?そんなロードがわたしを(偽)恋人にした?女の人たちがうるさいからだと言ってた。
何が真実なのかわからなくなってきた。
だったらわたしなんかを(偽)恋人にしたりしないで欲しかった。
彼女がわたしの前から立ち去るまでわたしは立ち尽くしていた。
「ふんっ、いい気味よ!アンタなんかが彼女なんて許せないわ!ロードはわたし達がずっと追いかけてた騎士なのよ!わたしも相手にされなかったのになんでアンタが……」
彼女が吐き捨てていった言葉の意味がわからなかった。ううん、理解できないくらいショックだった。
だってロードが遊びで女の人と一夜を共にするなんて……
そう思ってしまって最後の言葉をちゃんと聞いていなかった。
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