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来なくて良いんです……
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婚約が公表されてから、数ヶ月が経った。
婚約披露宴が終わってからというもの、ディルジアと会う事が多くなった。
隠す必要も無くなったからだ。
私が王城に向かう方が多く、時にはディルジアがラーノンス侯爵家へと来る。
今日は私が王城へ行っていた。
「殿下、明日はお会いになれません。」
「そうか、ついに明日なんだね。」
「はい。」
「それでは仕方ないね。無事産まれることを祈っているよ。」
「ありがとうございます。」
そう、明日は私の弟が産まれる。
私はディルジアと婚約した為、跡取りが必要となった。
養子を取り、義弟を迎えると初めは決めていたようだが、母フェリアに新しい命が宿ったのだ。
そして翌日---
無事、弟が産まれた。
名はエイリジュだ。
母は、
「無事に産まれてくれて良かったわ。私も身体が持つか心配だったのだけれど……。」
フェリアは30歳を超えている。
日本ならば問題は無い年齢だが、化学技術・医療技術などが進んでいないこの世界では、30歳を超えての出産は危険とされていた。
「エイリジュ、お姉ちゃんのヴァリフィアよ。産まれてきてくれてありがとう。」
私は年下の姉弟が欲しかったので、とっても嬉しい。
跡取りの問題も解決した。
次の日。
ディルジアがラーノンス侯爵家へと訪ねてきた。
「忙しい時だと分かってはいるのですが、お祝いがしたくて。」
そう言い、豪華な花束をフェリアへと渡す。
「まぁ、ありがとうございます。ディルジア殿下。わざわざお越しくださった上に、綺麗な花束まで。」
「いえ、婚約者の家に新しい家族が迎えられたのです。祝いをするのは当然ですよ。」
と笑顔で返していた。
(来なくてもいいのに…。でも、お祝いされて、嫌な気分にはならないよね。ありがとう、殿下。)
そう思っていた。
しかし、ディルジアのお目当てはヴァリフィアに会う事だった。
婚約披露宴が終わってからというもの、ディルジアと会う事が多くなった。
隠す必要も無くなったからだ。
私が王城に向かう方が多く、時にはディルジアがラーノンス侯爵家へと来る。
今日は私が王城へ行っていた。
「殿下、明日はお会いになれません。」
「そうか、ついに明日なんだね。」
「はい。」
「それでは仕方ないね。無事産まれることを祈っているよ。」
「ありがとうございます。」
そう、明日は私の弟が産まれる。
私はディルジアと婚約した為、跡取りが必要となった。
養子を取り、義弟を迎えると初めは決めていたようだが、母フェリアに新しい命が宿ったのだ。
そして翌日---
無事、弟が産まれた。
名はエイリジュだ。
母は、
「無事に産まれてくれて良かったわ。私も身体が持つか心配だったのだけれど……。」
フェリアは30歳を超えている。
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「エイリジュ、お姉ちゃんのヴァリフィアよ。産まれてきてくれてありがとう。」
私は年下の姉弟が欲しかったので、とっても嬉しい。
跡取りの問題も解決した。
次の日。
ディルジアがラーノンス侯爵家へと訪ねてきた。
「忙しい時だと分かってはいるのですが、お祝いがしたくて。」
そう言い、豪華な花束をフェリアへと渡す。
「まぁ、ありがとうございます。ディルジア殿下。わざわざお越しくださった上に、綺麗な花束まで。」
「いえ、婚約者の家に新しい家族が迎えられたのです。祝いをするのは当然ですよ。」
と笑顔で返していた。
(来なくてもいいのに…。でも、お祝いされて、嫌な気分にはならないよね。ありがとう、殿下。)
そう思っていた。
しかし、ディルジアのお目当てはヴァリフィアに会う事だった。
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