33 / 77
PART5
キスマークはダメ…中出しは…♡
しおりを挟むもしかしたら私は性行為の中で、一番マンズリが好きなんじゃないだろうか。
挿れられるか挿れられないかの焦ったさと、神経の敏感なクリトリスで感じる相手の形状の質感。
あまりにもドーパミンが脳内で分泌されていて、私は副業で『男根の形状を陰核で検査する検査技師』になる事を意味不明にも夢見てしまった。
ぼうっとそんな事を考えていると、桜庭くんに亀頭を割れ目の入り口でグリグリと擦られ、ハッとしながら技師になる夢を諦めて現実のセックスに帰還した。
「挿れるね……、んっ」
桜庭くんは目をぎゅうっと瞑りながら快感に身を捩らせた。
私は2日ぶりの彼の巨根を迎え入れると、腹部の圧迫感に全身が支配され、女として無敵の生命体になれた感覚に陥る。
彼は腰を激しく打ち付けると、私の乳首をしゃぶり、乳房にちゅうっと吸い付き痕を付けようとしてきた。
さすがにマズイと思い、胸と桜庭くんの唇の間に自分の指を差し込むと、彼は上目遣いで怪訝な表情を寄越した。
「つけちゃだめ?」
腰を止めずに私の指を手に取りチュっとキスして、妖艶な目付きで見下ろされると、妙な威圧感で蹂躙されそうになった。
何と言えばキスマークを回避できるのか答えがすぐに見つからずに、私はとりあえず喘ぎながら首を振って誤魔化した。
するとまた私の両腕は頭の上で束ねられ、抵抗ができなくなり、胸の膨らみにキスを落とされると、乱暴に吸い付かれた。
「ん、や、あっ、桜庭くんっ」
「なんで、嫌がるの……?」
それは見られて困る人がいるからだ。
どうしようもなくなって上手い言い訳すら見付からずに、私は桜庭くんのモノを性器できゅうっと締め付ける。それが功を奏したのか、上手く彼の意識を下半身に逸らす事ができた。
「里帆、さっきみたくクリトリスを自分で弄ってみて?俺、動いててあげるから」
腰を奥まで打ち付けながら言われ、私は溢れ出る愛液を指に絡ませていつものようにクリトリスを愛撫した。
「あん!あ!あ!さくらばくんっ、気持ちい……あ!やだぁ!」
「すっごい、里帆の中、俺のめちゃくちゃ締め付けてくる……っ、挿入されながら自分で触ってるなんてエッチな子だね」
「ん、ん……っ、んあ、だって、桜庭くんの、おっきいんだも……ん、あ……っ、やっ!だめ、あ!もう逝っちゃうっ、あ、逝く、あ……っ」
「いいよ……っ、逝くところ見せて?」
私はかつてないほど下腹部を締め付けて果ててしまった。
目の前が真っ白になって痺れ上がったけど、
思考停止した頭の片隅では、桜庭くんとのセックスで初めて逝けた達成感に花が咲き乱れていた。
「里帆っ、そんなに締め付けたら、俺もう、逝きそう……っ」
「いいよ……っ、逝って?」
「里帆……っ、大好きだよ……」
そう言った後、優しく咥え込むようなキスを降らせて、桜庭くんは一際激しくピストンをした。
「あっ逝くっ……」
「……ん、あ、さくらばくん、抜いてっ」
さすがに外で出すだろうと思っていた。
驚きと同時に、腹部の中で広がる液体の暖かさに、私は背徳感を覚えて仰け反る。
桜庭くんは悪びれもなく奥に注ぐように腰を深く押し込んで、しばらく自身を抜き出さなかった。
「もし、デキちゃったら責任とるね」
首を傾げながらニッコリ笑う桜庭くん。確信犯である。
さすがに人生初の中出しを受けて動揺してしまった。
「俺の子が出来るまでずっと中出ししよっかな。そしたらもう誰にも盗られる事もないだろうし」
「ちょ、え!そんな」
「里帆がいけないんだよ。色んな男に色気振りまくから……。俺が本気出して阻止する方法はこれしかないなって思って」
目を細めて微笑む桜庭くんは天使の顔をした悪魔だ。セリフと顔がもはや一致せず、思わず背筋が凍る。
しかし、彼の思惑通りにはいかないだろう。私がピルを服用している事は女友達の美樹しか知らないし、課長も知らない事だ(その上で2人とも中出ししようとする事に関しては多少ドン引きはするけど……)。
ピルを飲んでいる事を知ったら、桜庭くんは次にどんな手段を取るのか気になるところだが、面白いのでしばらく黙っておこうと決めた。
「すごーい、中から俺の精子出てきてるよ。
エロいね」
桜庭くんが私の局部を指で広げて中から白濁色の液体が漏れ出ている様子を見てテンションを上げていた。
ピルを飲んでいるからほぼ妊娠はしないであろうけれど、これでもし服用していなかったら……、そう考えると少しだけ彼に戦慄するのであった。
許可なく出してきた彼は、単に支配欲を満たしたいだけなのか、私を身籠らせて本気で自由を奪う気なのか。
桜庭くんのあざとい笑みを見つめて、とりあえずこの気持ちの良いゲームはまだ楽しみたいと思えたのであった。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる