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入学
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「んーー!」
カーテンの隙間から射す光で目を覚ました。
扉がドンドンドンドンドンと音を鳴らす
「起きてー朝だよー立ってるものは寝かせといてよー!今日は入学式なんだから遅刻しないようにねー!わかってる?兄さん!」
「わかってるよー!あと女の子がそんなこと言うんじゃありません!」
そう、今日は入学式、この俺 田島 輔も憧れの高校生。アニメだと基本、入学式が重要なポイントだ!だから今日はしっかりイベントをこなさなければならない。まーだからといって日常の過ごし方を変える訳では無い。だから今日は普通に登校する。俺の妹 田島 花音は中学2年生。見てくれはよく、成績もよくスポーツ万能、まるで何処かのアニメのキャラのようなやつだ。
だが所詮妹、恋愛感情など持たない・・・つもりだ。
俺は支度を終え玄関に立つ。
「行ってくるわー」
「うん!いってらっしゃーい!かえってきてねー!」
そして俺は扉を開けた。
まー俺には幼なじみの女の子は居ないから玄関の前にはもちろん誰もいないはずなんだが。
「オハヨーたくすっち!」
「あ~おはよ~みのり~」
こいつは中学校の時の同級生 佐野 穂、元気がある女の子とだけ言っておこう。
「今日は入学式だねー!制服似合ってるよ!」
「アリガトーミノリモニアッテルヨー」
俺はこの子をあまり得意としていない。俺が家でダラダラしたいにも関わらず外で大声出して呼び出したり、この春休みだって俺はろくに休めてないんだ。元気なのも困りものだ、しかもいつも行くところが全て運動するところなのだ。「ふざけるなーー!ほかの人と遊べー」と言いたいところなのだがこの子は少し厄介なことに俺以外友達がいないのだ。他の人からしたら羨ましいだろう、自分だけになつく女の子とか夢のようだ、しかし現実は違う。考えてもみろ!俺にしか話さないってことは、話したいこと話したかったことが全て俺に回ってくるということだ、だからこいつの話はとても長い。しかもこいつは服を選ぶセンスもない、時にはオール緑だったり、時には大阪のおばちゃんのような服を着たりする。一緒に歩くのが恥ずかしい。まー学校の行き帰りは制服だしいいんだけどね。
学校につきクラス発表の紙を見て教室に向かった。もちろんみのりとは違う教室だ。よかったー。教室に入り自分の席に座った。この高校にはあまり知り合いが来ていない。なぜならあえてその学校を選んだのだからな。理由は新しい出会いが欲しいからかな。うちの中学校そんなに可愛い子いなかったしみんな近くの学校行くって言うしだから遠くにした。みのりは俺がこの学校にするって言ったらついてきた。
けど見たところそんなに可愛い子はいないかな。少しショック。
「席に座れー今日からこのクラスを持つことになった近藤だ!これからよろしくー」
急に入ってきて急に挨拶を始めたのがこのクラスの担任らしい、近藤かありそうな名前だ
「みんな体育館に行ってくれー入学式が始まるからなー体育館の場所がわからないなら・・んーまー頑張りたまえ。私は教員室に戻るから」
なんて適当な担任だまーそっちの方が助かる。1人の方が気が楽だからな。出席番号順に並んで話しかけられでもしてみろ「あっえっとー・・・タッ タジマ・・・です」みたいな感じで返してしまう。
体育館につき入学式が行われ教室に戻り解散した。この後みんなでよろしくおねがいしますの会をやると言われたのだが断った。こんなのに行ってもどうせ陽キャ立ちだけが盛り上がって終わってしまう。金と時間の無駄だ。
一足先に帰るとしよう。みのりは何だか友達ができたらしく遊んでくるらしい。よかったーこれで俺は自由だーーー!そう思いながら俺は帰り道のノロノロ歩いていた。すると俺の家の前で誰かが立っている。うちの制服ってことはうちの生徒か誰だあれ?女子かなー?スカートだし女子だな!なんで俺の家の前何かに、なんか落とし物でもしたか?近づくとその子が気づきこっちに向かってきた。
「あなた田島 輔よね?」
「そっそうだけど、君は誰?」
相手はその質問に答えずに俺の顔に何かを近づけてきた。何かはわからなかったが、きっと睡眠薬のようなものだろう。なぜなら俺はその時目の前が真っ暗になってた気がして、その後目を覚ましたら妹の顔があったからだ。
「ねー兄さん起きてよーねー兄さんってばー!」
「んっんー花音?ここは」
「家の中だよ!兄さん家の前で倒れててもう3時間くらい目を覚まさないならしんぱいしたんだよ!」
そう言って妹は俺の胸元に顔を擦り付けてきた。なんか可愛いなー・・・じゃなくて俺は何があったんだ、たしか女の子がいて睡眠薬のようなものを嗅がせられてその後は、やっべー全くおもいだせねー!
「兄さんは今日はもう寝て!私が色々やっとくから!お風呂は朝でも浴びてって!」
「花音悪いよそんなの!迷惑はかけられないよ」
「兄さんが倒れた方がよっぽど迷惑だからほんとに休んでて」
涙目でこっちを見てくる。そんな目で見るなー!断れないだろ!なんて卑怯なんだ。まー今回は妹に甘えて休ませてもらおう。
「悪いな」
「いいよ!じゃーもう寝てね。おやすみー」
そう言って扉が閉まった。
何だったのだろうかさっきのは、まー考えても仕方が無いもう寝よう。
カーテンの隙間から射す光で目を覚ました。
扉がドンドンドンドンドンと音を鳴らす
「起きてー朝だよー立ってるものは寝かせといてよー!今日は入学式なんだから遅刻しないようにねー!わかってる?兄さん!」
「わかってるよー!あと女の子がそんなこと言うんじゃありません!」
そう、今日は入学式、この俺 田島 輔も憧れの高校生。アニメだと基本、入学式が重要なポイントだ!だから今日はしっかりイベントをこなさなければならない。まーだからといって日常の過ごし方を変える訳では無い。だから今日は普通に登校する。俺の妹 田島 花音は中学2年生。見てくれはよく、成績もよくスポーツ万能、まるで何処かのアニメのキャラのようなやつだ。
だが所詮妹、恋愛感情など持たない・・・つもりだ。
俺は支度を終え玄関に立つ。
「行ってくるわー」
「うん!いってらっしゃーい!かえってきてねー!」
そして俺は扉を開けた。
まー俺には幼なじみの女の子は居ないから玄関の前にはもちろん誰もいないはずなんだが。
「オハヨーたくすっち!」
「あ~おはよ~みのり~」
こいつは中学校の時の同級生 佐野 穂、元気がある女の子とだけ言っておこう。
「今日は入学式だねー!制服似合ってるよ!」
「アリガトーミノリモニアッテルヨー」
俺はこの子をあまり得意としていない。俺が家でダラダラしたいにも関わらず外で大声出して呼び出したり、この春休みだって俺はろくに休めてないんだ。元気なのも困りものだ、しかもいつも行くところが全て運動するところなのだ。「ふざけるなーー!ほかの人と遊べー」と言いたいところなのだがこの子は少し厄介なことに俺以外友達がいないのだ。他の人からしたら羨ましいだろう、自分だけになつく女の子とか夢のようだ、しかし現実は違う。考えてもみろ!俺にしか話さないってことは、話したいこと話したかったことが全て俺に回ってくるということだ、だからこいつの話はとても長い。しかもこいつは服を選ぶセンスもない、時にはオール緑だったり、時には大阪のおばちゃんのような服を着たりする。一緒に歩くのが恥ずかしい。まー学校の行き帰りは制服だしいいんだけどね。
学校につきクラス発表の紙を見て教室に向かった。もちろんみのりとは違う教室だ。よかったー。教室に入り自分の席に座った。この高校にはあまり知り合いが来ていない。なぜならあえてその学校を選んだのだからな。理由は新しい出会いが欲しいからかな。うちの中学校そんなに可愛い子いなかったしみんな近くの学校行くって言うしだから遠くにした。みのりは俺がこの学校にするって言ったらついてきた。
けど見たところそんなに可愛い子はいないかな。少しショック。
「席に座れー今日からこのクラスを持つことになった近藤だ!これからよろしくー」
急に入ってきて急に挨拶を始めたのがこのクラスの担任らしい、近藤かありそうな名前だ
「みんな体育館に行ってくれー入学式が始まるからなー体育館の場所がわからないなら・・んーまー頑張りたまえ。私は教員室に戻るから」
なんて適当な担任だまーそっちの方が助かる。1人の方が気が楽だからな。出席番号順に並んで話しかけられでもしてみろ「あっえっとー・・・タッ タジマ・・・です」みたいな感じで返してしまう。
体育館につき入学式が行われ教室に戻り解散した。この後みんなでよろしくおねがいしますの会をやると言われたのだが断った。こんなのに行ってもどうせ陽キャ立ちだけが盛り上がって終わってしまう。金と時間の無駄だ。
一足先に帰るとしよう。みのりは何だか友達ができたらしく遊んでくるらしい。よかったーこれで俺は自由だーーー!そう思いながら俺は帰り道のノロノロ歩いていた。すると俺の家の前で誰かが立っている。うちの制服ってことはうちの生徒か誰だあれ?女子かなー?スカートだし女子だな!なんで俺の家の前何かに、なんか落とし物でもしたか?近づくとその子が気づきこっちに向かってきた。
「あなた田島 輔よね?」
「そっそうだけど、君は誰?」
相手はその質問に答えずに俺の顔に何かを近づけてきた。何かはわからなかったが、きっと睡眠薬のようなものだろう。なぜなら俺はその時目の前が真っ暗になってた気がして、その後目を覚ましたら妹の顔があったからだ。
「ねー兄さん起きてよーねー兄さんってばー!」
「んっんー花音?ここは」
「家の中だよ!兄さん家の前で倒れててもう3時間くらい目を覚まさないならしんぱいしたんだよ!」
そう言って妹は俺の胸元に顔を擦り付けてきた。なんか可愛いなー・・・じゃなくて俺は何があったんだ、たしか女の子がいて睡眠薬のようなものを嗅がせられてその後は、やっべー全くおもいだせねー!
「兄さんは今日はもう寝て!私が色々やっとくから!お風呂は朝でも浴びてって!」
「花音悪いよそんなの!迷惑はかけられないよ」
「兄さんが倒れた方がよっぽど迷惑だからほんとに休んでて」
涙目でこっちを見てくる。そんな目で見るなー!断れないだろ!なんて卑怯なんだ。まー今回は妹に甘えて休ませてもらおう。
「悪いな」
「いいよ!じゃーもう寝てね。おやすみー」
そう言って扉が閉まった。
何だったのだろうかさっきのは、まー考えても仕方が無いもう寝よう。
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でもそういうコメントはとても嬉しいです!ありがとうございます