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PART5
キスマークはダメ…中出しは…♡
もしかしたら私は性行為の中で、一番マンズリが好きなんじゃないだろうか。
挿れられるか挿れられないかの焦ったさと、神経の敏感なクリトリスで感じる相手の形状の質感。
あまりにもドーパミンが脳内で分泌されていて、私は副業で『男根の形状を陰核で検査する検査技師』になる事を意味不明にも夢見てしまった。
ぼうっとそんな事を考えていると、桜庭くんに亀頭を割れ目の入り口でグリグリと擦られ、ハッとしながら技師になる夢を諦めて現実のセックスに帰還した。
「挿れるね……、んっ」
桜庭くんは目をぎゅうっと瞑りながら快感に身を捩らせた。
私は2日ぶりの彼の巨根を迎え入れると、腹部の圧迫感に全身が支配され、女として無敵の生命体になれた感覚に陥る。
彼は腰を激しく打ち付けると、私の乳首をしゃぶり、乳房にちゅうっと吸い付き痕を付けようとしてきた。
さすがにマズイと思い、胸と桜庭くんの唇の間に自分の指を差し込むと、彼は上目遣いで怪訝な表情を寄越した。
「つけちゃだめ?」
腰を止めずに私の指を手に取りチュっとキスして、妖艶な目付きで見下ろされると、妙な威圧感で蹂躙されそうになった。
何と言えばキスマークを回避できるのか答えがすぐに見つからずに、私はとりあえず喘ぎながら首を振って誤魔化した。
するとまた私の両腕は頭の上で束ねられ、抵抗ができなくなり、胸の膨らみにキスを落とされると、乱暴に吸い付かれた。
「ん、や、あっ、桜庭くんっ」
「なんで、嫌がるの……?」
それは見られて困る人がいるからだ。
どうしようもなくなって上手い言い訳すら見付からずに、私は桜庭くんのモノを性器できゅうっと締め付ける。それが功を奏したのか、上手く彼の意識を下半身に逸らす事ができた。
「里帆、さっきみたくクリトリスを自分で弄ってみて?俺、動いててあげるから」
腰を奥まで打ち付けながら言われ、私は溢れ出る愛液を指に絡ませていつものようにクリトリスを愛撫した。
「あん!あ!あ!さくらばくんっ、気持ちい……あ!やだぁ!」
「すっごい、里帆の中、俺のめちゃくちゃ締め付けてくる……っ、挿入されながら自分で触ってるなんてエッチな子だね」
「ん、ん……っ、んあ、だって、桜庭くんの、おっきいんだも……ん、あ……っ、やっ!だめ、あ!もう逝っちゃうっ、あ、逝く、あ……っ」
「いいよ……っ、逝くところ見せて?」
私はかつてないほど下腹部を締め付けて果ててしまった。
目の前が真っ白になって痺れ上がったけど、
思考停止した頭の片隅では、桜庭くんとのセックスで初めて逝けた達成感に花が咲き乱れていた。
「里帆っ、そんなに締め付けたら、俺もう、逝きそう……っ」
「いいよ……っ、逝って?」
「里帆……っ、大好きだよ……」
そう言った後、優しく咥え込むようなキスを降らせて、桜庭くんは一際激しくピストンをした。
「あっ逝くっ……」
「……ん、あ、さくらばくん、抜いてっ」
さすがに外で出すだろうと思っていた。
驚きと同時に、腹部の中で広がる液体の暖かさに、私は背徳感を覚えて仰け反る。
桜庭くんは悪びれもなく奥に注ぐように腰を深く押し込んで、しばらく自身を抜き出さなかった。
「もし、デキちゃったら責任とるね」
首を傾げながらニッコリ笑う桜庭くん。確信犯である。
さすがに人生初の中出しを受けて動揺してしまった。
「俺の子が出来るまでずっと中出ししよっかな。そしたらもう誰にも盗られる事もないだろうし」
「ちょ、え!そんな」
「里帆がいけないんだよ。色んな男に色気振りまくから……。俺が本気出して阻止する方法はこれしかないなって思って」
目を細めて微笑む桜庭くんは天使の顔をした悪魔だ。セリフと顔がもはや一致せず、思わず背筋が凍る。
しかし、彼の思惑通りにはいかないだろう。私がピルを服用している事は女友達の美樹しか知らないし、課長も知らない事だ(その上で2人とも中出ししようとする事に関しては多少ドン引きはするけど……)。
ピルを飲んでいる事を知ったら、桜庭くんは次にどんな手段を取るのか気になるところだが、面白いのでしばらく黙っておこうと決めた。
「すごーい、中から俺の精子出てきてるよ。
エロいね」
桜庭くんが私の局部を指で広げて中から白濁色の液体が漏れ出ている様子を見てテンションを上げていた。
ピルを飲んでいるからほぼ妊娠はしないであろうけれど、これでもし服用していなかったら……、そう考えると少しだけ彼に戦慄するのであった。
許可なく出してきた彼は、単に支配欲を満たしたいだけなのか、私を身籠らせて本気で自由を奪う気なのか。
桜庭くんのあざとい笑みを見つめて、とりあえずこの気持ちの良いゲームはまだ楽しみたいと思えたのであった。
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