最強ご主人様はスローライフを送りたい

卯月しろ

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第十四章

VSグエル②

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赤い鮮血が、まるで意志を持っているかの如く自ら美しく宙を舞う。
その姿は変幻自在。
時には赤黒い鎌となって魔物の首を刈り、また時には不規則な動きでうねるレーザーのようになったりと。
その蹂躙劇は数で優位を取っているはずの魔物達でさえ、恐怖のどん底に陥れて離さない。

血に濡れた妖しき吸血鬼が、自らの血によって拡張された禍々しくも美しい翼で舞い上がる。
片手にはもちろん、こちらも強化された愛用の血鎌が。

翼をはためかせて一瞬で距離を詰め、大振りに振りかぶった鎌を一閃。
クロスに交えた双剣とぶつかってギャリギャリと耳障りな音を響かせる。


「くっ………美しいね、その姿。惚れ直したよ!」
「相変わらず、口が減りません………ねっ!」


力は拮抗。
お互いに弾かれ、少なからずノックバックした。
その隙をついて恐れ知らずな魔物達がリーンに襲いかかる。
魔力を纏わせた鋭い爪や牙を振るうが、命中する前にリーンの背後から突き出した血の触手に貫かれて無惨な姿を晒す。

空中で体勢を立て直すと、素早く魔物達の間を駆け抜け肉体を切り刻み、さらに先回りしていたドラゴンの亜種を両断。
血のシャワーを避けながら泣き別れした胴体を足場に、斜め右へと方向転換の後、両手で握った鎌を真正面に振り下ろした。


「やあっ!」


血色に可視化された巨大な斬撃が大地を穿つ。
若干、力を込めすぎたせいで勢いを殺しきれず、空中で一回転してから地に足をつけた。
駆けるとほぼ同時に走り幅跳びの要領でジャンプしたかと思うと、クルクルと手のひらで器用に鎌を回転させ、すれ違いざまにカブトムシのような魔物を仕留め。
止まることなく戦場を踊るように舞う。

愛する者の血によって大幅に強化されたリーンの相手として、ただの魔物ではもはや足止めにもならない。


吸血鬼の強みはその持続性だ。
他者の血があればそれを糧として、また武器としていつまでも戦う事が出来る。
素の肉体も常人離れしており、しかも再生能力も非常に高い。
どれくらい高いかと言えば、「一瞬で全てをチリも残さず消滅させなければ、いずれ復活する」と伝承されるくらい。

さらに一部の上位個体には、自らの魔力を血液に変換するスキルが生まれながらに宿っていると言う。
リーンがまさにその存在だ。

本来、これだけの血を武器として使えば吸血鬼と言えど確実に失血死している。
いくらマシロの血でブーストされていても、血の総量までは変えられないからだ。
そこを、リーンはスキルによって魔力を血に変換し、加えてそこら中に散らばっている魔物の血を利用することで解決した。

さらにだ。
リーンの種族を覚えているだろうか。
彼女は吸血鬼なだけでなく、である。
つまりサキュバスの能力も兼ね備えているのだ。

サキュバスは、異性の体液を取り込むことでその能力が変化、上昇する。
リーンの場合はほとんど毎日、ナニとは言わないが過剰なまでに摂取しており、しかもマシロの〈眷属化〉とサキュバス特有の〈淫紋いんもん〉によって相互的な強化が施されている。
上がり幅は尋常ではない。

…………とは言え。
魔力が尽きれば、当然ながら血の補給も出来なくなる。
マシロが不在のこの場ではこれ以上の血液補充の手段は存在せず、もしそうなってしまえばその時点で詰みだ。
おまけに、グエルの能力のせいで血液も魔力も運用の効率がすこぶる悪い。
普段なら全く気にしなくて良い量でさえ、細心の注意を払いながら扱う必要がある。

そもそも、普通なら血が不足する事態になることなどほとんど無いのだ。
アイリス程ではないが、リーンもまた魔力量がバケモン。
自身の魔力だけで十分に戦うことが出来る。

どれもこれも全てグエルの能力が原因。
イナリのような物理全振りならともかく、能力の対象となる魔力と血、そのどちらも扱うリーンとの相性は最悪も最悪。
本当に厄介な能力だ。
どう考えても、リーンの能力を分かった上でグエルを差し向けている。


────再び、双剣と血鎌が激しく衝突。
ガギィインッ………!!と耳をつんざく金属音と火花が散る。
今度は弾かれる前に自ら半身切り返して、鎌の柄の部分でがら空きの脇腹に打撃。
思わずむせながら離れるグエル向けて、翼の尖った部分を血で拡張した鋭い棘のようなものを放つ。

ドドドッ!

連続して血の棘がグエルの体に刺さる。
どうやら弾かれた反動で上手くガード出来なかったらしい。


「くっ、なにっ………!?」


グエルの驚いたような声。
刺さった血の棘がどろりと溶けたかと思うと、そのまま傷口からグエルの体内に侵入したのだ。
それによる痛みや違和感などは無いが、悪い予感しかしない。
実際、その予感は当たっている。
グエルが能力を行使しようとした途端、溶けたはずの血の棘が体を内から食い破って突き出した。
胸から計四本の鋭利な棘を生やしたグエルが、激しく吐血する。
…………が、共に上がる口角。


「がふっ…………良いね、盛り上がってきたじゃないか」


双剣で棘を綺麗に切り落とす。


(これは時限式…………いや、特定の条件下で発動するタイプか?)


今の状況から、おそらく後者であると判断。
"特定の条件下"とはスキルを使ったタイミングであろうか。
すぐさま"抑制"によって鎮静化を図るが、どうも成分が特殊らしく、少し時間がかかりそうだ。
こちらにリソースを割く分、他への精度が多少下がってしまうのは必須だろう。


「ふふっ、まさに君と出会った時のようだ。あの胸を貫かれるような熱い衝撃………!」
「実際に貫かれてるんですよっ」


もはやリーンは相手にもしない。
グエルの痛々しい妄言に、付き合っている暇は無いのだ。
立て続けに鎌を振るい、逃げたグエルを追って地平を飛ぶ。
フェイントも混ぜた複雑な動きで追いつき、逆袈裟斬りの要領による一撃をお見舞い。
思いっきり振り抜いた鎌の曲線部分に運ばれ、グエルは近くの岩壁に叩きつけられた。


「くっ、なんのっ!」


放出した魔力によって岩壁が崩壊。
崩れる瓦礫の間をすり抜け、リーンとグエルはぶつかり合う。
手数ではグエルの方が上だ。
目にも止まらぬ連撃が、複数の衝撃を盾代わりの鎌へと余すことなく伝える。
ビリビリと手に残るそれをなんとか耐え、袈裟斬りに一閃。
ザシュッ!とグエルの肩口に深い傷が刻まれた。


「【ファイアボール】!」
「………〈プロモートル》!」


さらに、目くらましの炎魔法。
巨大な炎の球体がグエルの視界を覆う。
すぐさま"抑制"を付与した双剣で真っ二つに割るが…………すでに、その先にリーンの姿は無かった。
背後だ。
一瞬でグエルの背後に回ったリーンが、十分に引き絞った鎌をがら空きの腹目掛けて力いっぱい振るう。


「っ………!?」


確実にグエルの胴体を両断する──────はずだった。
しかし、現実に起こったのは全く別の結果。
およそ三分の一。
鎌の刃はほとんどめり込んでいるが、両断には至っていない。
途中で止められたのだ。
一体どうやって?

簡単だ。
肉体の強度を高めると共にその効果を"促進"し、さらに双剣ではみ出した刃部分を抑えてガード。
なんとか勢いを殺しきったのだ。
それでもかなりの重症なことに変わりはなく、グエルの口から大量の血がこぼれ落ちる。


「がふっ…………やれ」
「…………っ!?」


瞬時にリーンは鎌を抜こうとするが、それよりも速く。
シュルシュルッ、と何かがリーンの左腕に絡み付いた。
黒い触手だ。
それを目視する前に。

ぐんっ!と激しい勢いで後方へと引っ張られた。
一ミリもリーンのことなど考慮していない、あまりにも乱暴で雑な扱い。
肩が外れそうなほど強烈な力に耐えかねたリーンの口から、「うぐぅ………!」と悲痛な声がひねり出される。

黒い触手はそのまま宙をうねると、不意にリーンを地面に叩きつけた。
バキバキバキッ!と地面が砕ける音と共に、強烈な衝撃がリーンの体を突き抜ける。
肺の空気が強制的に吐き出され、それに混じって鮮血と瓦礫が巻き上げられる。


「かはっ………!?」


リーンは見た。
どうもリーンを捉えたこの触手は、地面の中から植物のツタのように生えているらしい。
太くなったその麓の地面が盛り上がり、次々と同じような触手が姿を現し始める。
それらはうようよと倒れ伏すリーンに群がり、あっという間に四肢を拘束。
圧倒的な万力によって逃れられぬ痛みを与えながら宙へ持ち上げた。

未だ触手だけで本体が見えぬこの魔物は、本来は海などに生息しているはずの太古の化け物、"リュネグル"である。
見ての通り黒い八本の触手を持っており、この触手はタコのようにしなやかで力強い。
大きさは最大で三メートルほど。
この魔物の恐ろしい点は、"海の掃除屋"と言う二つ名が付いた所以でもある彼らの習性にある。

リュネグルは、手当り次第に何でも食べる。
コケや海藻、海底に沈んだ魚や魔物の死体から海を漂う船や人間まで。
その対象はそこら辺の岩や下手をすれば砂にだって及ぶ。
前半だけを見れば、海を綺麗にしてくれる頑張り屋さんとして感謝さえされたであろう。
しかしこいつのやばい実態は後半にギュッと詰まっている。
文字通り、のだ。
言わば悪食。
腹が減っていれば、たとえ何であろうと目の前のものに食らいつく。

かつては、"いずれ世界はリュネグルに食われて滅びる"とまで言われたほど。
唯一の救いは、彼らの総数が絶滅危惧種に分類されるほど…………いや、それ以上に少なかったことだろう。

リュネグルはかの聖魔戦争の際に絶滅したと言われていたが……………どうやら、生き残りが存在していたらしい。

ちなみに、彼らは食欲だけでなく戦闘力も中々のものだ。
得意とするのはその触手による絞め殺しだけでなく、気配を消すのが上手いため不意打ちも可能。
たとえばこんな風に、砂や地面の下に隠れて─────。


『クルルルルルッ!』
「………ゔぁあっ…………!?」


ボバッ!と地中から勢い良く何かが飛び出してきた。
土を跳ね除けて姿を現した真っ黒な砲弾のようなものが、四肢を固定されて無防備なリーンの腹部に強烈な一撃。
バキボキッ!と肋骨がへし折れる音が鮮明にリーンの鼓膜を打つ。


「畳み掛けさせてもらうよ」


あまりの勢いに触手の拘束から逃されたリーンを追って、双剣の反射する光が瞬く。
防ごうにも、もはや体が動くはずもなく。

バスバスッ!

体のあちこちに、"促進"が付与された切り傷が刻まれた。
一瞬、あまりの痛みに意識が飛びかけた。
寸前で遠隔操作によって間に割り込ませた鎌が無ければ、もしかしたら発狂すらしていたかもしれない。
目の前で斬撃を代わりに受けてくれた血鎌が砕け散る。

リーンの力が極端に弱まった影響もあるのだろう。
周囲で蹂躙劇を繰り広げていた血の武器や触手達もパシャッと液状の血に戻り、地面のシミと化した。
美しい翼も元の姿に。

四肢の拘束も、羽による浮力も失った彼女の体が、乱雑に放り投げられた。
ドシャッと血の海に落ちる。


「……………………」


………………………ギリギリ、生きている。
ただそれだけ。
寸前で死んでないだけで何も出来ない。

血が足りない。
体内を循環する血液がほぼ致死量抜けており、目眩や吐き気と言った基本的な症状を始める様々な弊害が彼女を襲う。
頼みの綱の血のストックさえも尽きてしまっているため、もはやどうしようもないのだ。
逆にまだ生きているのが不思議なくらい。

白む空をぼーっと眺めながら、そんなリーンがぽつりと一言。


「…………ご主人様……………」


願うのは、己の命でも死への恐怖でも、まして敵への怨念ですらない。
ただ、彼に会いたい。
愛しい人に会いたい。
ただそれだけ。



──────果たして彼を呼ぶこの声が、彼自身に届いたのかは知る由もない。
だが、確かに。

キラリと輝く粒を落とす左目に、微かに宿る淡い紅の光。
今にも消えてしまいそうなその光には、確かに彼との確固たる繋がりが灯っていた。


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