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27話 女騎士の命が狙われているようだが、魔王には関係ない
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この数日、セレヴィの目つきが見るからに変わった。抱えていた迷いは吹っ切れたようで、目標に向けて真っ直ぐに突き進んでいる。
好ましい事だ、セレヴィが不調だとガレオンも気になってしまう。最近は、自然と彼女を目で追いかけてしまうのだ。
微かだが、セレヴィに対しある感情が芽生えつつある。彼自身認めようとしないが、最近セレヴィを特別扱いしていた。
以前までのガレオンならば、自分の仕事を誰かに任せようとは思わなかっただろう。なのに彼女へ役割を与えたのは、セレヴィが自分の志を背負ってくれると思ったからだ。
ずっと一人で、大きすぎる荷物を持ち続けてきた。それを苦にする事はなかったが、分かち合う喜びを感じた事はなかった。
誰かと一緒に、夢を叶える感触を楽しみたいと思っていたのかもしれない。長年求めていた存在が、ようやく現れてくれたんだ。
「で、いつまでそこに居るつもりだマステマ」
「ありゃー、やっぱバレちまったっすかー」
柱の陰からマステマが顔を出してきた。彼女はにまにましながら、ガレオンを小突いた。
「神妙な顔しちゃってぇ、あの娘の事考えていたっすよねぇ? そうっすよねぇ?」
「だったらどうした遅刻魔。人の事気にする暇があるなら、自分の仕事をしろ」
「言われんでもやってるっすよ、あの娘ならあーしとルシファーでマークしてるから大丈夫っす。にしてもまぁ、随分と過保護になったもんっすねぇ」
「あいつにはするだけの価値がある。奴の喪失はすさまじい損失を生むからな、今の内に保険をかけておくに限る」
セレヴィはガレオンにとって無くてはならない女となっている、何があろうと彼女は、守らねばならないのだ。
「そういや新月、近いっすね」
「だからどうした?」
「しんどいならあーしが替わってもいーっすよ」
「馬鹿を抜かせ、あいつの守護は俺の仕事、これだけは誰にも譲らん。美味しい所は、もってかせてもらうぞ」
「ちえー、ずっこいなぁ」
新月を理由にできるものか。セレヴィはガレオンを心から信頼してくれている、この役目は、自分にしか果たせないんだ。
安心しろセレヴィ、お前は何があろうと俺が守ってやる。俺には、そうするだけの力と責務がある。お前が魔界で幸せになれるよう、俺の全てを賭けて助けてやる。
女一人守れないで、魔王を名乗る資格などないのだから。
◇◇◇
Xデーが近づいている。シトリーは神妙な面持ちで、例のアレの視察へ向かった。
ガレオン領侵攻計画の要である、シトリーの切り札。山のように巨大な鉄の塊を見上げ、魔王は身震いした。
やっと完成した。予定を繰り上げて、想定より早く出来上がった。
名前はグングニル、勝利を約束する槍の意を持つその兵器は、全高50m、全長200mを誇る、陸上を走る戦艦だ。
シトリーが全身全霊を掛けて開発させた魔導動力を搭載させた、魔界最大の機動兵器である。装甲は理論上ガレオンの魔法すら跳ね返すほど強靭で、樹海だろうと荒野だろうと関係なく粉砕して突き進む馬力を誇る。
多数の兵士達を収容できるため揚陸艦としての役割も持っており、敵陣深くに切り込んで一挙制圧するのも容易だ。
……こいつでガレオン城まで攻め込み、奴の領域を占領する。いくらガレオンでも、グングニルを前に勝てるわけがない。
加えてグングニルにはもう一つ役目がある。ガレオン領奪取後、二人の魔王に対する抑止力としての役割だ。
今は味方でも、奪取後には敵同士。広大なガレオン領を巡っての争いが起こるのは必至だ。
だがこのグングニルがあれば、ネビロスとサルガタナスを黙らせられる。上手く事を運べば、ガレオン領を独占するのも夢じゃない。
自分の才能が恐くなる。これほどまでの兵器と策略を生み出せるのは、魔界広しと言えど自分以外いない。魔界の覇者はこのシトリーを置いて他に居ないだろう。
「今に見ていろガレオンめ……僕の顔に何度も泥を塗った報いを受けさせてやる!」
聞けば奴はのんきにサーカスなんぞを楽しもうとしているらしい。油断しきっている今が絶好の機会だ。
次の新月、それがお前の命日となる!
「これはこれは、改めて見るとなんとまぁ壮観な事か」
「これほどの代物を見せられては、期待せざるをえんな」
部下に連れられて、同盟を組んだネビロス、サルガタナス両魔王がやってきた。
二人ともグングニルを見上げ、驚嘆としている。どうだ、これが魔王シトリー驚異の軍事力、ガレオンをもしのぐ力だ。
ガレオンの次はお前達だ。僅かでも反抗の意思を見せたら、グングニルで貫いてやる。さすれば魔界の四割がシトリーの物となる。
「これならばガレオンに対抗できるであろう。シトリーよ、見直したぞ」
「その若さで大したものだ、占領後も是非同盟を継続させてもらいたい」
「こちらこそお願いいたします、ネビロス殿、サルガタナス殿」
未来の獲物にほくそ笑みながら、シトリーは二人を会食へ誘った。ガレオン領占拠後の話に華が咲き、非常に気分が高揚してくる。魔界の王となる夢が膨らんで仕方なかった。
ほろ酔い気分で執務室へ戻る途中、魔王城の前に民衆が群がっているのが見えた。
抗議の横断幕や旗を掲げ、ぎゃんぎゃんわめきたてている。シトリーは目頭を押さえ、愚民どもを見下ろした。
彼らはグングニルの造船に反対するデモ隊である。グングニル造船には民衆達から多額の徴税を行っており、さらには鉄等の資源も足りないため、鍋や包丁、釘の一本に至るまで、領内全ての資源を回収したのだ。
文字通り、領内全ての力を込めた一撃である。これに対し領民達は激怒、連日シトリーに対しての抗議を行っていて、外に出るのもままなならない。なぜこんなにも彼らが起こっているのか、シトリーは分からなかった。
「全く、政治を分かっていない連中だ。第一領民は魔王の財産だ、自由に使って何が悪いんだよ……おいそこのお前」
通りかかったメイドの肩を掴むなり、シトリーは頬を打った。
突然殴られたメイドは困惑していた。シトリーは窓を示し、
「埃が残っているぞ、そんな体たらくで僕のメイドをやっていたのか? クビだ、今すぐここから出て行け」
シトリーにとってミス=反逆だ、たとえわずかでも、一度の失敗も許したりはしない。優秀な「物」だけを残す厳格な体制を取っているから、シトリーの配下には優秀な人材が揃っていた。
さらに盤石にするのが、シトリーの物を見る目である。ガレオン領に紛れ込んでいる彼に連絡を取り、連携を図るべく現状を伝える。
『そうか、グングニルがとうとう。こちらも、下準備は済ませた。いつでも行動に移れる』
「よかった……! いいな、絶対にガレオンを殺せ! 奴相手に確実はない、たとえグングニルがあったとしてもだ! 奴さえ、奴さえ居なくなれば上手く行くんだ! 成功の暁には、お前を重役に就けてやってもいい!」
『随分怯えているな、そんなに怖いのか? ガレオンの報復が』
「こ、恐くなんかない! 僕を誰だと思っている、魔王シトリーだ! ガレオンなんかに恐れるものか!」
『別にお前が恐れようがどうでもいい、仕事は仕事、必ず遂行する。新月以外にも、ガレオンの盲点が見つかったからな』
「なんだって、本当か!? なんだ、ガレオンの盲点とはなんだ!」
『女だ』
彼からの計画を聞き、シトリーは明るくなった。
あのガレオンに予想だにしない弱みがあったとは。いける、必ずガレオンをやれる。
「いいぞ、いいぞいいぞ! 一筋の希望が見えてきたじゃないか!」
『とはいえ、あの女は油断ならない。俺の気配に勘づいているからな。奴を無力化しないと、ガレオンに近づくのも難しい』
「だがお前なら出来るだろう? な、絶対できるよな!」
『わかったから吉報を待っていろ、ではな』
彼との通信が切れるなり、途方もない不安が押し寄せてきた。
奴の顔を思い浮かべるだけで、シトリーの心を大きく揺さぶる。それだけガレオンは恐ろしい存在だった。
大丈夫だ、内と外の二段構えの盤石の作戦なんだ。ガレオンはシトリーの作戦に気付いていない、奇襲は絶対に成功する。心を強く持て、魔王シトリー。
魔界最強の男になる日は、もうすぐなのだから。
好ましい事だ、セレヴィが不調だとガレオンも気になってしまう。最近は、自然と彼女を目で追いかけてしまうのだ。
微かだが、セレヴィに対しある感情が芽生えつつある。彼自身認めようとしないが、最近セレヴィを特別扱いしていた。
以前までのガレオンならば、自分の仕事を誰かに任せようとは思わなかっただろう。なのに彼女へ役割を与えたのは、セレヴィが自分の志を背負ってくれると思ったからだ。
ずっと一人で、大きすぎる荷物を持ち続けてきた。それを苦にする事はなかったが、分かち合う喜びを感じた事はなかった。
誰かと一緒に、夢を叶える感触を楽しみたいと思っていたのかもしれない。長年求めていた存在が、ようやく現れてくれたんだ。
「で、いつまでそこに居るつもりだマステマ」
「ありゃー、やっぱバレちまったっすかー」
柱の陰からマステマが顔を出してきた。彼女はにまにましながら、ガレオンを小突いた。
「神妙な顔しちゃってぇ、あの娘の事考えていたっすよねぇ? そうっすよねぇ?」
「だったらどうした遅刻魔。人の事気にする暇があるなら、自分の仕事をしろ」
「言われんでもやってるっすよ、あの娘ならあーしとルシファーでマークしてるから大丈夫っす。にしてもまぁ、随分と過保護になったもんっすねぇ」
「あいつにはするだけの価値がある。奴の喪失はすさまじい損失を生むからな、今の内に保険をかけておくに限る」
セレヴィはガレオンにとって無くてはならない女となっている、何があろうと彼女は、守らねばならないのだ。
「そういや新月、近いっすね」
「だからどうした?」
「しんどいならあーしが替わってもいーっすよ」
「馬鹿を抜かせ、あいつの守護は俺の仕事、これだけは誰にも譲らん。美味しい所は、もってかせてもらうぞ」
「ちえー、ずっこいなぁ」
新月を理由にできるものか。セレヴィはガレオンを心から信頼してくれている、この役目は、自分にしか果たせないんだ。
安心しろセレヴィ、お前は何があろうと俺が守ってやる。俺には、そうするだけの力と責務がある。お前が魔界で幸せになれるよう、俺の全てを賭けて助けてやる。
女一人守れないで、魔王を名乗る資格などないのだから。
◇◇◇
Xデーが近づいている。シトリーは神妙な面持ちで、例のアレの視察へ向かった。
ガレオン領侵攻計画の要である、シトリーの切り札。山のように巨大な鉄の塊を見上げ、魔王は身震いした。
やっと完成した。予定を繰り上げて、想定より早く出来上がった。
名前はグングニル、勝利を約束する槍の意を持つその兵器は、全高50m、全長200mを誇る、陸上を走る戦艦だ。
シトリーが全身全霊を掛けて開発させた魔導動力を搭載させた、魔界最大の機動兵器である。装甲は理論上ガレオンの魔法すら跳ね返すほど強靭で、樹海だろうと荒野だろうと関係なく粉砕して突き進む馬力を誇る。
多数の兵士達を収容できるため揚陸艦としての役割も持っており、敵陣深くに切り込んで一挙制圧するのも容易だ。
……こいつでガレオン城まで攻め込み、奴の領域を占領する。いくらガレオンでも、グングニルを前に勝てるわけがない。
加えてグングニルにはもう一つ役目がある。ガレオン領奪取後、二人の魔王に対する抑止力としての役割だ。
今は味方でも、奪取後には敵同士。広大なガレオン領を巡っての争いが起こるのは必至だ。
だがこのグングニルがあれば、ネビロスとサルガタナスを黙らせられる。上手く事を運べば、ガレオン領を独占するのも夢じゃない。
自分の才能が恐くなる。これほどまでの兵器と策略を生み出せるのは、魔界広しと言えど自分以外いない。魔界の覇者はこのシトリーを置いて他に居ないだろう。
「今に見ていろガレオンめ……僕の顔に何度も泥を塗った報いを受けさせてやる!」
聞けば奴はのんきにサーカスなんぞを楽しもうとしているらしい。油断しきっている今が絶好の機会だ。
次の新月、それがお前の命日となる!
「これはこれは、改めて見るとなんとまぁ壮観な事か」
「これほどの代物を見せられては、期待せざるをえんな」
部下に連れられて、同盟を組んだネビロス、サルガタナス両魔王がやってきた。
二人ともグングニルを見上げ、驚嘆としている。どうだ、これが魔王シトリー驚異の軍事力、ガレオンをもしのぐ力だ。
ガレオンの次はお前達だ。僅かでも反抗の意思を見せたら、グングニルで貫いてやる。さすれば魔界の四割がシトリーの物となる。
「これならばガレオンに対抗できるであろう。シトリーよ、見直したぞ」
「その若さで大したものだ、占領後も是非同盟を継続させてもらいたい」
「こちらこそお願いいたします、ネビロス殿、サルガタナス殿」
未来の獲物にほくそ笑みながら、シトリーは二人を会食へ誘った。ガレオン領占拠後の話に華が咲き、非常に気分が高揚してくる。魔界の王となる夢が膨らんで仕方なかった。
ほろ酔い気分で執務室へ戻る途中、魔王城の前に民衆が群がっているのが見えた。
抗議の横断幕や旗を掲げ、ぎゃんぎゃんわめきたてている。シトリーは目頭を押さえ、愚民どもを見下ろした。
彼らはグングニルの造船に反対するデモ隊である。グングニル造船には民衆達から多額の徴税を行っており、さらには鉄等の資源も足りないため、鍋や包丁、釘の一本に至るまで、領内全ての資源を回収したのだ。
文字通り、領内全ての力を込めた一撃である。これに対し領民達は激怒、連日シトリーに対しての抗議を行っていて、外に出るのもままなならない。なぜこんなにも彼らが起こっているのか、シトリーは分からなかった。
「全く、政治を分かっていない連中だ。第一領民は魔王の財産だ、自由に使って何が悪いんだよ……おいそこのお前」
通りかかったメイドの肩を掴むなり、シトリーは頬を打った。
突然殴られたメイドは困惑していた。シトリーは窓を示し、
「埃が残っているぞ、そんな体たらくで僕のメイドをやっていたのか? クビだ、今すぐここから出て行け」
シトリーにとってミス=反逆だ、たとえわずかでも、一度の失敗も許したりはしない。優秀な「物」だけを残す厳格な体制を取っているから、シトリーの配下には優秀な人材が揃っていた。
さらに盤石にするのが、シトリーの物を見る目である。ガレオン領に紛れ込んでいる彼に連絡を取り、連携を図るべく現状を伝える。
『そうか、グングニルがとうとう。こちらも、下準備は済ませた。いつでも行動に移れる』
「よかった……! いいな、絶対にガレオンを殺せ! 奴相手に確実はない、たとえグングニルがあったとしてもだ! 奴さえ、奴さえ居なくなれば上手く行くんだ! 成功の暁には、お前を重役に就けてやってもいい!」
『随分怯えているな、そんなに怖いのか? ガレオンの報復が』
「こ、恐くなんかない! 僕を誰だと思っている、魔王シトリーだ! ガレオンなんかに恐れるものか!」
『別にお前が恐れようがどうでもいい、仕事は仕事、必ず遂行する。新月以外にも、ガレオンの盲点が見つかったからな』
「なんだって、本当か!? なんだ、ガレオンの盲点とはなんだ!」
『女だ』
彼からの計画を聞き、シトリーは明るくなった。
あのガレオンに予想だにしない弱みがあったとは。いける、必ずガレオンをやれる。
「いいぞ、いいぞいいぞ! 一筋の希望が見えてきたじゃないか!」
『とはいえ、あの女は油断ならない。俺の気配に勘づいているからな。奴を無力化しないと、ガレオンに近づくのも難しい』
「だがお前なら出来るだろう? な、絶対できるよな!」
『わかったから吉報を待っていろ、ではな』
彼との通信が切れるなり、途方もない不安が押し寄せてきた。
奴の顔を思い浮かべるだけで、シトリーの心を大きく揺さぶる。それだけガレオンは恐ろしい存在だった。
大丈夫だ、内と外の二段構えの盤石の作戦なんだ。ガレオンはシトリーの作戦に気付いていない、奇襲は絶対に成功する。心を強く持て、魔王シトリー。
魔界最強の男になる日は、もうすぐなのだから。
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