91 / 109
禁煙
しおりを挟む
マナーハウスの裏側の森は石壁に隣接している、枝から飛び移れば乗り越えるのは容易そうだ、しかし飛び越えた内側に水郷がいやらしく設置されていた、幅は狭いから侵入は出来るが脱出時に同じ経路は使えない、ましてオルガの状態が分からない、担いで逃走することになれば脱出が最も困難な問題だ。
白角ボーンは隣接する樹木の枝の上から囚人房を観察していた、場内の警備は少ない、巡回している姿は見えないが駐留している兵士は百人ではきかないだろう、入るが易し出るが難し。
オルガの居場所はだいたい特定できた、別棟三棟の中で一棟だけ医者が出入りしている棟がある、恐らくそこだ。
棟を管理する小屋の中に嫌な顔を見つけた、人食い男爵ラウド・ツェッペリに匹敵する狂人、ホネガリの細目三白眼、唇も薄くエラが張った顔は見るからに凶悪だ、さらにその顔にはドクロの刺青が施されている、骨の上に骨の刺青、昼間でもいきなり出くわしたら気の弱い者なら卒倒するだろう、墓場から蘇ったスケルトンだ。
その名をビショップ・スカル、見た目通りキレると女子供見境なく暴力を振るう、適当なところで止めることができない、殺しバラバラにして気が治まるまで叩き続ける、まさに狂人だ。
しかし、その暴力は常人とは一線を画している、相手の痛みを共感しない容赦ない攻撃は侮れない、監視小屋の中には奴も含めて十人以上が詰めている様だ、棟で騒ぎになれば一度に相手にするのには多すぎる。
闇に乗じて棟の屋根から侵入、そして場外の森に火を放つ、その騒ぎに乗じて馬を奪い逃走、これしかないだろう、多方面で揺動が出来ればなお良いが一人では仕方がない。
「一匹オオカミの辛いとこだな」ボーンは内ポケットから煙草を取り出すと掌で隠して火を点ける、それを一口で吸い切ると口から細く長い煙を吐き出した。
突然背後から声がした。
「ここは禁煙よ」
「おわぁ!」驚いて枝から落ちそうになるのを辛うじて踏み留まる。
まったく気配を感じなかった、短くなった煙草を咥えたまま後ろを振り向くと顔を見知った一人と知らない女が一人。
「おっ!お前等、どうやって・・・・・・」言葉がでなかった。
「誰かと思えば白角ボーンじゃないか、こんなところで何をしているの?」
知らない方の女が自分を知っている。
「誰だ?」
「分からないのかい?私だよ、娼館にいたエロースだよ」
「エロースだと!」腰のトンファーに手を伸ばす、エロースはノスフェラトゥの幹部、敵だ。
「待て、彼女はもうノスフェラトゥとは無関係だ、争う積りはない」
争うだと!?冗談ではない、もう一人の見知った女、昨日二回もその超人技を見せられた、この女たちを敵に回して生き残れる奴がこの世界に何人いるのか、ビショップ・スカルを相手にした方が遥かにマシに思える。
「お前、なぜここに居る?」
「随分だねボーン、私の顔は忘れちまったくせにエミーの事は知っているのかい」
「エミー!?エミーというのか」
「話すのは初めてだけれど会うのは三回目だね、昨日二回、随分前に一回ね」
「!」気づかれていたのにも驚いたが八年前のことまで覚えていた。
「いや、エロースにしては若すぎるだろ、俺よりも一回り以上年上だったのだぞ・・・・・・ダーク・エリクサーのせいなのか?」
「まあ、そういう訳ね、エミーの言った通り私はもう教団とは友好的な関係にはないの」
「エロースの知人があの囚人房の何処かに囚われている、彼女を救出したい、貴方がここに居るのも似たような理由じゃないか」
「俺が敵じゃないとどうして分かる?」
「信じられないかも知れないがこの子は任意の相手の気持ちが読めちまう、昨日私たちを助けるつもりであそこに居たんだってね」
「お前・・・・・・何者だ」恐ろしい女だと思っていたがますます底が見えない。
「私たちのターゲットはエロースの妹分だったオルガという元娼婦だ、どうだ、協力しあえないか」
「!、オルガだと、俺も同じだ、娼館の婆あに頼まれた」
「なんと!奇遇だね、いくら貰ったのさ」
「報酬は婆あのキスだ」帽子の鍔を下げて顔を隠した、照れたのか。
「アッハッハ 物好きな男だね」
「フフッ」
あの女が意外にも少しだけ笑った、その笑顔に薄っすら見覚えがある。
「お前、笑うんだな」
これで揺動作戦の頭数が揃った。
「暇ですねー隊長、今、囚人房にいるのは五人だけじゃないですか、俺たち十人も監視いりますかねぇ、交代で飲みに行くって言うのはどうですか」
監視所のテーブルには酒瓶が転がりゴミが散乱している、おおよそ規律などは存在していないようだ。
軽口を吐いてしまった事を出腹の禿は後悔した、投げかけられた口調がビショップ・スカルの気に障ってしまったらしい、極端な猫背、前に突き出た肉のない顎、頭蓋骨そのものフォルムの上に髑髏の眼下と歯の入れ墨、開いているか分からない小さな目が赤く光っている、その顔が思わぬ俊敏さでこちらに振り向いた。
「ああーんっ、何だテメエ!今のは俺様に命令したのか!?」
「めっ、滅相もございません、隊長、申し訳ありません、軽口が過ぎました!」
「ちっ、わかりゃあいいがよ、俺は舐められるのがいっちゃん嫌れえなんだよ、次は殺すからな」
「はっ、はい!」
ガタリとテーブルに上げていた足を床に降ろすとスカルは扉を開けて小屋の外に出ていく。
「隊長、どちらへ?」
「小便だよ」
小屋の後ろへ廻るとスボンの紐を解いた、荒くれの隊員たちは決まったトイレに行こうとはしない、気の向くまま用を足してしまう、周囲は酷い匂いだがスカルの鼻は既に壊れている、ダーク・エリクサーを以ってしても修復できない。
既に夕暮れが迫り各所に明かりが灯り始めている、嫌な時間だ、あちこちから食い物の匂いが漂ってくる、スカルは食べることが嫌いだった、食べないで済むなら食べたくはない、普段口に入れるのは酒と煙草、それにダーク・エリクサー、そして何より生き血だ、それだけで生きていける。
とはいっても生き血などそうそう手には入らない、ノスフェラトゥ教団の幹部ともなれば竜化した人間の生き胆を食い放題だと聞く。
「くそっ、羨ましいぜ」
骸骨の眼下にある小さなガラス玉が篝火の火を不気味に反射する。
囚人棟の監視小屋の隊長では一生有りつけない御馳走だ、如何にか教団本部がある弩級戦艦ザ・ノアにもぐり込めないものか、手柄を立てる?幹部に取り入る?どれも面倒だ、街で浮浪者のガキを狩った方が手っ取り早い。
「腹がへったな・・・・・・」
感じることの出来ない鼻が美味そうな匂いを囚人棟の中に嗅ぎつける。
「ちょっとぐらい齧ったってどうせダーク・エリクサーを投与されれば直ぐに治っちまうんだ、いいのがいるじゃねえか」
煙草を吐き捨てると囚人棟の鍵を外し、こっそりと扉を開いて中に姿を消したのを二つの影が柵の上にかかる枝から見ていた。
白角ボーンは隣接する樹木の枝の上から囚人房を観察していた、場内の警備は少ない、巡回している姿は見えないが駐留している兵士は百人ではきかないだろう、入るが易し出るが難し。
オルガの居場所はだいたい特定できた、別棟三棟の中で一棟だけ医者が出入りしている棟がある、恐らくそこだ。
棟を管理する小屋の中に嫌な顔を見つけた、人食い男爵ラウド・ツェッペリに匹敵する狂人、ホネガリの細目三白眼、唇も薄くエラが張った顔は見るからに凶悪だ、さらにその顔にはドクロの刺青が施されている、骨の上に骨の刺青、昼間でもいきなり出くわしたら気の弱い者なら卒倒するだろう、墓場から蘇ったスケルトンだ。
その名をビショップ・スカル、見た目通りキレると女子供見境なく暴力を振るう、適当なところで止めることができない、殺しバラバラにして気が治まるまで叩き続ける、まさに狂人だ。
しかし、その暴力は常人とは一線を画している、相手の痛みを共感しない容赦ない攻撃は侮れない、監視小屋の中には奴も含めて十人以上が詰めている様だ、棟で騒ぎになれば一度に相手にするのには多すぎる。
闇に乗じて棟の屋根から侵入、そして場外の森に火を放つ、その騒ぎに乗じて馬を奪い逃走、これしかないだろう、多方面で揺動が出来ればなお良いが一人では仕方がない。
「一匹オオカミの辛いとこだな」ボーンは内ポケットから煙草を取り出すと掌で隠して火を点ける、それを一口で吸い切ると口から細く長い煙を吐き出した。
突然背後から声がした。
「ここは禁煙よ」
「おわぁ!」驚いて枝から落ちそうになるのを辛うじて踏み留まる。
まったく気配を感じなかった、短くなった煙草を咥えたまま後ろを振り向くと顔を見知った一人と知らない女が一人。
「おっ!お前等、どうやって・・・・・・」言葉がでなかった。
「誰かと思えば白角ボーンじゃないか、こんなところで何をしているの?」
知らない方の女が自分を知っている。
「誰だ?」
「分からないのかい?私だよ、娼館にいたエロースだよ」
「エロースだと!」腰のトンファーに手を伸ばす、エロースはノスフェラトゥの幹部、敵だ。
「待て、彼女はもうノスフェラトゥとは無関係だ、争う積りはない」
争うだと!?冗談ではない、もう一人の見知った女、昨日二回もその超人技を見せられた、この女たちを敵に回して生き残れる奴がこの世界に何人いるのか、ビショップ・スカルを相手にした方が遥かにマシに思える。
「お前、なぜここに居る?」
「随分だねボーン、私の顔は忘れちまったくせにエミーの事は知っているのかい」
「エミー!?エミーというのか」
「話すのは初めてだけれど会うのは三回目だね、昨日二回、随分前に一回ね」
「!」気づかれていたのにも驚いたが八年前のことまで覚えていた。
「いや、エロースにしては若すぎるだろ、俺よりも一回り以上年上だったのだぞ・・・・・・ダーク・エリクサーのせいなのか?」
「まあ、そういう訳ね、エミーの言った通り私はもう教団とは友好的な関係にはないの」
「エロースの知人があの囚人房の何処かに囚われている、彼女を救出したい、貴方がここに居るのも似たような理由じゃないか」
「俺が敵じゃないとどうして分かる?」
「信じられないかも知れないがこの子は任意の相手の気持ちが読めちまう、昨日私たちを助けるつもりであそこに居たんだってね」
「お前・・・・・・何者だ」恐ろしい女だと思っていたがますます底が見えない。
「私たちのターゲットはエロースの妹分だったオルガという元娼婦だ、どうだ、協力しあえないか」
「!、オルガだと、俺も同じだ、娼館の婆あに頼まれた」
「なんと!奇遇だね、いくら貰ったのさ」
「報酬は婆あのキスだ」帽子の鍔を下げて顔を隠した、照れたのか。
「アッハッハ 物好きな男だね」
「フフッ」
あの女が意外にも少しだけ笑った、その笑顔に薄っすら見覚えがある。
「お前、笑うんだな」
これで揺動作戦の頭数が揃った。
「暇ですねー隊長、今、囚人房にいるのは五人だけじゃないですか、俺たち十人も監視いりますかねぇ、交代で飲みに行くって言うのはどうですか」
監視所のテーブルには酒瓶が転がりゴミが散乱している、おおよそ規律などは存在していないようだ。
軽口を吐いてしまった事を出腹の禿は後悔した、投げかけられた口調がビショップ・スカルの気に障ってしまったらしい、極端な猫背、前に突き出た肉のない顎、頭蓋骨そのものフォルムの上に髑髏の眼下と歯の入れ墨、開いているか分からない小さな目が赤く光っている、その顔が思わぬ俊敏さでこちらに振り向いた。
「ああーんっ、何だテメエ!今のは俺様に命令したのか!?」
「めっ、滅相もございません、隊長、申し訳ありません、軽口が過ぎました!」
「ちっ、わかりゃあいいがよ、俺は舐められるのがいっちゃん嫌れえなんだよ、次は殺すからな」
「はっ、はい!」
ガタリとテーブルに上げていた足を床に降ろすとスカルは扉を開けて小屋の外に出ていく。
「隊長、どちらへ?」
「小便だよ」
小屋の後ろへ廻るとスボンの紐を解いた、荒くれの隊員たちは決まったトイレに行こうとはしない、気の向くまま用を足してしまう、周囲は酷い匂いだがスカルの鼻は既に壊れている、ダーク・エリクサーを以ってしても修復できない。
既に夕暮れが迫り各所に明かりが灯り始めている、嫌な時間だ、あちこちから食い物の匂いが漂ってくる、スカルは食べることが嫌いだった、食べないで済むなら食べたくはない、普段口に入れるのは酒と煙草、それにダーク・エリクサー、そして何より生き血だ、それだけで生きていける。
とはいっても生き血などそうそう手には入らない、ノスフェラトゥ教団の幹部ともなれば竜化した人間の生き胆を食い放題だと聞く。
「くそっ、羨ましいぜ」
骸骨の眼下にある小さなガラス玉が篝火の火を不気味に反射する。
囚人棟の監視小屋の隊長では一生有りつけない御馳走だ、如何にか教団本部がある弩級戦艦ザ・ノアにもぐり込めないものか、手柄を立てる?幹部に取り入る?どれも面倒だ、街で浮浪者のガキを狩った方が手っ取り早い。
「腹がへったな・・・・・・」
感じることの出来ない鼻が美味そうな匂いを囚人棟の中に嗅ぎつける。
「ちょっとぐらい齧ったってどうせダーク・エリクサーを投与されれば直ぐに治っちまうんだ、いいのがいるじゃねえか」
煙草を吐き捨てると囚人棟の鍵を外し、こっそりと扉を開いて中に姿を消したのを二つの影が柵の上にかかる枝から見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
異世界での異生活
なにがし
ファンタジー
役職定年を迎えた男が事故に巻き込まれケガをする。病院に運ばれ治療をしていたはずなのに、なぜか異世界に。しかも、女性の衣服を身に着け、宿屋の一室に。最低な異世界転移を迎えた男が、異世界で生きるために頑張る物語です。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる