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09_保健室
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「ん…重っ」
俺は自身の上に乗っかる重みに目を開けた。ここどこだろう。確か俺倒れたんだよな…。よく考えたら俺、ギルを治療するのに魔力結構使ったの忘れてた。魔力測定本当にサボればよかった…。
ここは保健室のベットかな…初めて入った…。
とりあえず、俺は体を起こした。
「セルト…」
「んぁ…リトル」
重い理由はセルトがベットの横に座って寝てたからだったのか…。俺を枕にしてたんだな。
「リトル!心配したんだよ!ごめんね、サボるって言った時に僕、止めなきゃ良かった!」
セルトは俺にいきなり抱きつく。
「気にするな。自分でも魔力を使ったこと忘れてたんだし」
「なんで、魔力使ったの?」
「んー、人命救助?」
「それって誰の…」
「目が覚めましたか?」
俺とセルトが話しているとミーナ先生がカーテンを開けて入ってきた。誰か言わなくて済んだ…。助かった!
保健室のソファにはテンマ先輩とナツメ先輩もいる。なんだ、ここは…イケメン率高すぎ!ヒルエはいないのか!?顔面偏差値を下げてくれ…。
「あの…」
「君は魔力測定中に底魔力状態になったんですよ。覚えていますか?」
「はい…ありがとうございました」
「びっくりしましたよ。魔力測定で倒れたなんて久しくなかったですから。魔力を使わないようにと忠告受けたでしょう?」
「ひぃ!はい!すいません!」
怖い怖い!ミーナ先生笑顔なのにめっちゃ怖い!
「リトセクトル君が目覚めて良かった~。僕焦っちゃったよ!」
「テンマ先輩…」
あぁ、なんて良い先輩なんだ。笑顔のミーナ先輩を俺から見えなくしてくれるなんて、イケメンだけどグッジョブ!
「と・こ・ろ・で~、その子はいつまで抱きついてるの??」
「え?」
テンマ先輩はセルトを指差しながら言った。
「別に良いじゃないですか。リトルは嫌がってないですし」
「へぇ…。リトセクトル君ってリトルって呼ばれてるんだ?」
「あ、はい…。あだ名です」
「じゃあ、僕もリトル君って呼んでも良いかなぁ~」
「は「ダメですよ」…セルト?」
いくら相手がイケメンだからって名前くらい…
「なんで君が決めるのぉ?」
「そんなの俺がリトルの親友だからに決まってるじゃないですか?」
「リトル君の名前なんだから、本人に決定権があるよー」
怖い…!ふたりとも笑顔なのにめっちゃ怖い…。
ガラガラ
「失礼します。リトルの着替えを持ってきましたよ」
「ありがとうヒルエ君。頼んで悪かったね」
「いえ、あれもこれも全部倒れたリトルが悪いので」
倒れた俺に酷い!でも…
「ヒルエ!」
俺は嬉しそうな声を出す。顔面偏差値下げてくれる救世主が降臨なさった!
「よぉ、魔力測定で倒れた間抜け」
ヒルエはベットの方まで歩いてくる。俺はヒルエが来た瞬間、ヒルエに抱きついた。
「平凡落ち着くー!」
「おい、抱きつくな!」
「「リトル(君)」」
俺はセルトとテンマ先輩によってヒルエと離れさせられた。どうして俺の癒しを取るんだよ!
「はぁ、さぁ、皆さん!リトセクトル君はまだ安静にしておかなくちゃならないので帰ってください。リトセクトル君は今日はここに泊まってくださいね」
「はい。お世話になります!」
嬉しい!部屋に帰らなくて良いんだな!俺の身の安全が保障される!
「えー、僕もここに泊まるー!」
「俺もリトルのそばにいたいです」
「ダメです」
ミーナ先生は2人の手を掴んだ。
「では、私はコウヤ先生にあなたが目覚めたことを伝えに行ってきますね。あなたたちは帰ってくださいね。ナツメ君はどうしますか?」
帰れって言葉に2人は反撃している。なんでそんなにここにいたいんだ…。
「僕はリトセクトル君に魔力測定の結果を伝えて帰ります」
え!?お願い先生!ナツメ先輩と2人っきりにしないで!そして、ヒルエもわかってるのに帰ろうとしないで!
「分かりました。では、行ってきますね」
…。
「おい」
「はい…。なんでしょう…」
ナツメ先輩は俺のベットに近づき、俺の顔の真横に鮮やかな蹴りを入れた。
「なに俺の魔力測定で倒れてんだよ。面倒事増やすんじゃねぇよ!」
「す、すいませんでした!」
俺は座り直して土下座する。皆さん驚かれたでしょう。ナツメ先輩の正体は悪魔です。普段はご子息として天使を振舞ってますが、中身は悪魔、この事を知っているのは同室者だけです…
「テメェが倒れることによってどんだけ仕事が増えると思ってんだよ!いっそそのままあの世に行けばよかったんじゃねぇか?」
ひいいいい!
「本当にすいません!次からは気をつけますんで!本当に!」
「チッ、次倒れたら、息の根止める」
ナツメ先輩はどっかのヒットマンですか!?
「魔力測定の結果はcだ。どこまでも平凡なリトルにはお似合いじゃねえか」
「はい…」
自分でも予想通りすぎて笑えるわ。
「チッ、俺はもう帰る!テメェのせいで溜まった仕事片付けなきゃいけないんでね!」
「すいません…ありがとうございました」
怖い怖い怖い怖い怖い…。
先輩は扉を荒々しく閉めて去っていった。なんで、あの人が生徒会できるんだろう…。そっか、猫かぶってるからか。
俺はベットに潜る。なんかどっと疲れた…もう一寝入りしよう…。
俺は再び目を閉じた。
俺は自身の上に乗っかる重みに目を開けた。ここどこだろう。確か俺倒れたんだよな…。よく考えたら俺、ギルを治療するのに魔力結構使ったの忘れてた。魔力測定本当にサボればよかった…。
ここは保健室のベットかな…初めて入った…。
とりあえず、俺は体を起こした。
「セルト…」
「んぁ…リトル」
重い理由はセルトがベットの横に座って寝てたからだったのか…。俺を枕にしてたんだな。
「リトル!心配したんだよ!ごめんね、サボるって言った時に僕、止めなきゃ良かった!」
セルトは俺にいきなり抱きつく。
「気にするな。自分でも魔力を使ったこと忘れてたんだし」
「なんで、魔力使ったの?」
「んー、人命救助?」
「それって誰の…」
「目が覚めましたか?」
俺とセルトが話しているとミーナ先生がカーテンを開けて入ってきた。誰か言わなくて済んだ…。助かった!
保健室のソファにはテンマ先輩とナツメ先輩もいる。なんだ、ここは…イケメン率高すぎ!ヒルエはいないのか!?顔面偏差値を下げてくれ…。
「あの…」
「君は魔力測定中に底魔力状態になったんですよ。覚えていますか?」
「はい…ありがとうございました」
「びっくりしましたよ。魔力測定で倒れたなんて久しくなかったですから。魔力を使わないようにと忠告受けたでしょう?」
「ひぃ!はい!すいません!」
怖い怖い!ミーナ先生笑顔なのにめっちゃ怖い!
「リトセクトル君が目覚めて良かった~。僕焦っちゃったよ!」
「テンマ先輩…」
あぁ、なんて良い先輩なんだ。笑顔のミーナ先輩を俺から見えなくしてくれるなんて、イケメンだけどグッジョブ!
「と・こ・ろ・で~、その子はいつまで抱きついてるの??」
「え?」
テンマ先輩はセルトを指差しながら言った。
「別に良いじゃないですか。リトルは嫌がってないですし」
「へぇ…。リトセクトル君ってリトルって呼ばれてるんだ?」
「あ、はい…。あだ名です」
「じゃあ、僕もリトル君って呼んでも良いかなぁ~」
「は「ダメですよ」…セルト?」
いくら相手がイケメンだからって名前くらい…
「なんで君が決めるのぉ?」
「そんなの俺がリトルの親友だからに決まってるじゃないですか?」
「リトル君の名前なんだから、本人に決定権があるよー」
怖い…!ふたりとも笑顔なのにめっちゃ怖い…。
ガラガラ
「失礼します。リトルの着替えを持ってきましたよ」
「ありがとうヒルエ君。頼んで悪かったね」
「いえ、あれもこれも全部倒れたリトルが悪いので」
倒れた俺に酷い!でも…
「ヒルエ!」
俺は嬉しそうな声を出す。顔面偏差値下げてくれる救世主が降臨なさった!
「よぉ、魔力測定で倒れた間抜け」
ヒルエはベットの方まで歩いてくる。俺はヒルエが来た瞬間、ヒルエに抱きついた。
「平凡落ち着くー!」
「おい、抱きつくな!」
「「リトル(君)」」
俺はセルトとテンマ先輩によってヒルエと離れさせられた。どうして俺の癒しを取るんだよ!
「はぁ、さぁ、皆さん!リトセクトル君はまだ安静にしておかなくちゃならないので帰ってください。リトセクトル君は今日はここに泊まってくださいね」
「はい。お世話になります!」
嬉しい!部屋に帰らなくて良いんだな!俺の身の安全が保障される!
「えー、僕もここに泊まるー!」
「俺もリトルのそばにいたいです」
「ダメです」
ミーナ先生は2人の手を掴んだ。
「では、私はコウヤ先生にあなたが目覚めたことを伝えに行ってきますね。あなたたちは帰ってくださいね。ナツメ君はどうしますか?」
帰れって言葉に2人は反撃している。なんでそんなにここにいたいんだ…。
「僕はリトセクトル君に魔力測定の結果を伝えて帰ります」
え!?お願い先生!ナツメ先輩と2人っきりにしないで!そして、ヒルエもわかってるのに帰ろうとしないで!
「分かりました。では、行ってきますね」
…。
「おい」
「はい…。なんでしょう…」
ナツメ先輩は俺のベットに近づき、俺の顔の真横に鮮やかな蹴りを入れた。
「なに俺の魔力測定で倒れてんだよ。面倒事増やすんじゃねぇよ!」
「す、すいませんでした!」
俺は座り直して土下座する。皆さん驚かれたでしょう。ナツメ先輩の正体は悪魔です。普段はご子息として天使を振舞ってますが、中身は悪魔、この事を知っているのは同室者だけです…
「テメェが倒れることによってどんだけ仕事が増えると思ってんだよ!いっそそのままあの世に行けばよかったんじゃねぇか?」
ひいいいい!
「本当にすいません!次からは気をつけますんで!本当に!」
「チッ、次倒れたら、息の根止める」
ナツメ先輩はどっかのヒットマンですか!?
「魔力測定の結果はcだ。どこまでも平凡なリトルにはお似合いじゃねえか」
「はい…」
自分でも予想通りすぎて笑えるわ。
「チッ、俺はもう帰る!テメェのせいで溜まった仕事片付けなきゃいけないんでね!」
「すいません…ありがとうございました」
怖い怖い怖い怖い怖い…。
先輩は扉を荒々しく閉めて去っていった。なんで、あの人が生徒会できるんだろう…。そっか、猫かぶってるからか。
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俺は再び目を閉じた。
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