フォース・ソウル 〜4つの魂を持つ最強戦士の異世界旅~

しばけん

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3 ギフトとギルド

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王都リーヴァ:検問前

「よしっ!次!前に進め!」

 検問前は長蛇の列ができていた。オクシノスは相変わらず、寝ていた。


「日が暮れる前に宿に行きたいなー」


 エステラは検問の騎士の大きな声で起き上がった。ゼーレの座っている後ろまで歩いていき、眠たそうに言った。


「ここはどこ?」

「エステラ!気絶したからびっくりしたよー!オクシノスの野郎がびっくりさせてごめんね!クエストが終わったから、リーヴァって街に帰ろうとしてるんだけど……見ての通り渋滞して入れないんだ」

「私そんなに寝てたの!?」

「そんなに疲れてたんだねー!でもまだ回復してないから、無理しちゃダメだよ?」

「うん、ありがと……」


 話しながら、荷馬車を前に進める。同じタイミングで前に進んだ1人の男に声をかける。


「おーい!そこのお兄さーん!」

「ん?なんだ?」

「なんでこんなに検問が混んでるか知ってる?」

「知ってるぜ、あの陰陽五行いんようごぎょうの一角が治めてた水の都ヴァハトゥンが攻め落とされたらしいぜ。あと、水のギフトホルダーが殺されたのに、後継者が全員皆殺しにされたせいで、次のギフトホルダーが分からないんだとよ。だから、全員ステータス表示にして、水のギフトを探してるせいで、こんなにも時間がかかってるってわけさ」


 呆れた顔でそう言うと、検問まで歩いていった。


「まさか……陰陽五行いんようごぎょうの一角が殺された……?」

陰陽五行いんようごぎょうって何?」

陰陽五行いんようごぎょうっていうのは、魔法の分類だよ。 陰は相手に対して直接効果がある魔法。これは、相手に弱体化デバフの効果がある魔法が多いかな? 陽は自分に対して直接効果がある魔法。これは、身体強化バフで自分自身を強化する魔法なんだ。 五行っていうのは、木火土金水もっかどごんすい、この世界の五大属性だよ。基本的にはこの7種類から派生して魔法っていうのはできてるんだ」

「ギフトホルダーってなに?」

「ギフトホルダーっていうのは、ギフトを持つ人のことで、簡単に言うと得意な魔法がさらに強化されるってことかな。神様から貰える称号みたいなものだよ」

「ギフト持ってるとなにが他と違うの?」

「ギフトを持っている人は、ほとんど魔力なしで、その魔法を使うことができるんだ」

「じゃあ、なんで陰陽五行いんようごぎょうが殺されて、大騒ぎになるの?

「あらゆる魔法は陰陽五行いんようごぎょうから派生してるから、陰陽五行いんようごぎょうのギフトホルダーは他と比べて桁違いに強いんだ。だから、水のギフトホルダーが殺されることなんて今までなかったんだ」

「ギフトホルダーが殺されたらどうなるの?」

「ギフトは普通、最もその魔法が使える人に渡されるんだ。だから、近くにいる後継者とかが、次のギフトホルダーになるのが普通だけど、後継者が皆殺しにされたからね。だから水のギフトが今どこ見にあるのか、ギルド証を1個1個確認してるんだね、そりゃ時間がかかるなー」

「ギルド証?」

「身分証明証みたいなものだよ、ほらこれ!」


 ゼーレは、首にかけてあるギフト証を見せた。


「私これ持ってないけど、街に入れる?」

「え!ちょっとまずいな……今これがないと……検問で拘束される……まあ、心配しないで!ここは俺に任せて!」








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