【完結】私ですか?ただの令嬢です。

凛 伊緒

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--翌日--


「4日ぶりね、ミエラ。」

「はい、ヴァリフィア様。今日は何かするのですか?」

「ええ。その為に貴女を呼んだのよ。」

「精一杯、お手伝いさせて頂きますっ!」


ミエラは私の魔法の腕を知っている。
だからこそ、彼女を呼んだのだが。


「ブュージェ伯爵領に、お出掛けでもしようと思って。」

「お出掛け……ですか。」

「そう。何も知らないふりをして…ね。」

「ですが、危険ではありませんか?……何か企んでいる、というお顔ですね。」

「ふふっ。その通りよ。私達で出向き、絡まれれば好都合。まぁ私がいる時点で、何もしてこないでしょうけど。」

「侯爵家であらせられるヴァリフィア様には、何も出来ないでしょうね。」

「そういう事よ。ミエラ、貴女にはこれを渡しておくわ。」

「これは…?」


私は動画が取れる方の撮影魔道具マジックカメラをミエラへ渡した。
説明をしっかりとし、どのタイミングで使うのかも指示しておいた。

数日前に、私はこの魔道具を3つ創っておいた。
2つは仕掛けたもので、残り1つがこれだ。
撮影中は常時魔力を使い発動する。
どれも使用中の魔力の流れを感じさせないように、隠蔽系の魔法をかけてある。


「今から直ぐに向かえるかしら?準備が必要なら、日を改めるけれど。」

「問題ありませんっ。今から向かいましょう!早い方が良いですし。」

「そうね。それじゃあ、行きましょうか。」

「はいっ!」


やる気満々なミエラ。
私は少し嬉しくなるのだった。
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