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第九章
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月曜日の午後は授業がなく、学校で健康診断が行われた。
尤其はジャージのファスナーを弄りながらしゃべる。
「今回の健康診断には全裸で調べる項目があるらしい。二十人の男が全員同じ部屋でアレを調べられるんだぞ」
白洛因はまったく気にしていない素振りだったが、心の中は千々に乱れ、授業が終わるとすぐにクラスの副学級委員のところに行った。彼が健康診断の段取りを任されているからだ。
「健康診断で俺と顧海を同じグループにしないでほしい」
「なんでだ?」
副学級委員は訝しそうな顔をする。
「お前たちは一番の仲良しだろう? だから俺はわざわざ同じグループにしてやったんだぞ!」
「……」
白洛因は額を抑えた。
「いいからとにかく別のグループに振り分けてくれ」
「ほら、健康診断に行くぞ」
顧海は白洛因の肩を叩く。白洛因は冷淡に答えた。
「俺とお前は別のグループだぞ。俺は次の時間だ」
顧海は顔色を変える。
「どうせ何もないんだから一緒に行こうぜ。教室にいたってつまらないだろう!」
「ちょっと眠いからここで寝てる」
そう言うと、白洛因はサッと机に伏せた。顧海は仕方なく先に行った。
体育館に着くと、他のクラスの生徒たちがぞろぞろと出てくる。誰もが服を脱いだ話をしていて、顧海はようやく検査の項目にそれがあることを知った。道理であいつが俺と別のグループになりたがったわけだ。先にそのことを知っていたのだろう。顧海は怒りながらもウキウキした。俺様がお前のアレを拝めるチャンスを逃すわけがないじゃないか。今晩お前をひんむいてやるぜ! かわいこちゃん、意地を張るなよ。
白洛因が目を閉じてまもなく、副学級委員がやって来て叫んだ。
「ひとつ前のグループの検査が間もなく終わるから、このグループもすぐに下に降りてくれ。複数のクラスが同時に検査をするから行列に並ばなきゃならない。俺たちはできるだけ人の少ない列を選んで並ぼう。えっと、生殖器検査の項目が一番早く順番が来そうだな……」
クラスの中に無数の咳払いと口笛が巻き起こった。女生徒は男子にはそんな検査があるのかと顔を赤らめる。白洛因が下りていくと前のグループの検査がまだ終わっておらず、みんな生殖器検査をする部屋の前に並んでいた。顧海は振り返り、遠くから白洛因にウインクを飛ばす。白洛因は顧海のうざい視線をあえて無視した。
「二十七組の第一グループ、すぐに入って」
白洛因は顧海が中に入って行き、検査室のドアがしっかり閉まるのを見てほっと息をついた。
顧海は最初にズボンを脱いだ。十秒後、検査室のドアが少し開き、中から七、八人出てくる。尤其は訝しがった。
「なんでこんなに早く終わったんだ?」
そのうち一人の男子生徒が股間を指し、恐怖の色を浮かべる。
「次のグループにするよ。あんなのを見たらマジで出せたもんじゃない」
男子たちは首を縮めて列の最後尾へ逃げていく。すると医師が出てきて眉をひそめた。
「このグループはなんでこんなに少ないんだ? あと数名入って来なさい」
白洛因は呆然とした。医師は白洛因のいるあたりを指さす。
「ほら、君たちだ。ぼんやりするな。さっさと来なさい!」
男子は三列で並んだ。白洛因は本当に幸いなことに顧海の後ろに立っていたので、彼は自分に背中を向けていた。泌尿器科の医師は彼らの前を歩いて生徒一人一人の発育具合を検査し、エストロゲン過剰者を探しているようだった。
「君、こっちに来い」
背の低い男子が顔を赤くして隣の部屋に呼ばれていく。尤其は白洛因に小声で尋ねた。
「どうしたんだ?」
白洛因はゆっくりと答える。
「玉の左右の大きさが違ったんだろう」
尤其は吹き出す。顧海は後ろの二人を振り返った。
「お前たち、何を楽しそうに話してるんだ?」
尤其は顧海にぶら下がっているものを見て笑顔が凍りつき、視線を逸らした。なんてこった! みんなが出てきた理由がわかったぞ。通常でこれなら臨戦時にはどれだけ立派になるんだ。マジで不公平で腹が立つ。尤其の脳裏には春画が浮かんだ。顧海の立派なアレがマッチ棒のように細い女の子に突っ込まれたら、女の子はその場で死んでしまうだろう。
泌尿器科の医師は後ろから順に前に向かって検査をしていき、白洛因のところに来ると笑って彼の背中を叩いた。
「君、なかなかいい身体をしているね。パイロットに応募してもいいくらいだ!」
羨望の眼差しが白洛因の股間に注がれる中、白洛因は鷹揚に鑑賞を許した。男たるもの、自分の威容を見せびらかしたいに決まっている。だが一人だけ例外がいた。白洛因は彼の猥雑な視線を察知すると、目玉をくり抜いてやりたくなった。
医師は顧海の前で息を止める。
顧海の下半身は驚くべき大きさで、その表情も驚くべき恐ろしさだったので、医師は詳細に見ることなく立ち去った。
放課後、男子学生らは笑いながら後ろの戸口に溜まって噂話をする。
「今日健康診断が終わった後、あの泌尿器科の医者は殴られたみたいだぞ」
「ははは……マジか? なんで?」
「なんでかって? そりゃ一部の男子の自尊心を傷つけたからだろう! 考えてみろ、発育不良の奴はみんな個別に部屋に呼び出されただろう。クラスのみんなが見ているんだぞ。あとでこっそり伝えればよかったのに」
「確かに」
白洛因が荷物をまとめて帰ろうとすると、副学級委員が彼を呼びとめた。
「白洛因、ちょっと話があるんだけど、いま大丈夫か?」
副委員長は彼を給湯室へ連れて行く。中には彼らしかいない。
「いいか、心の準備をしろ。まだ確定したわけじゃないが、疑いがあるかもしれない……」
「はっきり言え!」
白洛因の言葉に副委員長はあたりを見回し、小声になる。
「今日の健康診断で採血をしただろう? 肝機能の項目で、お前の結果に陽性反応が出たんだ。つまり……B型肝炎の可能性がある。もちろん確定じゃない。B型肝炎のウイルスを持っているのはお前だけじゃなくて、クラスにあと二人いる。お前たちはみんな病院に行って再検査が必要なんだ」
白洛因は真っ青になる。
「そんなはずはない。俺は高一の検査では問題なかったぞ!」
「うん……でも肝炎は伝染するものだから、最近肝炎患者と接触して感染したのかもしれない」
「予防接種も受けてるぞ!」
「予防接種をしたってかかるんだ! 他の二人もお前と同じで予防接種を打ったのに問題が出た。とにかく病院に行って再検査したほうがいい。早期発見早期治療で治るかもしれないじゃないか! 安心しろ、他の誰にも言わないから」
副委員長は立ち去り、白洛因は給湯室に茫然と佇んだ。
顧海は白洛因が戻ってこないので給湯室へ行ってみたが姿がない。そこで白洛因の荷物をまとめて教室のドアを閉め、外に出ていく。
白洛因の姿は芝生の上にあった。
「授業が終わったのに家にも帰らず、ここに座って何してるんだ?」
白洛因は顧海の問いかけにも答えず、顔色も悪い。顧海は異変に気付いて隣にしゃがんだ。
「どうしたんだ?」
「別に。ただここにいたいだけだ」
顧海は笑いながら白洛因をからかう。
「俺があそこをたくさん見たから、あなた様は機嫌が悪くなられたので?」
「失せろ!」
白洛因は怒りに顔を赤くした。顧海は口角を上げ、白洛因の手を引く。
「立てよ。いまは芝生に座る季節じゃない。寒いぞ。行こう。俺と家に帰ろう!」
白洛因は長いため息をついた。
「家に帰りたくない」
顧海が知る限り、白洛因が家に帰りたがらなかったのはこれで二回目だ。前回は金持ちのボンボンに家のことをバカにされたとき。今回は理由がわからないが、きっと軽い問題ではないのだろう。こいつは一見しっかりしているが、心はとても繊細なのだ。
「なんで帰りたくないんだ? 俺に話せるか?」
顧海はできるだけ愛情深く見えるような表情を心掛ける。だが白洛因はきっぱり拒絶した。
「言えない」
「だからってずっとここにいるわけにいかないだろう。ほら、俺の家に行こうぜ!」
白洛因は少しためらったが、立ち上がって顧海と一緒に校門を出た。
尤其はジャージのファスナーを弄りながらしゃべる。
「今回の健康診断には全裸で調べる項目があるらしい。二十人の男が全員同じ部屋でアレを調べられるんだぞ」
白洛因はまったく気にしていない素振りだったが、心の中は千々に乱れ、授業が終わるとすぐにクラスの副学級委員のところに行った。彼が健康診断の段取りを任されているからだ。
「健康診断で俺と顧海を同じグループにしないでほしい」
「なんでだ?」
副学級委員は訝しそうな顔をする。
「お前たちは一番の仲良しだろう? だから俺はわざわざ同じグループにしてやったんだぞ!」
「……」
白洛因は額を抑えた。
「いいからとにかく別のグループに振り分けてくれ」
「ほら、健康診断に行くぞ」
顧海は白洛因の肩を叩く。白洛因は冷淡に答えた。
「俺とお前は別のグループだぞ。俺は次の時間だ」
顧海は顔色を変える。
「どうせ何もないんだから一緒に行こうぜ。教室にいたってつまらないだろう!」
「ちょっと眠いからここで寝てる」
そう言うと、白洛因はサッと机に伏せた。顧海は仕方なく先に行った。
体育館に着くと、他のクラスの生徒たちがぞろぞろと出てくる。誰もが服を脱いだ話をしていて、顧海はようやく検査の項目にそれがあることを知った。道理であいつが俺と別のグループになりたがったわけだ。先にそのことを知っていたのだろう。顧海は怒りながらもウキウキした。俺様がお前のアレを拝めるチャンスを逃すわけがないじゃないか。今晩お前をひんむいてやるぜ! かわいこちゃん、意地を張るなよ。
白洛因が目を閉じてまもなく、副学級委員がやって来て叫んだ。
「ひとつ前のグループの検査が間もなく終わるから、このグループもすぐに下に降りてくれ。複数のクラスが同時に検査をするから行列に並ばなきゃならない。俺たちはできるだけ人の少ない列を選んで並ぼう。えっと、生殖器検査の項目が一番早く順番が来そうだな……」
クラスの中に無数の咳払いと口笛が巻き起こった。女生徒は男子にはそんな検査があるのかと顔を赤らめる。白洛因が下りていくと前のグループの検査がまだ終わっておらず、みんな生殖器検査をする部屋の前に並んでいた。顧海は振り返り、遠くから白洛因にウインクを飛ばす。白洛因は顧海のうざい視線をあえて無視した。
「二十七組の第一グループ、すぐに入って」
白洛因は顧海が中に入って行き、検査室のドアがしっかり閉まるのを見てほっと息をついた。
顧海は最初にズボンを脱いだ。十秒後、検査室のドアが少し開き、中から七、八人出てくる。尤其は訝しがった。
「なんでこんなに早く終わったんだ?」
そのうち一人の男子生徒が股間を指し、恐怖の色を浮かべる。
「次のグループにするよ。あんなのを見たらマジで出せたもんじゃない」
男子たちは首を縮めて列の最後尾へ逃げていく。すると医師が出てきて眉をひそめた。
「このグループはなんでこんなに少ないんだ? あと数名入って来なさい」
白洛因は呆然とした。医師は白洛因のいるあたりを指さす。
「ほら、君たちだ。ぼんやりするな。さっさと来なさい!」
男子は三列で並んだ。白洛因は本当に幸いなことに顧海の後ろに立っていたので、彼は自分に背中を向けていた。泌尿器科の医師は彼らの前を歩いて生徒一人一人の発育具合を検査し、エストロゲン過剰者を探しているようだった。
「君、こっちに来い」
背の低い男子が顔を赤くして隣の部屋に呼ばれていく。尤其は白洛因に小声で尋ねた。
「どうしたんだ?」
白洛因はゆっくりと答える。
「玉の左右の大きさが違ったんだろう」
尤其は吹き出す。顧海は後ろの二人を振り返った。
「お前たち、何を楽しそうに話してるんだ?」
尤其は顧海にぶら下がっているものを見て笑顔が凍りつき、視線を逸らした。なんてこった! みんなが出てきた理由がわかったぞ。通常でこれなら臨戦時にはどれだけ立派になるんだ。マジで不公平で腹が立つ。尤其の脳裏には春画が浮かんだ。顧海の立派なアレがマッチ棒のように細い女の子に突っ込まれたら、女の子はその場で死んでしまうだろう。
泌尿器科の医師は後ろから順に前に向かって検査をしていき、白洛因のところに来ると笑って彼の背中を叩いた。
「君、なかなかいい身体をしているね。パイロットに応募してもいいくらいだ!」
羨望の眼差しが白洛因の股間に注がれる中、白洛因は鷹揚に鑑賞を許した。男たるもの、自分の威容を見せびらかしたいに決まっている。だが一人だけ例外がいた。白洛因は彼の猥雑な視線を察知すると、目玉をくり抜いてやりたくなった。
医師は顧海の前で息を止める。
顧海の下半身は驚くべき大きさで、その表情も驚くべき恐ろしさだったので、医師は詳細に見ることなく立ち去った。
放課後、男子学生らは笑いながら後ろの戸口に溜まって噂話をする。
「今日健康診断が終わった後、あの泌尿器科の医者は殴られたみたいだぞ」
「ははは……マジか? なんで?」
「なんでかって? そりゃ一部の男子の自尊心を傷つけたからだろう! 考えてみろ、発育不良の奴はみんな個別に部屋に呼び出されただろう。クラスのみんなが見ているんだぞ。あとでこっそり伝えればよかったのに」
「確かに」
白洛因が荷物をまとめて帰ろうとすると、副学級委員が彼を呼びとめた。
「白洛因、ちょっと話があるんだけど、いま大丈夫か?」
副委員長は彼を給湯室へ連れて行く。中には彼らしかいない。
「いいか、心の準備をしろ。まだ確定したわけじゃないが、疑いがあるかもしれない……」
「はっきり言え!」
白洛因の言葉に副委員長はあたりを見回し、小声になる。
「今日の健康診断で採血をしただろう? 肝機能の項目で、お前の結果に陽性反応が出たんだ。つまり……B型肝炎の可能性がある。もちろん確定じゃない。B型肝炎のウイルスを持っているのはお前だけじゃなくて、クラスにあと二人いる。お前たちはみんな病院に行って再検査が必要なんだ」
白洛因は真っ青になる。
「そんなはずはない。俺は高一の検査では問題なかったぞ!」
「うん……でも肝炎は伝染するものだから、最近肝炎患者と接触して感染したのかもしれない」
「予防接種も受けてるぞ!」
「予防接種をしたってかかるんだ! 他の二人もお前と同じで予防接種を打ったのに問題が出た。とにかく病院に行って再検査したほうがいい。早期発見早期治療で治るかもしれないじゃないか! 安心しろ、他の誰にも言わないから」
副委員長は立ち去り、白洛因は給湯室に茫然と佇んだ。
顧海は白洛因が戻ってこないので給湯室へ行ってみたが姿がない。そこで白洛因の荷物をまとめて教室のドアを閉め、外に出ていく。
白洛因の姿は芝生の上にあった。
「授業が終わったのに家にも帰らず、ここに座って何してるんだ?」
白洛因は顧海の問いかけにも答えず、顔色も悪い。顧海は異変に気付いて隣にしゃがんだ。
「どうしたんだ?」
「別に。ただここにいたいだけだ」
顧海は笑いながら白洛因をからかう。
「俺があそこをたくさん見たから、あなた様は機嫌が悪くなられたので?」
「失せろ!」
白洛因は怒りに顔を赤くした。顧海は口角を上げ、白洛因の手を引く。
「立てよ。いまは芝生に座る季節じゃない。寒いぞ。行こう。俺と家に帰ろう!」
白洛因は長いため息をついた。
「家に帰りたくない」
顧海が知る限り、白洛因が家に帰りたがらなかったのはこれで二回目だ。前回は金持ちのボンボンに家のことをバカにされたとき。今回は理由がわからないが、きっと軽い問題ではないのだろう。こいつは一見しっかりしているが、心はとても繊細なのだ。
「なんで帰りたくないんだ? 俺に話せるか?」
顧海はできるだけ愛情深く見えるような表情を心掛ける。だが白洛因はきっぱり拒絶した。
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