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突然……
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--5日後--
マリディア伯爵令嬢がラーノンス侯爵家へと訪ねてきた。
「ラーノンス様。本日は招いて頂き、感謝致します。マリディア伯爵令嬢、ミエラ・マリディアと申します。」
「ようこそおいで下さいました。今日を楽しみにしていましたわ。中へどうぞ。」
「はい。失礼致します。」
用意された場所へと移動し、周りにはイルナだけにしてもらった。
護衛は遠くで控えている。
「人払いは住みましたわ。」
「は、はい。ラーノンス様。」
「何でしょう?」
「その、私に敬語は不要です。」
「そうですか……そう。では私にも敬語は不要と言いたいところだけれど、それは無理でしょうね。」
「はい……。」
「仕方ないわね。代わりにだけれど、私の事はヴァリフィアで良いわよ。それなら問題はないわね?」
「ですが宜しいのでしょうか?」
「構わないわ。友人が2人いるのだけれど、その方達にも呼んでもらっているの。」
「分かりました。感謝致します。……改めまして、先日はありがとうございました。護衛の騎士達も、お礼を申し上げておりました。」
「どういたしまして。私こそ、お礼が言いたいわ。誤魔化してくれてありがとう。」
そうして、ヴァリフィアとミエラは友人となった。
「聞きたい事があったのだけれど。何故あの時、私の正体がわかったのかしら?」
「その…先日のディルジア殿下と、レイジア殿下主催のお茶会で、高名なラーノンス侯爵様と、ヴァリフィア様をお見かけしましたので。」
「そうだったのね。」
暫く会話は続き、30分程経った時、メイドが駆け込んできた。
「お嬢様!」
かなり息が乱れている。
そして、伝えてきた内容は--
「だ、第2王子殿下が……訪ねてこられました!!」
「え!殿下が?!」
「ディルジア殿下ですか?!」
メイドが来たそのすぐ後、ディルジアが笑顔で入ってきた。
「突然でごめん。会いたくて……来ちゃった☆」
予想外というのは、何時でも起こる……。
マリディア伯爵令嬢がラーノンス侯爵家へと訪ねてきた。
「ラーノンス様。本日は招いて頂き、感謝致します。マリディア伯爵令嬢、ミエラ・マリディアと申します。」
「ようこそおいで下さいました。今日を楽しみにしていましたわ。中へどうぞ。」
「はい。失礼致します。」
用意された場所へと移動し、周りにはイルナだけにしてもらった。
護衛は遠くで控えている。
「人払いは住みましたわ。」
「は、はい。ラーノンス様。」
「何でしょう?」
「その、私に敬語は不要です。」
「そうですか……そう。では私にも敬語は不要と言いたいところだけれど、それは無理でしょうね。」
「はい……。」
「仕方ないわね。代わりにだけれど、私の事はヴァリフィアで良いわよ。それなら問題はないわね?」
「ですが宜しいのでしょうか?」
「構わないわ。友人が2人いるのだけれど、その方達にも呼んでもらっているの。」
「分かりました。感謝致します。……改めまして、先日はありがとうございました。護衛の騎士達も、お礼を申し上げておりました。」
「どういたしまして。私こそ、お礼が言いたいわ。誤魔化してくれてありがとう。」
そうして、ヴァリフィアとミエラは友人となった。
「聞きたい事があったのだけれど。何故あの時、私の正体がわかったのかしら?」
「その…先日のディルジア殿下と、レイジア殿下主催のお茶会で、高名なラーノンス侯爵様と、ヴァリフィア様をお見かけしましたので。」
「そうだったのね。」
暫く会話は続き、30分程経った時、メイドが駆け込んできた。
「お嬢様!」
かなり息が乱れている。
そして、伝えてきた内容は--
「だ、第2王子殿下が……訪ねてこられました!!」
「え!殿下が?!」
「ディルジア殿下ですか?!」
メイドが来たそのすぐ後、ディルジアが笑顔で入ってきた。
「突然でごめん。会いたくて……来ちゃった☆」
予想外というのは、何時でも起こる……。
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