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第二幕
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第二幕、その始まりに現れたのはフレジィ・エミーと短槍のエルザ。
「!?」エミーは反対側の入口付近に立つ男を知っていた。
「エミー!!」聞き覚えのある声「デル兄さん!!」生きていた、再会は突然やってきた。
不自然に立っているだけのデル、その後ろには抜刀した兵士が数人、中央の櫓に見える人間、最上部にいるのが黒服フレディだろう、階下にもう一人と女の子が捕らわれている。
エミーは瞬時に状況を理解した、デルは人質を捕られている、そしてその人質はあの女の子だ、戦う理由が一つ増えた。
「貴方がエミーさんですね、私はクロワ公爵家の執事を拝命しております、フレディ・マモラと申します、以後お見知りおきを、レィディ」
「白髪鬼ホランドとバウンドインプをどうした!?生きているなら返してもらおう」
「嫌だと言ったら?」
「殺すわ」抑揚も興奮もない平坦な発音。
「既に死んでいたら?」
「殺すでしょうね」何の感情もない。
「ハッハッハ、殺気も怒りもなく放つ言葉ではありませんね、生きていますよ、大事なサンプルです、殺しはしません、ただし健全にとは言えませんが」
「エミー!砂地には入るな、化け物がいるぞ!」久しぶりに聞いた声は緊迫していた。
「!」
「化け物ってなんだい!?何も見えないよ」
エルザが短槍を構えて目を凝らすが姿はない。
「静かに!耳を澄まして!」サラサラサラッ ・・・・・・・・サラサラサラッ 微かに砂が動く音が聞こえる、黄金のエリクサーによる適性、エルザの聴覚も持てる性能の上限に達している。
「砂の中か!?」
「大きさは一メートル位、棒状の何かだ、複数いるわ」
「デルさんの言う通りです、踏み出せばその音に吸い寄せられてきます、神の使徒アンフィスバエナがその槍で貴方を貫くでしょう」
「神の使徒だと、よく言うねぇ、単なる魔獣じゃないか、キザ野郎!」
「おや、短槍のエルザさんではないですか、意外です、あの傷でどうやって・・・・・・なるほど貴方は黄金のエリクサーには適性があったということですか、面白い、エリクサーと名の付くものがここに三つ揃ったわけだ」
「だったらどうするというの?」エミーの目が細くなる、音もなくその手が愛刀ジグロを引き抜く、答えは分かっている。
「もちろん三つとも教団への供物として頂きます、その知識も全て私達が継承しましょう、不死を得た我々ならその偉大な経験と知識を失う事無く未来に生かすことができます、この地獄のような世界を天界へと書き換えるのです、それが使徒たる者の役目なのですよ」
「不死など存在しない、何故なら・・・・・・私が殺すから」
躊躇することなく砂地に足を踏み入れる。
「エミー!!」エルザとデルが叫ぶがエミーの足は止まらない。
・・・・・・ 幽霊の足運び、正しい姿勢から螺旋に回る膝、音なしのスニーキング、無音歩行。
双頭の蛇アンフィスバエナは反応しない、砂地は静まり返っていた。
頭が上下しない、空中を浮遊しているように移動している、非現実的な光景、エミーは前後に体重移動していない、上体を固定して捩じることなく膝下を回転させながらつま先のみを地に付けている、いわゆる泥棒の動き、蹴る歩きではなく置く歩き方で無音を可能にしている。
「!!」フレディが目を見張る、身体能力だけでは不可能な技、長い歴史の中で考えられ受け継がれてきた技、一世代では到達できない領域はある、それは個性の違う者たちの集合体、視線を変えた工夫と研磨により初めて見つけることができる。
知っていても体現できる者は限られる、体現出来た者にだけに次のステージが用意される、技に終わり無し。
「驚きです、足音を全く発てずに歩く、そんなことが可能な人間が・・・・・・やはり貴方の血をどうしても欲しくなりました、せめて肉片は拾ってあげましょう」
フレディが胸ポケットから取り出したのは小さなオルゴール、螺子をゆっくりと巻くと奏でるのはパッヘルベルのカノン、美しい旋律が奏でられる、それをエミーの前に放った。
ガサッ 美しい旋律が死を呼ぶ旋律に変わる、砂地が蠢き青蛇のセンサーが反応する。
ザバババッ 旋律に向けて一気に加速して来る、航跡に向けて片膝たちの姿勢、抜刀していたジグロを後ろに留める、低く後ろ重心、居合の構え、目を見開き全ての五感と共感能を全方位に向ける。
バシュッ 白砂から双頭の蛇が花の牙を開いて襲いかかった、ギラリッ 砂煙の中で銀光が二度、三度閃く、砂煙は乱れない、最小限で最速の動きは砂煙でさえ切られた事に気付かない。
しかしジグロの白刃は確かに細胞の繋がりを分断している、飛び出した勢いのまま青蛇は三つに分断されて地に落ちてのたうつ。
ジグロの切っ先が演奏中のオルゴールが掬い上げて横へ放り投げる、残りの青蛇が誘導されていく。
「デル兄さん!エルザ!」言うが早く今度は大胆に加速する。
「!」
それを見て二人も櫓に向けて突進する、オルゴールは藪蛇になった。
「なかなかやりますね、異界の魔獣をあっさり屠るとは彼女には恐怖心がないようだ、仕方ありません、プラスワンを投入しましょう」
フレディの手が再び上がる、櫓の下には通路があった、その階段からクロワ侯爵家マナーハウスにいた黒服フットマン(男性メイド)達がゾロゾロと現れる。
その容姿はまるでフレディのクローンのようだ、フレディの血で精製されたダーク・エリクサーによる書き換えが進んだフットマン達は、その容姿、能力、考え方までも浸食されてコピーされてしまうようだ。
「我々の手にティア姫があることを忘れないでいただきたい、デルさん、この子は黄金のエリクサーと交換する約束です、渡して頂きましょう」
ザッ デルは櫓の下、仕切られた柵の前まで到達する、ティアは目の前だが柵の中だ、額の狭いトガミ研究員がリードを握っている。
「さあ、黄金のエリクサーを渡しなさい!!」
トガミが柵の外に腕を伸ばす。
「ティアが先だ!」
「デル兄さん!」
その隙間に黒服フットマン達が割って入ってくる、その数は七人。
「邪魔するな、これは神の神託を受けし業、邪魔するなら神の罰が下ると思え」
バシィィンッ 全員が腹に巻いていた鞭、ウルミン・オブ・タイトコイルを中に唸らせる、ヒュンヒュンと鞭の先端が音速を超える音が響く。
「エミー、私らがやられた武器はそいつだよ!気をつけな!」エルザが追いついてくる。
グンッ エミーの突っ込みの早さが振りかぶる鞭のしなりを上回る、幽霊の縮地、鞭を振り下ろしたときには既にエミーはフットマンの鼻面に迫っていた.
「鞭は先端でしか威力を発揮しない、踏み込まれればただの紐」
シュアアッ ゼロ距離からの居合い切り、自分より二十センチは背の高いフットマンに逆手下段から首への一閃!
首に赤く斜め線が走ると ズルリッ 驚愕の表情を固着させたまま首は滑り落ちていった。
「縄跳びに入るときの要領ね、引き動作が必携の武器なんて笑わせるわ」
膝をついて座るように落ちたフットマンを見ることはない、氷の瞳は次の獲物を見据えていた。
ウェイバーは王宮から脱出した後、足を引き摺りながら街にでると、用意してあった馬でニースへと向かう、途中で見上げた空に黒花火の花が咲いた。
「しめたっ!これでおさらば出来る、隠れて暮らす必要がなくなったぜ!」
顔と名前を知られた、指名手配されてはこの街にはいられなくなる、このタイミングでの出航は都合が良い、やはり選民たる自分は神から守られているのだ、手綱を持つ片手を離してノスフェラトゥの神に逆さ十字を切って感謝する。
王宮に出入りするドレスメーカーにまで上り詰めた、この業界では最高峰と言って良い、仕事には満足していたがダーク・エリクサーによる若返りがウェイバーに違う未来への憧れを示した、女たちの機嫌を伺いながらドレスを仕立てることがダーク・エリクサーによる選民を受けてから価値を低くしていた、今の人生に満足出来ない、自分の価値はもっと他にあったのではないかと疑念が渦巻いた。
こんな役を演じてみたかった、潜入スパイ、ハラハラドキドキの活劇の主人公、実際は幼女を誘拐しただけのチンケな役だったけれど危険とスリルが強烈なスパイスとなってウェイバーの脳を刺激した、書き換えられた選民は暴力と征服により快感を覚えさせる。
今も誰かに追跡されて後ろから切られるのではと冷や汗が伝う、そのゾクゾクとした殺気が快感だった、ドレスメーカーでは得られなかった感覚。
「人生楽しまなきゃな!俺の人生はこれからだ!」
馬上でウェイバーは拳をニース港のザ・ノアに向けて突き上げていた。
「!?」エミーは反対側の入口付近に立つ男を知っていた。
「エミー!!」聞き覚えのある声「デル兄さん!!」生きていた、再会は突然やってきた。
不自然に立っているだけのデル、その後ろには抜刀した兵士が数人、中央の櫓に見える人間、最上部にいるのが黒服フレディだろう、階下にもう一人と女の子が捕らわれている。
エミーは瞬時に状況を理解した、デルは人質を捕られている、そしてその人質はあの女の子だ、戦う理由が一つ増えた。
「貴方がエミーさんですね、私はクロワ公爵家の執事を拝命しております、フレディ・マモラと申します、以後お見知りおきを、レィディ」
「白髪鬼ホランドとバウンドインプをどうした!?生きているなら返してもらおう」
「嫌だと言ったら?」
「殺すわ」抑揚も興奮もない平坦な発音。
「既に死んでいたら?」
「殺すでしょうね」何の感情もない。
「ハッハッハ、殺気も怒りもなく放つ言葉ではありませんね、生きていますよ、大事なサンプルです、殺しはしません、ただし健全にとは言えませんが」
「エミー!砂地には入るな、化け物がいるぞ!」久しぶりに聞いた声は緊迫していた。
「!」
「化け物ってなんだい!?何も見えないよ」
エルザが短槍を構えて目を凝らすが姿はない。
「静かに!耳を澄まして!」サラサラサラッ ・・・・・・・・サラサラサラッ 微かに砂が動く音が聞こえる、黄金のエリクサーによる適性、エルザの聴覚も持てる性能の上限に達している。
「砂の中か!?」
「大きさは一メートル位、棒状の何かだ、複数いるわ」
「デルさんの言う通りです、踏み出せばその音に吸い寄せられてきます、神の使徒アンフィスバエナがその槍で貴方を貫くでしょう」
「神の使徒だと、よく言うねぇ、単なる魔獣じゃないか、キザ野郎!」
「おや、短槍のエルザさんではないですか、意外です、あの傷でどうやって・・・・・・なるほど貴方は黄金のエリクサーには適性があったということですか、面白い、エリクサーと名の付くものがここに三つ揃ったわけだ」
「だったらどうするというの?」エミーの目が細くなる、音もなくその手が愛刀ジグロを引き抜く、答えは分かっている。
「もちろん三つとも教団への供物として頂きます、その知識も全て私達が継承しましょう、不死を得た我々ならその偉大な経験と知識を失う事無く未来に生かすことができます、この地獄のような世界を天界へと書き換えるのです、それが使徒たる者の役目なのですよ」
「不死など存在しない、何故なら・・・・・・私が殺すから」
躊躇することなく砂地に足を踏み入れる。
「エミー!!」エルザとデルが叫ぶがエミーの足は止まらない。
・・・・・・ 幽霊の足運び、正しい姿勢から螺旋に回る膝、音なしのスニーキング、無音歩行。
双頭の蛇アンフィスバエナは反応しない、砂地は静まり返っていた。
頭が上下しない、空中を浮遊しているように移動している、非現実的な光景、エミーは前後に体重移動していない、上体を固定して捩じることなく膝下を回転させながらつま先のみを地に付けている、いわゆる泥棒の動き、蹴る歩きではなく置く歩き方で無音を可能にしている。
「!!」フレディが目を見張る、身体能力だけでは不可能な技、長い歴史の中で考えられ受け継がれてきた技、一世代では到達できない領域はある、それは個性の違う者たちの集合体、視線を変えた工夫と研磨により初めて見つけることができる。
知っていても体現できる者は限られる、体現出来た者にだけに次のステージが用意される、技に終わり無し。
「驚きです、足音を全く発てずに歩く、そんなことが可能な人間が・・・・・・やはり貴方の血をどうしても欲しくなりました、せめて肉片は拾ってあげましょう」
フレディが胸ポケットから取り出したのは小さなオルゴール、螺子をゆっくりと巻くと奏でるのはパッヘルベルのカノン、美しい旋律が奏でられる、それをエミーの前に放った。
ガサッ 美しい旋律が死を呼ぶ旋律に変わる、砂地が蠢き青蛇のセンサーが反応する。
ザバババッ 旋律に向けて一気に加速して来る、航跡に向けて片膝たちの姿勢、抜刀していたジグロを後ろに留める、低く後ろ重心、居合の構え、目を見開き全ての五感と共感能を全方位に向ける。
バシュッ 白砂から双頭の蛇が花の牙を開いて襲いかかった、ギラリッ 砂煙の中で銀光が二度、三度閃く、砂煙は乱れない、最小限で最速の動きは砂煙でさえ切られた事に気付かない。
しかしジグロの白刃は確かに細胞の繋がりを分断している、飛び出した勢いのまま青蛇は三つに分断されて地に落ちてのたうつ。
ジグロの切っ先が演奏中のオルゴールが掬い上げて横へ放り投げる、残りの青蛇が誘導されていく。
「デル兄さん!エルザ!」言うが早く今度は大胆に加速する。
「!」
それを見て二人も櫓に向けて突進する、オルゴールは藪蛇になった。
「なかなかやりますね、異界の魔獣をあっさり屠るとは彼女には恐怖心がないようだ、仕方ありません、プラスワンを投入しましょう」
フレディの手が再び上がる、櫓の下には通路があった、その階段からクロワ侯爵家マナーハウスにいた黒服フットマン(男性メイド)達がゾロゾロと現れる。
その容姿はまるでフレディのクローンのようだ、フレディの血で精製されたダーク・エリクサーによる書き換えが進んだフットマン達は、その容姿、能力、考え方までも浸食されてコピーされてしまうようだ。
「我々の手にティア姫があることを忘れないでいただきたい、デルさん、この子は黄金のエリクサーと交換する約束です、渡して頂きましょう」
ザッ デルは櫓の下、仕切られた柵の前まで到達する、ティアは目の前だが柵の中だ、額の狭いトガミ研究員がリードを握っている。
「さあ、黄金のエリクサーを渡しなさい!!」
トガミが柵の外に腕を伸ばす。
「ティアが先だ!」
「デル兄さん!」
その隙間に黒服フットマン達が割って入ってくる、その数は七人。
「邪魔するな、これは神の神託を受けし業、邪魔するなら神の罰が下ると思え」
バシィィンッ 全員が腹に巻いていた鞭、ウルミン・オブ・タイトコイルを中に唸らせる、ヒュンヒュンと鞭の先端が音速を超える音が響く。
「エミー、私らがやられた武器はそいつだよ!気をつけな!」エルザが追いついてくる。
グンッ エミーの突っ込みの早さが振りかぶる鞭のしなりを上回る、幽霊の縮地、鞭を振り下ろしたときには既にエミーはフットマンの鼻面に迫っていた.
「鞭は先端でしか威力を発揮しない、踏み込まれればただの紐」
シュアアッ ゼロ距離からの居合い切り、自分より二十センチは背の高いフットマンに逆手下段から首への一閃!
首に赤く斜め線が走ると ズルリッ 驚愕の表情を固着させたまま首は滑り落ちていった。
「縄跳びに入るときの要領ね、引き動作が必携の武器なんて笑わせるわ」
膝をついて座るように落ちたフットマンを見ることはない、氷の瞳は次の獲物を見据えていた。
ウェイバーは王宮から脱出した後、足を引き摺りながら街にでると、用意してあった馬でニースへと向かう、途中で見上げた空に黒花火の花が咲いた。
「しめたっ!これでおさらば出来る、隠れて暮らす必要がなくなったぜ!」
顔と名前を知られた、指名手配されてはこの街にはいられなくなる、このタイミングでの出航は都合が良い、やはり選民たる自分は神から守られているのだ、手綱を持つ片手を離してノスフェラトゥの神に逆さ十字を切って感謝する。
王宮に出入りするドレスメーカーにまで上り詰めた、この業界では最高峰と言って良い、仕事には満足していたがダーク・エリクサーによる若返りがウェイバーに違う未来への憧れを示した、女たちの機嫌を伺いながらドレスを仕立てることがダーク・エリクサーによる選民を受けてから価値を低くしていた、今の人生に満足出来ない、自分の価値はもっと他にあったのではないかと疑念が渦巻いた。
こんな役を演じてみたかった、潜入スパイ、ハラハラドキドキの活劇の主人公、実際は幼女を誘拐しただけのチンケな役だったけれど危険とスリルが強烈なスパイスとなってウェイバーの脳を刺激した、書き換えられた選民は暴力と征服により快感を覚えさせる。
今も誰かに追跡されて後ろから切られるのではと冷や汗が伝う、そのゾクゾクとした殺気が快感だった、ドレスメーカーでは得られなかった感覚。
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