【完結】私ですか?ただの令嬢です。

凛 伊緒

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強くなる決意

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書斎を出た後、私は夕食を摂りに向かった。
後ろから父もついてくる。


席に着くなり、先に夕食の準備を終えていた母フィリアが声をかけてくる。


「その様子だと、上手く話が纏まったようね。」

「ああ。」

「まさか……お母様もご存知だったのですか?」

「勿論よ。そもそもだけれど、リフィが何かしていると気付いたのは私だからね。」

「そうだったのですか!?」


母親の勘は怖いと改めて思った。
勘と言うよりは、1番ヴァリフィアを知っているからこそなのだが。


「……まさかお父様が協力して下さるとは思ってもいませんでした。」

「どうしてだい?」

「あの伯爵家ですよ?叱られるとばかり…。」

「はははっ、確かに危険だな。たが、リフィなら何とかなるかもしれないと思ったのだ。私やフィリアを救ってくれたあの時のようにね。」

「……///。」


私は恥ずかしくなる。
かつて起こった、巨大な落石。
その落石があった道は、両親が通るはずだった。
しかしそれに巻き込まれずに済んだのは、私が道の変更を願ったからだ。
その後から、両親は私を少し特別視していた。
私が言った事は基本的に何でも信じてくれたり、欲しいと言ったものは出来る限り買ってくれたり…。

今回も似たようなもののようだ。
私に可能性を託しているのだろう。


「でもやっぱり、相談してほしかったかな。」

「ええ、そうね。何でも子供だけで解決しようとするのは良くないわね。」

「以後……気を付けます…。」

「そうして頂戴ね。それと、今回の件しっかりやりきりなさい。」

「そうだな。思う存分、調査するといい。私も全力で協力するつもりだ。」

「っ!!お母様、お父様、本当にありがとうございますっ!」


(ここまで期待されては、それに応えなきゃいけないよね!待ってなさい、ブュージェ伯爵。今までとは真逆の、地獄に突き落としてあげるんだから!)


ブュージェ伯爵の悪事の数々を暴くことを、再度決意したヴァリフィアだった。
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