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8話 駄女神教師ばるきりーさん
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女子生徒を治療し、ラーズグリーズは深々と頭を下げていた。いやもう、完全にラーズグリーズのミスである。ちなみに女子生徒の顔面は、ショッキングになるくらい抉れちゃっていたのだが、ラーズグリーズは魔法を使って治していた。あとついでに記憶も弄り、証拠隠滅も図っていたりする。
女子生徒の名は木下真里、ラーズグリーズの受け持ちにして、琴音の友人だ。長い黒髪にロングスカート、指貫手袋と、昭和のヤンキースタイルをした女だ。これに竹刀か金属バットでもありゃ完璧だ。
「なんか忘れちゃいけない記憶が無くなってるような気がすんだけど、あたしの気のせいかね」
「気のせい気のせい! 私は別に記憶なんていじってないぞ!」
墓穴を掘るラーズグリーズであるも、木下は空気を読んで気づかぬフリをしてくれていた。ようは気づかれてんのだが。
「まぁいいさ。あたしの体になんも無けりゃあね」
木下は琴音にノートを渡し、肩をすくめた。
「ごめんねまりちゃん……なんかその、全てにおいてごめん……」
「気にすんなって、この程度で怒るあたしじゃないからさ」
木下は器の大きな事を言いつつ、琴音の頭を撫でくり回し、さらには頬ずりまでして愛でていた。彼女の瞳には、大きなハートマークが浮かび上がっている。
「あーやっぱ可愛いわーやわっこいわー飼いたいわー! あそーだ、琴音に似合うと思ってペットショップで首輪とリードとハーネス買って来たんだけど付けていいよね?」
「まりちゃん、せめてきちんと許可を取って。私身の危険しか感じない」
「ふむ、女子高生の贈り物としては首輪とリードとハーネスが最適と……」
「ばるきりーさん違うから! それしたら魔法使う以上に危険な人認定されちゃうから!」
むしろその程度で済めば御の字である。
ひとしきり琴音を愛でた木下は、やや険しい顔をして、改めて尋ねた。
「んで、琴音と一緒に何してたんだばるきりーさん。事によっちゃあたしも混ぜてもらうよ」
「まりちゃん、お願い、混ざらないで」
徹底的に貞操を狙われる琴音だった。
琴音の貞操はさておいて、ラーズグリーズは簡潔に内容を話した。すると見る見る木下の顔が曇ってゆく。
「……えっと? 室井の心を開くのに? 家に押しかけ? アメリカンコントを仕掛けた? ……あほだろあんた」
「ならば指摘してくれ、どのあたりがダメだったのだ?」
「全部だ全部! 徹頭徹尾丸々誤ってんだろ!」
木下は呆れたようにため息をついた。
「それやったら余計に心を閉ざすだけだろ、ちったぁ疑問に思えって」
「むむ……ダメなのか……」
と言う事は、琴音の作戦では駄目なのだろうか。ラーズグリーズは首をひねった。
分からない……ではどう接すればいい? 今のままでは浩二を余計に頑なにしてしまうだけだ。もっと、別方向からのアプローチをする必要があるだろう。
しかし、思いつかない。人間が喜ぶ方法なんて、一体何があると言うのだ!
「悩む以前に、あんた……ちょっと気にしないとまずい事があるんじゃないのかい?」
頭をフル回転させているラーズグリーズに、木下がそのような言葉を投げかけた。
意味が分からず、ラーズグリーズは首を傾げた。
「隠してもしょうがないから言うけどさ、あんた……生徒全員から嫌われてるからな。ぶっちゃけ、あたしも含めてもれなく厄介者扱いしてるかんね」
「……え?」
ラーズグリーズは一瞬耳を疑った。自分が嫌われている? 生徒から? それが理解できるなり、ラーズグリーズは思わず立ち上がり、机を叩いた。
「それはどういうことだ!?」
「いや自分の行動省みろよ」
木下はいたって冷静に切り返した。
「まともに授業しない先生を誰が好き好むのさ。むしろあれで好かれてると思うその鈍感加減に驚きだわ」
「な、なんだと? 私の授業のどこが悪いのだ!」
「槍とか魔法とか多用する世界史の授業がこの世のどこにあるってんだい?」
「私の授業がまさにそうだろう!」
「だよね知ってた。じゃなくてそれ以外ねーだろ! 普通の授業はそんなん使わないっつの!」
「な、なんだって……!?」
ラーズグリーズは脳天を殴られたかのような衝撃を受けた。
ふらっとたたらを踏んでよろめいて、窓に頭をぶつけたラーズグリーズは、ずるずる崩れ落ちて四つん這いになり、顔に影を落とした。いちいちオーバーリアクションすぎるワルキューレである。
「し、知らなかった……世界史の授業ってもっとこう……世界を制する的な科目とばかり……」
「いや歴史を勉強する授業だからな。史ってついてるだろ史って、歴史の史が」
「ワタシ日本語ワカリマシェーン」
「しゃべってんだろ立派によ」
都合の悪い現実から目をそらそうとするラーズグリーズだった。
「ちょっとまりちゃん! いくらなんでも言いすぎだよ!」
落ち込んだラーズグリーズをかばい、琴音は木下にすごんだ。優しい琴音にラーズグリーズは救われるも、
「そりゃばるきりーさんは、時々やりすぎて校舎とか壊しちゃうし、なんやかんやしでかして私たちに被害出しちゃうし、魔法で色々危険な事しちゃうけど……その……えっと……」
言葉に詰まった琴音は、しゃがみこんだ。
「……ごめんばるきりーさん、フォロー出来ない……」
「それならいっそ直接罵倒してくれたほうがはるかにましなのだが!?」
盛大な自爆で琴音も一緒に落ち込み、二人の間にどんよりとした空気が漂った。
「なんたる事だ……」
ラーズグリーズは床を叩いた。まさか、生徒全員からそう思われていたとは。浩二だけでなく、クラス全体まで同じような状態だったなんて!
これは浩二だけに集中している場合じゃない、一刻も早く全員から信頼を得なければ!
とはいっても、そこまで行くと最早ラーズグリーズの手には負えなかった。生徒一人で四苦八苦しているのに、さらに三十八人もの生徒を相手にするなんて土台不可能な話だ。
「四面楚歌とはこの事か……」
「四面どころか天空・地中含めて全面楚歌なんだけどね」
ようは味方がいねーという意味である。
「け、けどばるきりーさん、前向きに捉えようよ!」
琴音は復活し、ラーズグリーズをゆすった。
「課題がこれだけ明確になっているなら、やるべき事だってすぐに見えてくるよ! だからまずは、目先の問題を解決していこう。一歩一歩着実に、ローマの道も一歩からだよ!」
「うむ……そうだな……そうだな」
ふらつく足で立ち上がり、ラーズグリーズは気持ちを切り替えた。
クールに、クールに行こう。戦いは冷静にならねばならない……こんな時こそ、平常心で取り組むべきだ。
琴音のおかげでラーズグリーズは立ち直れたが、二人のやり取りに対し、木下は疑問を持ったらしい。
「琴音、なんでばるきりーさんの味方をするんだい? あんたも結構目にあってるだろ?」
「味方しちゃだめなの?」
琴音は木下に聞き返した。
「ダメって言うか、普通はしないだろ、こんな先生に肩入れなんか」
「こんな先生って何? 一面だけで人を判断しちゃだめだよ」
「人じゃないじゃん」
確かにラーズグリーズは人ではなく女神である。
琴音はむっとした様子で、木下にずいと迫った。
「理由とか、そんなの無いよ。困っている人が居たら助ける、そんなの当たり前でしょ。ばるきりーさんは私達の先生になって、そんな人が今困っているんだよ。助けるには、充分な理由だよ。誰がなんと言おうと、私はばるきりーさんの味方! ただそれだけなの」
理由無き慈悲、という奴だ。メシアのごとき琴音の優しさに、ラーズグリーズもついついときめいてしまい、思わず抱こうとしてしまった。
一方琴音に迫られた木下は、なんとも言えず難しい顔をしていた。
「あんた……ちょっと人が良すぎる気もするけどさぁ……」
「まりちゃんは無い? そんな気持ち」
「無いってわけじゃないけど……そんな風に言われたら私が悪者みたいじゃないか」
木下はちらとラーズグリーズを見やってから、大きなため息をついた。
「……しゃあないね、私も力貸してやるよ」
「なんだって!?」
ラーズグリーズはぐわっと木下の肩をつかんだ。
「き、君も私の味方になってくれるのか!? 夢じゃないよな幻想じゃないよな!? さっきコテンパンにされたからにわかに信じられんのだが!?」
「どんだけ繊細なんだよあんたは」
面倒くさいことこの上ない性格の女神だ。ここまでくると最早駄女神である。
「ま、あんたら二人じゃさっきみたいなめちゃくちゃな策しか浮かばないだろうしね。それであたしまで巻き込まれたらたまったもんじゃないんでさ、自己保身のためだよ、保身のため」
「おお! これが話に聞いたツンデレという奴だな!」
「ツンデレ違う!」
昨日の琴音の指導により、その手の知識だけは充填されたラーズグリーズである。
しかし、木下の加入は大きい。琴音とラーズグリーズは言っちゃ悪いがポンコツデュエット、二人そろっても不協和音しか奏でない。指揮者が必要だ。
「では教えてくれ木下。まず私は何から着手すればいい? あまりにも課題が難しすぎてすでに躓いているのだ」
「先生やろうって奴の発言とは思えないね」
腕っ節は強いクセに弱腰すぎるのがラーズグリーズである。
「まぁ、まず最初にやる事は決まってんだけどさ」
「そうなのまりちゃん?」
「いやまず協力者であるあんたが気づいてやりなよ」
抜けさくな琴音にあきれながらも、木下はラーズグリーズにやるべき事を話し始めた。
女子生徒の名は木下真里、ラーズグリーズの受け持ちにして、琴音の友人だ。長い黒髪にロングスカート、指貫手袋と、昭和のヤンキースタイルをした女だ。これに竹刀か金属バットでもありゃ完璧だ。
「なんか忘れちゃいけない記憶が無くなってるような気がすんだけど、あたしの気のせいかね」
「気のせい気のせい! 私は別に記憶なんていじってないぞ!」
墓穴を掘るラーズグリーズであるも、木下は空気を読んで気づかぬフリをしてくれていた。ようは気づかれてんのだが。
「まぁいいさ。あたしの体になんも無けりゃあね」
木下は琴音にノートを渡し、肩をすくめた。
「ごめんねまりちゃん……なんかその、全てにおいてごめん……」
「気にすんなって、この程度で怒るあたしじゃないからさ」
木下は器の大きな事を言いつつ、琴音の頭を撫でくり回し、さらには頬ずりまでして愛でていた。彼女の瞳には、大きなハートマークが浮かび上がっている。
「あーやっぱ可愛いわーやわっこいわー飼いたいわー! あそーだ、琴音に似合うと思ってペットショップで首輪とリードとハーネス買って来たんだけど付けていいよね?」
「まりちゃん、せめてきちんと許可を取って。私身の危険しか感じない」
「ふむ、女子高生の贈り物としては首輪とリードとハーネスが最適と……」
「ばるきりーさん違うから! それしたら魔法使う以上に危険な人認定されちゃうから!」
むしろその程度で済めば御の字である。
ひとしきり琴音を愛でた木下は、やや険しい顔をして、改めて尋ねた。
「んで、琴音と一緒に何してたんだばるきりーさん。事によっちゃあたしも混ぜてもらうよ」
「まりちゃん、お願い、混ざらないで」
徹底的に貞操を狙われる琴音だった。
琴音の貞操はさておいて、ラーズグリーズは簡潔に内容を話した。すると見る見る木下の顔が曇ってゆく。
「……えっと? 室井の心を開くのに? 家に押しかけ? アメリカンコントを仕掛けた? ……あほだろあんた」
「ならば指摘してくれ、どのあたりがダメだったのだ?」
「全部だ全部! 徹頭徹尾丸々誤ってんだろ!」
木下は呆れたようにため息をついた。
「それやったら余計に心を閉ざすだけだろ、ちったぁ疑問に思えって」
「むむ……ダメなのか……」
と言う事は、琴音の作戦では駄目なのだろうか。ラーズグリーズは首をひねった。
分からない……ではどう接すればいい? 今のままでは浩二を余計に頑なにしてしまうだけだ。もっと、別方向からのアプローチをする必要があるだろう。
しかし、思いつかない。人間が喜ぶ方法なんて、一体何があると言うのだ!
「悩む以前に、あんた……ちょっと気にしないとまずい事があるんじゃないのかい?」
頭をフル回転させているラーズグリーズに、木下がそのような言葉を投げかけた。
意味が分からず、ラーズグリーズは首を傾げた。
「隠してもしょうがないから言うけどさ、あんた……生徒全員から嫌われてるからな。ぶっちゃけ、あたしも含めてもれなく厄介者扱いしてるかんね」
「……え?」
ラーズグリーズは一瞬耳を疑った。自分が嫌われている? 生徒から? それが理解できるなり、ラーズグリーズは思わず立ち上がり、机を叩いた。
「それはどういうことだ!?」
「いや自分の行動省みろよ」
木下はいたって冷静に切り返した。
「まともに授業しない先生を誰が好き好むのさ。むしろあれで好かれてると思うその鈍感加減に驚きだわ」
「な、なんだと? 私の授業のどこが悪いのだ!」
「槍とか魔法とか多用する世界史の授業がこの世のどこにあるってんだい?」
「私の授業がまさにそうだろう!」
「だよね知ってた。じゃなくてそれ以外ねーだろ! 普通の授業はそんなん使わないっつの!」
「な、なんだって……!?」
ラーズグリーズは脳天を殴られたかのような衝撃を受けた。
ふらっとたたらを踏んでよろめいて、窓に頭をぶつけたラーズグリーズは、ずるずる崩れ落ちて四つん這いになり、顔に影を落とした。いちいちオーバーリアクションすぎるワルキューレである。
「し、知らなかった……世界史の授業ってもっとこう……世界を制する的な科目とばかり……」
「いや歴史を勉強する授業だからな。史ってついてるだろ史って、歴史の史が」
「ワタシ日本語ワカリマシェーン」
「しゃべってんだろ立派によ」
都合の悪い現実から目をそらそうとするラーズグリーズだった。
「ちょっとまりちゃん! いくらなんでも言いすぎだよ!」
落ち込んだラーズグリーズをかばい、琴音は木下にすごんだ。優しい琴音にラーズグリーズは救われるも、
「そりゃばるきりーさんは、時々やりすぎて校舎とか壊しちゃうし、なんやかんやしでかして私たちに被害出しちゃうし、魔法で色々危険な事しちゃうけど……その……えっと……」
言葉に詰まった琴音は、しゃがみこんだ。
「……ごめんばるきりーさん、フォロー出来ない……」
「それならいっそ直接罵倒してくれたほうがはるかにましなのだが!?」
盛大な自爆で琴音も一緒に落ち込み、二人の間にどんよりとした空気が漂った。
「なんたる事だ……」
ラーズグリーズは床を叩いた。まさか、生徒全員からそう思われていたとは。浩二だけでなく、クラス全体まで同じような状態だったなんて!
これは浩二だけに集中している場合じゃない、一刻も早く全員から信頼を得なければ!
とはいっても、そこまで行くと最早ラーズグリーズの手には負えなかった。生徒一人で四苦八苦しているのに、さらに三十八人もの生徒を相手にするなんて土台不可能な話だ。
「四面楚歌とはこの事か……」
「四面どころか天空・地中含めて全面楚歌なんだけどね」
ようは味方がいねーという意味である。
「け、けどばるきりーさん、前向きに捉えようよ!」
琴音は復活し、ラーズグリーズをゆすった。
「課題がこれだけ明確になっているなら、やるべき事だってすぐに見えてくるよ! だからまずは、目先の問題を解決していこう。一歩一歩着実に、ローマの道も一歩からだよ!」
「うむ……そうだな……そうだな」
ふらつく足で立ち上がり、ラーズグリーズは気持ちを切り替えた。
クールに、クールに行こう。戦いは冷静にならねばならない……こんな時こそ、平常心で取り組むべきだ。
琴音のおかげでラーズグリーズは立ち直れたが、二人のやり取りに対し、木下は疑問を持ったらしい。
「琴音、なんでばるきりーさんの味方をするんだい? あんたも結構目にあってるだろ?」
「味方しちゃだめなの?」
琴音は木下に聞き返した。
「ダメって言うか、普通はしないだろ、こんな先生に肩入れなんか」
「こんな先生って何? 一面だけで人を判断しちゃだめだよ」
「人じゃないじゃん」
確かにラーズグリーズは人ではなく女神である。
琴音はむっとした様子で、木下にずいと迫った。
「理由とか、そんなの無いよ。困っている人が居たら助ける、そんなの当たり前でしょ。ばるきりーさんは私達の先生になって、そんな人が今困っているんだよ。助けるには、充分な理由だよ。誰がなんと言おうと、私はばるきりーさんの味方! ただそれだけなの」
理由無き慈悲、という奴だ。メシアのごとき琴音の優しさに、ラーズグリーズもついついときめいてしまい、思わず抱こうとしてしまった。
一方琴音に迫られた木下は、なんとも言えず難しい顔をしていた。
「あんた……ちょっと人が良すぎる気もするけどさぁ……」
「まりちゃんは無い? そんな気持ち」
「無いってわけじゃないけど……そんな風に言われたら私が悪者みたいじゃないか」
木下はちらとラーズグリーズを見やってから、大きなため息をついた。
「……しゃあないね、私も力貸してやるよ」
「なんだって!?」
ラーズグリーズはぐわっと木下の肩をつかんだ。
「き、君も私の味方になってくれるのか!? 夢じゃないよな幻想じゃないよな!? さっきコテンパンにされたからにわかに信じられんのだが!?」
「どんだけ繊細なんだよあんたは」
面倒くさいことこの上ない性格の女神だ。ここまでくると最早駄女神である。
「ま、あんたら二人じゃさっきみたいなめちゃくちゃな策しか浮かばないだろうしね。それであたしまで巻き込まれたらたまったもんじゃないんでさ、自己保身のためだよ、保身のため」
「おお! これが話に聞いたツンデレという奴だな!」
「ツンデレ違う!」
昨日の琴音の指導により、その手の知識だけは充填されたラーズグリーズである。
しかし、木下の加入は大きい。琴音とラーズグリーズは言っちゃ悪いがポンコツデュエット、二人そろっても不協和音しか奏でない。指揮者が必要だ。
「では教えてくれ木下。まず私は何から着手すればいい? あまりにも課題が難しすぎてすでに躓いているのだ」
「先生やろうって奴の発言とは思えないね」
腕っ節は強いクセに弱腰すぎるのがラーズグリーズである。
「まぁ、まず最初にやる事は決まってんだけどさ」
「そうなのまりちゃん?」
「いやまず協力者であるあんたが気づいてやりなよ」
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