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57話 ガレオン領の礎
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五年も経つ頃には、ガレオン達は巨大な勢力となっていた。
彼らの理想に賛同する者、恩恵に預かろうとする者、殺し奪い取ろうとして失敗した者。全てをイナンナは受け入れ、肩を組み続けた。
そうして広がった輪が繋がり、気づけば魔界の一割程が彼らの賛同者となっていた。小さいながらも魔界で最初の城が建てられ、街が広がり、畑や牧場が造られて、飢える者は少しずつ減り始めた。
始めはたった二人だけだったのが、僅か五年でここまで巨大になるとはな。
「なーにぼへっとしてるんすか?」
バルコニーで街を見下ろしていたガレオンに、マステマが肩を叩いた。
やせっぽちな子供は十五歳になり、ガレオンに生意気な口を利くようになっていた。その後ろにはアバドンとルシファーが居る。
この三人とは馬が合うのか、気づけばよく話す仲となっていた。アバドンとルシファーはサブリーダーとしてガレオンとイナンナを補助するようにもなり、膨張した集団を纏める上で欠かせぬ存在だ。
「イナンナと出会った頃を思い返していた。小さな洞窟で語った、子供みたいな理想が現実になるとは、当時は思ってもいなかったな」
「ワタシも同じ感想アルよ。イナンナ様は偉大アル、まさしく魔界に現れたヒーローネ」
「その通り! 流石はこの私に被虐の悦びを教えてくれたご主人様だ!」
「それお前がドツボにはまっただけだろ」
イナンナに敗北して以来、妙な世界の扉を開いたルシファーであった。
「だがこうまで集団が巨大化しては、今までのようなやり方ではダメだろう。法を整え、個と群両方を守る仕組みを作る必要がある」
「そんなに大事なんすかね、法律って」
「全員が好き勝手、思うがまま動けばいずれ群はばらける。そいつを纏めるために必要だ。それに定めとかないと……誰が苦労すると思っているんだ?」
「ガレオンっすねー」
人を集めるのがイナンナだとすれば、束ねるのはガレオンの役目だった。
常に俯瞰して全体を眺め、問題が起こる度に対応してはルールを定め、キャラバンの規律を保つべく奔走し続けている。今やイナンナの作った群は、ガレオン居ずして纏まらない状態になっていた。
「だと言うのにあいつは、考えなしに膨張させやがって……」
「うーん、まるで捨て犬を拾っておきながら世話をお母さん任せにする娘のようだ。ああっ、私もイナンナ様の犬になって靴を舐め舐めしたいっ!」
「黙れ駄犬」
「わんっ!」
「とか文句言っておきながら、やり甲斐感じてるんすよね? 俺やったるぞーってめっちゃやる気になってるんすよねー?」
「やかましいぞ煽り世代」
にまにましながら聞いてくるマステマの頭を乱暴に撫でてやる。そしたら、イナンナが戻ってきた。
「ただいま。いやぁ、行く先々で色んな人に絡まれて大変だったよ」
「お前な、自分で集合かけておいて遅刻とはどういう了見だ」
「ごめんごめん。それで、あたし達からの申し出は受けてくれるのかな?」
「その前に一つ聞かせろ。本当に俺でいいのか? お前の見た夢を他者に委ねていいのか」
「アスタだから託せるんだ。どうもあたしは甘すぎる、現場ならともかく、全体を見るならアスタが最適だ。それに、もうあたしの夢はあたしだけの物じゃない。アスタの物でもあるだろう?」
「……否定はしない」
「じゃあ、あたし達の玉座を受け取ってくれ。魔王は、ガレオンにこそ相応しい」
マステマ達も頷いている。集団の総意であるイナンナからの頼みに、ガレオンは覚悟を決めた。
「いいだろう、お前達の命は俺が預かる。ガレオン・ドゥ・アスタロトの名において、永遠の繁栄を約束しよう」
「よし、それじゃあ就任式の準備だ! ははっ、これは忙しくなるぞ」
イナンナはガレオンと肩を組み、意気揚々と拳を突き上げた。
本音を言えば、魔王の座に就くのは恐かった。自分に多くの命を守る力があるのか、不安で仕方ない。
だけども、イナンナが傍に居ると不思議と恐怖は薄れ、勇気が湧いてくる。
勿論、イナンナが造ってきた世界は守りたい。だがそれよりも、何よりも守りたいのは、イナンナだ。
魔王になれば、イナンナと過ごす時間は減ってしまう。だからせめて、心も彼女と共にありたい。
……一生のお願いをする時が、来たんだろうな。
◇◇◇
「見ろよアスタ。いい景色だ、夜なのに火が灯ってる。皆が安心してる証拠だ」
イナンナはバルコニーではしゃいでいた。家々から明り取りの光が漏れていて、城下町に淡い光が浮かんでいた。
以前なら夜に火を灯すなんてありえなかった、外敵に襲われる危険があったから。でもここなら守ってくれる人が居る。灯っている火は、ガレオン達への信頼の証でもあった。
ここ一・二年は農耕によって食料が人々に行き届くようになり、飢えで亡くなる者も居なくなった。イナンナの目指した誰もが飢えず、幸せに暮らせる世界だ。
二人きりで理想の夜景を眺めていると、イナンナはガレオンに身を寄せた。
「なぁ、覚えてるか? 辺境のちっぽけな洞窟で語り合った夢」
「お前が一方的に語っただけだがな。正直驚いている、本当に実現させるなんて思っていなかったからな」
「アスタが居たからさ。あたし一人じゃとても出来なかった、やっぱアスタは凄いや、あたしの見込み通りの男だ」
「前々から思っていたが、どうしてお前は俺を誘った。夢物語にそうまで熱心になれたんだ」
「アスタを誘ったのは、勘だな。こいつならあたしと共に来てくれるって思ったんだ。んでまぁ、疲れてたんだよ。殺伐とした毎日に。誰にも襲われないよう気を張るのも、腹減ったから食料を探すのも、もう疲れた。うんざりだったんだ。だったらさ、皆幸せにしちまえば襲われなくなるだろ? ついでにあたしも飯にありつけるし」
「呆れた理由だ、その程度の決意でよくもまぁここまでこれたもんだ」
「だから言ったろ、アスタのおかげだって。あたしだって何度も諦めそうになったさ、でも誘った手前、アスタに情けない恰好見せたら殴られるからな。苦しくても、辛くても、アスタの前でだけは格好つけたかったんだ」
ガレオンのためと言われて悪い気はしなかった。格好つけたかったのは、ガレオンも同じだ。
そして、格好つけるならば今しかない。
イナンナを抱き寄せると、自然と手に力が入る。肩を握られ、イナンナは手を重ねた。
「なんだ? このタイミングで愛の告白か?」
「そうだと言ったら?」
イナンナは弾かれたように顔を上げた。
慎重に言葉を選び、ガレオンはイナンナへ想いを伝えていく。
「掲げた理想へひたむきに、真っ直ぐに走り続けるお前を、いつしか美しいと思うようになっていた。どんなに苦しくとも笑顔で、多くの者達に救いの手を差し伸べるお前が、この上なく愛おしいと思うようになっていたんだ。俺が知る限り、お前以上に美しい者は居ない。イナンナはこの世界で、最も美しい心の持ち主だ」
「お、おいおい、そんな褒めるなよ。照れるだろ」
「うるさい、こっちだって精一杯なんだ」
一呼吸空け、ガレオンはイナンナと向き合った。
「お前だけに、一回だけの一生の願いを言うぞ。俺の女になれ。俺にはお前が必要だ」
「……は、はは……魔王の妃か……あんまそんなガラじゃないんだけど、一生のお願いと言われちゃな」
イナンナは赤らめながら、小さく頷いた。
イナンナの頬に手を添え、ガレオンは顔を近づける。彼女もまた、目を閉じた。
刹那、激しい警鐘が鳴り響いた。荒れ狂うように鳴り続ける鐘の意味は。
「敵襲だと? この夜分に」
「続きは後だ、急ぐぞアスタ!」
先駆けるイナンナの背を見て、ガレオンは胸騒ぎがした。
俺の嫌な予感は、大抵当たるんだ。
彼らの理想に賛同する者、恩恵に預かろうとする者、殺し奪い取ろうとして失敗した者。全てをイナンナは受け入れ、肩を組み続けた。
そうして広がった輪が繋がり、気づけば魔界の一割程が彼らの賛同者となっていた。小さいながらも魔界で最初の城が建てられ、街が広がり、畑や牧場が造られて、飢える者は少しずつ減り始めた。
始めはたった二人だけだったのが、僅か五年でここまで巨大になるとはな。
「なーにぼへっとしてるんすか?」
バルコニーで街を見下ろしていたガレオンに、マステマが肩を叩いた。
やせっぽちな子供は十五歳になり、ガレオンに生意気な口を利くようになっていた。その後ろにはアバドンとルシファーが居る。
この三人とは馬が合うのか、気づけばよく話す仲となっていた。アバドンとルシファーはサブリーダーとしてガレオンとイナンナを補助するようにもなり、膨張した集団を纏める上で欠かせぬ存在だ。
「イナンナと出会った頃を思い返していた。小さな洞窟で語った、子供みたいな理想が現実になるとは、当時は思ってもいなかったな」
「ワタシも同じ感想アルよ。イナンナ様は偉大アル、まさしく魔界に現れたヒーローネ」
「その通り! 流石はこの私に被虐の悦びを教えてくれたご主人様だ!」
「それお前がドツボにはまっただけだろ」
イナンナに敗北して以来、妙な世界の扉を開いたルシファーであった。
「だがこうまで集団が巨大化しては、今までのようなやり方ではダメだろう。法を整え、個と群両方を守る仕組みを作る必要がある」
「そんなに大事なんすかね、法律って」
「全員が好き勝手、思うがまま動けばいずれ群はばらける。そいつを纏めるために必要だ。それに定めとかないと……誰が苦労すると思っているんだ?」
「ガレオンっすねー」
人を集めるのがイナンナだとすれば、束ねるのはガレオンの役目だった。
常に俯瞰して全体を眺め、問題が起こる度に対応してはルールを定め、キャラバンの規律を保つべく奔走し続けている。今やイナンナの作った群は、ガレオン居ずして纏まらない状態になっていた。
「だと言うのにあいつは、考えなしに膨張させやがって……」
「うーん、まるで捨て犬を拾っておきながら世話をお母さん任せにする娘のようだ。ああっ、私もイナンナ様の犬になって靴を舐め舐めしたいっ!」
「黙れ駄犬」
「わんっ!」
「とか文句言っておきながら、やり甲斐感じてるんすよね? 俺やったるぞーってめっちゃやる気になってるんすよねー?」
「やかましいぞ煽り世代」
にまにましながら聞いてくるマステマの頭を乱暴に撫でてやる。そしたら、イナンナが戻ってきた。
「ただいま。いやぁ、行く先々で色んな人に絡まれて大変だったよ」
「お前な、自分で集合かけておいて遅刻とはどういう了見だ」
「ごめんごめん。それで、あたし達からの申し出は受けてくれるのかな?」
「その前に一つ聞かせろ。本当に俺でいいのか? お前の見た夢を他者に委ねていいのか」
「アスタだから託せるんだ。どうもあたしは甘すぎる、現場ならともかく、全体を見るならアスタが最適だ。それに、もうあたしの夢はあたしだけの物じゃない。アスタの物でもあるだろう?」
「……否定はしない」
「じゃあ、あたし達の玉座を受け取ってくれ。魔王は、ガレオンにこそ相応しい」
マステマ達も頷いている。集団の総意であるイナンナからの頼みに、ガレオンは覚悟を決めた。
「いいだろう、お前達の命は俺が預かる。ガレオン・ドゥ・アスタロトの名において、永遠の繁栄を約束しよう」
「よし、それじゃあ就任式の準備だ! ははっ、これは忙しくなるぞ」
イナンナはガレオンと肩を組み、意気揚々と拳を突き上げた。
本音を言えば、魔王の座に就くのは恐かった。自分に多くの命を守る力があるのか、不安で仕方ない。
だけども、イナンナが傍に居ると不思議と恐怖は薄れ、勇気が湧いてくる。
勿論、イナンナが造ってきた世界は守りたい。だがそれよりも、何よりも守りたいのは、イナンナだ。
魔王になれば、イナンナと過ごす時間は減ってしまう。だからせめて、心も彼女と共にありたい。
……一生のお願いをする時が、来たんだろうな。
◇◇◇
「見ろよアスタ。いい景色だ、夜なのに火が灯ってる。皆が安心してる証拠だ」
イナンナはバルコニーではしゃいでいた。家々から明り取りの光が漏れていて、城下町に淡い光が浮かんでいた。
以前なら夜に火を灯すなんてありえなかった、外敵に襲われる危険があったから。でもここなら守ってくれる人が居る。灯っている火は、ガレオン達への信頼の証でもあった。
ここ一・二年は農耕によって食料が人々に行き届くようになり、飢えで亡くなる者も居なくなった。イナンナの目指した誰もが飢えず、幸せに暮らせる世界だ。
二人きりで理想の夜景を眺めていると、イナンナはガレオンに身を寄せた。
「なぁ、覚えてるか? 辺境のちっぽけな洞窟で語り合った夢」
「お前が一方的に語っただけだがな。正直驚いている、本当に実現させるなんて思っていなかったからな」
「アスタが居たからさ。あたし一人じゃとても出来なかった、やっぱアスタは凄いや、あたしの見込み通りの男だ」
「前々から思っていたが、どうしてお前は俺を誘った。夢物語にそうまで熱心になれたんだ」
「アスタを誘ったのは、勘だな。こいつならあたしと共に来てくれるって思ったんだ。んでまぁ、疲れてたんだよ。殺伐とした毎日に。誰にも襲われないよう気を張るのも、腹減ったから食料を探すのも、もう疲れた。うんざりだったんだ。だったらさ、皆幸せにしちまえば襲われなくなるだろ? ついでにあたしも飯にありつけるし」
「呆れた理由だ、その程度の決意でよくもまぁここまでこれたもんだ」
「だから言ったろ、アスタのおかげだって。あたしだって何度も諦めそうになったさ、でも誘った手前、アスタに情けない恰好見せたら殴られるからな。苦しくても、辛くても、アスタの前でだけは格好つけたかったんだ」
ガレオンのためと言われて悪い気はしなかった。格好つけたかったのは、ガレオンも同じだ。
そして、格好つけるならば今しかない。
イナンナを抱き寄せると、自然と手に力が入る。肩を握られ、イナンナは手を重ねた。
「なんだ? このタイミングで愛の告白か?」
「そうだと言ったら?」
イナンナは弾かれたように顔を上げた。
慎重に言葉を選び、ガレオンはイナンナへ想いを伝えていく。
「掲げた理想へひたむきに、真っ直ぐに走り続けるお前を、いつしか美しいと思うようになっていた。どんなに苦しくとも笑顔で、多くの者達に救いの手を差し伸べるお前が、この上なく愛おしいと思うようになっていたんだ。俺が知る限り、お前以上に美しい者は居ない。イナンナはこの世界で、最も美しい心の持ち主だ」
「お、おいおい、そんな褒めるなよ。照れるだろ」
「うるさい、こっちだって精一杯なんだ」
一呼吸空け、ガレオンはイナンナと向き合った。
「お前だけに、一回だけの一生の願いを言うぞ。俺の女になれ。俺にはお前が必要だ」
「……は、はは……魔王の妃か……あんまそんなガラじゃないんだけど、一生のお願いと言われちゃな」
イナンナは赤らめながら、小さく頷いた。
イナンナの頬に手を添え、ガレオンは顔を近づける。彼女もまた、目を閉じた。
刹那、激しい警鐘が鳴り響いた。荒れ狂うように鳴り続ける鐘の意味は。
「敵襲だと? この夜分に」
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