3 / 3
3 ギフトとギルド
しおりを挟む
王都リーヴァ:検問前
「よしっ!次!前に進め!」
検問前は長蛇の列ができていた。オクシノスは相変わらず、寝ていた。
「日が暮れる前に宿に行きたいなー」
エステラは検問の騎士の大きな声で起き上がった。ゼーレの座っている後ろまで歩いていき、眠たそうに言った。
「ここはどこ?」
「エステラ!気絶したからびっくりしたよー!オクシノスの野郎がびっくりさせてごめんね!クエストが終わったから、リーヴァって街に帰ろうとしてるんだけど……見ての通り渋滞して入れないんだ」
「私そんなに寝てたの!?」
「そんなに疲れてたんだねー!でもまだ回復してないから、無理しちゃダメだよ?」
「うん、ありがと……」
話しながら、荷馬車を前に進める。同じタイミングで前に進んだ1人の男に声をかける。
「おーい!そこのお兄さーん!」
「ん?なんだ?」
「なんでこんなに検問が混んでるか知ってる?」
「知ってるぜ、あの陰陽五行の一角が治めてた水の都ヴァハトゥンが攻め落とされたらしいぜ。あと、水のギフトホルダーが殺されたのに、後継者が全員皆殺しにされたせいで、次のギフトホルダーが分からないんだとよ。だから、全員ステータス表示にして、水のギフトを探してるせいで、こんなにも時間がかかってるってわけさ」
呆れた顔でそう言うと、検問まで歩いていった。
「まさか……陰陽五行の一角が殺された……?」
「陰陽五行って何?」
「陰陽五行っていうのは、魔法の分類だよ。 陰は相手に対して直接効果がある魔法。これは、相手に弱体化の効果がある魔法が多いかな? 陽は自分に対して直接効果がある魔法。これは、身体強化で自分自身を強化する魔法なんだ。 五行っていうのは、木火土金水、この世界の五大属性だよ。基本的にはこの7種類から派生して魔法っていうのはできてるんだ」
「ギフトホルダーってなに?」
「ギフトホルダーっていうのは、ギフトを持つ人のことで、簡単に言うと得意な魔法がさらに強化されるってことかな。神様から貰える称号みたいなものだよ」
「ギフト持ってるとなにが他と違うの?」
「ギフトを持っている人は、ほとんど魔力なしで、その魔法を使うことができるんだ」
「じゃあ、なんで陰陽五行が殺されて、大騒ぎになるの?
「あらゆる魔法は陰陽五行から派生してるから、陰陽五行のギフトホルダーは他と比べて桁違いに強いんだ。だから、水のギフトホルダーが殺されることなんて今までなかったんだ」
「ギフトホルダーが殺されたらどうなるの?」
「ギフトは普通、最もその魔法が使える人に渡されるんだ。だから、近くにいる後継者とかが、次のギフトホルダーになるのが普通だけど、後継者が皆殺しにされたからね。だから水のギフトが今どこ見にあるのか、ギルド証を1個1個確認してるんだね、そりゃ時間がかかるなー」
「ギルド証?」
「身分証明証みたいなものだよ、ほらこれ!」
ゼーレは、首にかけてあるギフト証を見せた。
「私これ持ってないけど、街に入れる?」
「え!ちょっとまずいな……今これがないと……検問で拘束される……まあ、心配しないで!ここは俺に任せて!」
「よしっ!次!前に進め!」
検問前は長蛇の列ができていた。オクシノスは相変わらず、寝ていた。
「日が暮れる前に宿に行きたいなー」
エステラは検問の騎士の大きな声で起き上がった。ゼーレの座っている後ろまで歩いていき、眠たそうに言った。
「ここはどこ?」
「エステラ!気絶したからびっくりしたよー!オクシノスの野郎がびっくりさせてごめんね!クエストが終わったから、リーヴァって街に帰ろうとしてるんだけど……見ての通り渋滞して入れないんだ」
「私そんなに寝てたの!?」
「そんなに疲れてたんだねー!でもまだ回復してないから、無理しちゃダメだよ?」
「うん、ありがと……」
話しながら、荷馬車を前に進める。同じタイミングで前に進んだ1人の男に声をかける。
「おーい!そこのお兄さーん!」
「ん?なんだ?」
「なんでこんなに検問が混んでるか知ってる?」
「知ってるぜ、あの陰陽五行の一角が治めてた水の都ヴァハトゥンが攻め落とされたらしいぜ。あと、水のギフトホルダーが殺されたのに、後継者が全員皆殺しにされたせいで、次のギフトホルダーが分からないんだとよ。だから、全員ステータス表示にして、水のギフトを探してるせいで、こんなにも時間がかかってるってわけさ」
呆れた顔でそう言うと、検問まで歩いていった。
「まさか……陰陽五行の一角が殺された……?」
「陰陽五行って何?」
「陰陽五行っていうのは、魔法の分類だよ。 陰は相手に対して直接効果がある魔法。これは、相手に弱体化の効果がある魔法が多いかな? 陽は自分に対して直接効果がある魔法。これは、身体強化で自分自身を強化する魔法なんだ。 五行っていうのは、木火土金水、この世界の五大属性だよ。基本的にはこの7種類から派生して魔法っていうのはできてるんだ」
「ギフトホルダーってなに?」
「ギフトホルダーっていうのは、ギフトを持つ人のことで、簡単に言うと得意な魔法がさらに強化されるってことかな。神様から貰える称号みたいなものだよ」
「ギフト持ってるとなにが他と違うの?」
「ギフトを持っている人は、ほとんど魔力なしで、その魔法を使うことができるんだ」
「じゃあ、なんで陰陽五行が殺されて、大騒ぎになるの?
「あらゆる魔法は陰陽五行から派生してるから、陰陽五行のギフトホルダーは他と比べて桁違いに強いんだ。だから、水のギフトホルダーが殺されることなんて今までなかったんだ」
「ギフトホルダーが殺されたらどうなるの?」
「ギフトは普通、最もその魔法が使える人に渡されるんだ。だから、近くにいる後継者とかが、次のギフトホルダーになるのが普通だけど、後継者が皆殺しにされたからね。だから水のギフトが今どこ見にあるのか、ギルド証を1個1個確認してるんだね、そりゃ時間がかかるなー」
「ギルド証?」
「身分証明証みたいなものだよ、ほらこれ!」
ゼーレは、首にかけてあるギフト証を見せた。
「私これ持ってないけど、街に入れる?」
「え!ちょっとまずいな……今これがないと……検問で拘束される……まあ、心配しないで!ここは俺に任せて!」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
スーパーのビニール袋で竜を保護した
チー牛Y
ファンタジー
竜は、災害指定生物。
見つけ次第、討伐――のはずだった。
だが俺の前に現れたのは、
震える子竜と、役立たず扱いされたスキル――
「スーパーのビニール袋」。
剣でも炎でもない。
シャカシャカ鳴る、ただの袋。
なのにその袋は、なぜか竜を落ち着かせる。
討伐か、保護か。
世界の常識と、ひとりの男の常識が衝突する。
これは――
ビニール袋から始まる、異世界保護ファンタジー。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる