47 / 60
47話。
「ダリア、ぼくとおさんぽしようよ」
絵本作家として子爵家で過ごし始めた。
合間に坊っちゃまとの時間を作り、のんびりと過ごす。
夜の本の読み聞かせもまた始めた。そして昼間も数時間は坊っちゃまと一緒に過ごす。
体は随分良くなったけど、右足が完全に治らずまだ少し引き摺ってしまう。
坊っちゃまはそれを知っているからなのか、自分が散歩をしたいのか、毎日のようにわたしを散歩に誘ってくれる。
と言っても、まだ街を歩くのは怖くて屋敷の敷地の中を歩いたり、庭を歩く程度。それでもじっとして過ごすよりもリハビリになる。
ときには、ミサさんと三人で散歩をする。
手を繋いで歌を歌いながら歩く。
「ねぇ、ダリア、つぎのえほんはいつできるの?」
「うーーん……いま描いてるところなので、まだまだ、です」
「そっかぁ、たのしみにまってるね」
「はい!」
「ねぇ、あのおそらのくもって、どうしてぼくについてくるの?」
「えっ?」
「ほら、いっぱいあるいたのに、くもさんはいなくならないの」
「ふふっ、坊っちゃまのことがお好きなのでしょうね」
「ええ?くもさん、ぼくのことがすきなの?」
「はい、わたしも坊っちゃまが大好きですよ?」
「おんなじだね、ぼくも、ダリアがだいすき」
「ありがとうございます。くもさんも、坊っちゃまが笑うお顔を見ていたいのかもしれませんね?」
「ぼくの?へへっ、じゃあ、い~っぱい、ダリアとわらわなきゃ、ねっ?」
「坊っちゃまといると楽しいのでずっと笑顔でいられます」
坊っちゃまと毎日過ごせるのが楽しい。
カリナさんから受けた暴力は今もまだ夢でうなされてしまうことがある。体の傷も痕が残っているし、右足は完全ではない。
だけど、この屋敷の中にいる間は守られている気がする。
退院してからはロードは顔を出すことがなくなった。入院中は毎日のようにわたしの面会に来ていたらしい。
わたしはロードと会うことを嫌がったし、ミサさん達が会わないようにしてくれた。
向き合わなければ。
わかってるのに。
ーー坊っちゃまの笑顔が眩しい。純粋で素直で、気持ちのまま、わたしに笑顔を向けてくれる。
わたしもあと少しだけ坊っちゃまのそばにいさせてもらったら……
夜になると坊っちゃまの部屋に行き絵本を読む。すぐに坊っちゃまはスヤスヤと眠りについた。
その可愛い寝顔を見るだけで癒される。
部屋を出ようとした時、旦那様が坊っちゃまの部屋に入ってきた。
「ダリア、リオンはもう寝てしまったのかい?」
「たった今……とてもぐっすりと」
「あー、残念だった」
がっかりした旦那様の顔が気の毒なのになんだか可愛らしく感じて思わずクスッと笑った。
「うん?僕変な顔をしているかい?」
「い、いえ、違います。今の顔がなんだか坊っちゃまに似ていてつい……」
「怒っていないよ。そうか……リオンに似ているのか……嬉しいね。リオンはどちらかと言うと亡くなった妻に似ていると思っていたからね」
「奥様ですか?」
「ダリアは知らないか……妻はリオンに似ていたんだ。明るくてね、いつも笑顔で周りまで明るい気持ちにさせてくれる人だったんだ」
「素敵な人だったのですね」
「そうだね……」
少し寂しそうな顔をして微笑んだ。
「ダリア……君は……ロードを愛しているんじゃないのか?僕が口出すことではないけど……大切な使用人なんだ、幸せになって欲しい。
お互いもし想いあっているのならすれ違わず話し合ってみることも大切だと思うよ。ロードは一度ここに会いにきた。だけど退院したばかりのダリアの状態では会わせることは出来ないと判断して来ないでくれと拒んだんだ。
ロードには、自分とまず向き合ってやるべきことをやるように伝えた」
「やるべきこと?……ですか?」
「彼は警備隊を辞めるかもしれない。そう思ったんだ。もちろん辞める辞めないは自由だと思う。だけど、ここで辞めてしまえば逃げてしまうことになる。後悔して欲しくない」
「後悔……?」
「僕も以前は騎士団にいた人間だ。これからは保安庁の補佐官として外から騎士団や警備隊の手伝いをすることになった。ロードには頑張って欲しい。彼は優秀な人材だと思っている。こんなことで潰されて逃げて終わらせたくはない」
「旦那様も騎士団にいらっしゃったのですか?」
「妻と結婚する前はね。結婚してこの子爵家に婿入りしたんだよ……今は子爵としてそして官僚として働いている。今回の騎士団のやり方には僕自身も思うところがある。僕は外から、騎士団の今の腐った考えを変えていく手伝いをするつもりだ。そして中からはバイザード卿達、若手が頑張ってくれると思う。そこにロードもいてくれると僕的にも助かるんだよ」
ーーわたし……何も知らない。だってロードに聞いた話はカリナさんに近づくために恋人になったことだけ。仕事だとは聞いたけど、そんな騎士団の変革なんて詳しい事情までは知らない。
「ダリア、ロードは今僕の言葉にどう動くべきか、君とどう向き合っていくべきなのか、悩んで……動き始めたと思うんだ。
君もこれからどうするのか考えて結論を出さないと逃げてばかりでは何も解決しないよ。まだまだ体も心も治っていないのはわかってる。すぐに動き出しなさいと言ってるんじゃないよ。でもね、ダリア、もったいないと思うんだ。君にはたくさんの可能性がある。それを潰してしまうのはね」
「もったいない?わたしに可能性がある?わたしなんか……そんなの何処にもありません……」
「絵も上手で話を考える才能もある。努力家で真面目、一生懸命だから周りから愛されてるだろう?それを僻むような人も確かにいる。だけどそれ以上に君を大切に思ってくれる人もいるんだよ。君に今必要なのは自分を認めてあげること、『わたしなんか』と言うのはそろそろ卒業しないといけないね」
旦那様の言葉が頭の中から離れない。
旦那様は無理強いをしたわけではない。
わたしに考えてみてと、言ってくださったのだ。
絵本作家として子爵家で過ごし始めた。
合間に坊っちゃまとの時間を作り、のんびりと過ごす。
夜の本の読み聞かせもまた始めた。そして昼間も数時間は坊っちゃまと一緒に過ごす。
体は随分良くなったけど、右足が完全に治らずまだ少し引き摺ってしまう。
坊っちゃまはそれを知っているからなのか、自分が散歩をしたいのか、毎日のようにわたしを散歩に誘ってくれる。
と言っても、まだ街を歩くのは怖くて屋敷の敷地の中を歩いたり、庭を歩く程度。それでもじっとして過ごすよりもリハビリになる。
ときには、ミサさんと三人で散歩をする。
手を繋いで歌を歌いながら歩く。
「ねぇ、ダリア、つぎのえほんはいつできるの?」
「うーーん……いま描いてるところなので、まだまだ、です」
「そっかぁ、たのしみにまってるね」
「はい!」
「ねぇ、あのおそらのくもって、どうしてぼくについてくるの?」
「えっ?」
「ほら、いっぱいあるいたのに、くもさんはいなくならないの」
「ふふっ、坊っちゃまのことがお好きなのでしょうね」
「ええ?くもさん、ぼくのことがすきなの?」
「はい、わたしも坊っちゃまが大好きですよ?」
「おんなじだね、ぼくも、ダリアがだいすき」
「ありがとうございます。くもさんも、坊っちゃまが笑うお顔を見ていたいのかもしれませんね?」
「ぼくの?へへっ、じゃあ、い~っぱい、ダリアとわらわなきゃ、ねっ?」
「坊っちゃまといると楽しいのでずっと笑顔でいられます」
坊っちゃまと毎日過ごせるのが楽しい。
カリナさんから受けた暴力は今もまだ夢でうなされてしまうことがある。体の傷も痕が残っているし、右足は完全ではない。
だけど、この屋敷の中にいる間は守られている気がする。
退院してからはロードは顔を出すことがなくなった。入院中は毎日のようにわたしの面会に来ていたらしい。
わたしはロードと会うことを嫌がったし、ミサさん達が会わないようにしてくれた。
向き合わなければ。
わかってるのに。
ーー坊っちゃまの笑顔が眩しい。純粋で素直で、気持ちのまま、わたしに笑顔を向けてくれる。
わたしもあと少しだけ坊っちゃまのそばにいさせてもらったら……
夜になると坊っちゃまの部屋に行き絵本を読む。すぐに坊っちゃまはスヤスヤと眠りについた。
その可愛い寝顔を見るだけで癒される。
部屋を出ようとした時、旦那様が坊っちゃまの部屋に入ってきた。
「ダリア、リオンはもう寝てしまったのかい?」
「たった今……とてもぐっすりと」
「あー、残念だった」
がっかりした旦那様の顔が気の毒なのになんだか可愛らしく感じて思わずクスッと笑った。
「うん?僕変な顔をしているかい?」
「い、いえ、違います。今の顔がなんだか坊っちゃまに似ていてつい……」
「怒っていないよ。そうか……リオンに似ているのか……嬉しいね。リオンはどちらかと言うと亡くなった妻に似ていると思っていたからね」
「奥様ですか?」
「ダリアは知らないか……妻はリオンに似ていたんだ。明るくてね、いつも笑顔で周りまで明るい気持ちにさせてくれる人だったんだ」
「素敵な人だったのですね」
「そうだね……」
少し寂しそうな顔をして微笑んだ。
「ダリア……君は……ロードを愛しているんじゃないのか?僕が口出すことではないけど……大切な使用人なんだ、幸せになって欲しい。
お互いもし想いあっているのならすれ違わず話し合ってみることも大切だと思うよ。ロードは一度ここに会いにきた。だけど退院したばかりのダリアの状態では会わせることは出来ないと判断して来ないでくれと拒んだんだ。
ロードには、自分とまず向き合ってやるべきことをやるように伝えた」
「やるべきこと?……ですか?」
「彼は警備隊を辞めるかもしれない。そう思ったんだ。もちろん辞める辞めないは自由だと思う。だけど、ここで辞めてしまえば逃げてしまうことになる。後悔して欲しくない」
「後悔……?」
「僕も以前は騎士団にいた人間だ。これからは保安庁の補佐官として外から騎士団や警備隊の手伝いをすることになった。ロードには頑張って欲しい。彼は優秀な人材だと思っている。こんなことで潰されて逃げて終わらせたくはない」
「旦那様も騎士団にいらっしゃったのですか?」
「妻と結婚する前はね。結婚してこの子爵家に婿入りしたんだよ……今は子爵としてそして官僚として働いている。今回の騎士団のやり方には僕自身も思うところがある。僕は外から、騎士団の今の腐った考えを変えていく手伝いをするつもりだ。そして中からはバイザード卿達、若手が頑張ってくれると思う。そこにロードもいてくれると僕的にも助かるんだよ」
ーーわたし……何も知らない。だってロードに聞いた話はカリナさんに近づくために恋人になったことだけ。仕事だとは聞いたけど、そんな騎士団の変革なんて詳しい事情までは知らない。
「ダリア、ロードは今僕の言葉にどう動くべきか、君とどう向き合っていくべきなのか、悩んで……動き始めたと思うんだ。
君もこれからどうするのか考えて結論を出さないと逃げてばかりでは何も解決しないよ。まだまだ体も心も治っていないのはわかってる。すぐに動き出しなさいと言ってるんじゃないよ。でもね、ダリア、もったいないと思うんだ。君にはたくさんの可能性がある。それを潰してしまうのはね」
「もったいない?わたしに可能性がある?わたしなんか……そんなの何処にもありません……」
「絵も上手で話を考える才能もある。努力家で真面目、一生懸命だから周りから愛されてるだろう?それを僻むような人も確かにいる。だけどそれ以上に君を大切に思ってくれる人もいるんだよ。君に今必要なのは自分を認めてあげること、『わたしなんか』と言うのはそろそろ卒業しないといけないね」
旦那様の言葉が頭の中から離れない。
旦那様は無理強いをしたわけではない。
わたしに考えてみてと、言ってくださったのだ。
あなたにおすすめの小説
私は既にフラれましたので。
椎茸
恋愛
子爵令嬢ルフェルニア・シラーは、国一番の美貌を持つ幼馴染の公爵令息ユリウス・ミネルウァへの想いを断ち切るため、告白をする。ルフェルニアは、予想どおりフラれると、元来の深く悩まない性格ゆえか、気持ちを切り替えて、仕事と婚活に邁進しようとする。一方、仕事一筋で自身の感情にも恋愛事情にも疎かったユリウスは、ずっと一緒に居てくれたルフェルニアに距離を置かれたことで、感情の蓋が外れてルフェルニアの言動に一喜一憂するように…?
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
【完結】王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく
たまこ
恋愛
10年の間、王子妃教育を受けてきた公爵令嬢シャーロットは、政治的な背景から王子妃候補をクビになってしまう。
多額の慰謝料を貰ったものの、婚約者を見つけることは絶望的な状況であり、シャーロットは結婚は諦めて公爵家の仕事に打ち込む。
もう会えないであろう初恋の相手のことだけを想って、生涯を終えるのだと覚悟していたのだが…。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
私の容姿は中の下だと、婚約者が話していたのを小耳に挟んでしまいました
山田ランチ
恋愛
想い合う二人のすれ違いラブストーリー。
※以前掲載しておりましたものを、加筆の為再投稿致しました。お読み下さっていた方は重複しますので、ご注意下さいませ。
コレット・ロシニョール 侯爵家令嬢。ジャンの双子の姉。
ジャン・ロシニョール 侯爵家嫡男。コレットの双子の弟。
トリスタン・デュボワ 公爵家嫡男。コレットの婚約者。
クレマン・ルゥセーブル・ジハァーウ、王太子。
シモン・グレンツェ 辺境伯家嫡男。コレットの従兄。
ルネ ロシニョール家の侍女でコレット付き。
シルヴィー・ペレス 子爵令嬢。
〈あらすじ〉
コレットは愛しの婚約者が自分の容姿について話しているのを聞いてしまう。このまま大好きな婚約者のそばにいれば疎まれてしまうと思ったコレットは、親類の領地へ向かう事に。そこで新しい商売を始めたコレットは、知らない間に国の重要人物になってしまう。そしてトリスタンにも女性の影が見え隠れして……。
ジレジレ、すれ違いラブストーリー
あなたには彼女がお似合いです
風見ゆうみ
恋愛
私の婚約者には大事な妹がいた。
妹に呼び出されたからと言って、パーティー会場やデート先で私を置き去りにしていく、そんなあなたでも好きだったんです。
でも、あなたと妹は血が繋がっておらず、昔は恋仲だったということを知ってしまった今では、私のあなたへの思いは邪魔なものでしかないのだと知りました。
ずっとあなたが好きでした。
あなたの妻になれると思うだけで幸せでした。
でも、あなたには他に好きな人がいたんですね。
公爵令嬢のわたしに、伯爵令息であるあなたから婚約破棄はできないのでしょう?
あなたのために婚約を破棄します。
だから、あなたは彼女とどうか幸せになってください。
たとえわたしが平民になろうとも婚約破棄をすれば、幸せになれると思っていたのに――
※作者独特の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
人の顔色ばかり気にしていた私はもういません
風見ゆうみ
恋愛
伯爵家の次女であるリネ・ティファスには眉目秀麗な婚約者がいる。
私の婚約者である侯爵令息のデイリ・シンス様は、未亡人になって実家に帰ってきた私の姉をいつだって優先する。
彼の姉でなく、私の姉なのにだ。
両親も姉を溺愛して、姉を優先させる。
そんなある日、デイリ様は彼の友人が主催する個人的なパーティーで私に婚約破棄を申し出てきた。
寄り添うデイリ様とお姉様。
幸せそうな二人を見た私は、涙をこらえて笑顔で婚約破棄を受け入れた。
その日から、学園では馬鹿にされ悪口を言われるようになる。
そんな私を助けてくれたのは、ティファス家やシンス家の商売上の得意先でもあるニーソン公爵家の嫡男、エディ様だった。
※マイナス思考のヒロインが周りの優しさに触れて少しずつ強くなっていくお話です。
※相変わらず設定ゆるゆるのご都合主義です。
※誤字脱字、気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません!
最近彼氏の様子がおかしい!私を溺愛し大切にしてくれる幼馴染の彼氏が急に冷たくなった衝撃の理由。
佐藤 美奈
恋愛
ソフィア・フランチェスカ男爵令嬢はロナウド・オスバッカス子爵令息に結婚を申し込まれた。
幼馴染で恋人の二人は学園を卒業したら夫婦になる永遠の愛を誓う。超名門校のフォージャー学園に入学し恋愛と楽しい学園生活を送っていたが、学年が上がると愛する彼女の様子がおかしい事に気がつきました。
一緒に下校している時ロナウドにはソフィアが不安そうな顔をしているように見えて、心配そうな視線を向けて話しかけた。
ソフィアは彼を心配させないように無理に笑顔を作って、何でもないと答えますが本当は学園の経営者である理事長の娘アイリーン・クロフォード公爵令嬢に精神的に追い詰められていた。