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鉄拳サムレイ
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夕食時のマナーハウスはいつにも増して騒がしい、非番や交代の兵士、次官たちにも酒が入る、口論が直ぐに拳に変わる、怒号と歓声が入り混じる、流石に刃物を持ち出すのは厳禁だが殴り合いは娯楽とストレス解消に推奨されている。
食堂の奥には簡易的なリングがあり、毎日金を懸けたステゴロ(素手喧嘩)試合が開催されている、今日の主役はあいつだ、黒髪の坊主頭に細い眉、吊り上がった一重の目、東洋系の異人闘奴隷、背は低いが円錐かと思うほどに身体が厚い。
この闘技場において五十戦四十五勝五分け、五分けはハウンドと戦った時のみだ。
彼の名はアイアン・サムレイ、鉄の拳を持つ男。
サバットとは違う東洋の徒手術を使う、その拳と蹴りは一撃必殺、腕や脚で中途半端に受ければ即座に骨折することになる。
サムレイは真ん中で正座をして目を閉じて対戦相手を待っていた、周りのヤジに貸す耳は持っていない、寝ているように静かだがその姿勢は鉄棒を背中に入れているように揺るがない。
「今日こそ死ねや!クソヤロウ!!」
「今日も頼んだぞ!勝ってくれよ!」
オッズはサムレイが不利だ、酔っ払いの観客の列を割って闘技場のグラウンドに入場してきたのは身長二メートル、体重百三十キロの赤鬼、ごつい骨組みの上に筋肉とたっぷりの脂肪を纏っている、闘奴ではなくラウド・ツェッペリ男爵の部下だ。
「虐殺の時間だ、捻り潰してやるぞ、山猿め」
「・・・・・・」細い目が薄く開くとおもむろに立ち上がり裾の土を払い道衣の身支度を整える。
「山猿は適当ではない、私の故郷は海に囲まれた島だ、山はない」
黒い袴に白の上着はどちらもブカブカだ。
「今日のメイン試合、赤鬼ジェフ 対 鉄のサムレイ 賭けを締め切るぞ、いいか?始めるぞ!!」
胴元が鐘を鳴らした! カァーンッ 試合開始の合図と共に歓声が上がる。
ウォォォォォォオオオオッ 赤鬼が咆哮と共に突っ込む、大きく振りかぶった右拳がサムレイの顔面に唸りを上げて飛ぶ!
バッ、バサッ ブカブカの道衣の激しい衣擦れの音!「ふんっ!」一瞬の気合と同時にギュンと回転、回転後ろ回し蹴りが狙ったのは踏み出した左膝の裏だ!
スパァンッ 小気味いい音の後、赤鬼は頭からつんのめってグラウドの土に顔から激突した。
「つまらん、力だけで儂に勝とうなど愚かな事だとまだ分らんか!?せめてハウンドにいたエロースとかいった女拳士、あのくらい骨のあるやつと手合わせしたいものだ」
ジョリジョリと剃っていない顎の無精髭を掻くと窓の外を見ている、赤鬼には既に興味がないようだ。
「ぐぬぬぬぬぬっ、馬鹿にしおってっ!!」ペッペッと口の中に入った土を吐き出すと怒気に赤い顔が更に赤く染まる。
「やめておけ、怪我をするだけだ」
立ち上がろうと膝を立てた赤鬼が苦痛に顔を顰めていた、ガクガクと足が震えている、膝の形がおかしい。
「膝裏の靭帯を切った、立てはしない、もう勝負はついている」
「なっ、おい、赤鬼どうした、立て!これじゃ試合にならないぞ、立て!立って戦え!!」
怒号と共にジョッキや酒瓶が赤鬼に投げつけられる、あまりに見せ場が無い。
「ステゴロとはいえど人間の構造は万国共通、デカいか小さいかだけの違いでしかない、どこをどう叩けば壊れるか、もう少し工夫しろ」
「ぬがあああああっ」四つん這いのまま覆いかぶさるようなタックルは最後の足掻きだ「愚かな」突っ込んできた顔面に斜め下から強烈な膝がテンプルを直撃する!
バキャンッ 花瓶が割れたような音が闘技場に響くと赤鬼の意識は地に伏したとき既になくなっている。
「勝者、鉄の拳!アイアン・サムレイ!!」
勝負ありだ、今夜も星を一つ増やしたのはアイアン・サムレイだ、胴元が鐘を鳴らす、怒号と歓声の中でサムレイの意識は窓の外に向いていた。
「なんだ!?」クンクンと鼻を鳴らす、明かに燻臭い、煙が闘技場に流れ込んできている。
「火事だ!食糧庫が燃えているぞ!!」
給仕の一人が走り込んでくる!「なんだと!」後ろ戸を開けると煙と共に赤い炎が店内を照らした。
「食糧庫だと!?」「酒が燃えちまう!」「やばいぞ!」
闘技場の熱は一気に外へと向かう、忘れられたサムレイはストンッと腰を降ろして胡坐をかく、ただ一人闘奴の存在を忘れていなかった胴元が恐る恐る手枷を持って近づく「大人しくしていろよ、どうせ逃げられはせんぞ」
言ってはみたが無駄な事は知っていた。
ツイと決心したように立ち上がる。
「もう飽きた」ギロリと細い目を光らせると胴元を無視して裏口へと向かって歩み去っていく。
「貴様!!」胴元は腰の短剣に手を伸ばそうとしたが後ろ姿のサムレイの顔が振り返っていた、その真一文字の口が薄く笑っているようにみえた、抜いたら最後、四肢の骨を打ち砕かれる幻影が見えた、つまらん闘奴一匹で一生足を引き摺ることはない、胴元は静かに両手をサムレイに向けてあげて見せた。
「押忍!」
意味の分からない言葉を最後にサムレイは消えた。
食糧庫にはアルコール度数の高い酒瓶が幾つも転がっている、好都合だ。
ボーンは見張りの兵士を片付けると倉庫内に酒を撒き散らす、そして次々に火を放つ、アルコールの炎は色が無く見えにくいが直ぐに木材に燃え移り、盛大な炎に成長していく。
メラメラと天井に炎が達してようやく屋根から煙が外へ漏れ出ていく、外壁に火を点けても直ぐに消されてしまうが建物内部の放火は消化困難だ、兵士たちが消化に手間取れば脱出の確立が上がる。
火の勢いが手遅れになったのを確認すると逃走用の馬を調達するために厩へと向かった。
囚人房に入っていったホネガリの男が出てこない、監視や食事の配給ではない事は明らかだ、見るからに変態のサイコパス、何をするつもりなのか想像はつく。
放火作戦まで少し時間はあるが待つことは出来ない、エミーとエロースは突入を決意する。
監視小屋の中にはまだ人影が見える、建物の影に入りながら囚人房の扉をそっと開くと暗闇の中に骸骨の顔が白く浮き出ている、血の匂いがする。
滑り込んだ二人をその空洞のような目が捉えた。
「なんだぁ、お前たちは?娼婦なぞ呼んだ覚えはないぞぉ」
その口が血で濡れていた。
「・・・・・・」二人は目配せするとエロースが房の中を覗いてオルガを探していく、エミーは真っ直ぐホネガリに相対する、房の通路は狭い、刀を抜くことはしない、腰からカラビットナイフを握るとユラユラと肩を揺らしながら前傾して敵意を露にする。
「!?この女ぁ、俺とやり合う積もりか、舐めやがって!!」
一瞬で沸騰したホネガリ・スカルが短剣を抜く、骸骨が赤い舌をペロリと舐めた。
「デザードだ、うらあっ!!」モーションは大きいがそこそこに早い、ブンブンと振り回すと短剣が壁を削る。
カラビットナイフ、刃渡り十センチもない鎌形のナイフ、柄に指をかける輪が付いているのが特徴の元々農作業用のものがアジアの武術で使用されるようになったものだ、エミーが使用しているのはダブルエッジと呼ばれる両刃、その取扱いは自爆の可能性もあり難しい。
クルクルと掌の中でナイフがその向きを変える、突きか、押切か、引き切りか、握り形によって腕の軌道が変わる。
「!?」その様を見てスカルは女の実力を知った、勢いで押せる相手ではない。
バッ 後ろに飛び退くと打って変わり小さく腕を畳んでナイフを正中の前に突き出す、馬鹿なだけの骨ではなかったらしい。
ユラユラと刃を揺らしながらノーモーションでナイフを浅く突く、牽制のジャブ、その中に同じ動きで深いストレートを混ぜる、一打ごとにスピードも変えている、スカルは技巧派だ。
しかし・・・・・・気付いていた、自分が目の前の華奢な女に気圧されて後退していることを。
女はまだ一度も突いてこない、それよりもこちらが突いたナイフがジャブもストレートも女の顔数センチのところで測ったように届かない、見切られている。
スッと女が間合いの中に入った、しめた!油断したな!ここなら確実に届く!
渾身の速さで右を突いた、ナイフが伸びた先に・・・・・・女はいない!
「はっ!?」
間合いに入ったと思った女の背中が見えた、背中を見せて逃げた?
ボキャッ 唐突に衝撃がスカルを襲った。
食堂の奥には簡易的なリングがあり、毎日金を懸けたステゴロ(素手喧嘩)試合が開催されている、今日の主役はあいつだ、黒髪の坊主頭に細い眉、吊り上がった一重の目、東洋系の異人闘奴隷、背は低いが円錐かと思うほどに身体が厚い。
この闘技場において五十戦四十五勝五分け、五分けはハウンドと戦った時のみだ。
彼の名はアイアン・サムレイ、鉄の拳を持つ男。
サバットとは違う東洋の徒手術を使う、その拳と蹴りは一撃必殺、腕や脚で中途半端に受ければ即座に骨折することになる。
サムレイは真ん中で正座をして目を閉じて対戦相手を待っていた、周りのヤジに貸す耳は持っていない、寝ているように静かだがその姿勢は鉄棒を背中に入れているように揺るがない。
「今日こそ死ねや!クソヤロウ!!」
「今日も頼んだぞ!勝ってくれよ!」
オッズはサムレイが不利だ、酔っ払いの観客の列を割って闘技場のグラウンドに入場してきたのは身長二メートル、体重百三十キロの赤鬼、ごつい骨組みの上に筋肉とたっぷりの脂肪を纏っている、闘奴ではなくラウド・ツェッペリ男爵の部下だ。
「虐殺の時間だ、捻り潰してやるぞ、山猿め」
「・・・・・・」細い目が薄く開くとおもむろに立ち上がり裾の土を払い道衣の身支度を整える。
「山猿は適当ではない、私の故郷は海に囲まれた島だ、山はない」
黒い袴に白の上着はどちらもブカブカだ。
「今日のメイン試合、赤鬼ジェフ 対 鉄のサムレイ 賭けを締め切るぞ、いいか?始めるぞ!!」
胴元が鐘を鳴らした! カァーンッ 試合開始の合図と共に歓声が上がる。
ウォォォォォォオオオオッ 赤鬼が咆哮と共に突っ込む、大きく振りかぶった右拳がサムレイの顔面に唸りを上げて飛ぶ!
バッ、バサッ ブカブカの道衣の激しい衣擦れの音!「ふんっ!」一瞬の気合と同時にギュンと回転、回転後ろ回し蹴りが狙ったのは踏み出した左膝の裏だ!
スパァンッ 小気味いい音の後、赤鬼は頭からつんのめってグラウドの土に顔から激突した。
「つまらん、力だけで儂に勝とうなど愚かな事だとまだ分らんか!?せめてハウンドにいたエロースとかいった女拳士、あのくらい骨のあるやつと手合わせしたいものだ」
ジョリジョリと剃っていない顎の無精髭を掻くと窓の外を見ている、赤鬼には既に興味がないようだ。
「ぐぬぬぬぬぬっ、馬鹿にしおってっ!!」ペッペッと口の中に入った土を吐き出すと怒気に赤い顔が更に赤く染まる。
「やめておけ、怪我をするだけだ」
立ち上がろうと膝を立てた赤鬼が苦痛に顔を顰めていた、ガクガクと足が震えている、膝の形がおかしい。
「膝裏の靭帯を切った、立てはしない、もう勝負はついている」
「なっ、おい、赤鬼どうした、立て!これじゃ試合にならないぞ、立て!立って戦え!!」
怒号と共にジョッキや酒瓶が赤鬼に投げつけられる、あまりに見せ場が無い。
「ステゴロとはいえど人間の構造は万国共通、デカいか小さいかだけの違いでしかない、どこをどう叩けば壊れるか、もう少し工夫しろ」
「ぬがあああああっ」四つん這いのまま覆いかぶさるようなタックルは最後の足掻きだ「愚かな」突っ込んできた顔面に斜め下から強烈な膝がテンプルを直撃する!
バキャンッ 花瓶が割れたような音が闘技場に響くと赤鬼の意識は地に伏したとき既になくなっている。
「勝者、鉄の拳!アイアン・サムレイ!!」
勝負ありだ、今夜も星を一つ増やしたのはアイアン・サムレイだ、胴元が鐘を鳴らす、怒号と歓声の中でサムレイの意識は窓の外に向いていた。
「なんだ!?」クンクンと鼻を鳴らす、明かに燻臭い、煙が闘技場に流れ込んできている。
「火事だ!食糧庫が燃えているぞ!!」
給仕の一人が走り込んでくる!「なんだと!」後ろ戸を開けると煙と共に赤い炎が店内を照らした。
「食糧庫だと!?」「酒が燃えちまう!」「やばいぞ!」
闘技場の熱は一気に外へと向かう、忘れられたサムレイはストンッと腰を降ろして胡坐をかく、ただ一人闘奴の存在を忘れていなかった胴元が恐る恐る手枷を持って近づく「大人しくしていろよ、どうせ逃げられはせんぞ」
言ってはみたが無駄な事は知っていた。
ツイと決心したように立ち上がる。
「もう飽きた」ギロリと細い目を光らせると胴元を無視して裏口へと向かって歩み去っていく。
「貴様!!」胴元は腰の短剣に手を伸ばそうとしたが後ろ姿のサムレイの顔が振り返っていた、その真一文字の口が薄く笑っているようにみえた、抜いたら最後、四肢の骨を打ち砕かれる幻影が見えた、つまらん闘奴一匹で一生足を引き摺ることはない、胴元は静かに両手をサムレイに向けてあげて見せた。
「押忍!」
意味の分からない言葉を最後にサムレイは消えた。
食糧庫にはアルコール度数の高い酒瓶が幾つも転がっている、好都合だ。
ボーンは見張りの兵士を片付けると倉庫内に酒を撒き散らす、そして次々に火を放つ、アルコールの炎は色が無く見えにくいが直ぐに木材に燃え移り、盛大な炎に成長していく。
メラメラと天井に炎が達してようやく屋根から煙が外へ漏れ出ていく、外壁に火を点けても直ぐに消されてしまうが建物内部の放火は消化困難だ、兵士たちが消化に手間取れば脱出の確立が上がる。
火の勢いが手遅れになったのを確認すると逃走用の馬を調達するために厩へと向かった。
囚人房に入っていったホネガリの男が出てこない、監視や食事の配給ではない事は明らかだ、見るからに変態のサイコパス、何をするつもりなのか想像はつく。
放火作戦まで少し時間はあるが待つことは出来ない、エミーとエロースは突入を決意する。
監視小屋の中にはまだ人影が見える、建物の影に入りながら囚人房の扉をそっと開くと暗闇の中に骸骨の顔が白く浮き出ている、血の匂いがする。
滑り込んだ二人をその空洞のような目が捉えた。
「なんだぁ、お前たちは?娼婦なぞ呼んだ覚えはないぞぉ」
その口が血で濡れていた。
「・・・・・・」二人は目配せするとエロースが房の中を覗いてオルガを探していく、エミーは真っ直ぐホネガリに相対する、房の通路は狭い、刀を抜くことはしない、腰からカラビットナイフを握るとユラユラと肩を揺らしながら前傾して敵意を露にする。
「!?この女ぁ、俺とやり合う積もりか、舐めやがって!!」
一瞬で沸騰したホネガリ・スカルが短剣を抜く、骸骨が赤い舌をペロリと舐めた。
「デザードだ、うらあっ!!」モーションは大きいがそこそこに早い、ブンブンと振り回すと短剣が壁を削る。
カラビットナイフ、刃渡り十センチもない鎌形のナイフ、柄に指をかける輪が付いているのが特徴の元々農作業用のものがアジアの武術で使用されるようになったものだ、エミーが使用しているのはダブルエッジと呼ばれる両刃、その取扱いは自爆の可能性もあり難しい。
クルクルと掌の中でナイフがその向きを変える、突きか、押切か、引き切りか、握り形によって腕の軌道が変わる。
「!?」その様を見てスカルは女の実力を知った、勢いで押せる相手ではない。
バッ 後ろに飛び退くと打って変わり小さく腕を畳んでナイフを正中の前に突き出す、馬鹿なだけの骨ではなかったらしい。
ユラユラと刃を揺らしながらノーモーションでナイフを浅く突く、牽制のジャブ、その中に同じ動きで深いストレートを混ぜる、一打ごとにスピードも変えている、スカルは技巧派だ。
しかし・・・・・・気付いていた、自分が目の前の華奢な女に気圧されて後退していることを。
女はまだ一度も突いてこない、それよりもこちらが突いたナイフがジャブもストレートも女の顔数センチのところで測ったように届かない、見切られている。
スッと女が間合いの中に入った、しめた!油断したな!ここなら確実に届く!
渾身の速さで右を突いた、ナイフが伸びた先に・・・・・・女はいない!
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