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禁煙
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マナーハウスの裏側の森は石壁に隣接している、枝から飛び移れば乗り越えるのは容易そうだ、しかし飛び越えた内側に水郷がいやらしく設置されていた、幅は狭いから侵入は出来るが脱出時に同じ経路は使えない、ましてオルガの状態が分からない、担いで逃走することになれば脱出が最も困難な問題だ。
白角ボーンは隣接する樹木の枝の上から囚人房を観察していた、場内の警備は少ない、巡回している姿は見えないが駐留している兵士は百人ではきかないだろう、入るが易し出るが難し。
オルガの居場所はだいたい特定できた、別棟三棟の中で一棟だけ医者が出入りしている棟がある、恐らくそこだ。
棟を管理する小屋の中に嫌な顔を見つけた、人食い男爵ラウド・ツェッペリに匹敵する狂人、ホネガリの細目三白眼、唇も薄くエラが張った顔は見るからに凶悪だ、さらにその顔にはドクロの刺青が施されている、骨の上に骨の刺青、昼間でもいきなり出くわしたら気の弱い者なら卒倒するだろう、墓場から蘇ったスケルトンだ。
その名をビショップ・スカル、見た目通りキレると女子供見境なく暴力を振るう、適当なところで止めることができない、殺しバラバラにして気が治まるまで叩き続ける、まさに狂人だ。
しかし、その暴力は常人とは一線を画している、相手の痛みを共感しない容赦ない攻撃は侮れない、監視小屋の中には奴も含めて十人以上が詰めている様だ、棟で騒ぎになれば一度に相手にするのには多すぎる。
闇に乗じて棟の屋根から侵入、そして場外の森に火を放つ、その騒ぎに乗じて馬を奪い逃走、これしかないだろう、多方面で揺動が出来ればなお良いが一人では仕方がない。
「一匹オオカミの辛いとこだな」ボーンは内ポケットから煙草を取り出すと掌で隠して火を点ける、それを一口で吸い切ると口から細く長い煙を吐き出した。
突然背後から声がした。
「ここは禁煙よ」
「おわぁ!」驚いて枝から落ちそうになるのを辛うじて踏み留まる。
まったく気配を感じなかった、短くなった煙草を咥えたまま後ろを振り向くと顔を見知った一人と知らない女が一人。
「おっ!お前等、どうやって・・・・・・」言葉がでなかった。
「誰かと思えば白角ボーンじゃないか、こんなところで何をしているの?」
知らない方の女が自分を知っている。
「誰だ?」
「分からないのかい?私だよ、娼館にいたエロースだよ」
「エロースだと!」腰のトンファーに手を伸ばす、エロースはノスフェラトゥの幹部、敵だ。
「待て、彼女はもうノスフェラトゥとは無関係だ、争う積りはない」
争うだと!?冗談ではない、もう一人の見知った女、昨日二回もその超人技を見せられた、この女たちを敵に回して生き残れる奴がこの世界に何人いるのか、ビショップ・スカルを相手にした方が遥かにマシに思える。
「お前、なぜここに居る?」
「随分だねボーン、私の顔は忘れちまったくせにエミーの事は知っているのかい」
「エミー!?エミーというのか」
「話すのは初めてだけれど会うのは三回目だね、昨日二回、随分前に一回ね」
「!」気づかれていたのにも驚いたが八年前のことまで覚えていた。
「いや、エロースにしては若すぎるだろ、俺よりも一回り以上年上だったのだぞ・・・・・・ダーク・エリクサーのせいなのか?」
「まあ、そういう訳ね、エミーの言った通り私はもう教団とは友好的な関係にはないの」
「エロースの知人があの囚人房の何処かに囚われている、彼女を救出したい、貴方がここに居るのも似たような理由じゃないか」
「俺が敵じゃないとどうして分かる?」
「信じられないかも知れないがこの子は任意の相手の気持ちが読めちまう、昨日私たちを助けるつもりであそこに居たんだってね」
「お前・・・・・・何者だ」恐ろしい女だと思っていたがますます底が見えない。
「私たちのターゲットはエロースの妹分だったオルガという元娼婦だ、どうだ、協力しあえないか」
「!、オルガだと、俺も同じだ、娼館の婆あに頼まれた」
「なんと!奇遇だね、いくら貰ったのさ」
「報酬は婆あのキスだ」帽子の鍔を下げて顔を隠した、照れたのか。
「アッハッハ 物好きな男だね」
「フフッ」
あの女が意外にも少しだけ笑った、その笑顔に薄っすら見覚えがある。
「お前、笑うんだな」
これで揺動作戦の頭数が揃った。
「暇ですねー隊長、今、囚人房にいるのは五人だけじゃないですか、俺たち十人も監視いりますかねぇ、交代で飲みに行くって言うのはどうですか」
監視所のテーブルには酒瓶が転がりゴミが散乱している、おおよそ規律などは存在していないようだ。
軽口を吐いてしまった事を出腹の禿は後悔した、投げかけられた口調がビショップ・スカルの気に障ってしまったらしい、極端な猫背、前に突き出た肉のない顎、頭蓋骨そのものフォルムの上に髑髏の眼下と歯の入れ墨、開いているか分からない小さな目が赤く光っている、その顔が思わぬ俊敏さでこちらに振り向いた。
「ああーんっ、何だテメエ!今のは俺様に命令したのか!?」
「めっ、滅相もございません、隊長、申し訳ありません、軽口が過ぎました!」
「ちっ、わかりゃあいいがよ、俺は舐められるのがいっちゃん嫌れえなんだよ、次は殺すからな」
「はっ、はい!」
ガタリとテーブルに上げていた足を床に降ろすとスカルは扉を開けて小屋の外に出ていく。
「隊長、どちらへ?」
「小便だよ」
小屋の後ろへ廻るとスボンの紐を解いた、荒くれの隊員たちは決まったトイレに行こうとはしない、気の向くまま用を足してしまう、周囲は酷い匂いだがスカルの鼻は既に壊れている、ダーク・エリクサーを以ってしても修復できない。
既に夕暮れが迫り各所に明かりが灯り始めている、嫌な時間だ、あちこちから食い物の匂いが漂ってくる、スカルは食べることが嫌いだった、食べないで済むなら食べたくはない、普段口に入れるのは酒と煙草、それにダーク・エリクサー、そして何より生き血だ、それだけで生きていける。
とはいっても生き血などそうそう手には入らない、ノスフェラトゥ教団の幹部ともなれば竜化した人間の生き胆を食い放題だと聞く。
「くそっ、羨ましいぜ」
骸骨の眼下にある小さなガラス玉が篝火の火を不気味に反射する。
囚人棟の監視小屋の隊長では一生有りつけない御馳走だ、如何にか教団本部がある弩級戦艦ザ・ノアにもぐり込めないものか、手柄を立てる?幹部に取り入る?どれも面倒だ、街で浮浪者のガキを狩った方が手っ取り早い。
「腹がへったな・・・・・・」
感じることの出来ない鼻が美味そうな匂いを囚人棟の中に嗅ぎつける。
「ちょっとぐらい齧ったってどうせダーク・エリクサーを投与されれば直ぐに治っちまうんだ、いいのがいるじゃねえか」
煙草を吐き捨てると囚人棟の鍵を外し、こっそりと扉を開いて中に姿を消したのを二つの影が柵の上にかかる枝から見ていた。
白角ボーンは隣接する樹木の枝の上から囚人房を観察していた、場内の警備は少ない、巡回している姿は見えないが駐留している兵士は百人ではきかないだろう、入るが易し出るが難し。
オルガの居場所はだいたい特定できた、別棟三棟の中で一棟だけ医者が出入りしている棟がある、恐らくそこだ。
棟を管理する小屋の中に嫌な顔を見つけた、人食い男爵ラウド・ツェッペリに匹敵する狂人、ホネガリの細目三白眼、唇も薄くエラが張った顔は見るからに凶悪だ、さらにその顔にはドクロの刺青が施されている、骨の上に骨の刺青、昼間でもいきなり出くわしたら気の弱い者なら卒倒するだろう、墓場から蘇ったスケルトンだ。
その名をビショップ・スカル、見た目通りキレると女子供見境なく暴力を振るう、適当なところで止めることができない、殺しバラバラにして気が治まるまで叩き続ける、まさに狂人だ。
しかし、その暴力は常人とは一線を画している、相手の痛みを共感しない容赦ない攻撃は侮れない、監視小屋の中には奴も含めて十人以上が詰めている様だ、棟で騒ぎになれば一度に相手にするのには多すぎる。
闇に乗じて棟の屋根から侵入、そして場外の森に火を放つ、その騒ぎに乗じて馬を奪い逃走、これしかないだろう、多方面で揺動が出来ればなお良いが一人では仕方がない。
「一匹オオカミの辛いとこだな」ボーンは内ポケットから煙草を取り出すと掌で隠して火を点ける、それを一口で吸い切ると口から細く長い煙を吐き出した。
突然背後から声がした。
「ここは禁煙よ」
「おわぁ!」驚いて枝から落ちそうになるのを辛うじて踏み留まる。
まったく気配を感じなかった、短くなった煙草を咥えたまま後ろを振り向くと顔を見知った一人と知らない女が一人。
「おっ!お前等、どうやって・・・・・・」言葉がでなかった。
「誰かと思えば白角ボーンじゃないか、こんなところで何をしているの?」
知らない方の女が自分を知っている。
「誰だ?」
「分からないのかい?私だよ、娼館にいたエロースだよ」
「エロースだと!」腰のトンファーに手を伸ばす、エロースはノスフェラトゥの幹部、敵だ。
「待て、彼女はもうノスフェラトゥとは無関係だ、争う積りはない」
争うだと!?冗談ではない、もう一人の見知った女、昨日二回もその超人技を見せられた、この女たちを敵に回して生き残れる奴がこの世界に何人いるのか、ビショップ・スカルを相手にした方が遥かにマシに思える。
「お前、なぜここに居る?」
「随分だねボーン、私の顔は忘れちまったくせにエミーの事は知っているのかい」
「エミー!?エミーというのか」
「話すのは初めてだけれど会うのは三回目だね、昨日二回、随分前に一回ね」
「!」気づかれていたのにも驚いたが八年前のことまで覚えていた。
「いや、エロースにしては若すぎるだろ、俺よりも一回り以上年上だったのだぞ・・・・・・ダーク・エリクサーのせいなのか?」
「まあ、そういう訳ね、エミーの言った通り私はもう教団とは友好的な関係にはないの」
「エロースの知人があの囚人房の何処かに囚われている、彼女を救出したい、貴方がここに居るのも似たような理由じゃないか」
「俺が敵じゃないとどうして分かる?」
「信じられないかも知れないがこの子は任意の相手の気持ちが読めちまう、昨日私たちを助けるつもりであそこに居たんだってね」
「お前・・・・・・何者だ」恐ろしい女だと思っていたがますます底が見えない。
「私たちのターゲットはエロースの妹分だったオルガという元娼婦だ、どうだ、協力しあえないか」
「!、オルガだと、俺も同じだ、娼館の婆あに頼まれた」
「なんと!奇遇だね、いくら貰ったのさ」
「報酬は婆あのキスだ」帽子の鍔を下げて顔を隠した、照れたのか。
「アッハッハ 物好きな男だね」
「フフッ」
あの女が意外にも少しだけ笑った、その笑顔に薄っすら見覚えがある。
「お前、笑うんだな」
これで揺動作戦の頭数が揃った。
「暇ですねー隊長、今、囚人房にいるのは五人だけじゃないですか、俺たち十人も監視いりますかねぇ、交代で飲みに行くって言うのはどうですか」
監視所のテーブルには酒瓶が転がりゴミが散乱している、おおよそ規律などは存在していないようだ。
軽口を吐いてしまった事を出腹の禿は後悔した、投げかけられた口調がビショップ・スカルの気に障ってしまったらしい、極端な猫背、前に突き出た肉のない顎、頭蓋骨そのものフォルムの上に髑髏の眼下と歯の入れ墨、開いているか分からない小さな目が赤く光っている、その顔が思わぬ俊敏さでこちらに振り向いた。
「ああーんっ、何だテメエ!今のは俺様に命令したのか!?」
「めっ、滅相もございません、隊長、申し訳ありません、軽口が過ぎました!」
「ちっ、わかりゃあいいがよ、俺は舐められるのがいっちゃん嫌れえなんだよ、次は殺すからな」
「はっ、はい!」
ガタリとテーブルに上げていた足を床に降ろすとスカルは扉を開けて小屋の外に出ていく。
「隊長、どちらへ?」
「小便だよ」
小屋の後ろへ廻るとスボンの紐を解いた、荒くれの隊員たちは決まったトイレに行こうとはしない、気の向くまま用を足してしまう、周囲は酷い匂いだがスカルの鼻は既に壊れている、ダーク・エリクサーを以ってしても修復できない。
既に夕暮れが迫り各所に明かりが灯り始めている、嫌な時間だ、あちこちから食い物の匂いが漂ってくる、スカルは食べることが嫌いだった、食べないで済むなら食べたくはない、普段口に入れるのは酒と煙草、それにダーク・エリクサー、そして何より生き血だ、それだけで生きていける。
とはいっても生き血などそうそう手には入らない、ノスフェラトゥ教団の幹部ともなれば竜化した人間の生き胆を食い放題だと聞く。
「くそっ、羨ましいぜ」
骸骨の眼下にある小さなガラス玉が篝火の火を不気味に反射する。
囚人棟の監視小屋の隊長では一生有りつけない御馳走だ、如何にか教団本部がある弩級戦艦ザ・ノアにもぐり込めないものか、手柄を立てる?幹部に取り入る?どれも面倒だ、街で浮浪者のガキを狩った方が手っ取り早い。
「腹がへったな・・・・・・」
感じることの出来ない鼻が美味そうな匂いを囚人棟の中に嗅ぎつける。
「ちょっとぐらい齧ったってどうせダーク・エリクサーを投与されれば直ぐに治っちまうんだ、いいのがいるじゃねえか」
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