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副産物
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朝日がラライ山脈を照らす、その中央に位置しているのがガザル神山、その頂は一万メートルを超えて蒼穹に曇って見ることは出来ない。
その中腹から太陽が姿を見せた頃には二人の容体は完全に回復していた。
「凄いな!本当に効いたぞ、傷か塞がった!」
「これこそ奇跡、神の御業だ」
二人とも歩行どころかジャンプしている、走れそうだ。
「二人とも異常はない・・・・・・か!?」
マットの顔が固まる。
「んっ?なんだ、なにか顔についているか?」
「お前・・・・・・鏡を見ろ」手鏡を渡した「あん?なんでよ」鏡を覗いた先に居たのは 「!!」 二十歳の頃の自分だった。
クロワにも若返り現象は起きたがグレイほどではない、四十代半場が三十代後半といった感じだが驚くべきエリクサーの副産物。
「グレイさんの方が人間用エリクサーの適性があるようです、人間でも魔族寄り、エルフ寄りの個性があります、それは逆も同じです」
「ずっとこのままなのか」
「いいえ、一か月程度で本来の時に戻り始めます、ご安心を」
「それは残念・・・・・・もてそうな気がしたんだがな」
「アリア様、昨日貴方は我々の三倍は生きていると仰った、それはこのエリクサーを飲み続けているからでしょうか」
「それも違います、私はエルフ族の中でも長命なアールヴという種になります、アールヴの平均寿命は五百年を超えます」
「五百!?」「マジか!」「ほとんど不死だな」
「そんなことはありませんよ、病気にもなりますし撃たれたり刺されたりすれば普通に死んでしまいます、寿命が長いというだけで不死とは違います」
アリアが朝食を用意してくれた、テーブルには山や川の物が並んだ、なんの肉か分からないがステーキまである、四人はゴクリと唾を呑んだ。
「こんなにいいのか?」
「食料は猟師の皆さんから定期的にお布施として頂いていますので困りません、それに私はあまり食べませんので余ってしまうのです、よければ沢山召し上がってください、助かります」
「じゃあ遠慮なく!」
調理されたというより素材そのままに洗っただけや、茹でたり焼いただけの物はシンプルだが美味かった、チープな味に慣れた舌のままだったら味がないと感じたかも知れない、味付けは基本的に塩と胡椒だけだ、スープにのみ何かの出汁がつかわれているようだが分からない。
「皆さんには味が薄いかもしれません、私達エルフは食事に工夫をしないので猟師の皆さんに良く味がないと叱られます」
「いや大変美味です、新鮮で命を感じます、我々も長い期間海の上に居りましたのでこのよう採りたての野菜を口に出来るのは至上の幸せです」
さすがに上級貴族のクロワたちのテーブルマナーは完璧だ、皿やナイフが無駄に汚さない、比べてマットとグレイはすべての皿をガチャガチャとフォークで平らげる、フレディは顔を顰め、アリアは子供をみるように微笑んでいる、自分の前にはスープのカップがあるだけだ。
満たされた後のデザートにはリンゴの蜂蜜漬けが発酵茶とともに出された、これも文句なしに美味い、四人とも甘党ではないが脳を直撃する味だった。
至福の朝食。
礼拝堂に朝日の帯が差し込んでいる、その光を背に受けて祈りを捧げているアリアの姿は神々しかった。
クロワはその後ろに跪き手を合わせる、フレディもそれに続く。
マットとグレイはベンチに腰掛けてその光景を見ていた。
「俺たちは信徒じゃないが助けて貰った恩義は忘れないぜ」
「どうやって死ぬかが問題だ」
「あの戦場で死ななかった事に意味があったと思わないか」
「神のシナリオだと信じるさ」
「この世界に遣り残した仕事があると?」
「この世界にも戦争があるのかね」
「人がいるなら戦争はあるさ、俺たちの出番だ」
「できれば・・・・・・」
「できれば?」
マットの視線の先にはアリアがいた。
「くくっ、そんなに都合良くいくかね」
「神のシナリオだ、最高の舞台を用意してくれているに違いないさ」
「期待しようじゃないか」
異世界の山の中、死に場所を探していた兵士は、その将来に意義ある死の期待を見出していた。
夢から覚めるとそこには冴え冴えとした現実がある、二人の姿はない。
代わりにフローラと同じ優しい顔を持ったエミーがいた。
男だというが、お姉さんとしか呼べない、他にもホランドやインプ、エルザ、ギルたち大人がいる、王宮の人たち同様に皆優しい・・・・・・でも、もう無邪気に走る回ることは出来ないと思った、二人の愛情の中にいたからこそだったのだ。
正直に言うと見たことの無い母も漂流島にもそれほど気持ちがあるわけでは無かった、むしろ今は憎くさえある。
漂死島を目指した結果、二人は銃弾に斃れた、この小屋で三人で暮らしていれば愛しい時間が続いていたのに。
踏み出さなければ良かった、そうすれば失うことなどなかった。
このまま膝を抱えて固まって繭となってしまいたい。
そう考えてしまう事に自己嫌悪と罪悪感を覚える、父たちは自分のためにその生涯を捧げてくれた、愛してくれた。
その想いを無駄にすることは出来ない、それは裏切りだ。
漂流島に行って母に会う、会ってどうなるのかは分からない、正直怖い思いの方が強い。
でも必ず見つける、父たちの願いのために。
無垢な神獣はその魂の色を変えた。
「お母さんの島についてお父さんたちは何か言っていなかったかな?」
「うん、始まりはお父さんたちが乗っていた船が沈んじゃって、溺れそうになったところをお母さんに助けられたって、こっちに来たときは満月の夜に大きな渦に巻き込まれたって言っていた」
「渦?竜巻それとも渦潮かな」
「両方だって、海と空から渦が伸びて途中でキスするの、そうすると渦の中にトンネルが出来るんだって」
ティアの話は想像より具体的だった、何度も重ねたのだろう微笑ましい三人の遣り取りが浮かんだ。
しかし、具体的な場所や時期は分からない、デル兄たちが何かを残してくれているのを祈るしかない、あてどなく大海原を航行しても辿り着くはずはない。
エミーの指が首元に伸びた、目が厳しくなる。
他にも方法はある、ノスフェラトゥ教団だ、教祖アポサルであるクロワ侯爵はデル兄同様に彼の地の帰還者らしい、奴から直接聞きだす・・・・・・殺してでも。
「エミー、ちょっと来てくれ」エルザが小屋から顔を出した。
デル兄のテーブルだろう上に厚い革表紙のノートがあった。
ページを捲ると異国の言葉だ、デル兄は自国語の他にもう一つ使える言葉があった、タブラオ・デリーバ(漂流酒場)、セビジャーナス、踊りの街、カスティーリャ語だ。
「エミー、読めたりするか」
「ああ、問題ない」
「やっぱりな、他にも話せたりするの?」思い出す遣り取り、デル兄にも同じ事を聞かれた。
「そんなに多くはない、五つくらいだ」
「五か国!?・・・・・・呆れるわ」
「言葉の成り立ちの意味を知るのは楽しいものよ」
「そんなものかね、あたしにゃ無理だね」
「ティアも読めるよ、お父さん教えてくれた」
「そうなの、おばちゃんちょっとショックだよ」肩を落とした。
「教えてあげるからショゲないでエルザおばちゃん」ティアが骨太のその肩を叩いた。
エミーがページを捲る、図解いりの物語は漂流島とエリクサーの精製方法だ。
「!?」エミーの指が止まる「見つけたのかい?」覗き込んだエルザが見たのは左右対称の地図「これは?」
記載されている内容はページごとに同じテーマが描かれてはいるが答えが全て違っていた、どれが本当なのか、全て嘘なのか分からない、デルが仕掛けたトリックだ。
「やるわね、デル兄!」
エミーの目が不敵に細く笑った。
その中腹から太陽が姿を見せた頃には二人の容体は完全に回復していた。
「凄いな!本当に効いたぞ、傷か塞がった!」
「これこそ奇跡、神の御業だ」
二人とも歩行どころかジャンプしている、走れそうだ。
「二人とも異常はない・・・・・・か!?」
マットの顔が固まる。
「んっ?なんだ、なにか顔についているか?」
「お前・・・・・・鏡を見ろ」手鏡を渡した「あん?なんでよ」鏡を覗いた先に居たのは 「!!」 二十歳の頃の自分だった。
クロワにも若返り現象は起きたがグレイほどではない、四十代半場が三十代後半といった感じだが驚くべきエリクサーの副産物。
「グレイさんの方が人間用エリクサーの適性があるようです、人間でも魔族寄り、エルフ寄りの個性があります、それは逆も同じです」
「ずっとこのままなのか」
「いいえ、一か月程度で本来の時に戻り始めます、ご安心を」
「それは残念・・・・・・もてそうな気がしたんだがな」
「アリア様、昨日貴方は我々の三倍は生きていると仰った、それはこのエリクサーを飲み続けているからでしょうか」
「それも違います、私はエルフ族の中でも長命なアールヴという種になります、アールヴの平均寿命は五百年を超えます」
「五百!?」「マジか!」「ほとんど不死だな」
「そんなことはありませんよ、病気にもなりますし撃たれたり刺されたりすれば普通に死んでしまいます、寿命が長いというだけで不死とは違います」
アリアが朝食を用意してくれた、テーブルには山や川の物が並んだ、なんの肉か分からないがステーキまである、四人はゴクリと唾を呑んだ。
「こんなにいいのか?」
「食料は猟師の皆さんから定期的にお布施として頂いていますので困りません、それに私はあまり食べませんので余ってしまうのです、よければ沢山召し上がってください、助かります」
「じゃあ遠慮なく!」
調理されたというより素材そのままに洗っただけや、茹でたり焼いただけの物はシンプルだが美味かった、チープな味に慣れた舌のままだったら味がないと感じたかも知れない、味付けは基本的に塩と胡椒だけだ、スープにのみ何かの出汁がつかわれているようだが分からない。
「皆さんには味が薄いかもしれません、私達エルフは食事に工夫をしないので猟師の皆さんに良く味がないと叱られます」
「いや大変美味です、新鮮で命を感じます、我々も長い期間海の上に居りましたのでこのよう採りたての野菜を口に出来るのは至上の幸せです」
さすがに上級貴族のクロワたちのテーブルマナーは完璧だ、皿やナイフが無駄に汚さない、比べてマットとグレイはすべての皿をガチャガチャとフォークで平らげる、フレディは顔を顰め、アリアは子供をみるように微笑んでいる、自分の前にはスープのカップがあるだけだ。
満たされた後のデザートにはリンゴの蜂蜜漬けが発酵茶とともに出された、これも文句なしに美味い、四人とも甘党ではないが脳を直撃する味だった。
至福の朝食。
礼拝堂に朝日の帯が差し込んでいる、その光を背に受けて祈りを捧げているアリアの姿は神々しかった。
クロワはその後ろに跪き手を合わせる、フレディもそれに続く。
マットとグレイはベンチに腰掛けてその光景を見ていた。
「俺たちは信徒じゃないが助けて貰った恩義は忘れないぜ」
「どうやって死ぬかが問題だ」
「あの戦場で死ななかった事に意味があったと思わないか」
「神のシナリオだと信じるさ」
「この世界に遣り残した仕事があると?」
「この世界にも戦争があるのかね」
「人がいるなら戦争はあるさ、俺たちの出番だ」
「できれば・・・・・・」
「できれば?」
マットの視線の先にはアリアがいた。
「くくっ、そんなに都合良くいくかね」
「神のシナリオだ、最高の舞台を用意してくれているに違いないさ」
「期待しようじゃないか」
異世界の山の中、死に場所を探していた兵士は、その将来に意義ある死の期待を見出していた。
夢から覚めるとそこには冴え冴えとした現実がある、二人の姿はない。
代わりにフローラと同じ優しい顔を持ったエミーがいた。
男だというが、お姉さんとしか呼べない、他にもホランドやインプ、エルザ、ギルたち大人がいる、王宮の人たち同様に皆優しい・・・・・・でも、もう無邪気に走る回ることは出来ないと思った、二人の愛情の中にいたからこそだったのだ。
正直に言うと見たことの無い母も漂流島にもそれほど気持ちがあるわけでは無かった、むしろ今は憎くさえある。
漂死島を目指した結果、二人は銃弾に斃れた、この小屋で三人で暮らしていれば愛しい時間が続いていたのに。
踏み出さなければ良かった、そうすれば失うことなどなかった。
このまま膝を抱えて固まって繭となってしまいたい。
そう考えてしまう事に自己嫌悪と罪悪感を覚える、父たちは自分のためにその生涯を捧げてくれた、愛してくれた。
その想いを無駄にすることは出来ない、それは裏切りだ。
漂流島に行って母に会う、会ってどうなるのかは分からない、正直怖い思いの方が強い。
でも必ず見つける、父たちの願いのために。
無垢な神獣はその魂の色を変えた。
「お母さんの島についてお父さんたちは何か言っていなかったかな?」
「うん、始まりはお父さんたちが乗っていた船が沈んじゃって、溺れそうになったところをお母さんに助けられたって、こっちに来たときは満月の夜に大きな渦に巻き込まれたって言っていた」
「渦?竜巻それとも渦潮かな」
「両方だって、海と空から渦が伸びて途中でキスするの、そうすると渦の中にトンネルが出来るんだって」
ティアの話は想像より具体的だった、何度も重ねたのだろう微笑ましい三人の遣り取りが浮かんだ。
しかし、具体的な場所や時期は分からない、デル兄たちが何かを残してくれているのを祈るしかない、あてどなく大海原を航行しても辿り着くはずはない。
エミーの指が首元に伸びた、目が厳しくなる。
他にも方法はある、ノスフェラトゥ教団だ、教祖アポサルであるクロワ侯爵はデル兄同様に彼の地の帰還者らしい、奴から直接聞きだす・・・・・・殺してでも。
「エミー、ちょっと来てくれ」エルザが小屋から顔を出した。
デル兄のテーブルだろう上に厚い革表紙のノートがあった。
ページを捲ると異国の言葉だ、デル兄は自国語の他にもう一つ使える言葉があった、タブラオ・デリーバ(漂流酒場)、セビジャーナス、踊りの街、カスティーリャ語だ。
「エミー、読めたりするか」
「ああ、問題ない」
「やっぱりな、他にも話せたりするの?」思い出す遣り取り、デル兄にも同じ事を聞かれた。
「そんなに多くはない、五つくらいだ」
「五か国!?・・・・・・呆れるわ」
「言葉の成り立ちの意味を知るのは楽しいものよ」
「そんなものかね、あたしにゃ無理だね」
「ティアも読めるよ、お父さん教えてくれた」
「そうなの、おばちゃんちょっとショックだよ」肩を落とした。
「教えてあげるからショゲないでエルザおばちゃん」ティアが骨太のその肩を叩いた。
エミーがページを捲る、図解いりの物語は漂流島とエリクサーの精製方法だ。
「!?」エミーの指が止まる「見つけたのかい?」覗き込んだエルザが見たのは左右対称の地図「これは?」
記載されている内容はページごとに同じテーマが描かれてはいるが答えが全て違っていた、どれが本当なのか、全て嘘なのか分からない、デルが仕掛けたトリックだ。
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エミーの目が不敵に細く笑った。
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