ハイロイン

ハイロインofficial

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第十一章

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「もう考えるのはよせよ」
顧海グー・ハイは車を運転しながら白洛因バイ・ロインの手を握った。
「何も起こらないって」
白洛因は顔の半分を夜の色に染め、もう半分は顧海の視線に焼かれながら、心が千々に乱れていた。長い指で唇を撫でてもの思いに耽り、淡々と答える。
「あの手の奴は一番始末が悪いんだ。失うものがないから歯止めも効かない。最悪死ぬまで戦うことになる。ああいう命知らずが一番厄介だ。陰険でどんなことでもしでかす」
顧海はため息をついた。
「痛めつけるのは簡単だが、ゾウおばさんの問題は難しいぞ」
「なんといっても元夫婦だし、幼い子供もいるからな」
「なあ、俺たちがそこまで先回りすることはないんじゃないか」
顧海は白洛因の掌を突く。
「俺たちが悩むことじゃないだろう。彼ら世代の考え方は俺たちとはまったく違うし、心配事も俺たちより多い。だからお前が悩んでも無駄だよ」
白洛因は黙り込み、視線を窓の外に向けた。顧海の手は白洛因の手から移動し、ゆっくりと彼の腿を撫でる。
「因子、お前は鄒おばさんにすごく優しいよな」
白洛因は顧海の顔に目を向ける。
「何を言ってるんだ?」
「俺に何かあったら、お前はこんなふうに気にしてくれるか?」
白洛因は呆れた。お前は鄒おばさんにまで妬くのか?
顧海は白洛因の心を読み、厚かましい主張を続ける。
「俺はどんな小さな焼餅も逃さない。人類だけじゃなく獣も鳥類もなんにだって嫉妬してやる……」
白洛因は怒りのあまり笑みを浮かべた。顧海は白洛因の口角が上がるのを見てムラムラし始め、白洛因が外を見ている隙に手を伸ばして股の内側の柔らかい肉に触れ、さらに奥に向かって侵攻する。
「何するんだ」
白洛因は顧海の手を強くつねって抑える。だが顧海の手はすでに小因子に辿り着き、触れていた。
白洛因は怒って顧海を睨む。
「ちゃんと運転しろよ。高速道路は事故を起こしやすいんだぞ」
顧海は悪い笑みを浮かべた。
「お前が抵抗しなければ事故にはならないよ」
そう言うと、止めるのも聞かず片手でハンドルを握り、もう片方の手を白洛因の体に伸ばし続ける。白洛因が顧海の手にまさぐられて鳥肌を立てた瞬間、目の前に黒く大きな塊が見えた。
「前を見ろ!」
顧海は急いでハンドルを切る。危うく前を行くタンクローリーに衝突するところだった。
白洛因は怒って後部座席に移動する。だがこのときにはすでに二人とも体に火がついていた。白洛因は顧海に知られないように後部座席へ移ったのだ。顧海はさらに恥知らずで、下半身はテントを張ったまま両手でハンドルを握っている。
白洛因はそこからわざと目を逸らしていたが、胸の内では小さな虫がたくさん蠢いていた。
エレベーターが十八階につき、部屋の扉を閉めた途端、顧海は待ちきれずに白洛因を壁際に押し付け、せわしなく唇を塞ぐ。手は彼の上着のファスナーを下ろし、セーターの中に手を突っ込んで腕の部分まで差し入れ、白洛因の胸を晒してから大きな手で好きなように撫でまわした。
二人の息は荒くなる。顧海は絶えず自分の硬くなった股間を白洛因の怒張にこすりつけた。二人は目を赤く染め、暗がりの中でお互いを切迫したように見つめあう。すでに二度の経験を積んだせいか白洛因はさほど不自然にも感じなくなり、顧海の頭を両手で押さえ、狂ったようにキスを交わした。
夜は激情と熱く滾る血に燃えていた。二人の血気盛んな若者は両手の指を絡ませ、喘ぎながら互いの喉や鎖骨に噛みつく。体についた小さな怪獣はズボンの中から飛び出したくて叫び声を上げていた。
顧海は白洛因のベルトを外そうとする。白洛因は彼の手を抑えた。
「まずは、風呂だ」
顧海は調子に乗る。
「一緒に?」
「いやだ」
白洛因は断固として拒絶し、明かりをつけて顧海の寝室へ入ると、前回借りたあのナイトガウンを見つけ出し、そのまま浴室へ入った。そしてすぐに鍵をかける。ここまで一気呵成に行い、顧海には一部の隙も与えなかった。
顧海は浴室の外に取り残されて歯噛みをする。小僧、いい度胸だ。俺を怒らせほったらかしにして、自分だけ浴室に逃げてお楽しみか。出てきたら俺はしっかり小因子をチェックするぞ。勝手に楽しんだかどうか、そいつに聞いてやる!
白洛因が浴室から出ると、顧海は入れ替わりに入っていく。
ほどなくして呼び鈴の美しいメロディーが部屋の中に響き渡った。白洛因は首を傾げる。こんな時間に誰がここに来るんだ? 顧海の父親か? 魚眼レンズから外を覗き、白洛因は心臓がひっくり返りそうになる。幽霊か? 顧海は浴室にいるのに、なぜまた外に出たんだ? それからようやく思い出した。これは顧海の従兄の顧洋グー・ヤンだ。
白洛因がドアを開けると、顧洋は内心訝しみつつも顔には出さなかった。顧海は白洛因について説明していたが、彼らが一緒に住んでいることは伝えていなかった。顧海がなぜ姜圓ジァン・ユァンの息子をこんなに快く受け入れたのか、顧洋には理解できなかった。
「何を飲みますか?」
顧洋は白洛因の問いには答えず、自分で冷蔵庫を開けて中を確認する。だが何も取り出さず、冷ややかにつぶやい
た。
「冷蔵庫が小さすぎて何も入らないな。明日大きいものに取り換えよう」
白洛因は答えなかった。自分に向けられた言葉ではなく、独り言だと思ったからだ。
「絨毯とローテーブルの色が合わない。ランプの模様は地味なのに、こんな華やかなダイニングテーブルに合わせるのか。カーテンのタッセルは目障りだし、テレビの後ろの壁は暗く見える……どこのデザイナーに頼んだんだ? こんな中途半端に仕上げるなんて」
白洛因は沈黙を続ける。顧洋はこの部屋の家具を白洛因が選んだと知っているのかもしれない。だからわざと彼に聞かせているのだ。
あんたはあんたの好きにすればいい。俺は自分のやるべきことをやる。
白洛因は携帯電話が入っている箱を開け、中に入っているものを取り出して説明書を読み、あれこれ弄り始めた。
顧洋の視線は白洛因の手の中にある携帯電話に釘付けになった。あいつが俺を出迎えてから大急ぎで携帯売り場に
行ったのは、彼に携帯を買うためだったのか? 一年以上会わない間に奴は成長したのか? 人を思いやる心が芽生えたのか? それとも、彼に対してだけなのか?
「因子……」
浴室から顧海の甘えた声が聞こえてくる。
「パジャマを持って入るのを忘れたから、持ってきてくれよ」
顧海は彼の従兄が外で耳をそばだてていることを知らない。
白洛因は顔も上げずに浴室に向かって叫ぶ。
「そのままタオルを巻いて出て来いよ」
顧海は軽く笑う。俺がタオルを巻いていくと思うか? そのまま裸で行ってやるぞ!
そこで悲劇は起きた。
顧海は意気揚々と出て来た。股間の小海子も高くそびえさせたまま……そのまま獣のように猛々しく顧洋の前に飛び出し……部屋の空気はそのまま凍りついた。顧洋は素直に成長した小海を凝視した後、さっと目を逸らす。眉間に漂う感情は、顧海の自由奔放な挙動に不満を示しているようだった。
「おっと……兄さん、なんで来たんだ?」
顧海は浴室に駆け込み、タオルを巻いて出直す。
「お前に会いに来たんだよ」
顧洋は浴室の入り口に寄りかかり、飄々と問いかけた。
「彼には見られても気にしないのに、なんで俺を気にする?」
顧海は笑って返す。
「だってあんたみたいに礼儀を気にする人間は、俺のこんな俗っぽいおふざけには耐えられないだろう?」
顧洋は顧海の尻を蹴り、子供を叱るように叫んだ。
「これからは気をつけろ!」
顧海はまったく気にしていない様子で笑い、白洛因に怒ったふりで低い声を出す。
「兄さんが来たってなんで教えてくれなかったんだよ」
白洛因はニヤッとして何も答えなかった。
「お前、ひどすぎるぞ」
顧海は指で白洛因の頭を突く。
「兄さんが帰ったらお前にお仕置きしてやるからな」
「お前の兄さんはしばらく帰らないと思うぞ」
「なんでわかるんだ?」
「嘘だと思うなら見てみろ」
白洛因はさりげなく顧洋に視線を流した。
三十分後、顧洋は雑誌を置いて部屋の中を歩き回る。何も言わずに黙ったまま、顧海の視界をうろついた。
ついに顧海は耐え切れなくなり、帰ってほしい気持ちを隠せなくなる。
「兄さん、なんで帰らないんだ?」
「俺を追い返してどうするんだ」
顧洋は目を細め探るように顧海を見た。
「俺が邪魔か? お前たちは気にせず好きなように過ごせばいい」
顧海は唾を飲み込み、顔を強張らせる。
「俺たち、もう寝る時間だから」
「こんなに早く寝るのか?」
顧洋は疑いの眼差しを向けた。
「お前たちの年頃は夜更かしするだろう。まだ八時過ぎだぞ。老人だってまだ元気に起きてる時間だ」
「俺たちの年齢は関係ないよ……あんただって俺より二歳年上なだけじゃないか」
白洛因は喉に何かが詰まったようになる。顧海より二歳年上? 老けすぎじゃないか!
顧洋は手の中の雑誌を放し、口角を上げた。
「お前たちが休むっていうなら邪魔しないよ。寒いから多めに布団をかけるんだぞ」
顧海はうなずき、顧洋がまだ靴を履き替えていないのにさっとドアを開ける。
白洛因も立ち上がり、目線で彼を見送った。
顧洋は立ち去る前にもの言いたげな視線を寄越したが、白洛因は微笑みで返した。
扉が閉まると、白洛因は矢のように寝室へ駆け込む。顧海の反応は白洛因より一瞬遅く、大股で追いついたときには寝室の鍵は閉められていた。顧海は歯噛みをしながらノックする。
「おい小僧! 出て来いよ! まだやることがあるだろう!」
中からかすかに声が聞こえてきた。
「窓は開いてる。やれるもんなら十八階分登ってこい」
顧海はドアを開け、わざと大きな音を立てて閉めた。
扉が閉まる音が響き、それは白洛因の耳にもしっかり届いた。まさか本当に下に降りたのか。いくらなんでもそこまでバカじゃないだろう。白洛因はやはり心配になってそっとドアに張り付き、外の気配を窺う。五分ほど待ってもまったく物音がしない。白洛因は眉をひそめ、半信半疑で窓から下を覗いた。
何も見えない。
マンション下の通りは交通量も多く、人もたくさん行き交っている。たとえ顧海が本当に登り始めたとしてもそんな小さな人影は見えるはずがない。さらに五分が過ぎた頃、寝室の外から音が聞こえてきた。
顧海の携帯音だ。コール音と共に白洛因の心も震える。誰も取らない!
まさか本当に出て行ったのか? ドアのところに隠れて俺を騙そうとしてるんじゃないだろうな。
念のために白洛因は寝室でもう少し待った。ほどなくして救急車のサイレン音が鳴り響き、白洛因の耳をつんざく。どうやらすぐ下まで来ているようだ。
大変だ。まさか落ちたのか?
白洛因は耐え切れず、ドアノブを回し、頭を出して外を窺った。本当に誰もいない。靴を履き替えようとすると自分の携帯電話が鳴り、ハッとする。まさか、顧海が自分に助けを求めているのか? それとも……病院からかかってきたのか?
携帯電話の表示を見ると、顧海の番号だ。おかしい。ついさっき顧海の携帯はリビングにあったはずだ。どういうことだ?
しまった。罠だ!
気づいた時には白洛因の両足は地面を離れていた。彼の腰は大きな手にがっちりと掴まれ頭を逆さまにされ、タオルの下から伸びる二本の長い足と、くっきり浮かぶ筋肉が見える。足元には大きなサイズのスリッパを履き、浮き浮きとした足取りまで伝わって来る。
白洛因は百八十センチの体格に成長して以来、誰かの肩に担がれたことなどない。
「クソ野郎!」
白洛因は力を込めて顧海の傷がある腰の脇を突いた。顧海は笑う。
「俺がクソでもお前がクソでもどっちでもいいぞ、へへ……」
そう言いながら足でドアを蹴り開け、膝でドアを閉めた。だが白洛因をベッドには下ろさず、寝室を一周する。本棚を開けてみたり地面に落ちたフィギュアを拾って元の位置に戻したり、鼻歌を口ずさみながらベッドの上の棚を片付けたり……歩こうがしゃがもうがずっと白洛因を担いだままだ。顧海の意図は明らかだった。
お前は老公ラオゴン(旦那や夫という意味)の目から見れば小鳥と同じだ。老公に頼るのが一番だぞ。俺にはその甲斐性があると言いたいのだ。
「顧海!」
白洛因は顔を真っ赤にし、声を張り上げて叫ぶ。
「俺を下ろせ!」
顧海は白洛因の尻をつねった。
「俺を老公って呼べよ。呼んだら下ろしてやる」
「こうなると分かってたらお前についてこなかったのに」
白洛因は怒りに歯噛みをした。振り回されて自由を奪われるのはつらい。逆さにされ、頭に血が上って気分が悪い。そして何よりも百八十センチもある男が他の男に担がれるなんてありえない。屈辱だ。屈辱極まりない!
白洛因は黙り込んだ。騒げば騒ぐほどこいつが喜ぶなら、耐えたほうがいい。
「老公って呼ぶか? 呼んだらすぐ放してやるぞ」
白洛因は目を閉じ、聞こえないふりをした。顧海は横目でチラリと見る。白洛因の首は垂れ、首の根元まで赤くなっていた。どれだけケンカをしてもやはり自分の媳婦シーフ(嫁、奥さん)だ。あまり虐めたら可哀想だと顧海が白洛因をベッドに下ろそうとした瞬間、鋭い痛みが走る。油断した隙に白洛因は彼のタオルの下の最も脆弱な場所へ猛烈な一撃を食らわせたのだ。
痛くて死にそうだ!
顧海は両足を閉じ、歯をむき出しにして怒号を上げたが、それでも手は緩めなかった。少し経って我に返ると、白洛因は逆さまになったまま笑いすぎて息を切らしている。
顧海は白洛因をベッドに放り投げ、勢いよく押し倒した。白洛因の顔は紅潮して目を潤ませていたが、それは笑いすぎて出た涙だった。顧海の激しい怒りは白洛因の可愛い顔を見た途端腰砕けになり、結局は怒りながらも白洛因の顔を押
さえ、猛然とキスをした。まだズキズキと痛みは襲ってきたが、そんなことはどうでもよかった。彼とキスがしたくて我慢が限界に達し、完全にのぼせ上っていたのだ。
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