勇者パーティを引退したのに、勇者が連れ戻そうと追いかけ回してくるんだが

歩く、歩く。

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107話 持たざる賢者

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 リリーは鼻歌交じりにトングを置き、出来上がったコロッケを見やった。
 こんがりきつね色に揚がって、とても美味しそうだ。自信作に頷き、リリーは「さて」と眼鏡を直した。

「パンももうすぐ焼きあがるし、サラダでも作るか。そろそろ馬鹿コンビも呼ばなきゃね」

 苦笑しながら竈へ向かった、時だった。
 窓から手が伸び、コロッケを一個盗んでいく。目ざとく見つけ、リリーはエプロンをはぎとった。

「しくった、油断した……こら待て!」

 時すでに遅く、盗人は木に上っている。リリーは盗人を見上げると、

「こらハワード! 降りてきなさい!」
「へへー、やーだよーだ!」

 ハワードはコロッケを見せびらかし、悪戯っぽく笑った。
 ハワードが光臨教会に入って三年が経っていた。八歳になった元浮浪児はすっかりいたずら小僧となり、リリーを困らせている。
 三年前までは言葉もまともに話せなかったのに。元気になったのは喜ばしい事だが、こうも悪戯ばかりでは迷惑極まりない。

「それ出来立てだからね、食べたら火傷するわよ!」
「ふーん、じゃあいただきまーす」
「話聞け!」
「あっちぃ! あちちちち!」
「ほら言わんこっちゃ……」
「なーんてうっそー♪」
「……今すぐ降りてこい、膾斬りにして煮込んでやる」

 スラリと剣を引き抜くリリーと、「やれるもんならやってみろ」とあっかんべーするハワード。両者の戦争は今まさに始まろうとしていた。

「はいはい、そこまでです。どうされたのですか二人とも」
「あ、ボルグ!」
「様をつける! 聞いてくださいボルグ様、ハワードが!」

 弟子二人を優しく諫め、賢者ボルグがやってくる。事情を聞いた彼は顎に手を当てると、

「リリーさんのコロッケがよほど美味しかったのでしょう。食べてしまった以上、見逃してもいいのでは」
「ハワードに甘すぎます! なんであいつの肩を持つんですか!」
「あまり彼を強く責められないものでして」
「なんで……お師匠様、唇が油でテッカテカですが、何を食べました」
「貴方のコロッケは最高でしたよ」
「何盗み食いに加担してんだこのド阿呆!」

 ボルグはハンマーでぶん殴られた。いつものやり取りにハワードはけらけら笑っている。
 笑い声が気に障ったのだろう、リリーの堪忍袋がぶち切れた。

「十秒くれてやる、鼠のように逃げおおせるか、この場で死ぬか……どちらか選べ」
「へっへー、リリーなんかに俺がやれるわけないだろー? だって俺リリーよりずっと強いんだし。悔しかったらここまでおーいでーだ」
「……一発で沈めてあげる、覚悟はいいかしら……?」

 握られた拳に魔力が集まり、リリーの拳が真っ赤に輝いた。ゴゴゴゴゴと地響きが鳴り始め、ハワードが焦り出す。

「えっと……コロッケ美味しかったでーす」
「死にさらせっ!」

 次の瞬間、修羅となったリリーが木を木端微塵に殴り壊した。

  ◇◇◇

 数秒後、ボルグとハワードは仲良く地面に埋め込まれていた。

「いやー過激ですねぇHAHAHAHA☆」
「いちち……ボルグ、大丈夫?」
「慣れっこですから。これじゃあお昼ご飯抜きですかねぇ」
「じゃあさじゃあさ! ケバブ食べに行こうよ。この間良い所見つけたんだ」
「また宿舎から抜け出しましたね? いけない子です」
「ボルグだってこの間抜け出して競馬場に行ってたじゃないか」
「おおう、これは一本取られましたねぇ」

 ボルグはあっけらかんと笑うと、葉巻を出した。
 煙をドーナツ状にして吐き、ハワードを楽しませる。大負けして有り金全てスッたのに、明るい男である。

「競馬なんて何が楽しいのさ、馬の勝ち負け考えるのってそんなに面白い?」
「嵌ると沼ですよぉ? 今度一緒に行きましょう、馬と触れ合うのも楽しいですよ」
「うーん、パンツ一丁になるのは嫌だな」
「それ先週の私を言ってます? そりゃカジノでぼろ負けしちゃいましたけどぉ」
「ちょっとは反省したら?」
「してたらギャンブルなんて楽しめませんよ」

 発言がいちいちダメ人間のそれである。けど底抜けに笑うボルグを見てると、なんか許してしまう。
 ちょっとダメな大人だけど、愛嬌のあるボルグが、ハワードは好きだった。

「ではケバブでも食べに行きましょうか。ハワード君のおすすめのお店、期待してますよ」
「うん!」

 街へ繰り出すなり、人々がボルグに声をかけてくる。ボルグはにこやかに挨拶し、

「やぁミゼットさん、息子さんはお元気ですか?」
「ああおかげさまで。あんたの薬ですっかり病気も治ったよ」
「それはよかった。おやバッカスさん。いいお酒は入荷しました?」
「おうよ! ボルグの好きな奴も仕入れといたからよ、適当な時に見に来てくれや」
「楽しみにしていますよ。おや、これはこれはミントさん」
「ハァイボルグさん。昨日もごひいきにどうも♡ 私の抱き心地はどうだったかしら?」
「いつも通り最高でした、流石は娼館ナンバーワン嬢です。それはそうと、お尻撫でてもよろしいでしょうか?」
「オフの日だからおさわりNG♪」

 めきょっと殴られ、顔面が陥没した。けれどもボルグは笑い飛ばし、周りの人たちも明るく笑いだす。
 ボルグがそこに居るだけで、その場がとても明るくなる。まるで人々の心を照らす太陽のようだ。
 人々から愛され、慕われる賢者。それがボルグ・ロックだ。そんな父親が誇らしく、ハワードも笑っていた。

「けどボルグ、別にお願いしなくても触りたければ触っていいんじゃない?」
「ひゃあっ!? 何するのよ!」

 ミントの尻を触るなり平手打ちを食らい、ハワードの頬に紅葉が出来た。
 ふてくされるハワードに、ボルグがアドバイスを送った。

「女性に触れる際は、きちんと許可を得ましょうね。男たるもの常に紳士であるべきです。その方がモテますからね」
「そんなものなの?」
「そんなものです。ということでミントさん」
『おっぱい揉んでもよろしいでしょうか?』
「黙れ変態紳士♡」

 ミントに殴り倒され、ノータリン二人が石畳にめり込んだ。

「結局ダメじゃんか」
「そんな時もありますよ。めげずにチャレンジするのみです」

 ボルグは楽し気に笑い出す。この人は人生を心から楽しんでいるなとハワードは思う。
 だからだろう、一緒に居る自分も楽しい気持ちになってくる。こんな大人になれればと、ハワードは感じていた。

  ◇◇◇

「さぁ皆さん、準備は出来ましたか?」

 スコップを持ったボルグの掛け声に、集まった人々が歓声を上げた。光臨教会の僧侶とシスターは勿論、近隣住民の姿も見られた。
 ハワードとリリーは共に苗木の準備をしながら、周囲の惨状を見渡した。
 一面、焼け落ちた森が広がっている。ここは王都から西にはなれた山間で、先週山火事により甚大な被害を受けた地域だ。
 ボルグはこの森を再建するべく人々を集め、植林活動を行おうとしているのである。

「こんなちまちました事しないで、魔法で木を生やせばいいのに」
「そんな離れ業できるわけないでしょう? ほら、まずは焼けた木を片づけないと」
「ほーい」

 ハワードは意気揚々と魔法を使い、焼け跡を片づけていく。あっという間に更地に変わり、人々から喝采が起こった。
 スラムに居た頃は、誰からも憎まれていた。でも今はハワードを虐める者は誰もいない。自分が世界の一員になれた気がして、気分が良かった。

「素晴らしいですね、その歳でそれだけの魔法が使えるとは」
「へへ」

 特に、ボルグに褒められるのは格別だ。
 その後は、ボルグの指揮の下植林活動が始まる。皆で協力して苗木を植える姿を見ながら、ハワードはボルグの袖を引いた。

「ボルグ、俺なら木を生やすくらい簡単だよ?」
「また言って。そんなの出来るわけないでしょう? 樹木を生やすなんて生命に関わる魔法は、人間には出来ない事なの」
「出来るって、ほら」

 地面に手を当てるなり、苗木が生えてくる。魔力をもっと込めれば、辺り一帯を森林にするくらい簡単だ。
 リリーは目を見開いている。「神の加護」を持つハワードにとって、生命を操る魔法なんて簡単なスキルだ。

「ね、俺に任せれば全部元に戻せるよ」
「そうですね、たしかに君ならば出来るでしょう。ですが、全部与えるだけがいい事ではありませんよ」
「なんで?」

「与えるばかりでは、人はその人に頼り切りになってしまう。それは生きる力を奪う事になってしまいます。私達がすべきなのは、生きる力を与える事。自力で戦う力を与えるべきなのです。
 今回もそう。一人ではなく大勢で、協力して物事に取り組む事で、火事が起こる前よりも森を大事にしてくれるでしょう? これが正しい援助なのです。私達は背を押すだけ、最後はその人の力で解決しなければ、本当の意味で解決する事は出来ないのです」
「……ふぅん」

 ボルグの説明はハワードには難しかったが、率先して植林をするボルグを見ているうちに、なんとなく意味が分かってきた。
 植林活動は夕方近くに終わり、皆泥だらけになっていた。表情は明るく、木々が育つ姿を想像して和気あいあいとしている。
 これがボルグの言う、生きる力を与える事なのか。幼いながらも、ハワードはボルグの教えを反芻していた。

「魔物だ! 魔物が出たぞ!」

 不意に誰かが叫んだ。ハワードとリリーが身構えるなり、ゴブリンの群れが向かっているのが見えた。
 魔物。この世ならざる存在が生み出した忌むべき災害。なんとしても止めなければ。

―ぎゃおおっ!

 一瞬出遅れ、少女が襲われる。刹那、ボルグが身を挺して庇い、背中を鉈で斬りつけられた。
 途端に、ハワードの毛が逆立った。

「お前……ボルグを虐めるな!」

 全力でゴブリンを殴り、首が消し飛んだ。ボルグを傷つけた奴は、一匹残らず許さない。
 ゴブリンの群れを徹底的に叩き、一分経たずに全滅させた。ボルグの痛みを思い知らせるために、考えうる限り残虐な殺し方で。
 肉片となったゴブリンを見て、人々は青ざめている。リリーですら言葉を失っていた。
 けどそんなのはどうでもいい。

「ボルグ! 怪我してない!?」
「ははは、大丈夫大丈夫。ちょっと背中を叩かれただけですよ」

 ボルグは笑顔で言うと、腕の中の少女に微笑んだ。

「無事みたいですね、よかった。さ、お父さんとお母さんの所へお戻り」
「う、うん……」

 少女はハワードに恐怖の眼差しを向け、逃げるように去っていく。人々もハワードを恐がり、遠ざかっていた。
 ボルグは困ったように微笑み、ハワードの頭を撫でた。

「私のために怒ってくれて、ありがとうございます。けどちょっと、過激すぎましたかね」
「けど、あいつらはボルグを……」
「大丈夫、私は怒っていませんから」

 そう言われても、ボルグを困らせてしまったのは分かる。ハワードは酷く落ち込んでしまった。

  ◇◇◇

 夜になり、教会宿舎に戻ったハワードは、部屋にこもって悩んでいた。
 ボルグのためにゴブリンと戦ったはずだった。だけどボルグは喜ばず、リリーも人々も怖がらせてしまった。自分は正しい事をしたはずなのに、なぜだろう。
 考えても答えは出てこない。こんな時は、ボルグに聞いてみよう。ボルグなら、きっと教えてくれるはずだから。
 ボルグはすぐに見つかった。テラスで、リリーと紅茶を飲んでいた。
 リリーはハワードを見るなり席を立とうとするが、ボルグが止めた。ボルグは微笑み手招きし、三人での茶会が始まった。

「君がなぜここへ来たのかわかりますよ。昼間の事で悩んでいるのでしょう?」
「どうしてわかったの?」
「賢者ですから。リリーさんとも丁度そのお話をしていた所なんです、君の力が恐いと相談されましてね」
「ボルグ様!」
「隠しても彼には気付かれてしまいますよ。それに、君も彼を誤解したままでは辛いだけです。たまには師匠として、いいお話をしませんとね」

 ボルグは葉巻に火をつけると、ゆっくり煙を吐き出した。

「強大な力に伴う責任は、ご存じですか? 大きな力は徒に振り回せば、大切な人達を壊すとても危険な物となります。命だけでなく、心や関係性といった物も全て無に帰してしまう。それは身をもって経験しましたね」
「うん……俺、ボルグを助けたはずなのに、ボルグもリリーも、悲しい顔をしていた」
「やはり君は賢い子だ、勿論リリーさんも。彼の「神の加護」を恐れるのは、決して間違っていません。人として正しい事です。それでもなお、彼に歩み寄ろうとしている。その気持ちを私は嬉しく思いますよ」
「まぁ、ハワードは嫌いではないですし……」
「二人にも様々な思いがあるでしょう。ハワード君が自分の力を恐れるのも、リリーさんが彼の力を恐れるのも、どちらも正しいです。その上で私の考えを伝えましょう。―――力は魂を映す鏡である―――ちょっと、難しいですかね」
「どんな意味なの?」

「どのような力でも人を救う事が出来るし、傷つける事も出来る。どちらの用途で使うかは、その人の心次第です。特に君の持つ「神の加護」は、なろうと思えば救世主になれるし、世界を滅ぼす魔王にもなれます。君は、どのような人になりたいですか?」
「分からないよ、そんなの言われても」
「それでいいんです、いきなり答えを出せる人なんて居ないのですから。君はきちんと考えられる子だ。君なりに正しいと思う選択をしなさい。大事なのは、人から答えを与えられる事ではない。自分で考え、選び取る事です。もし君が君を信じられなくなっても、私が君を信じます。恐れることなく悩み、考え、選び取ってください。私の願いは、それだけです」

 ボルグに背を押され、ハワードは胸に手を当てた。
 俺が欲しいのは、ボルグもリリーも笑顔にする力だ。「神の加護」が凄い力を持っているのなら、実現できるはず。
 ボルグが信じたハワード・ロックならば、必ずそう選択するだろう。

「やっぱり、ボルグは凄いな。俺の欲しい答えを教えてくれる」
「君の父親ですからね。リリーさん、いかがですか?」
「ええ、まだ少し、ハワードは恐いですけど……決して徒に、人を傷つける奴じゃないのは、わかっています。だから……もう少し、見てみようと思います」
「どうやら、答えを出してくれたようですね。聡明な弟子を持って私は嬉しいです」

 ハワードも、ボルグを父親に持って誇りに思う。だからこそ気になった。
 ハワードはボルグの加護を知らない。賢者にまで上り詰めた男ならば、凄い加護を持っているはずだ。

「ねぇ、ボルグは何の加護を持っているの?」
「ハワード、それは……!」
「知りたいですか? 聞いたらきっと驚くと思いますよ」
「ボルグ様、いいんですか?」
「公言してますから、隠すことではありません。では教えますよ。私の加護はなんと! ないんです」
「ない?」
「その通り、私は加護を持っていないんです。どうですか、驚いたでしょう?」
「……加護を、持ってない? 持ってないの!?」
「こらハワード、そんな大声で叫ばない!」

 そう怒られても、加護がない人間なんて初めて聞いた。しかも相手が賢者の肩書を持つのだからなおさら驚いた。

「そんなに驚いてもらえると、教えた甲斐がありますね。けど別に困った事はないんですよ。
 加護は確かに力を与えますが、同時に短所も与えてしまうものです。例えばリリーさんの加護、「見聞の加護」は人の発言の真偽を見抜く力を与えます。しかし同時に、人に対して疑心暗鬼を持つようになります。当然ですよね、相手が嘘を言っていると分かってしまうのでは、人を信じられなくなってしまいますから。

 「剛力の加護」の持ち主は圧倒的膂力を得られますが、その力のせいで細かい作業が出来なくなってしまいます。「盾の加護」は天性のタフネスを得られる代わりに、極端に運が悪くなってしまいます。そして「魔術の加護」も、膨大な魔力を得ますが運動能力がからっきしになってしまいます。

 ですが、私は長所こそ得られませんが、代わりに短所もないんです。それって凄い長所だと思いませんか? 嘘を見抜けないかもしれませんが、人を信じる事が出来る。膂力はありませんが細かい作業が出来る、タフネスはなくとも運がある、魔力はなくとも運動が出来る。出来ないことより出来る事の方が圧倒的に多いんです。

 短所を嘆くより、長所を伸ばす方が楽しいじゃないですか。だから私は色んな事に取り組みました。沢山の知識を学習し、あらゆる武術に手を出し、多岐に渡るスキルを手に入れた。相手の得意には敵わずとも、苦手には勝つ自信がある。器用万能とはこの事です。

 加護なしでも賢者になれたのが、揺るがぬ証拠。重要なのは加護ではありません、自分の持つ魅力をどれだけ引き出せるかです。私は自分の魅力を最大限まで引き出したからこそ世界に認められる男になれたのです。
 ですから、君たちも自分の長所を磨きなさい。短所が淡く霞むほどに。二人が持つ魅力を引き出せるよう、私も師匠として頑張りますから」

 ボルグはハワードとリリーを撫で、愛し気に見つめてくる。
 力を持たない賢者なのに、ハワードは彼から輝く力を感じていた。幼いながらに、ボルグに対し深い尊敬を抱いていた。
 ボルグが自分を信じるなら、それに恥じない男になろう。賢者のように、人々を照らす太陽になろう。
 全てを持った小さき神の落し子は、何も持たざる者の大きな背を見て決意した。
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