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第八章
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その夜学校が終わって家に帰ると、白漢旗は食卓から溢れんばかりの料理を準備していた。
白洛因は食卓を一周してから白漢旗の前に立つ。
「今日はなんのお祝いだ? 鄒おばさんが退院したのか? まだだよな。確か医者は二週間入院が必要だって言ってたし!」
白漢旗は顔を輝かせ、わざわざ服を着替えて意気揚々と立った。白洛因の問いかけにはあえて答えず、革靴の音を鳴らして歩き、「もったいぶる」という言葉を完全に体現してみせた。
「父さん、酒も飲んでないのにもう酔ったのか?」
「ははは」
白漢旗は明るい声で笑う。髭を剃ると若かりし頃の風采が垣間見えた。
「お前の父さんは出世したぞ」
「出世?」
白洛因は疑念を表情に表す。
「あのボロ工場に職位なんてあるのか?」
「あの工場じゃない。別の企業が俺を引き抜いてエンジニアとして働けっていうんだ」
白洛因の顔色は変わった。
「父さん、騙されてるんじゃないのか?」
「そんなわけないだろう」
白漢旗は真顔になる。
「契約も交わしたんだ。待遇はいいぞ! 俺が信用しないからまず五千元をくれたんだ。もし明日時間があればお前にオフィスを見せてやるよ。絶対驚くぞ」
そう言うと白漢旗はくるりと向きを変え、鼻歌を歌いながら煮込み終えた豚の耳を切り始める。
白洛因はしばらく茫然としていたが、やがて大股で外に飛び出していく。
「顧海、こっちに来い!」
顧海は中庭で手を洗っていたが、白洛因がぷんぷん怒りながら寝室へ駆けていく姿を目にして、タオルで手を拭く。
「どうした?」
白洛因は暗い顔で詰問する。
「父さんのことだ。お前がやったんだろう?」
顧海はとぼける。
「お前の父さんがどうしたって?」
「しらばっくれるな。誰がお前に父さんの転職を手配しろと頼んだ? どういうつもりだ? 我が家を救済してくれるとでもいうのか? それとも携帯を買ってやったお礼に何か返さなきゃ気が済まなかったのか?」
「白洛因、そんな言い方はやめろ。何が救済だ。お前の家がどうした。俺が救えることなんてあるのか? おじさんが毎日苦労してこの家を支えている姿を見て胸を痛めないと思うか? 彼はお前の父親だ。ちっぽけな面子のためにボロ工場で苦労させることはないだろう」
白洛因はそれでも冷たい表情を崩さない。
「我が家のことに口を出すな」
「もう一度言ってみろ!」
顧海は語気を強める。
「何度でも言ってやるよ。我が家のことは自分たちでなんとかする!」
「こいつ……」
顧海は怒りの表情で部屋を探し回り、最終的にベッドを掃除する手箒を選んで白洛因に人差し指を向けた。
「俺がお前を殴らないとでも思ってるのか?」
白洛因は怒りの形相で顧海を睨み、俺を殴れるものならやってみろと視線で伝える。
顧海の場合、殴れないのは勇気の問題ではなく、白洛因を殴るのは忍びないという気持ちの問題だった。
しばらく対峙した後、顧海は手帚で自分の腿を一度強くはたいてため息をつき、それから白洛因の前に歩み寄ってやさしく言い含める。
「事前にお前に相談すべきだってわかってたけど、お前の頑固な性格だと俺の提案を聞いたら首を絞め殺すんじゃないかと思ったんだ。因子、本当に悪気なんてないよ。紹介した職場はまともな会社で、一日中新聞を読んだりお茶を飲んだりしてるわけじゃない。ちゃんと実力で稼げる仕事だ。能力に見合った仕事をしてもらうんだ。おじさんはできる人間だと思うよ。でなければお前みたいに賢い子供が生まれるわけがない。俺はただおじさんにチャンスをあげたかっただけだよ。これまでほったらかしてたやる気を掘り起こしたら、鄒おばさんが店のオーナーになっても胸を張っていられるだろう?」
白洛因は黙っていたが、表情からは迷いが透けて見えた。白漢旗の若々しく溌溂とした様子を思えばよかったとも思うが、一方でなぜそれを顧海がするのか、自分もまだ親孝行をしていないのにという悔しさから素直になれなかった。
顧海は白洛因の髪の毛を手で撫でつけ、辛抱強く宥める。
「数日前に鄒おばさんを助けたときには何も言わなかったじゃないか。おじさんだとどうしてダメなんだ?」
白洛因は意固地に言い張る。
「それとこれとは意味が違う」
「何が違うんだ?」
白洛因もうまく言えなかったが、とにかく気分が悪かった。
「今の社会はみんな人間関係に頼って生きてるだろう? 自分のコネを使うのはいいことじゃないか。なんでそんなに意固地になるんだ?」
「俺が意固地なんじゃなくて……」
白洛因は顔をしかめる。
「俺にも友達はたくさんいる。家のことも友達に手伝ってもらう。お前だとどうして違うんだ?」
そうだよ。なにが違うんだ?
顧海は白洛因の迷う気持ちを想像し、ひそかに興奮していた。
「因子!!」
白ばあちゃんの高い声が聞こえてくる。白洛因は顧海の顔を見てぎこちなく口を開く。
「とりあえず受け入れるよ」
そう言うと、カーテンを開けて出て行った。
「ばあちゃん、どうしたんだ?」
白ばあちゃんは小さな椅子に腰かけて布団を繕いながらぶつぶつ言っている。
「いにゃおが食べたいんだよ」
「いにゃお?」
いったい何のことだろう? 白洛因は考える。
「イチゴ?」
「違うよ!」
白ばあちゃんはゆっくりと言い直す。
「いーにゃーお!」
白洛因はやはりわからない。白ばあちゃんは少しあわてながら両手を動かした。
「だから、い、に、ああ……うまく言えないよ!」
「ばあちゃん、焦らないで」
白洛因は救いを求めるように顧海を見た。いまや顧海は白ばあちゃんご用達の通訳だ。これまで家族はばあちゃんの言葉が聞き取れないと白洛因に尋ねていたが、いまは白洛因が聞き取れない言葉は顧海に尋ねなくてはならない。
顧海はしばらく考えた後、目を輝かせた。
「ばあちゃん、リンゴだろ?」
白ばあちゃんは喜びのあまり奥歯まで見せて笑う。
「そう、そう……いにゃおだよ……」
白洛因は思わず倒れ込みそうになる。全然違うじゃないか! 顧海の脳みそが普通の人間と回路が違うおかげで助かった。他の人間ではどう転んでも思いつかない。
「ご飯だよ!」
一家は食卓を囲み、和やかに食事をした。今日の白漢旗はことのほか機嫌がいい。いつのまにか白酒を半分も空け、若かりし頃の武勇伝を大声で語っている。白洛因はそれを黙って聞いていた。こんな父親は久しぶりに見る。いつも愉快に笑ってはいるが、眉間に寄せた皺は十数年来ほどけたことはなく、今日になってやっと息をつくことができたのだろう。
実のところ白洛因は顧海の行動に感動していた。ただほんの少しだけ悔しかったのだ。
「大海! 大海! 俺たちの因子の一番の幸運は……お前っていう友達ができたことだ……」
白漢旗は顧海の肩を大きく叩く。
「おじさんは本当に感謝してる。うちの因子によくしてくれてありがとうな」
そう言いながら白漢旗は顧海に酒を注ぐ。顧海は立ち上がってそれを飲み干した。
座った途端、白漢旗はまた顧海を叩く。
「大海、おじさんはお前のことも忘れてないぞ。今日臨時収入があったから家具屋に行ってお前のためにベッドを注文してきたんだ。これまで因子と押し合いながら同じベッドで寝かせて窮屈な思いをさせてただろう。もう大丈夫だ。おじさんがお前にも買ってやったから、それぞれ一人に一台ずつゆったり寝れるぞ」
白漢旗の長い話の中で、白洛因にとってこれが一番嬉しい言葉だった。
顧海は蒼白になる。感謝も文句も言えない。まるで喉に棘が刺さったように料理を飲みこむのも一苦労だった。
「おじさん、申し訳ないからベッドは返品して。俺は因子と一緒に寝ても全然問題ないし」
白漢旗は眉を逆立て、声に力をこめる。
「そんなわけにいくもんか。うちに住むからには肩身の狭い思いはさせないぞ。遠慮はするな。もっと早く買ってやるべきだったんだがちょっと手元が心もとなくてな。今日もらった金ですぐに家具屋に走ったんだ。おじさんはお前のことをちゃんと考えてるんだぞ! ははは」
とても感動的な言葉だったが、顧海の心には響かなかった。
「おじさん、俺はここにそんなに長くは住まないだろうし、すぐにどこかに引っ越すかもしれない。ベッドを増やしても無駄遣いになっちゃうよ」
そう言うと白漢旗はついに黙り込んだ。顧海は今度こそ効果があったかもしれないと、料理も食べずに白漢旗が返品の電話をかけるのを待った。白漢旗はテーブルを指で何度か叩いてから顧海を振り返る。
「じゃあこうしよう。まずお前が使って、お前がいなくなったら因子が使えばいい。因子のベッドもずいぶん使い込んだからそろそろ替え時だ」
「……」
白洛因はあやうく料理にむせそうになったが、箸をおいて一言口を挟む。
「顧海、せっかく父さんが買ってくれたんだ。遠慮するなよ」
顧海は歯噛みをした。お前は俺と一緒に寝なくなるのがそんなに嬉しいか? そんなに俺が嫌いなのか? くそ、見てろよ! 今夜は絶対おとなしく寝かせないからな!
白洛因は食卓を一周してから白漢旗の前に立つ。
「今日はなんのお祝いだ? 鄒おばさんが退院したのか? まだだよな。確か医者は二週間入院が必要だって言ってたし!」
白漢旗は顔を輝かせ、わざわざ服を着替えて意気揚々と立った。白洛因の問いかけにはあえて答えず、革靴の音を鳴らして歩き、「もったいぶる」という言葉を完全に体現してみせた。
「父さん、酒も飲んでないのにもう酔ったのか?」
「ははは」
白漢旗は明るい声で笑う。髭を剃ると若かりし頃の風采が垣間見えた。
「お前の父さんは出世したぞ」
「出世?」
白洛因は疑念を表情に表す。
「あのボロ工場に職位なんてあるのか?」
「あの工場じゃない。別の企業が俺を引き抜いてエンジニアとして働けっていうんだ」
白洛因の顔色は変わった。
「父さん、騙されてるんじゃないのか?」
「そんなわけないだろう」
白漢旗は真顔になる。
「契約も交わしたんだ。待遇はいいぞ! 俺が信用しないからまず五千元をくれたんだ。もし明日時間があればお前にオフィスを見せてやるよ。絶対驚くぞ」
そう言うと白漢旗はくるりと向きを変え、鼻歌を歌いながら煮込み終えた豚の耳を切り始める。
白洛因はしばらく茫然としていたが、やがて大股で外に飛び出していく。
「顧海、こっちに来い!」
顧海は中庭で手を洗っていたが、白洛因がぷんぷん怒りながら寝室へ駆けていく姿を目にして、タオルで手を拭く。
「どうした?」
白洛因は暗い顔で詰問する。
「父さんのことだ。お前がやったんだろう?」
顧海はとぼける。
「お前の父さんがどうしたって?」
「しらばっくれるな。誰がお前に父さんの転職を手配しろと頼んだ? どういうつもりだ? 我が家を救済してくれるとでもいうのか? それとも携帯を買ってやったお礼に何か返さなきゃ気が済まなかったのか?」
「白洛因、そんな言い方はやめろ。何が救済だ。お前の家がどうした。俺が救えることなんてあるのか? おじさんが毎日苦労してこの家を支えている姿を見て胸を痛めないと思うか? 彼はお前の父親だ。ちっぽけな面子のためにボロ工場で苦労させることはないだろう」
白洛因はそれでも冷たい表情を崩さない。
「我が家のことに口を出すな」
「もう一度言ってみろ!」
顧海は語気を強める。
「何度でも言ってやるよ。我が家のことは自分たちでなんとかする!」
「こいつ……」
顧海は怒りの表情で部屋を探し回り、最終的にベッドを掃除する手箒を選んで白洛因に人差し指を向けた。
「俺がお前を殴らないとでも思ってるのか?」
白洛因は怒りの形相で顧海を睨み、俺を殴れるものならやってみろと視線で伝える。
顧海の場合、殴れないのは勇気の問題ではなく、白洛因を殴るのは忍びないという気持ちの問題だった。
しばらく対峙した後、顧海は手帚で自分の腿を一度強くはたいてため息をつき、それから白洛因の前に歩み寄ってやさしく言い含める。
「事前にお前に相談すべきだってわかってたけど、お前の頑固な性格だと俺の提案を聞いたら首を絞め殺すんじゃないかと思ったんだ。因子、本当に悪気なんてないよ。紹介した職場はまともな会社で、一日中新聞を読んだりお茶を飲んだりしてるわけじゃない。ちゃんと実力で稼げる仕事だ。能力に見合った仕事をしてもらうんだ。おじさんはできる人間だと思うよ。でなければお前みたいに賢い子供が生まれるわけがない。俺はただおじさんにチャンスをあげたかっただけだよ。これまでほったらかしてたやる気を掘り起こしたら、鄒おばさんが店のオーナーになっても胸を張っていられるだろう?」
白洛因は黙っていたが、表情からは迷いが透けて見えた。白漢旗の若々しく溌溂とした様子を思えばよかったとも思うが、一方でなぜそれを顧海がするのか、自分もまだ親孝行をしていないのにという悔しさから素直になれなかった。
顧海は白洛因の髪の毛を手で撫でつけ、辛抱強く宥める。
「数日前に鄒おばさんを助けたときには何も言わなかったじゃないか。おじさんだとどうしてダメなんだ?」
白洛因は意固地に言い張る。
「それとこれとは意味が違う」
「何が違うんだ?」
白洛因もうまく言えなかったが、とにかく気分が悪かった。
「今の社会はみんな人間関係に頼って生きてるだろう? 自分のコネを使うのはいいことじゃないか。なんでそんなに意固地になるんだ?」
「俺が意固地なんじゃなくて……」
白洛因は顔をしかめる。
「俺にも友達はたくさんいる。家のことも友達に手伝ってもらう。お前だとどうして違うんだ?」
そうだよ。なにが違うんだ?
顧海は白洛因の迷う気持ちを想像し、ひそかに興奮していた。
「因子!!」
白ばあちゃんの高い声が聞こえてくる。白洛因は顧海の顔を見てぎこちなく口を開く。
「とりあえず受け入れるよ」
そう言うと、カーテンを開けて出て行った。
「ばあちゃん、どうしたんだ?」
白ばあちゃんは小さな椅子に腰かけて布団を繕いながらぶつぶつ言っている。
「いにゃおが食べたいんだよ」
「いにゃお?」
いったい何のことだろう? 白洛因は考える。
「イチゴ?」
「違うよ!」
白ばあちゃんはゆっくりと言い直す。
「いーにゃーお!」
白洛因はやはりわからない。白ばあちゃんは少しあわてながら両手を動かした。
「だから、い、に、ああ……うまく言えないよ!」
「ばあちゃん、焦らないで」
白洛因は救いを求めるように顧海を見た。いまや顧海は白ばあちゃんご用達の通訳だ。これまで家族はばあちゃんの言葉が聞き取れないと白洛因に尋ねていたが、いまは白洛因が聞き取れない言葉は顧海に尋ねなくてはならない。
顧海はしばらく考えた後、目を輝かせた。
「ばあちゃん、リンゴだろ?」
白ばあちゃんは喜びのあまり奥歯まで見せて笑う。
「そう、そう……いにゃおだよ……」
白洛因は思わず倒れ込みそうになる。全然違うじゃないか! 顧海の脳みそが普通の人間と回路が違うおかげで助かった。他の人間ではどう転んでも思いつかない。
「ご飯だよ!」
一家は食卓を囲み、和やかに食事をした。今日の白漢旗はことのほか機嫌がいい。いつのまにか白酒を半分も空け、若かりし頃の武勇伝を大声で語っている。白洛因はそれを黙って聞いていた。こんな父親は久しぶりに見る。いつも愉快に笑ってはいるが、眉間に寄せた皺は十数年来ほどけたことはなく、今日になってやっと息をつくことができたのだろう。
実のところ白洛因は顧海の行動に感動していた。ただほんの少しだけ悔しかったのだ。
「大海! 大海! 俺たちの因子の一番の幸運は……お前っていう友達ができたことだ……」
白漢旗は顧海の肩を大きく叩く。
「おじさんは本当に感謝してる。うちの因子によくしてくれてありがとうな」
そう言いながら白漢旗は顧海に酒を注ぐ。顧海は立ち上がってそれを飲み干した。
座った途端、白漢旗はまた顧海を叩く。
「大海、おじさんはお前のことも忘れてないぞ。今日臨時収入があったから家具屋に行ってお前のためにベッドを注文してきたんだ。これまで因子と押し合いながら同じベッドで寝かせて窮屈な思いをさせてただろう。もう大丈夫だ。おじさんがお前にも買ってやったから、それぞれ一人に一台ずつゆったり寝れるぞ」
白漢旗の長い話の中で、白洛因にとってこれが一番嬉しい言葉だった。
顧海は蒼白になる。感謝も文句も言えない。まるで喉に棘が刺さったように料理を飲みこむのも一苦労だった。
「おじさん、申し訳ないからベッドは返品して。俺は因子と一緒に寝ても全然問題ないし」
白漢旗は眉を逆立て、声に力をこめる。
「そんなわけにいくもんか。うちに住むからには肩身の狭い思いはさせないぞ。遠慮はするな。もっと早く買ってやるべきだったんだがちょっと手元が心もとなくてな。今日もらった金ですぐに家具屋に走ったんだ。おじさんはお前のことをちゃんと考えてるんだぞ! ははは」
とても感動的な言葉だったが、顧海の心には響かなかった。
「おじさん、俺はここにそんなに長くは住まないだろうし、すぐにどこかに引っ越すかもしれない。ベッドを増やしても無駄遣いになっちゃうよ」
そう言うと白漢旗はついに黙り込んだ。顧海は今度こそ効果があったかもしれないと、料理も食べずに白漢旗が返品の電話をかけるのを待った。白漢旗はテーブルを指で何度か叩いてから顧海を振り返る。
「じゃあこうしよう。まずお前が使って、お前がいなくなったら因子が使えばいい。因子のベッドもずいぶん使い込んだからそろそろ替え時だ」
「……」
白洛因はあやうく料理にむせそうになったが、箸をおいて一言口を挟む。
「顧海、せっかく父さんが買ってくれたんだ。遠慮するなよ」
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