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28話 酷使し続けた女騎士の様子がおかしい
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サーカスの本隊が合流し、いよいよ公演が目前に迫っていた。
準備は万端だ、セレヴィは息まきながらテントを見上げた。
赤と黄色を織り交ぜた、明るい色合いのテントだ。周囲には出店が並び、動物を展示するための檻も用意されている。あとは飾りつけをしていけば完成だ。
自分が作り上げた計画が形になった気がして、ちょっと嬉しくなってくる。
「いっやー、なんかわくわくしてくるっすねー」
「ああ……で、マステマ。仕事は大丈夫なのか?」
「リモートしてるから問題なしっす。こんだけでかい代物前にして城にこもってらんないっすよー」
「ガレオンにばれたら大変だぞ? 私は知らないからな」
「平気平気、見つかる前に戻ればいいっすから」
「ならその必要はなくなったな、丁度俺が来てやったんだから」
マステマがぎくっとした。ぎこちない動きで振り向けば、そこにはガレオンが。
「い、いやー主様、別にさぼってるわけじゃねっすよ? ただちこーっとその、そう! 幹部として現場の状況を伺いに来たんすよ」
「下手な言い訳をするな聞き苦しい。まぁ、今回くらいは構わん。この後建設担当共に炊き出しする予定だ、そっちに回ってもらおう」
「うげー……どんだけ作りゃいいんすか~……」
「私も手伝うから、一緒に頑張ろう」
マステマを励まし、ガレオンに頼んでいた事を聞こうとした。そしたら彼は小さく笑い、
「言う必要はない、とっくに準備はできている」
ガレオンは指笛を鳴らした。そしたら麒麟を始めとし、ケルベロスやフェニックス、リヴァイアサンと言った幻獣が一斉にやってきたではないか。
彼個人が調教した幻獣達だ。人を傷つけないよう教え込まれているから、展示しても問題ない。
「こんな物か? 必要ならまだ出せるが」
「充分以上です、ありがとうございます」
「礼はいらない。進捗を教えろ」
「はい!」
セレヴィは張り切って説明に回った。内装もチラシも、チケットの手配も完璧に済ませている。後は領民達に分配するだけだ。
「悪くないな、今のままなら滞りなく進められるだろう」
「修正点はありますか?」
「ない。完璧な仕事だ、よくやった」
「……! ありがとうございます」
セレヴィは喜びをかみしめた。ガレオンから「完璧」の一言を引き出せたのがとてつもなく嬉しくて、飛び上がってしまいそうだ。
「だが油断するな、公演が全て終わるまでが仕事だ。不測の事態に備えておけ、必要な物や人員があれば工面してやる」
「はい!」
「おーいい返事っすねー。あーたもすっかりあーしら側に着いちゃって、主様の騎士も板についてきたみたいっすねー」
マステマに小突かれ、少し気恥しくなる。気付いたら魔界へ来て半年近く、生活も仕事も安定し、この世界に馴染んでいた。
炊き出しを終えた後、チラシの配布に移る。城下町のあちこちにも貼り出して、大々的に宣伝して回った。
人任せにするだけでなく、セレヴィ自身も方々に働きかけていく。街の人々は彼女に手を振り、応援の声をかけていた。
「ほら、これ食べて頑張りな!」
八百屋がリンゴを投げ渡してきた。そしたら幾人も彼女に差し入れし、両手一杯のプレゼントをもらってしまった。
セレヴィが頑張ってきたのを、皆知っていた。努力する彼女は次第に受け入れられて、今では城下町の人気者だ。
いつしかセレヴィも笑顔が増えていた。多分人間界に居た頃より笑っているかもしれない。魔界での一瞬一瞬全てが満ち足りていて、心に抱えていた重しも薄れていた。
やれやれ、ラーゼフォン家の令嬢たる私が、困ったものだ。
「……よし」
セレヴィはガレオンへの感情を封印し続けていた。
自分が魔王へどういった想いを抱えているのか、彼女は自覚しつつある。でも、今それを口にするのはセレヴィ自身が納得しないし、ガレオンだって認めはしないだろう。
だから、自分もガレオンも納得できるような成果を上げたら、この想いを伝えるんだ。
もう少しだ、ゴールが見えてきたぞ、踏ん張れ私。
リンゴをかじり、セレヴィはラストスパートに駆け出した。
◇◇◇
午後はガレオンとブラフマンによる話し合いに参加し、公演の最終調整を行った。
ここでもガレオンがサポートに回ってくれたので、円滑に話が進んでいく。ブラフマンともかなりの信頼関係を築けてきたな。
「いやはや、こんなにも素敵な舞台を用意していただいて。セレヴィさんには感謝しかありませんよ」
二人のために紅茶を淹れていると、ブラフマンはにこやかに礼を言ってきた。
セレヴィは首を振り、
「私だけではありません。ガレオン様を始め、多くの方々が力添えをしていただいたからこその成果だと思います。私一人ではきっと、ここまでできなかったと思います」
「謙虚なお方だ、私どもの若い衆にも見習ってほしいくらいです。公演まであと数日、緊張してきますね。特にここまで完成度の高い舞台で行うのは、初めてですよ」
「関係ないだろう。どんな舞台だろうと、いつ開こうと、入る連中は全員初めての奴らしかいない。なら何をすればいいか、お前は分かるだろう」
ガレオンなりの激励にブラフマンは頷いた。
その後は通常業務を片付け、あっという間に終業になる。最近は時間が経つのがすごく早い、もっと仕事したいのにな。
「だから休むのも仕事だと言っているだろう、無理しすぎて倒れたらどうするんだ」
「大丈夫だ、自己管理はちゃんとしている。早寝早起きしているし、三食きちんと食べてるし、運動もしてるし。そっちこそ、明日は新月だぞ。体調が悪くなる日なんだし、注意しておかないと」
「俺の心配をしている場合かよ」
「お前の騎士だからだ」
「もう何度聞いたセリフだか忘れたな。言っておくが、また前みたいに俺の部屋へ押しかけるなよ。不用意に男の部屋へ入るんじゃない」
「お前は変な気を起こしたりしないだろう。ちゃんと私だってわかっている」
魔界に来てからずっとガレオンと一緒に居れば、いい加減彼の事も理解できる。
ガレオンは女性に対して紳士的だ、間違っても自分の欲望のまま、女性に手を出したりしない。
そう信じられるだけの信頼を、セレヴィは抱いていた。
「全く、俺も見くびられたもんだな。先に戻る、夜更かしするなよ」
「そっちこそ。それと、放浪人バルバトスはいつ出るんだ?」
「現在執筆中だ」
ガレオンは肩をすくめ去っていく。セレヴィも夕飯をどうするか考えつつ、城内を歩いた。
そしたら、小さな咳が出た。
一度だけでなく、二度三度。すぐに収まったが、喉の奥がひりつく咳だった。加えて、微かな寒気も感じる。
「……いや、別におかしくはない、よな?」
ほんの一瞬の不調だったから、気にしないようにした。だけどもなぜだろう、嫌な予感がする。
そう独り言ちつつ、またセレヴィは咳をした。
準備は万端だ、セレヴィは息まきながらテントを見上げた。
赤と黄色を織り交ぜた、明るい色合いのテントだ。周囲には出店が並び、動物を展示するための檻も用意されている。あとは飾りつけをしていけば完成だ。
自分が作り上げた計画が形になった気がして、ちょっと嬉しくなってくる。
「いっやー、なんかわくわくしてくるっすねー」
「ああ……で、マステマ。仕事は大丈夫なのか?」
「リモートしてるから問題なしっす。こんだけでかい代物前にして城にこもってらんないっすよー」
「ガレオンにばれたら大変だぞ? 私は知らないからな」
「平気平気、見つかる前に戻ればいいっすから」
「ならその必要はなくなったな、丁度俺が来てやったんだから」
マステマがぎくっとした。ぎこちない動きで振り向けば、そこにはガレオンが。
「い、いやー主様、別にさぼってるわけじゃねっすよ? ただちこーっとその、そう! 幹部として現場の状況を伺いに来たんすよ」
「下手な言い訳をするな聞き苦しい。まぁ、今回くらいは構わん。この後建設担当共に炊き出しする予定だ、そっちに回ってもらおう」
「うげー……どんだけ作りゃいいんすか~……」
「私も手伝うから、一緒に頑張ろう」
マステマを励まし、ガレオンに頼んでいた事を聞こうとした。そしたら彼は小さく笑い、
「言う必要はない、とっくに準備はできている」
ガレオンは指笛を鳴らした。そしたら麒麟を始めとし、ケルベロスやフェニックス、リヴァイアサンと言った幻獣が一斉にやってきたではないか。
彼個人が調教した幻獣達だ。人を傷つけないよう教え込まれているから、展示しても問題ない。
「こんな物か? 必要ならまだ出せるが」
「充分以上です、ありがとうございます」
「礼はいらない。進捗を教えろ」
「はい!」
セレヴィは張り切って説明に回った。内装もチラシも、チケットの手配も完璧に済ませている。後は領民達に分配するだけだ。
「悪くないな、今のままなら滞りなく進められるだろう」
「修正点はありますか?」
「ない。完璧な仕事だ、よくやった」
「……! ありがとうございます」
セレヴィは喜びをかみしめた。ガレオンから「完璧」の一言を引き出せたのがとてつもなく嬉しくて、飛び上がってしまいそうだ。
「だが油断するな、公演が全て終わるまでが仕事だ。不測の事態に備えておけ、必要な物や人員があれば工面してやる」
「はい!」
「おーいい返事っすねー。あーたもすっかりあーしら側に着いちゃって、主様の騎士も板についてきたみたいっすねー」
マステマに小突かれ、少し気恥しくなる。気付いたら魔界へ来て半年近く、生活も仕事も安定し、この世界に馴染んでいた。
炊き出しを終えた後、チラシの配布に移る。城下町のあちこちにも貼り出して、大々的に宣伝して回った。
人任せにするだけでなく、セレヴィ自身も方々に働きかけていく。街の人々は彼女に手を振り、応援の声をかけていた。
「ほら、これ食べて頑張りな!」
八百屋がリンゴを投げ渡してきた。そしたら幾人も彼女に差し入れし、両手一杯のプレゼントをもらってしまった。
セレヴィが頑張ってきたのを、皆知っていた。努力する彼女は次第に受け入れられて、今では城下町の人気者だ。
いつしかセレヴィも笑顔が増えていた。多分人間界に居た頃より笑っているかもしれない。魔界での一瞬一瞬全てが満ち足りていて、心に抱えていた重しも薄れていた。
やれやれ、ラーゼフォン家の令嬢たる私が、困ったものだ。
「……よし」
セレヴィはガレオンへの感情を封印し続けていた。
自分が魔王へどういった想いを抱えているのか、彼女は自覚しつつある。でも、今それを口にするのはセレヴィ自身が納得しないし、ガレオンだって認めはしないだろう。
だから、自分もガレオンも納得できるような成果を上げたら、この想いを伝えるんだ。
もう少しだ、ゴールが見えてきたぞ、踏ん張れ私。
リンゴをかじり、セレヴィはラストスパートに駆け出した。
◇◇◇
午後はガレオンとブラフマンによる話し合いに参加し、公演の最終調整を行った。
ここでもガレオンがサポートに回ってくれたので、円滑に話が進んでいく。ブラフマンともかなりの信頼関係を築けてきたな。
「いやはや、こんなにも素敵な舞台を用意していただいて。セレヴィさんには感謝しかありませんよ」
二人のために紅茶を淹れていると、ブラフマンはにこやかに礼を言ってきた。
セレヴィは首を振り、
「私だけではありません。ガレオン様を始め、多くの方々が力添えをしていただいたからこその成果だと思います。私一人ではきっと、ここまでできなかったと思います」
「謙虚なお方だ、私どもの若い衆にも見習ってほしいくらいです。公演まであと数日、緊張してきますね。特にここまで完成度の高い舞台で行うのは、初めてですよ」
「関係ないだろう。どんな舞台だろうと、いつ開こうと、入る連中は全員初めての奴らしかいない。なら何をすればいいか、お前は分かるだろう」
ガレオンなりの激励にブラフマンは頷いた。
その後は通常業務を片付け、あっという間に終業になる。最近は時間が経つのがすごく早い、もっと仕事したいのにな。
「だから休むのも仕事だと言っているだろう、無理しすぎて倒れたらどうするんだ」
「大丈夫だ、自己管理はちゃんとしている。早寝早起きしているし、三食きちんと食べてるし、運動もしてるし。そっちこそ、明日は新月だぞ。体調が悪くなる日なんだし、注意しておかないと」
「俺の心配をしている場合かよ」
「お前の騎士だからだ」
「もう何度聞いたセリフだか忘れたな。言っておくが、また前みたいに俺の部屋へ押しかけるなよ。不用意に男の部屋へ入るんじゃない」
「お前は変な気を起こしたりしないだろう。ちゃんと私だってわかっている」
魔界に来てからずっとガレオンと一緒に居れば、いい加減彼の事も理解できる。
ガレオンは女性に対して紳士的だ、間違っても自分の欲望のまま、女性に手を出したりしない。
そう信じられるだけの信頼を、セレヴィは抱いていた。
「全く、俺も見くびられたもんだな。先に戻る、夜更かしするなよ」
「そっちこそ。それと、放浪人バルバトスはいつ出るんだ?」
「現在執筆中だ」
ガレオンは肩をすくめ去っていく。セレヴィも夕飯をどうするか考えつつ、城内を歩いた。
そしたら、小さな咳が出た。
一度だけでなく、二度三度。すぐに収まったが、喉の奥がひりつく咳だった。加えて、微かな寒気も感じる。
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