ハイロイン

ハイロインofficial

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第九章

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「ばあちゃん、これは新しく買ったマッサージチェアだよ。この上に座っていればすごく気持ちがいいからな。腰椎とか頸椎にも治療効果があるし、疲れが取れてストレス解消にもなるし……ばあちゃんみたいなお年寄りにぴったりなんだよ」
「すごくいいよ、でも#¥%だろう?」
「いくらもしないさ」
「じいちゃん、これは脳血栓を治療する装置で、簡単に使えるんだ。ここにボタンがあるだろう? これを押せば動き出す。止めたいときもここを押せばいいよ」
「感電しないかい?」 
「大丈夫。絶対安全だよ」
「おじさん! この間トイレとシャワー室を直したいって言ってたよね? リフォーム業者に連絡しておいたよ。このあたりの何軒かを比較して、一番安いところだから」
「おばさん、息子さんは小学校に上がったばかりだろう? 学習机を買ったから好きなように使って」
 ここ数日、顧海グー・ハイは手あたり次第家族にいろんなものを買った。大きいものはタンス、洗濯機、フィットネスマシン。小さいものはクッション、収納箱、電気カイロ。顧海は思いつく限りのものをすべて買った。窓辺には薬がずらっと並んだ。水虫治療薬、ニキビ治療薬、喘息治療薬、鼻炎、のぼせ、気虚……あらゆる症状に対応できるように揃えたおかげで、あの万能痔瘻薬はこの家では完全にお役御免になった。
 白洛因バイ・ロインは部屋の中で靴を修理していた。使っている接着剤は顧海が買ってきたものだ。
「ほら、俺がやってやるよ。この接着剤は手に付いたら落としにくいから」
「いいって!」
 白洛因は顧海を足で押しのける。
「あっちに行けよ。俺は自分でやれるから!」
 顧海は白洛因の隣にしゃがみこむ。そして彼の男らしい手が注意深く接着剤をチューブから捻り出し、それを少しずつ塗り付けていき、五本の指が器用に動いてチューブの口も綺麗なまま一滴も接着剤を無駄にせず作業する様子を眺めた。
 白洛因は真剣に貼り付けていたが、目を上げると顧海が自分を真剣に見つめている。
「これからはもうばあちゃんの薬を買いに並びに行かなくていいぞ。病院のほうに言っておいたから、定期的に向こうから診察に来てくれるし、薬も持ってきてくれる。これが電話番号だ。お前は定期的に彼らに連絡をすればそれでいい」
 白洛因は眉をひそめた。
「いいよ。俺は自分で並ぶし、人に迷惑をかけたくない」
「迷惑なんかじゃないぞ?」
 顧海は名刺を白洛因の手にねじ込む。
「これが彼の仕事なんだ。お前が連絡を入れなくても、向こうから声をかけてくる」
 白洛因は顧海の額に指を突き付けた。
「言っておくが、俺を情で篭絡しようとしても無駄だからな!」
 顧海は笑う。
「なんでバレた?」
 バカでもわかるだろう。白洛因は知っていた。顧海はこのところ小賢しさを覚え、白洛因がダメならばまず家族から射落とし、白洛因が申し訳なく思うように仕向けようとしている。白洛因の弱点が家族にあることは誰でも知っていることだ。この男は本当に油断も隙も無い。
「おでこに超でかいニキビができたんだ。潰してくれよ」
 顧海は白洛因の胸に頭を擦り付けてくる。白洛因が顧海の前髪を払って覗き込むと、確かに大きなニキビができていた。
「まだ熟してないからもう少し待ってから潰そう」
 顧海は面白がる。
「こんなものに熟すとか熟さないとかあるのか?」
「もちろん」
 白洛因は大真面目に答える。
「まだ熟してない奴を潰すと出血するし、治りづらくなるんだ」
「いいから潰してくれよ。つらくてたまらないんだ」
 顧海が隣の椅子に座ったので、白洛因は仕方なく前に立った。親指二本で額の真ん中にあるニキビを挟み、軽く近づけていく。
押すぞ、もっと押すぞ、ついに血が出て来た……だが顧海はまったく反応がなく、白洛因の腰のラインをうっとりと眺めていたかと思うと、手を伸ばしてきた。
 面の皮が厚すぎるせいでこんなに血が出ていても平気なのだろうか。そのとき白洛因は自分の尻が誰かに揉まれていることに気づいた。すぐさま体に力を入れ、凶悪な視線を顧海に向ける。下手人はうっとりと弾力のある丸い尻を邪な掌で撫でまわした後、腰のセクシーな曲線に沿って前方へ差し込んでくる。
「この野郎、死にたいのか?」
 白洛因は怒号を上げながら顧海の襟元を掴もうとしたが肘を掴まれ、揉み合いのままベッドに倒れ込む。すると顧海の呼吸は急に荒くなった。
 白洛因の動悸も走り出し、目から鋭さが削がれていく。
 顧海は邪悪に笑い、植えた狼のように白洛因にかじりついた。前回強引にキスをしてからすっかり味を占めた顧海だが、白洛因はあれから近づく隙を与えてくれなかった。顧海はよだれを垂らして機会を窺い、すでに我慢の限界を迎えていた。キスができればその後レンガで殴られてもかまわなかった。
 キスにここまで魂を奪われたのは初めてのことだ。これまで彼にとってキスはセックスの前の前戯にしか過ぎなかったが、白洛因が相手だとまるで違う。舌を差し入れ口の中を蹂躙するたびに世界を手に入れたような気分になる。
 白洛因は顧海の髪の毛をすべて引っこ抜いてやろうと思ったが、徐々に奇妙な感覚が沸き上がってくる。その感覚を振り払おうとしたがどうしても抗えなかったのは、本当にほんの少しだけ……気持ちよかったからだ。
 どうしてこんなことになる? この世界はなぜこんなに乱れているんだ?
 顧海は激しい鼓動を刻む胸を白洛因の腕にぴったりとつける。白洛因は彼の焦りと猛り狂う欲望を感じ取った。白洛因の抵抗はそれがたとえ髪の毛を引っ張る仕草であっても、顧海は激しい征服欲に駆られるのだ。
 勢いよくシャツがはだけられ、中に着ていたTシャツの中に顧海の手が潜り込んでいく。
 白洛因の心臓は破裂しそうになった。下腹にひんやりとしたものが触れ、腕に力を籠めて顧海の頭を引き離そうとする。
「やめろ!」
 白洛因の瞳は刃のように鋭い光を放つ。それは顧海への警告なのか、あるいは自分に向けた言葉なのかはわからない。顧海の呼吸はさらに荒くなり、手は白洛因の胸にある二つの突起の周囲をさまよう。彼はそこに触れたくてたまらなかった。
「大海、因子、メシだぞ!」
 白漢旗バイ・ハンチーの突然の叫び声に二人はピタッと動きを止める。
 白洛因は忌々しげに顧海を押しやって自分の服を直すと、呼吸を整え出て行った。
 夜になって自分の布団にくるまっても、布団の下に隠された顧海のモノはまだ滾っていた。完全に立ち上がってはいなかったがそれでも逞しく恐ろしいほど立派なシロモノだった。
「なあ因子、お前の太腿の内側の肉はきっとすごく柔らかいんだろうな」
 白洛因は目を閉じ、発情した獣を無視する。顧海は耐え切れずに自分自身を擦り、足を延ばして白洛因の尻を包む駆け布団を上からなぞる。
「ここは敏感だと思うか? 俺が触ったらくすぐったいか?」
 白洛因は振り返り、顧海の腹に拳を二回埋め込んだ。
「いい加減にしろ。よせと言ってるのがわからないのか?」
「ラッキー。もう少し下のほうなら折れるところだった」
 言外に自分のアレが硬くなったと伝えてくる。
 白洛因の顔は火照り、ぎこちなく背を向け顧海を無視することにした。誰でもこんな目に遭えば気まずくなるだろう。後ろのならず者は彼を見ながらオナニーをし、からかい、欲情しているのだ。同じ男なんだから黙っていれば知らん顔するのに、こいつときたら下半身だけでなく口もごろつきでなんでもぺらぺらとしゃべる。わざと俺を辱めようとしてるのか?



房菲ファン・フェイはオフィスビルから出てくると、顧海の車が止まっていることに気づいて手を振る。顧海は笑って窓を開けた。
「ずいぶん長いこと顔を見なかったけど、いったいどこに行ってたの?」
 房菲はそう話しながら右側のドアを開け、中に乗り込んだ。
「どこにも行ってないよ。学校に行って家に帰ってただけ」
「家に帰る?」
 房菲は驚く。
「父親との冷戦は終わったの?」
「あの家には帰ってないよ」
「じゃああの新しい家に住んでるの?」
 顧海は笑って答えなかった。房菲は顧海の横顔をひとしきり眺める。
「最近いいことでもあったの? なんだか楽しそうだけど」
「いいことなんてないよ」
 顧海はハンドルを指で叩いた。
「あることで悩んでるんだ!」
 房菲は警戒心を露わにする。
「また私に助けを求めてきたの? あんたが来ると大体ろくなことがないんだから」
「違うよ」
 顧海は真面目な顔になった。
「心の内を語りたいんだ」
「心の内を語る?」
 房菲は怪訝そうな顔をする。
「また金璐璐ジン・ルールーが戻ってきたの?」
「あいつのことは言わないで」
「ほら見なさい。どうせ彼女のことでしょう。もうちょっとシャンとしなさい。彼女ですらあんなふうに……」
「違う」
 顧海は片手を上げる。
「本当に彼女のことじゃないんだ」
「じゃあなによ?」
 顧海の秀逸な顔に一瞬得意げな表情が浮かぶ。まるでこれから話すことが彼の自慢だとでもいうかのようだった。
「俺、男を好きになったんだ」
 房菲の目は車窓から飛び出しそうになる。
「えっと……小海、ふざけないで。本当のことを話して……」
 房菲はしどろもどろになり、手を伸ばして顧海の屈強な体を何度も撫でた。
「あなたがアレなわけないでしょう。だってこんなに男らしいのに! 街中探してもあなたほど男らしい子はそうそういないわよ」
 顧海は冷笑した。
「多分俺は男性ホルモンの分泌が多すぎて、普通の女じゃ満足できないんじゃないかな」
 房菲は吹き出す。
「この子ったら、脅かさないでよ。金璐璐にフラれた打撃が大きすぎて社会に報復しようとでも思ってるの?」
「……俺の言ってることは本当だよ」
 房菲の笑顔は徐々に凍りつき、目を見開いて顧海を凝視した。彼の表情は真面目そのもので冗談の気配は微塵もない。房菲は突如不安になった。
「いったい……どういうことなの?」
「戻ってから話すよ」
 房菲は顧海にコーヒーを淹れるとソファーに埋もれて眉をひそめ、苦渋の顔を向ける。
「俺もなんでこんなに奴が好きなのかよくわからないんだ。俺はゲイじゃないし、街を行く男にそそられたことなんて一度もない。でも彼だけは違う。一日離れただけで寂しくて夜も眠れなくなるし、彼に優しくしたい。とにかく無条件で優しくしたい。世界のすべてを彼にあげたくてたまらないんだ」
「その子はすごく魅力的なのね!」
 白洛因の魅力について語り始めると、立て板の水のごとく言葉が溢れて止まらなくなる。顧海は他の人間には語り尽くしたことをもう一度すべて房菲に語った。それも非常に誇張し、白洛因は全能で、この広い世界のどこにも彼のような者はいないとまで熱弁した。
 房菲は石像のように固まる。
 彼女は従姉として顧海を長い間見てきたが、彼の様子がこんなにおかしくなったことはないし、誰かのことをここまで褒めちぎったこともない。だからその表情や様子のおかしさにあっけにとられるばかりだった。いったいどんな魔物がうちの子をこんなふうに変えてしまったの?
「いまどきの男の子は皆どうしちゃったの? 綺麗な美女をほっておいて男に走るなんて」
「皆?」
 顧海は房菲の言葉に反応する。
「他にもそんな奴がいるのか?」
「すごく多いわよ。知ってるでしょう。メディアの仕事をしていると、新聞や雑誌、テレビ関係者から色々なことを見聞きするわ。私には仲のいい男友達がいて、私の親友の元カレなの。それなのに何を間違ったのか突然男と付き合いだして、彼も毎日あれこれ思い悩んでるわ。両親がお見合いさせようとしても無視してずっと男とくっついてるの。悩むのも自業自得よ。あなたもね!」
 顧海はぼそっとつぶやく。
「俺はそのことで悩んでるんじゃない」
 房菲は表情を曇らせた。
「じゃあ何を悩んでるの?」
「奴が俺の気持ちに応えてくれないんだ」
「なによ、大騒ぎしておいて相手はあなたを好きじゃないのね? ただの独り相撲じゃないの」
 房菲は顧海への怒りのあまり寿命を半分縮めた。顧海はあわてて言いつのる。
「本当に俺が嫌いなわけじゃない。ただ俺を受け入れられないだけなんだ。脈はあると思う」
「私にはこの手のアドバイスはできないわ。変な方向へ誘導したっておばさんに知られたら、夢枕に立たれちゃうもの……」
 房菲は小声でぶつぶつつぶやいた。
「じゃあその仲のいい男友達を呼んでくれよ。色々教えてもらうから」



「二人でゆっくり話してね。私は席を外すわ」
 房菲はコーヒーを運んでくると、自分の部屋へ戻って行った。
 顧海は背の高いハンサムな男の前に座る。彼らには談笑より格闘のほうが似合っていた。
「つまり彼は自分の家に君を住ませ、同じベッドに寝るのも嫌がらないってこと?」
 顧海は頷く。
「ええ。さっきもお話したとおり、俺たちの関係はいいし、十分親密です。でも彼は俺に触らせようとしないし、俺を好きだとも認めてくれないんです」
「何を認めるって?」
 男は軽く笑った。
「もう認めてるじゃないか」
 顧海は男の薄い唇をじっと見た。なんとも好ましい言葉だ。
「君の告白を聞いても排除せず何も答えを示さないのは、つまり心の底では君を黙認しているからだ。考えてもみろ。もし君が女性を好む男なら、男性から告白されたら彼とはそれで終わりだろう? 君は彼を自分の家に泊めるか? そんなことをすれば必死で逃げ回らなきゃならないじゃないか! もちろん彼がおかしいという話じゃない。つまり彼はもう君を受け入れてるってことだ。あるいは彼はもう自覚しているのに知らん顔で君を手玉に取っているのかも」
「あなたの話はすべて理解できますが、肝心なのは……」
「君に触らせないってことか?」
 男は顧海の言葉を受ける。顧海は立ち上がって彼と握手を交わした。
「こういう問題は簡単に解決しそうで難しい。肝心なのは君だ」
 顧海はためらわず教えを請う。
「つまり、君がやるかどうかだ!」
 その言葉を聞いて顧海はわずかに目を眇めた。
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