うちの娘と(Rー18)

量産型774

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5話

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その日以降はまるで俺も学生時代に戻ったかのように盛ってしまい、毎晩2,3回するのが当たり前の有る意味充実した生活になっていた。
・・・相手が実の娘と言うところを除いては。

だが、一度だけ接待で帰りが遅くなってしまい、真白を抱く事が出来なかった日の翌日はビックリするぐらい不機嫌で戸惑ってしまった。
俺の帰宅後、遅かった理由を根掘り葉掘り聞かれたが、途中から冷静になったのか理解してくれた。
だが、遅くなるときは必ず連絡するように言われてしまった。
新婚の嫁かお前は!と思ったが、真白の心境的には有る意味それに近しい感覚なのかもしれない。
・・・薄々気が付いてはいたが真白は物凄く独占欲が強いのかもしれない。

「無いと思うけど、あ・の・女とは絶対にエッチしないでよ?」
と冗談混じりに言われたが、実際にそんな事になったら確実に凄惨な出来事が起こる確証に近い予感がする。

ある休日。
真白の部屋に来るように言われていた。
念の為妻に気が付かれない様にしたが、今日は早々に出掛けて行ってしまったようだ。
勿論何も言わずにふらっと出掛けるなんて本当にフリーダム極まりない。

娘の部屋の前に行くとノックを忘れずにし、少し待つと妙に恥ずかしそうにしている真白に出迎えられ部屋に入った。

するとそこには日本人形のように透き通る様な白い肌と、綺麗なロングヘアーの整った顔立ちの子が綺麗な姿勢で正座していた。

どこかのご令嬢の様に気品すら感じるばかりか、一般人が持っていないカリスマが有りそうな子がいた。
部屋に入ってからまるで俺を観察する様にずっと見つめてくる。

「えっと・・・この子ははるかちゃん、私の大親友なの!パパも仲良くしてね?」

「あ、あぁ」

はるかと紹介された子はペコリとお辞儀をし、引き続き観察するような視線を俺に投げかけてくる。

「やっと色々証拠が揃ったからパパに計画説明するね」

「・・・計画?」

「ええっとね、あの人と別れるって話のこと!」
いつから真白の中では俺を離婚させる計画になっていたんだろうか。
少し興味深い。

だが真白が俺に見せてきた色々な事を証明する証拠は俺を十二分にオーバーキルしてコテンパンに打ちのめすのが簡単な代物だった。

まず、あの女・・・妻は現在進行形で浮気をしている。
しかも2人と、だ。
毎週水曜日と土曜日それぞれ違う男に会いに行っているようだ。
当然、男女の関係有り、でだ。
それを示す何枚もの知らない男と共に久しく見ていない笑顔でホテルに出入する写真と、浮気相手の詳細なプロフィールが添えられていた。

「ああやっぱり」とは思っていたが、どこかで妻を信じていた自分もおり、胸が痛い。

それにトドメは真白が最後まで躊躇していた書類・・・。

書類は遺伝子鑑定の結果を表すものだった。

書類には俺と真白と遺伝子の肯定確率0.000002%・・・。

つまりは真白は俺とは血が繋がっていない・・・?
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