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24話。
先輩達はわたしの顔を見ると泣き出した。
「ごめんなさい、ダリア」
「許して!ヤキモチを焼いていたの」
その姿を侍女長は何も言わずに黙って見ていた。
わたしはなんと言えばいいのか分からず悩んでしまった。
ーー気にしないでください。
ーー大丈夫です。なんとも思っていません。
そんな表面だけの言葉を言うのは違う気がする。
「………どうして…理由を知りたいです」
「………理由?……はあ……気づいていたのよ、聞いてたんでしょう?まぁ、まさかミサさんまで聞いているとは思わなかったけど……」
ベリス先輩が呆れた顔をしてわたしを見た。
ーー気づいていたんだ……
「そうよ、聞いたままよ。気に入らなかったのよ。
ダリアはいい子過ぎるの。真面目で手を抜かない。よく頑張るいい子なの、疲れるのよ。
あんたみたいに真面目過ぎるとわたし達はどうしたらいいの?わたし達だって頑張ってるわ。だけどあんたみたいに一生懸命仕事だけするなんて出来ないわ。
少しは息抜きだってしたい。それなのにあんたはひたすら仕事をするでしょう?少しは休憩したらいいのにそれすらしようとしない」
ロザリー先輩の言葉に固まった。
ーー頑張ることはいいことだと思ってた。だってわたしにはそれしかないから。特にロードのことがあって仕事しか自分にはないと思っていたのに……それが周りに迷惑をかけていたなんて……
「それに、幼馴染なのは知ってるけど、街で一番人気の騎士のロードさんと付き合い出して調子に乗ってるわよね?坊っちゃまにも好かれて本の読み聞かせ?旦那様までダリアを贔屓してるし、今度は絵本作家?
調子に乗ってるとしか思えないわ」
「………そんなつもりは………」
ーー……ありません…と言いたいのに声が出なかった。
「ほら、すぐ泣く。だから嫌いなのよ」
一番仲が良かったロザリー先輩からの言葉に返す言葉は何もなくて涙を止めたいのに止まらない。
「言いたいことは言ったみたいね?人を傷つける言葉をそれだけ言ってスッキリしたの?」
侍女長の言葉に二人はビクッとした。
「………別に……」
「ねぇ?」
言葉を濁す二人。二人とも他の人がいることを忘れていたようだ。頭に血がのぼっていたのかもしれない。我に返った二人は小さな声で「やばっ」「言い過ぎたかも」と囁いていた。
だけど周りが見えなくなっていたわたしはどうすることもできなくて泣いてしまった。こんなことならここに来るべきではなかった。
侍女長の邪魔をしただけ。
「すみません、邪魔をしました。先輩達にも嫌な思いをさせてすみませんでした……だけど……わたし、そんなつもりはなかったんです」
「だから嫌いなのよ。そのいい子ちゃん発言。ほんとムカつくわ」
「いい加減にしなさい!自分たちが何をしたのかわかっているの?あなた達がしたことは犯罪なのよ!」
「ダリアが真面目に仕事をしていることのどこが悪いと言うの?旦那様達はダリアが頑張っているから認めてくださったの。
それはダリアだけじゃないわ。料理長達や他の使用人に対しても同じよ。みんな頑張って仕事をして認めてもらっているのよ。
わたしだって最初はこの屋敷で雑用から始めたの。そして真面目にコツコツ仕事をしてきたから今があるの」
二人は項垂れて頭を上げようとしなかった。
「ダリア、こんな子達の話を最後まで聞かせてごめんなさい。あなたが理由をきちんと知りたいと思ったから黙ってたけど、途中でやめさせれば良かった、わたしの判断ミスだったわ」
「侍女長、理由がわかってよかったです。わたしは頑張ればみんなが認めてくれると勝手に思い込んで周りのことまで見ていませんでした」
「ダリア、あなたは間違っていないわ。わたしの教育がきちんと出来ていなかったのよ。辛い思いをさせてごめんなさい。この子達の対処はきちんとするから」
侍女長達にも迷惑をかけてしまった。
坊っちゃまの本の読み聞かせはそれでも仕事なのでちゃんとやり遂げた。
ただ、他の人たちもわたしに対して同じことを思っているかもしれない。そう思うとこれからどう人と接していけばいいのかわからなくなってしまった。
「ごめんなさい、ダリア」
「許して!ヤキモチを焼いていたの」
その姿を侍女長は何も言わずに黙って見ていた。
わたしはなんと言えばいいのか分からず悩んでしまった。
ーー気にしないでください。
ーー大丈夫です。なんとも思っていません。
そんな表面だけの言葉を言うのは違う気がする。
「………どうして…理由を知りたいです」
「………理由?……はあ……気づいていたのよ、聞いてたんでしょう?まぁ、まさかミサさんまで聞いているとは思わなかったけど……」
ベリス先輩が呆れた顔をしてわたしを見た。
ーー気づいていたんだ……
「そうよ、聞いたままよ。気に入らなかったのよ。
ダリアはいい子過ぎるの。真面目で手を抜かない。よく頑張るいい子なの、疲れるのよ。
あんたみたいに真面目過ぎるとわたし達はどうしたらいいの?わたし達だって頑張ってるわ。だけどあんたみたいに一生懸命仕事だけするなんて出来ないわ。
少しは息抜きだってしたい。それなのにあんたはひたすら仕事をするでしょう?少しは休憩したらいいのにそれすらしようとしない」
ロザリー先輩の言葉に固まった。
ーー頑張ることはいいことだと思ってた。だってわたしにはそれしかないから。特にロードのことがあって仕事しか自分にはないと思っていたのに……それが周りに迷惑をかけていたなんて……
「それに、幼馴染なのは知ってるけど、街で一番人気の騎士のロードさんと付き合い出して調子に乗ってるわよね?坊っちゃまにも好かれて本の読み聞かせ?旦那様までダリアを贔屓してるし、今度は絵本作家?
調子に乗ってるとしか思えないわ」
「………そんなつもりは………」
ーー……ありません…と言いたいのに声が出なかった。
「ほら、すぐ泣く。だから嫌いなのよ」
一番仲が良かったロザリー先輩からの言葉に返す言葉は何もなくて涙を止めたいのに止まらない。
「言いたいことは言ったみたいね?人を傷つける言葉をそれだけ言ってスッキリしたの?」
侍女長の言葉に二人はビクッとした。
「………別に……」
「ねぇ?」
言葉を濁す二人。二人とも他の人がいることを忘れていたようだ。頭に血がのぼっていたのかもしれない。我に返った二人は小さな声で「やばっ」「言い過ぎたかも」と囁いていた。
だけど周りが見えなくなっていたわたしはどうすることもできなくて泣いてしまった。こんなことならここに来るべきではなかった。
侍女長の邪魔をしただけ。
「すみません、邪魔をしました。先輩達にも嫌な思いをさせてすみませんでした……だけど……わたし、そんなつもりはなかったんです」
「だから嫌いなのよ。そのいい子ちゃん発言。ほんとムカつくわ」
「いい加減にしなさい!自分たちが何をしたのかわかっているの?あなた達がしたことは犯罪なのよ!」
「ダリアが真面目に仕事をしていることのどこが悪いと言うの?旦那様達はダリアが頑張っているから認めてくださったの。
それはダリアだけじゃないわ。料理長達や他の使用人に対しても同じよ。みんな頑張って仕事をして認めてもらっているのよ。
わたしだって最初はこの屋敷で雑用から始めたの。そして真面目にコツコツ仕事をしてきたから今があるの」
二人は項垂れて頭を上げようとしなかった。
「ダリア、こんな子達の話を最後まで聞かせてごめんなさい。あなたが理由をきちんと知りたいと思ったから黙ってたけど、途中でやめさせれば良かった、わたしの判断ミスだったわ」
「侍女長、理由がわかってよかったです。わたしは頑張ればみんなが認めてくれると勝手に思い込んで周りのことまで見ていませんでした」
「ダリア、あなたは間違っていないわ。わたしの教育がきちんと出来ていなかったのよ。辛い思いをさせてごめんなさい。この子達の対処はきちんとするから」
侍女長達にも迷惑をかけてしまった。
坊っちゃまの本の読み聞かせはそれでも仕事なのでちゃんとやり遂げた。
ただ、他の人たちもわたしに対して同じことを思っているかもしれない。そう思うとこれからどう人と接していけばいいのかわからなくなってしまった。
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