腐女子の妄想小説~R18添え~

鬼灯

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社会人シリーズ

神木くん~嫉妬/中出し/方言〜

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水族館。
神木は水族館が大好きだ。その幻想的な雰囲気もさることながら、ここは神木の大切な思い出の場所だった。休みの日には必ず水族館に来ている。1時間の日もあれば10分の日もある。神木は日曜日の今日も水族館に向かっている。

しかし、神木は見てはいけないものを見てしまった。神木が付き合って間もない彼氏である浩哉がナンパされているところだった。道の往来。ただ立っていただけだろう。しかし、浩哉はその視線を集める顔立ちをしている。

神木には分かっていた。浩哉とはスペックが違いすぎると。顔をメイクで飾り、服で身を飾り、アクセサリーで身を飾る女たちが2人、浩哉にまとわりついている。

「(気持ち悪い。)」

神木は目をそらす。しかし、気になってその場から逃げることもできない。

「ごめんねー。僕、恋人いるんだー。」

「いいよー。関係ないじゃん。バレないよ」

「私達と遊ぼうよ♡」

腕に絡みつく女の手。浩哉の腕にわざと胸を当てて、猫なで声で誘う。困ったように笑う浩哉。

「(女が絡みついてるのが気持ち悪い。)」

「(振り払わない浩哉さんに怒りが湧いてくる。)」

「(惨めに見ているだけの自分が気持ち悪い。)」

泣きそうな顔で神木は浩哉の光景を見る。

「ねぇー、もしかして酔ってる?そろそろ勘弁してほしーんだけどー」

「酔ってないよぉ。ちょっと飲んだだけ」

「昼間から飲むお酒って美味しいでしょ。私達今日は夜までフリーなの。」

ちゅっ

女が浩哉の頬にキスをした。その瞬間、神木の中でプツリと何かが切れた音がした。

神木はゆっくり浩哉に近づく。浩哉は神木に背を向ける状態で立っているため気づいてはいない。浩哉の近くまで行くと、浩哉の腕をグイッと力づくで引き寄せる。


「じゃけん、嫌い。酔っ払いなんて。」

「かーくん!?」

「ナンパしつこくすんなや、そんな飢えとんの?」

「何こいつ、ウザイんだけど」

女はキッと神木を睨む。けれど、キレてる神木には恐怖でもなんでもない。


「ウザイのはこっちじゃけん。俺のもんに触らんとってくれる。」

「はぁ?男のくせにありえなく無い?」

「逆に人間としてありえんのんよ。もうこれ以上は許せんけん。」

神木は浩哉の腕を掴んだまま、その場から離れていく。

「かーくん!?かーくんてば!!」

浩哉の呼びかけに裏路地に入った。大きく息を吸う。

「どして、許すん?」

「え?」

「俺のこと好きなのは嘘なんか?」

「そんなわけないじゃん!」

「じゃけ、どーしてベタベタと触らせるん?女の子たちが可愛かったけん!?俺はこんなにも…」

泣き出した神木を浩哉抱きしめる。

「ごめんねぇ、かーくん。たしかにトラブルにしたくなくて余裕もって構えてた」

「臭い…香水の匂い…」

神木の鼻に女の香水の臭いが入ってくる。

「かーくん………。可愛すぎるよ、ほんと」

「んぅ...///」

浩哉は神木の唇にキスを落とす。

「かーくん行こっか。まだ昼間だけど」

浩哉は建物を指さす。神木が目を向けると、そこにはラブホテルがあった。神木は顔を真っ赤にする。

「かーくんの話…じーくり聞かせてね」

ちゅっ







***









「ん…んぁ…ふぁ/////」

浩哉は神木の口に舌を入れる。ラブホテルの部屋に入ってすぐの扉の前。

「ねぇ、かーくん、どうして僕に怒ったの?」

神木はさっきの行動が恥ずかしく赤面している。

「それは…往来でハレンチだったからですよ!マナー違反です」

「もー、かーくん、違うでしょー!」

「ちょっ//」

浩哉は神木をお姫様抱っこしてベットに運ぶ。

「ちゃーんと教えてくれないと、この続きしてあげないよ?」

「別にいいです……///」

「かーくん…怒るよ」

浩哉は神木の耳に口を近づけ、低い声で呟いた。

「……ず、ずるいです。俺は怒られることしてません。今回は浩哉さんが悪いんですよ!だって、俺が、こ、恋人なのに!俺以外の人に触らせて、俺以外の人に触るから……」

神木はボロボロと涙を流し始めた。

「ど、しよ。止まんない……」

「もう、かーくん可愛すぎー」

浩哉は神木の目から流れた涙を舐めとる。ギョッとした顔で神木は驚く。神木の口に浩哉は自分の口を重ねる。

「なめ、んぅ...///」

「かーくん、涙止まったねぇ」

「うるさいです///」

再び神木の口に浩哉は自分の口を重ねる。

ちゅっ

「ねぇ、かーくん、さっきの方言なに?」

「あ、あれは地元が広島なので、とっさに……」

「すごい可愛かったんだけど、ねぇ、方言で好きって言って欲しいなぁ」

「言うわけないじゃないですか///」

「もー、かーくんの頑固者」

「ひゃ...///」

浩也は神木の中に手を入れて胸をまさぐる。突然の刺激に神木は体を跳ねさせた。

「ふぁ……ん……はぁ……///」

「かわいー」

浩也は神木のペ〇スを出すと手で扱い始める。

「あぁ……んぐ……うぁ////」

「気持ちいでしょ、僕、今日余裕ないから、もう指入れちゃうね」

「ああぁ////」

浩哉が指の先をちょっと穴に入れると、神木は大きく喘いだ。浩哉は一気に3本に増やす。

「いや、むりい////あぁ、ん///」

「ねぇ、かーくん、ほんとごめんね。僕、理性が役に立たないや」

浩哉は神木の穴に自身のペ〇スをあてがいます一気に挿れた。

「ふぁああ//////ひっ、ろやさん////はげし…あああっ////」


グチュクチュクチュ…
グチュクチュグチュクチュ…
ペチャクチュグチュクチュクチュ…
バコバコっパンパン
グチュクチュクチュグチュ…


「ああああぁ//んはああ////ひ、ろやさん、おっき、おっきい///」

「煽るなって」

「イきそう///イグ、イグ///」

「僕も……一緒にイこう」

「ひ、ろやさん///すきぃ、好きじゃけん、んあ///」

「もーかーくん、可愛すぎ。それにエロっ、煽らないでよ」

浩哉はピストンのスピードを上げる。

グチュ、パンパン……

「イクよ」

「イグ///おれ、もいぐ////あああああああ」

「くっ」

神木の中に浩哉の精液が広がった。



***




「かーくん、これからどこ行くのー?」

「水族館です。」

神木と浩哉はホテルから出て夕暮れの道を歩いていた。

「ひとりで?もしかして今まで休日に僕の誘い断ってたのって、水族館に行くためー?」

「そうです。水族館には行かなくてはいけないので。」

「どーして?」

「……今はまだ伝えることはできません。」

「そっかぁ。じゃあ、今から水族館デートしよー!」

「ちょっと!」

浩哉は神木の腕を引っ張って水族館への道を急ぐ。今までひとりで行っていた水族館に二人で行く感覚にもどかしさを感じながらも神木は嬉しい気持ちでいっぱいになった。

「じゃけん、この人の事好きなんよな」

「ん、なんか言った?」

「なんにも言ってません。行きますよ!」

赤くなった顔は夕日が隠してしまったが、浩哉は満足そうに笑い神木と手を繋いだ。


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感想 6

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みんなの感想(6件)

ノアール
2017.07.20 ノアール

とっても面白いです!
更新心待ちにしてます!
「リトル君の魔法学校生活」の連載が読みたいです!
どうか、ご検討ください。

2017.07.23 鬼灯

そう行っていただきとても嬉しいです!全然更新できていないので、頑張ります!

解除
𝓐.女装きつね

短編の書き方の勉強になります

って好きだから読んだのですが(笑)

2017.01.12 鬼灯

はじめまして!
勉強になるなんて恐縮です!
これからも、もっと上手に書けるように頑張っていきます!ありがとうございました!

解除
柊
2016.12.19

いつも楽しく読ませていただいています
特に短編が読みやすくて好きです
あのお気づきだったら申し訳ないのですが短編とリトルの話の置き場所?が混じってしまっているのですが・・・
ご確認のほどよろしくお願いします

2016.12.20 鬼灯

ありがとうございます!とても嬉しいです!!

ご指摘ありがとうございました!全然気づいていなかったので助かりました(o^^o)本当にありがとうございます!

解除

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