22 / 48
キャラダイスでの大事件
A級冒険者『水流』のキルト
しおりを挟む
・A級冒険者『水流』のキルト
キャラダイス出身の冒険者は質がいい。
それを知らしめている存在の1人が『水流』のキルトである。水魔法使いでありながら、身体を鍛え上げ拳を使った勝負を好む変わり者の冒険者である。魔法使いというだけでどこでも重宝される存在だが、武人としてもその素質は申し分ない。キャラダイスで鍛えられた彼は王都にいっても埋もれることなく頭角を現し、誰もが一目置くA級冒険者となった。
そんな彼がキャラダイスに戻ってきたのはキャラダイスがらみの依頼がB級以上の条件で出ているのを発見したからである。調査依頼と彼にとって退屈な依頼に思えたが、ついでに里帰りができると依頼を受けた。
馬車に揺られながらいくつかの町を中継する。馬車の護衛も兼ねているのでそこで得たお金を全て宿泊費に当てそれなりに豪華な旅行気分のキルトだったが、キャラダイスに近づくにつれて面白いうわさを聞いた。
リッチーロードが現れた。そのリッチーロードはとある死霊術士に忠誠を誓っているようで婚姻を結んでいる。
リッチーロードはキャラダイスのギルド長、アレックスが警戒するほどのゴブリン達を相手取りながら死霊術士を完璧に守り通した。
リッチーロードと死霊術士は1日に信じられない量の依頼をこなし、冒険者ギルドにはなくてはならない存在となっている。
キルトは死霊系魔物の上位種との戦闘の経験はなかった。
「もうすぐ、もうすぐ、リッチーロードと戦えるかもしれん。わくわくするなぁ……」
なかったからこそ、バトルジャンキーとまで言われたキルトはワクワクしていた。冒険者同士での私闘は禁じられているが模擬戦闘はむしろ推奨されている。頼み込むなり、指名依頼を出すなりして模擬戦闘をさせてもらおう……出来れば本気で戦ってみたいが、それは高望みというものだろう。そう決めてからはキルトは質素な宿に泊まり、なるべく節約し、コンディションを最高のものに仕上げていた。すでに調査以来の事は頭からすっぽ抜けつつある。頭から完全にすっぽ抜ける前にキャラダイスについたのは行幸と言えた。
キルトはキャラダイスに着くと冒険者ギルドによることなく、直接赴く。依頼はすでに受けて詳細もわかっているのだ。余計な説明を受ける前にさくっと終わらせてしまいたかった。
「げぎゃっげっぎゃー!!!」
「おぉ、いるいる。確かにこいつらはキャラダイスのやつらにはちょっとにがおめぇよなっ!!」
キルトにとっては勝手知ったる名もなき洞窟。久しぶりに帰って来た別荘の周りを散歩するようにゴブリンたちを殴り倒していく。あっという間にひとつの拠点をつぶし、念の為いくつか耳を毟って袋へ詰めると次へと向かう。
「ぐるるるるるるるっばうっ!」
「お前らの相手はキャラダイスの冒険者だからな。しっし」
向かってくる洞窟狼は殺すことなく適当にあしらって、名もなき洞窟を完全に隅々まで、ゴブリンの調査……兼、完全討伐してしまう。ここまで魔法を使用していないので魔力は満タン、ゴブリンたちもキルトにとっては準備運動程度にしかならない。
「……このままリッチーロードと戦えたら最高だよな?」
思いついたキルトは温まった身体を冷まさないように走って冒険者ギルドへと向かっていく。時刻は夕暮れ時、まだぎりぎり冒険者ギルドは締まっていないはずだ。運が良ければリッチーロードも依頼完了の報告をしているかもしれない。
「いや、いるだろぉ! 何か、今のオレは乗ってる気がするしよぉ!」
キルトは理由のない自信に笑いながら冒険者ギルドへと駆け込んでいく。しかし、実際、キルトの運は乗りに乗っていると言って過言ではなかった。
キルトが冒険者ギルドへ到着すると冒険者ギルドはかなり慌ただしく、冒険者たちの出入りが激しかった。この時間だというのに冒険者は依頼完了報告にはいかず、依頼を張り出されているボードを見ている。キルトはそれを横目に見ながら受付へと向かう。
「久しぶりだな、サンドラ、あいっかわらず辛気臭い顔してるな」
「キルトさん……そういえば、今日到着でしたね。ずいぶん遅かったようですが何か問題でもありましたか?」
「いや? 来る途中で調査を済ませて来たらこんなもんだと思うぜ? ゴブリンは全滅させてきた」
「……………調査の意味を辞書で引いてきてくださいね。わかりました。とりあえず、明日、調査隊を組みますのでその調査をもって依頼官僚とさせていただきます」
調査という言葉強く言いながらサンドラと呼ばれた受け付けはキルトから依頼書を受け取って処理していく。
「なぁ、ここにリッチーロードがいるって聞いたんだけど、どいつだ? そいつに指名依頼を出したい」
キルトの言葉にサンドラがばっと顔をあげる。呆れと驚きがないまぜになった顔でしばらくキルトの顔を眺めてから大きなため息をついてからサンドラが口を開く。
「件の人物は今、領主の娘を誘拐した可能性があるということで、領主直々の依頼が出されています。しばらく指名依頼は無理だと思いますよ」
「なんだと!?」
その言葉にキルトはばねのように飛び出し、受けるか悩んでいる冒険者たちを押しのけて依頼書の見える場所を陣取る。
『死霊術士タンポポ、領主の娘、エリザベス誘拐事件の重要参考人につき、生きて捕らえたものには褒賞を出す。ただし、娘が無事であれば犯人の生死は問わない。備考:タンポポはリッチーを使役している可能性がある』
キルトはとんでもなくついている。無理だと思っていた本気の戦いができるチャンスが巡ってきたのだ。リッチーと少し聞いていた情報と違ったがキルトにとっては些細な違いでしかなかった。
キャラダイス出身の冒険者は質がいい。
それを知らしめている存在の1人が『水流』のキルトである。水魔法使いでありながら、身体を鍛え上げ拳を使った勝負を好む変わり者の冒険者である。魔法使いというだけでどこでも重宝される存在だが、武人としてもその素質は申し分ない。キャラダイスで鍛えられた彼は王都にいっても埋もれることなく頭角を現し、誰もが一目置くA級冒険者となった。
そんな彼がキャラダイスに戻ってきたのはキャラダイスがらみの依頼がB級以上の条件で出ているのを発見したからである。調査依頼と彼にとって退屈な依頼に思えたが、ついでに里帰りができると依頼を受けた。
馬車に揺られながらいくつかの町を中継する。馬車の護衛も兼ねているのでそこで得たお金を全て宿泊費に当てそれなりに豪華な旅行気分のキルトだったが、キャラダイスに近づくにつれて面白いうわさを聞いた。
リッチーロードが現れた。そのリッチーロードはとある死霊術士に忠誠を誓っているようで婚姻を結んでいる。
リッチーロードはキャラダイスのギルド長、アレックスが警戒するほどのゴブリン達を相手取りながら死霊術士を完璧に守り通した。
リッチーロードと死霊術士は1日に信じられない量の依頼をこなし、冒険者ギルドにはなくてはならない存在となっている。
キルトは死霊系魔物の上位種との戦闘の経験はなかった。
「もうすぐ、もうすぐ、リッチーロードと戦えるかもしれん。わくわくするなぁ……」
なかったからこそ、バトルジャンキーとまで言われたキルトはワクワクしていた。冒険者同士での私闘は禁じられているが模擬戦闘はむしろ推奨されている。頼み込むなり、指名依頼を出すなりして模擬戦闘をさせてもらおう……出来れば本気で戦ってみたいが、それは高望みというものだろう。そう決めてからはキルトは質素な宿に泊まり、なるべく節約し、コンディションを最高のものに仕上げていた。すでに調査以来の事は頭からすっぽ抜けつつある。頭から完全にすっぽ抜ける前にキャラダイスについたのは行幸と言えた。
キルトはキャラダイスに着くと冒険者ギルドによることなく、直接赴く。依頼はすでに受けて詳細もわかっているのだ。余計な説明を受ける前にさくっと終わらせてしまいたかった。
「げぎゃっげっぎゃー!!!」
「おぉ、いるいる。確かにこいつらはキャラダイスのやつらにはちょっとにがおめぇよなっ!!」
キルトにとっては勝手知ったる名もなき洞窟。久しぶりに帰って来た別荘の周りを散歩するようにゴブリンたちを殴り倒していく。あっという間にひとつの拠点をつぶし、念の為いくつか耳を毟って袋へ詰めると次へと向かう。
「ぐるるるるるるるっばうっ!」
「お前らの相手はキャラダイスの冒険者だからな。しっし」
向かってくる洞窟狼は殺すことなく適当にあしらって、名もなき洞窟を完全に隅々まで、ゴブリンの調査……兼、完全討伐してしまう。ここまで魔法を使用していないので魔力は満タン、ゴブリンたちもキルトにとっては準備運動程度にしかならない。
「……このままリッチーロードと戦えたら最高だよな?」
思いついたキルトは温まった身体を冷まさないように走って冒険者ギルドへと向かっていく。時刻は夕暮れ時、まだぎりぎり冒険者ギルドは締まっていないはずだ。運が良ければリッチーロードも依頼完了の報告をしているかもしれない。
「いや、いるだろぉ! 何か、今のオレは乗ってる気がするしよぉ!」
キルトは理由のない自信に笑いながら冒険者ギルドへと駆け込んでいく。しかし、実際、キルトの運は乗りに乗っていると言って過言ではなかった。
キルトが冒険者ギルドへ到着すると冒険者ギルドはかなり慌ただしく、冒険者たちの出入りが激しかった。この時間だというのに冒険者は依頼完了報告にはいかず、依頼を張り出されているボードを見ている。キルトはそれを横目に見ながら受付へと向かう。
「久しぶりだな、サンドラ、あいっかわらず辛気臭い顔してるな」
「キルトさん……そういえば、今日到着でしたね。ずいぶん遅かったようですが何か問題でもありましたか?」
「いや? 来る途中で調査を済ませて来たらこんなもんだと思うぜ? ゴブリンは全滅させてきた」
「……………調査の意味を辞書で引いてきてくださいね。わかりました。とりあえず、明日、調査隊を組みますのでその調査をもって依頼官僚とさせていただきます」
調査という言葉強く言いながらサンドラと呼ばれた受け付けはキルトから依頼書を受け取って処理していく。
「なぁ、ここにリッチーロードがいるって聞いたんだけど、どいつだ? そいつに指名依頼を出したい」
キルトの言葉にサンドラがばっと顔をあげる。呆れと驚きがないまぜになった顔でしばらくキルトの顔を眺めてから大きなため息をついてからサンドラが口を開く。
「件の人物は今、領主の娘を誘拐した可能性があるということで、領主直々の依頼が出されています。しばらく指名依頼は無理だと思いますよ」
「なんだと!?」
その言葉にキルトはばねのように飛び出し、受けるか悩んでいる冒険者たちを押しのけて依頼書の見える場所を陣取る。
『死霊術士タンポポ、領主の娘、エリザベス誘拐事件の重要参考人につき、生きて捕らえたものには褒賞を出す。ただし、娘が無事であれば犯人の生死は問わない。備考:タンポポはリッチーを使役している可能性がある』
キルトはとんでもなくついている。無理だと思っていた本気の戦いができるチャンスが巡ってきたのだ。リッチーと少し聞いていた情報と違ったがキルトにとっては些細な違いでしかなかった。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる