執事ごっこ

神奈川雪枝

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お嬢様って、呼んでちょうだい!

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「おはようございます。」

休日、
午前8時、
窓は空いていて、
爽やかな風と、
温かい木漏れ日が部屋に入り込んでいる、
7月。

そして、
キラキラな笑顔と、
風に靡く彼の髪の毛 。

「 雪枝様。
 もう、お目覚めになりましょう?」

可愛い声とともに、
今日もまた、
私の一日は始まるのです。

「んー、おはよう。」

眼を擦りながら、
起き上がる私の背中を押しながら、
「おはようございます、雪枝様。」
って、にっこり挨拶。

( 可愛いなぁv)

朝から好きな人に起こされる訳だから、
低血圧の私でも、
素晴らしくご機嫌です♪

「 朝御飯、ご用意してますよ。」

彼に手を引かれ、
寝室から、
広い広いお庭へ 。

「 んー、今日も空が綺麗だわ。」

「 雪枝様は、本当に空が大好きですね。」

ふふって、
笑いながら、
彼の用意してくれた御飯が並ぶ、
お庭のテーブル!

( 今日の料理も、楽しみv)

「 美味しそうな匂いっ。」

「今日は、フレンチトーストを作ってみました。」

「フレンチトーストっ?!
 凄い嬉しいわ!」

「 やっぱり、
  雪枝様の好きなフレンチトーストを作って良かったです♪」

「 ん?」

「だって、凄い嬉しそうな顔を見れたのでw」

「何よそれーw
 でも、本当にいつもありがとうねw」

「いえいえ。」

彼の作った朝ごはんを食べて、
ちょっと、
お庭で休憩 。

( あー、私って本当に幸せ者だなぁ~v)

「 雪枝様、紅茶入れますか?」

「ん、お願いv」

大好きな彼がいつもとなりに居るし。

彼の入れた紅茶は、
いつだって、格別!




「……なぁ、これっていつまで続けるん?」

「ちょ、いきなり関西弁喋らんとってよ!」

「やって、永遠に続くような気してんもん。」

「ええやん、別にw」

さっきまでの執事な彼は何処へやら。

「ちゅーかさ、
 何でトランプのばば抜きで負けたからって、
 こんなひつじなんかやらなアカンねんw」

「ひつじちゃうし、しつじや執事w」

「んー、ちょっと間違っただけやんか~。」

「間違ったから、
 執事ごっこ再開なv」

「ちょ、勘弁してぇやっ!」







∮幼馴染の彼と執事ごっこ∮
(何で標準語やったん?)(そんなん雰囲気に決まってるやん←)(そーなんやぁ。←)(再開な!)
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