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第五章
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午後の休み時間は捽客(中国相撲好き)の天国だった。
捽跤(中国相撲)を愛する男子たちが十五分の休み時間に廊下に集まり、投げ飛ばされたり投げ飛ばしまくったりして、最後の一人になるまで続け、捽王を決める。さらに各フロア同士で戦い合い、最後まで勝ち残った者は捽神と呼ばれる幼稚で愉快なゲームだった。
これまで三階には多くの捽王が出現したが、顧海が現れてからは、かつての捽王たちは身を潜めた。残り数名の挑戦者は無鉄砲な輩で、勝てないと分かっていても投げ飛ばされに来る。彼らは顧海と勝負するだけで自分のレベルが上がるとでも思っているようだった。
今日は格別に挑戦者が多い。おそらく前の勝負で負けたケガが治った奴が多かったのだろう。
顧海はそもそもやる気が出なかった。この二時間白洛因の姿が見えないのだ。どうしてくれよう。気晴らしにこのカモたち相手にストレスを発散するしかない。
「よし!」
拍手喝采が沸き起こるたびに顧海の足元には無数の敗者が転がっていく。
最後には二人まとめて相手をすることにした。顧海はまずひとりを側面から投げ落とし、次に百八十センチの大男に背負い投げを食らわせる。二人は地面に転がり、痛みに大声を上げた。
会場が盛り上がったとき、誰かが叫んだ。
「白洛因が戻ってきたぞ。顧海と戦わせようぜ!」
廊下に雄叫びが響きわたる。白洛因も顧海が来るまでは簡単に手出しができない相手だった。力はそこまで強くないが技術と敏捷性に長けていて、彼と戦った相手はやすやすと勝たせてはもらえない。
顧海の心は千々に乱れた。白洛因の顔を見た瞬間ホッと胸を撫でおろし、喜びがこみ上げたが、彼の顔色が悪いことに気づいてまた急に心配になった。なぜ自分の情緒はここまで白洛因に乱されるのだろう。どうしようもなく彼の感情に引きずられてしまう。
「来いよ。一戦やろうぜ」
白洛因は挑発的に宣戦布告した。いつもの彼ではありえない。絶対におかしい。しかし、考える間もなく白洛因は足払いをかけてきた。顧海はしっかり地面に足を踏ん張っていたおかげで堪えたが、さもなければ強烈な足払いにひっくり返っていただろう。先制攻撃を食らった後、顧海はしっかり目の前の彼に向き合った。白洛因の機嫌は悪い。どうやら憂さ晴らしを求めているようだ。よしわかった。ならば俺が付き合おう。
数秒間睨み合い、白洛因がまた自分から仕掛けて来る。彼は相手の死角を探すのが得意だったので顧海の弱点をすぐに見つけて攻撃したが、彼は腕や足の力が強すぎて倒すのは難しい。まるで巨大な岩のようで、どんなに力を加えても動かせない。
顧海は反撃のチャンスを窺った。白洛因は腕に力を籠めて攻撃を繰り返し、足を頻繁に入れ替える。顧海はその隙を狙って背後に回り込み、腰に腕をかけて倒そうとした。だが白洛因はそれを見破って顧海の脊椎脇を肘で突く。弱みを突かれ、顧海はよろめいた。
陰険な奴だ。俺の一番の急所を狙いやがって……。
白洛因は顧海の腰がまだ痛みに痺れているうちにさらに激しい攻撃を繰り出してきた。顧海は何かあったのに違いないと確信する。でなければ彼がこんなに死に物狂いで向かってくるはずがない。顧海は無理に攻撃をするのをやめた。限界まで戦えば負けてケガをするのは白洛因だ。
とにかく一刻も早くカタをつけねばならない。
だがそう簡単にはいかなかった。顧海は白洛因を侮っていた。いつもは力を隠しているが、本気になれば強い攻撃力があり、しかも顧海の弱点ばかり狙ってくる。相手が白洛因でなければ顧海はとっくに拳を食らわせ壁にぶち当てていただろう。
白洛因は見抜いていた。顧海は他のクラスメートとはレベル違いの訓練を受けている。彼の動きや足さばきには型があり、専門的に学んだのだろう。白洛因の素人技では太刀打ちできない。こうなったら必死で食らいつくしかない。正直言って勝ち負けはどうでもいい。暴れれば多少気分が良くなるだろう。
今日の白洛因は瞳に強烈な殺意がみなぎっている。顔には冷笑をたたえ、極限の状態から活路を見出そうとしていた。
額から汗がしたたり落ち野放図で野性あふれる白洛因に対し、顧海は落ち着き払い毅然として魅惑的だった。二人の血気盛んな若者は組み手を取りながら密かに互いの実力を測り、認め合う。顧海は白洛因を投げ飛ばしたくなかったが、自分がやられるのも悔しかった。白洛因は顧海の目に宿った気遣いに癒され、落ち着きを取り戻していく。
チャンスを見定め、白洛因が攻めてきた。顧海は後退し続けわざと重心を後ろに移してトラップを仕掛ける。白洛因は攻撃を急ぎすぎていたので、顧海は彼の足元がおろそかになっているところに勢いよく足を引っかけた。
それは自殺行為の一手だった。顧海は重心をとても低くしていたので、白洛因を倒すのと同時に自分も仰向けに倒れ込み、ちょうど白洛因の下敷きになる。
白洛因は顧海がわざと自分に勝ちを譲ったことに気づく。
始業のベルが鳴り、生徒たちは振り返って拍手を送りつつ教室へ戻っていった。
倒れ込んだとき、顧海の手はちょうど白洛因の尻の上にあった。誰もいなくなった途端に不埒な衝動にかられ、手を放すどころか何度も揉みしだく。
「抜群の弾力だな」
顧海は至近距離にあるハンサムな顔をからかうように見つめた。
白洛因は指二本で顧海の脇を突き、ニヤリと笑う。そこが彼の急所だと知っていたからだ。
顧海はぐっと体に力を入れる。なぜかはわからないが他の人間にそこを触られれば刺すように痛むのに、白洛因だと痺れしか感じない。しかもその痺れは全身に広がり、目を細めて白洛因を眺めると、彼の笑顔が突然まぶしく見えて来た。
「まだ起きあがらないのか? 授業だぞ!」
白洛因は顧海の上から身を起こし、彼を蹴った。顧海は眉をひそめ、痛がる素振りは真に迫っていた。
「起き上がれない。倒れたときに後頭部を打ったんだな」
白洛因は疑った。後頭部を打ったとしても起き上がれないほどなのか? こいつはまた嫌がらせをするつもりじゃないか? だが冷たい床に転がる姿を見れば気の毒な気持ちにもなる。
白洛因は手を伸ばし顧海の手を掴んだ。すると力を籠める必要もなく顧海はさっと起き上がる。そしてそのまま手を放そうとはせず、強い力で自分の背中のほうへ引っ張った。
「背中の埃を払ってくれよ。自分だと届かないんだ」
「調子に乗るなよ!」
白洛因は強い力で抵抗したが、手を振り払うことはしなかった。
顧海は可哀そうな自分にかこつけて、厚顔無恥に絡んでくる。
「お前の下敷きになったのに、少しは優しくしろよ。どうせ俺が悪いんだろう? 勝手に倒れたのは俺のせいなんだろう?」
白洛因は本気で顧海を蹴り倒したくなったが、なぜか今日は手足が言うことをきかない。
「早く中に入れ!」
白洛因は顧海を押しつつ適当に背中をはたいた。このときもし誰かが顧海に水をかけたら、彼の心には確実に一輪の花が咲きほころんだことだろう。
捽跤(中国相撲)を愛する男子たちが十五分の休み時間に廊下に集まり、投げ飛ばされたり投げ飛ばしまくったりして、最後の一人になるまで続け、捽王を決める。さらに各フロア同士で戦い合い、最後まで勝ち残った者は捽神と呼ばれる幼稚で愉快なゲームだった。
これまで三階には多くの捽王が出現したが、顧海が現れてからは、かつての捽王たちは身を潜めた。残り数名の挑戦者は無鉄砲な輩で、勝てないと分かっていても投げ飛ばされに来る。彼らは顧海と勝負するだけで自分のレベルが上がるとでも思っているようだった。
今日は格別に挑戦者が多い。おそらく前の勝負で負けたケガが治った奴が多かったのだろう。
顧海はそもそもやる気が出なかった。この二時間白洛因の姿が見えないのだ。どうしてくれよう。気晴らしにこのカモたち相手にストレスを発散するしかない。
「よし!」
拍手喝采が沸き起こるたびに顧海の足元には無数の敗者が転がっていく。
最後には二人まとめて相手をすることにした。顧海はまずひとりを側面から投げ落とし、次に百八十センチの大男に背負い投げを食らわせる。二人は地面に転がり、痛みに大声を上げた。
会場が盛り上がったとき、誰かが叫んだ。
「白洛因が戻ってきたぞ。顧海と戦わせようぜ!」
廊下に雄叫びが響きわたる。白洛因も顧海が来るまでは簡単に手出しができない相手だった。力はそこまで強くないが技術と敏捷性に長けていて、彼と戦った相手はやすやすと勝たせてはもらえない。
顧海の心は千々に乱れた。白洛因の顔を見た瞬間ホッと胸を撫でおろし、喜びがこみ上げたが、彼の顔色が悪いことに気づいてまた急に心配になった。なぜ自分の情緒はここまで白洛因に乱されるのだろう。どうしようもなく彼の感情に引きずられてしまう。
「来いよ。一戦やろうぜ」
白洛因は挑発的に宣戦布告した。いつもの彼ではありえない。絶対におかしい。しかし、考える間もなく白洛因は足払いをかけてきた。顧海はしっかり地面に足を踏ん張っていたおかげで堪えたが、さもなければ強烈な足払いにひっくり返っていただろう。先制攻撃を食らった後、顧海はしっかり目の前の彼に向き合った。白洛因の機嫌は悪い。どうやら憂さ晴らしを求めているようだ。よしわかった。ならば俺が付き合おう。
数秒間睨み合い、白洛因がまた自分から仕掛けて来る。彼は相手の死角を探すのが得意だったので顧海の弱点をすぐに見つけて攻撃したが、彼は腕や足の力が強すぎて倒すのは難しい。まるで巨大な岩のようで、どんなに力を加えても動かせない。
顧海は反撃のチャンスを窺った。白洛因は腕に力を籠めて攻撃を繰り返し、足を頻繁に入れ替える。顧海はその隙を狙って背後に回り込み、腰に腕をかけて倒そうとした。だが白洛因はそれを見破って顧海の脊椎脇を肘で突く。弱みを突かれ、顧海はよろめいた。
陰険な奴だ。俺の一番の急所を狙いやがって……。
白洛因は顧海の腰がまだ痛みに痺れているうちにさらに激しい攻撃を繰り出してきた。顧海は何かあったのに違いないと確信する。でなければ彼がこんなに死に物狂いで向かってくるはずがない。顧海は無理に攻撃をするのをやめた。限界まで戦えば負けてケガをするのは白洛因だ。
とにかく一刻も早くカタをつけねばならない。
だがそう簡単にはいかなかった。顧海は白洛因を侮っていた。いつもは力を隠しているが、本気になれば強い攻撃力があり、しかも顧海の弱点ばかり狙ってくる。相手が白洛因でなければ顧海はとっくに拳を食らわせ壁にぶち当てていただろう。
白洛因は見抜いていた。顧海は他のクラスメートとはレベル違いの訓練を受けている。彼の動きや足さばきには型があり、専門的に学んだのだろう。白洛因の素人技では太刀打ちできない。こうなったら必死で食らいつくしかない。正直言って勝ち負けはどうでもいい。暴れれば多少気分が良くなるだろう。
今日の白洛因は瞳に強烈な殺意がみなぎっている。顔には冷笑をたたえ、極限の状態から活路を見出そうとしていた。
額から汗がしたたり落ち野放図で野性あふれる白洛因に対し、顧海は落ち着き払い毅然として魅惑的だった。二人の血気盛んな若者は組み手を取りながら密かに互いの実力を測り、認め合う。顧海は白洛因を投げ飛ばしたくなかったが、自分がやられるのも悔しかった。白洛因は顧海の目に宿った気遣いに癒され、落ち着きを取り戻していく。
チャンスを見定め、白洛因が攻めてきた。顧海は後退し続けわざと重心を後ろに移してトラップを仕掛ける。白洛因は攻撃を急ぎすぎていたので、顧海は彼の足元がおろそかになっているところに勢いよく足を引っかけた。
それは自殺行為の一手だった。顧海は重心をとても低くしていたので、白洛因を倒すのと同時に自分も仰向けに倒れ込み、ちょうど白洛因の下敷きになる。
白洛因は顧海がわざと自分に勝ちを譲ったことに気づく。
始業のベルが鳴り、生徒たちは振り返って拍手を送りつつ教室へ戻っていった。
倒れ込んだとき、顧海の手はちょうど白洛因の尻の上にあった。誰もいなくなった途端に不埒な衝動にかられ、手を放すどころか何度も揉みしだく。
「抜群の弾力だな」
顧海は至近距離にあるハンサムな顔をからかうように見つめた。
白洛因は指二本で顧海の脇を突き、ニヤリと笑う。そこが彼の急所だと知っていたからだ。
顧海はぐっと体に力を入れる。なぜかはわからないが他の人間にそこを触られれば刺すように痛むのに、白洛因だと痺れしか感じない。しかもその痺れは全身に広がり、目を細めて白洛因を眺めると、彼の笑顔が突然まぶしく見えて来た。
「まだ起きあがらないのか? 授業だぞ!」
白洛因は顧海の上から身を起こし、彼を蹴った。顧海は眉をひそめ、痛がる素振りは真に迫っていた。
「起き上がれない。倒れたときに後頭部を打ったんだな」
白洛因は疑った。後頭部を打ったとしても起き上がれないほどなのか? こいつはまた嫌がらせをするつもりじゃないか? だが冷たい床に転がる姿を見れば気の毒な気持ちにもなる。
白洛因は手を伸ばし顧海の手を掴んだ。すると力を籠める必要もなく顧海はさっと起き上がる。そしてそのまま手を放そうとはせず、強い力で自分の背中のほうへ引っ張った。
「背中の埃を払ってくれよ。自分だと届かないんだ」
「調子に乗るなよ!」
白洛因は強い力で抵抗したが、手を振り払うことはしなかった。
顧海は可哀そうな自分にかこつけて、厚顔無恥に絡んでくる。
「お前の下敷きになったのに、少しは優しくしろよ。どうせ俺が悪いんだろう? 勝手に倒れたのは俺のせいなんだろう?」
白洛因は本気で顧海を蹴り倒したくなったが、なぜか今日は手足が言うことをきかない。
「早く中に入れ!」
白洛因は顧海を押しつつ適当に背中をはたいた。このときもし誰かが顧海に水をかけたら、彼の心には確実に一輪の花が咲きほころんだことだろう。
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