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ふたり背中越し
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馬鹿じゃん、私。
不毛な恋なんて……。
「如月ー。」
「何、中野ちゃん?」
「今日、一緒帰ろうや?」
「分かったぁ~。」
無理して、笑って……。
友達関係が、苦しい。
「如月、話あんねんけど 。」
「んっ、どうしたの中野ちゃん?」
「 真面目な話やねん 。」
「 うん?」
(かっこいいななんて、不謹慎?)
「お前、彼氏居るんやって?」
「 えっ ?」
「橋田から聞いてん。」
(橋田ちゃんはなんてことをしてくれるの?)
「俺と帰って、彼氏怒らんの?」
(それは、遠まわしに私と一緒に帰りたくないって言ってるの?)
(私の被害妄想なだけ ?)
「他校生やからさ 。
それに、中野ちゃんは友達やもん。
友達と帰ること怒るような男、こっちから願い下げやし 。」
「 せやな 。」
「真面目な話って、これんことなん?」
「せやで。」
「なんや、むっちゃシビアな顔してたからなんや思ったやん。」
「むちゃくちゃ真面目な話やったやん。」
笑って誤魔化すの、もう何回目かな?
心が痛いよ。
何だか嘘を吐いているみたいで……。
自分の言葉に傷ついて、馬鹿みたい。
友達って、自分から関係決めてる。
私って、本当救いようがない馬鹿だ……。
ふ た り 、 背 中 越 し 。
友達っていう関係が長すぎたね。
もっと、素直だったら良かったのにね。
私たち、似たもの同士だから。
惹かれたのに、素直になれないから、いらない涙を我慢してる。
心を苦しめている。
本気じゃない恋を、しているね。
本当は、両思いだったってこと知ったのは、二十代のときだった。
同窓会で、お酒の力もあってか、私たちはへんに素直だった。
「 俺なぁ、お前のこと好きやってんぞぉー。」
「ほんまぁー?
嬉しいなぁー。」
「嬉しいって、お前男居ったやん。」
「あんなん、向こうから告られただけやもん。」
「嘘やん。」
「ほんま。」
「せやったら、何で付き合ってん?」
「私やって、中野ちゃんのこと好きやってんで。
せやけど、片思いしてるって聞いてん。
どうせ報われへん恋やったら、付き合ってしまえ思って……。」
「あほか、お前。
そんなん、俺直接言うてないやん。」
「せやけどさぁ、信じちゃう年頃やんか。
十代なんかとくに、噂に振り回されんねん 。」
「俺、告白してたら良かったなぁ。」
「ほんまやで。」
「男居るって聞いただけで、告白する勇気失せたし 。
十代って、怖いなぁ。」
「せやなぁ。」
「無駄に純情やし 。」
「楽しいけど、変に大人で子供やからなぁ 。」
「今やったら、男おっても告白するもん。」
「今やったら、遊びと恋愛分けれちゃうもんなぁ 。」
「奪ったろ思うし。」
「根こそぎ金吸い尽くしたろ思う。」
「 お前、なんぼ性悪女やねん。」
「そーいう中野ちゃんは、いつまでたっても子供やなぁ 。」
「うっさい、ぼけぇー。」
「ぼけは、あんたやろぉー。」
二人で笑いあった。
好きって感情が無くなったわけじゃない。
けど、やっぱり素直になれないんだ。
言い訳ばっかり……。
恋人になれなくても、一生涯の友達でもいいかななんて思ってしまうのは、弱い私のズルイ妥協。
不毛な恋なんて……。
「如月ー。」
「何、中野ちゃん?」
「今日、一緒帰ろうや?」
「分かったぁ~。」
無理して、笑って……。
友達関係が、苦しい。
「如月、話あんねんけど 。」
「んっ、どうしたの中野ちゃん?」
「 真面目な話やねん 。」
「 うん?」
(かっこいいななんて、不謹慎?)
「お前、彼氏居るんやって?」
「 えっ ?」
「橋田から聞いてん。」
(橋田ちゃんはなんてことをしてくれるの?)
「俺と帰って、彼氏怒らんの?」
(それは、遠まわしに私と一緒に帰りたくないって言ってるの?)
(私の被害妄想なだけ ?)
「他校生やからさ 。
それに、中野ちゃんは友達やもん。
友達と帰ること怒るような男、こっちから願い下げやし 。」
「 せやな 。」
「真面目な話って、これんことなん?」
「せやで。」
「なんや、むっちゃシビアな顔してたからなんや思ったやん。」
「むちゃくちゃ真面目な話やったやん。」
笑って誤魔化すの、もう何回目かな?
心が痛いよ。
何だか嘘を吐いているみたいで……。
自分の言葉に傷ついて、馬鹿みたい。
友達って、自分から関係決めてる。
私って、本当救いようがない馬鹿だ……。
ふ た り 、 背 中 越 し 。
友達っていう関係が長すぎたね。
もっと、素直だったら良かったのにね。
私たち、似たもの同士だから。
惹かれたのに、素直になれないから、いらない涙を我慢してる。
心を苦しめている。
本気じゃない恋を、しているね。
本当は、両思いだったってこと知ったのは、二十代のときだった。
同窓会で、お酒の力もあってか、私たちはへんに素直だった。
「 俺なぁ、お前のこと好きやってんぞぉー。」
「ほんまぁー?
嬉しいなぁー。」
「嬉しいって、お前男居ったやん。」
「あんなん、向こうから告られただけやもん。」
「嘘やん。」
「ほんま。」
「せやったら、何で付き合ってん?」
「私やって、中野ちゃんのこと好きやってんで。
せやけど、片思いしてるって聞いてん。
どうせ報われへん恋やったら、付き合ってしまえ思って……。」
「あほか、お前。
そんなん、俺直接言うてないやん。」
「せやけどさぁ、信じちゃう年頃やんか。
十代なんかとくに、噂に振り回されんねん 。」
「俺、告白してたら良かったなぁ。」
「ほんまやで。」
「男居るって聞いただけで、告白する勇気失せたし 。
十代って、怖いなぁ。」
「せやなぁ。」
「無駄に純情やし 。」
「楽しいけど、変に大人で子供やからなぁ 。」
「今やったら、男おっても告白するもん。」
「今やったら、遊びと恋愛分けれちゃうもんなぁ 。」
「奪ったろ思うし。」
「根こそぎ金吸い尽くしたろ思う。」
「 お前、なんぼ性悪女やねん。」
「そーいう中野ちゃんは、いつまでたっても子供やなぁ 。」
「うっさい、ぼけぇー。」
「ぼけは、あんたやろぉー。」
二人で笑いあった。
好きって感情が無くなったわけじゃない。
けど、やっぱり素直になれないんだ。
言い訳ばっかり……。
恋人になれなくても、一生涯の友達でもいいかななんて思ってしまうのは、弱い私のズルイ妥協。
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