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不死者との邂逅
常識が通用しない存在
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・常識が通用しない存在
俺は確かに吸血鬼に噛まれた。どういう理屈で俺に振られたのか、噛みつけたのかはわからないが噛まれた瞬間に何かが俺の中から抜けていく感触が確かにあった。霊が噛みつかれた場合はいったいどうなってしまうのか、名もなき洞窟で初めてであった白いゴブリンたちも魂を食べる存在だったはずだ。もしも、これが食事をしようとして噛みつかれたのであればまずい……のだが、吸血鬼は噛みついたきり、ぴたりととまってしまった。うんともすんとも言わずとても静かだ。
「ヤクモさん!? どうしたんですか!? 何かあったんですか!?」
「あぁ、うん、吸血鬼に噛みつかれた」
「えぇ!? だ、大丈夫ですか!? ごめんなさいっ原理が全く分かっていないのでボクじゃゾンビやらグール化を止める方法とかもわからなくて、えぇっと」
「大丈夫だ。まず、俺には肉体がないからそんなことにはならないから」
混乱するタンポポに突っ込みを入れながら、どうしたものかと考えていると集落の方向から霊のなりそこないのようなものが飛んでくる。日の光のせいで棺桶の中へと入る前に消滅してしまったものもあるが、一握りがなんとか棺桶の中へと入っていく。
「ぷえあ!? 死ぬっ!? 死ぬかと思った!?」
霊が数個入ってから更にしばらくすると棺桶の中がまた騒がしくなった。どうやらフリーズ状態から復活を果たしたようである。
「お前はもう死んでるだろ……それで話の続きなんだが」
「ぎゃあ!? な、な、なんなんだ貴様は!?」
ごつんっと痛そうな音を立てて棺桶の蓋に吸血鬼は頭をぶつけてしまう。その目には先ほどまではなかった怯えと戸惑いがあった。何なんだと言われても暫定リッチーということぐらいしかわかっていない。
「情報量と情報密度が信じられない量だ。200年生きたエルフの魂もこれほどの量の情報はもっていないぞ……処理が追いつかん。貴様は本当はいくつだ」
「いや、そんなことはないはずだけど……ただのぎりぎりアラサーだし。というか魔法はどうした」
「魔法にリソースを割いている暇なんてあるわけないっ! 情報を処理するだけで1000年はかかりそうなんだ。ぎりぎり行使できて魔術が限界だ」
「ふむ……うん、俺にはわからなさそうな話だな。タンポポ、とりあえず大丈夫そうだから棺桶を日陰まで運ぶぞ」
俺はタンポポに頼んで棺桶に入れてもらってから、棺桶を日陰まで運んでいく。日陰にたどり着くと棺桶の蓋を開ける。聞きたいことは色々あるが、とりあえずは集落の人達が無事なのかどうかである。
「赤毛の小人族の死霊魔法使い……いえ、そんなまさか……ぐ、偶然ですよね。うん、偶然……」
「ど、どうした、タンポポ? とりあえず、あれだ、集落の人達をゾンビやグールにしない方法を教えてほしいんだが」
「ん? あぁ、それについてはもうならない。分離させていた魂を戻さないと僕は情報の処理に集中するしかなくなって餓死するところだったからな」
吸血鬼の話は小難しく、理解するにはタンポポに一部説明が必須だったが、聞いてい事を簡単にまとめると、魂同士が触れあうと通常であれば偽りのない交流が行われるだけだが、魂の濃度が違い過ぎると濃い方が薄い方に魂が流れていくらしい。それがタンポポが言う所の魂の汚染に辺り、その状態で死ぬとゾンビやグールといった存在に変化するらしい。魂を送り込んだ相手は魂レベルで自分と近い存在になるのでいうことを聞かせられる。それが魅了魔法の正体でもある。ということらしい。
「貴様は食べて取り込むよりも傍に置いた方が利用価値があると思って噛みついたんだが、意味が解らないほど濃すぎる魂で逆にこっちに魂が逆流してきた。その情報を処理するために僕のリソースを全て使わなければならないほどだった、だから集落の奴らの体の中にある僕の魂を回収したんだ。おかげで普通の人間と同じぐらいには動けるがそれ以上は無理になったが……餓死は免れたな。実質1000年ほどは吸血鬼バードは死んだも同然ではあるが」
「やっぱりバードでした!? 伝説級の死霊魔法使いがこんな片田舎で吸血鬼しているとか思わなかったんですけど!」
「ここに来たのは本当に最近だから知らなくて当たり前だろう。タヌキ」
この吸血鬼は伝説になるぐらいにはすごい奴だったようだ。そんなやつを相性の問題かほぼ完全無力化に成功してしまったらしい。
「これでとりあえず、妹さんに合わせる顔は出来たじゃないか?」
「そ、それはそうですね……まだ頭は混乱していますけど」
「一番混乱しているのは僕だからな? まぁ、自業自得と言えばそうかもしれないが……壁はどうにかしないといけないな」
バードと名乗った吸血鬼はタンポポと俺をじっと見てくる。しばらく見てからふぅっと息を吐いてから、自分の腹を割いて中から紙束をずるりと取り出す。かなり心臓に悪い光景だがドキドキする心臓がないので俺は平気だが、タンポポは驚きで声を無くし尻尾がぶわわっと大きく膨らんでいる。この反応はかわいいのでグッジョブではあるが、怖がらせたのはいただけない。
「なにやってんだ」
「腹の中を鞄としてつかっているだけだが? 生命活動をするための入れ物ではないからな。声を出すための肺だけは残して後は取っ払っている。肌身離さずとはいうが僕はそれ以上のことができるだけだ……ほら、僕の論文だこれを換金してこい。家の修繕費が欲しいが貴様らは金を持っているようには見えんからな」
完全無力化して抵抗する気も反抗する気も敵対する気もなくなったのがわかる。とりあえず、俺がわかるのはこの中で一番の被害者はきっとタンポポなのだろうという事だけだった。
俺は確かに吸血鬼に噛まれた。どういう理屈で俺に振られたのか、噛みつけたのかはわからないが噛まれた瞬間に何かが俺の中から抜けていく感触が確かにあった。霊が噛みつかれた場合はいったいどうなってしまうのか、名もなき洞窟で初めてであった白いゴブリンたちも魂を食べる存在だったはずだ。もしも、これが食事をしようとして噛みつかれたのであればまずい……のだが、吸血鬼は噛みついたきり、ぴたりととまってしまった。うんともすんとも言わずとても静かだ。
「ヤクモさん!? どうしたんですか!? 何かあったんですか!?」
「あぁ、うん、吸血鬼に噛みつかれた」
「えぇ!? だ、大丈夫ですか!? ごめんなさいっ原理が全く分かっていないのでボクじゃゾンビやらグール化を止める方法とかもわからなくて、えぇっと」
「大丈夫だ。まず、俺には肉体がないからそんなことにはならないから」
混乱するタンポポに突っ込みを入れながら、どうしたものかと考えていると集落の方向から霊のなりそこないのようなものが飛んでくる。日の光のせいで棺桶の中へと入る前に消滅してしまったものもあるが、一握りがなんとか棺桶の中へと入っていく。
「ぷえあ!? 死ぬっ!? 死ぬかと思った!?」
霊が数個入ってから更にしばらくすると棺桶の中がまた騒がしくなった。どうやらフリーズ状態から復活を果たしたようである。
「お前はもう死んでるだろ……それで話の続きなんだが」
「ぎゃあ!? な、な、なんなんだ貴様は!?」
ごつんっと痛そうな音を立てて棺桶の蓋に吸血鬼は頭をぶつけてしまう。その目には先ほどまではなかった怯えと戸惑いがあった。何なんだと言われても暫定リッチーということぐらいしかわかっていない。
「情報量と情報密度が信じられない量だ。200年生きたエルフの魂もこれほどの量の情報はもっていないぞ……処理が追いつかん。貴様は本当はいくつだ」
「いや、そんなことはないはずだけど……ただのぎりぎりアラサーだし。というか魔法はどうした」
「魔法にリソースを割いている暇なんてあるわけないっ! 情報を処理するだけで1000年はかかりそうなんだ。ぎりぎり行使できて魔術が限界だ」
「ふむ……うん、俺にはわからなさそうな話だな。タンポポ、とりあえず大丈夫そうだから棺桶を日陰まで運ぶぞ」
俺はタンポポに頼んで棺桶に入れてもらってから、棺桶を日陰まで運んでいく。日陰にたどり着くと棺桶の蓋を開ける。聞きたいことは色々あるが、とりあえずは集落の人達が無事なのかどうかである。
「赤毛の小人族の死霊魔法使い……いえ、そんなまさか……ぐ、偶然ですよね。うん、偶然……」
「ど、どうした、タンポポ? とりあえず、あれだ、集落の人達をゾンビやグールにしない方法を教えてほしいんだが」
「ん? あぁ、それについてはもうならない。分離させていた魂を戻さないと僕は情報の処理に集中するしかなくなって餓死するところだったからな」
吸血鬼の話は小難しく、理解するにはタンポポに一部説明が必須だったが、聞いてい事を簡単にまとめると、魂同士が触れあうと通常であれば偽りのない交流が行われるだけだが、魂の濃度が違い過ぎると濃い方が薄い方に魂が流れていくらしい。それがタンポポが言う所の魂の汚染に辺り、その状態で死ぬとゾンビやグールといった存在に変化するらしい。魂を送り込んだ相手は魂レベルで自分と近い存在になるのでいうことを聞かせられる。それが魅了魔法の正体でもある。ということらしい。
「貴様は食べて取り込むよりも傍に置いた方が利用価値があると思って噛みついたんだが、意味が解らないほど濃すぎる魂で逆にこっちに魂が逆流してきた。その情報を処理するために僕のリソースを全て使わなければならないほどだった、だから集落の奴らの体の中にある僕の魂を回収したんだ。おかげで普通の人間と同じぐらいには動けるがそれ以上は無理になったが……餓死は免れたな。実質1000年ほどは吸血鬼バードは死んだも同然ではあるが」
「やっぱりバードでした!? 伝説級の死霊魔法使いがこんな片田舎で吸血鬼しているとか思わなかったんですけど!」
「ここに来たのは本当に最近だから知らなくて当たり前だろう。タヌキ」
この吸血鬼は伝説になるぐらいにはすごい奴だったようだ。そんなやつを相性の問題かほぼ完全無力化に成功してしまったらしい。
「これでとりあえず、妹さんに合わせる顔は出来たじゃないか?」
「そ、それはそうですね……まだ頭は混乱していますけど」
「一番混乱しているのは僕だからな? まぁ、自業自得と言えばそうかもしれないが……壁はどうにかしないといけないな」
バードと名乗った吸血鬼はタンポポと俺をじっと見てくる。しばらく見てからふぅっと息を吐いてから、自分の腹を割いて中から紙束をずるりと取り出す。かなり心臓に悪い光景だがドキドキする心臓がないので俺は平気だが、タンポポは驚きで声を無くし尻尾がぶわわっと大きく膨らんでいる。この反応はかわいいのでグッジョブではあるが、怖がらせたのはいただけない。
「なにやってんだ」
「腹の中を鞄としてつかっているだけだが? 生命活動をするための入れ物ではないからな。声を出すための肺だけは残して後は取っ払っている。肌身離さずとはいうが僕はそれ以上のことができるだけだ……ほら、僕の論文だこれを換金してこい。家の修繕費が欲しいが貴様らは金を持っているようには見えんからな」
完全無力化して抵抗する気も反抗する気も敵対する気もなくなったのがわかる。とりあえず、俺がわかるのはこの中で一番の被害者はきっとタンポポなのだろうという事だけだった。
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