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8章
春が選んだもの
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時々連れてくるの暖かい風に安心していると、冷たい強い風が、髪の毛をぐちゃぐちゃにしてくる。
3月。
早和は病院を退職した。
師長とは、何度も話し合ったし、慣れ親しんだ職場を離れるのは、後悔の方が、勇気よりも多く必要だった。
嫌になって辞めるのとは違い、退職までの1日1日が、どれも大切で、かけがえのないものに思えてくる。
4月。
住み慣れたアパートを出て、養護学校の近くのアパートに引っ越した。
奏は一緒に住もうと何度も言ってきたが、結局、奏の両親への挨拶も行かず、結婚の話しもはぐらかした。
奏の事は好きだったけれど、だからこそ、しっかり彼を支えてくれる女性と、普通に幸せになってほしかった。
新しいアパートの住所は、奏には教えなかった。
引っ越したその日に、携帯から奏の番号を消した。
あんなに優しくしてくれたのに、どうしてそんな事してまで、奏を避けるのか、自分でもよくわからない。
片方欠けた自分の事は、早く忘れてくれればいい。
段ボールを開けると、岡田が引退した時に買ったスポーツ新聞が出てきた。
大きな背中はどんな風でも受け止めた。だけど、違う方から風が吹いたら、向きを変えて立ち向かわないといけないんだね。
先生の背中は、けして大きくはないけれど、いつも暖かくて、安心できた。
その背中を待っている人は、きっと近くにいるよ。
それに、先生に背中を触ってもらいたい人は、たくさんいるんだから。
たいして持ってない食器を棚に納め、生活ができるように、荷物を片付けた。
持ってきた物よりも、捨ててきたもののほうがたくさんあった。
夜になると、奏の事を思い出した。
薄着をしていても、世話を焼いてくれる言葉はもう聞こえない。
好きだった気持ちが偽物になるように、淋しい気持ちも時間と共に薄れていくだろう。
広い家で1人、いろんな後悔に潰されていた涼子の旦那さんは、きっとこんな気持ちだったのかな。
早和は毛布を頭から被ると、溢れそうになった涙を隠した。
初めて養護学校へ出勤した日。
校長先生から、辞令をもらった。
「子供達に紹介するから。」
早和は校長の後をついて行った。
懐かしい匂いのする体育館には、車椅子に座っている子や、先生が抱きかかえている子など、それぞれの目線で、早和を見つめていた。
ザワザワする空気の中、校長先生が早和を紹介する。
1人の生徒がパニックを起こし、体育館から飛び出して行く。隣りの子の手を噛んだと、先生が止めに入っている。校長先生が早和を連れて生徒の近くに行くと、人懐っこい生徒が、早和の手を繋いだ。
「秋元先生、ちょっと血が出ちゃったから、見てくれない?」
歯形のついた血の滲む腕を水道で洗い、絆創膏を貼ろうとすると、
「ダメ。絆創膏なら食べちゃうから、包帯にして。」
男の先生はそう言った。
「10の数で巻いてくれる?」
早和が包帯を巻くと、先生は1回、2回と数を数えた。男の子は10回と言うと、大切そうに包帯を見つめて教室へ戻って行った。
給食の時間になり、数人の生徒にインスリンを打った。
看護師をしていたとはいえ、子供にインスリンを打つなんて初めてだった。担任の先生に教えてもらいながら、真っ白な皮膚に針を刺す。
「先生、はーちゃんの食事介助して。あっ、先に胃ろうの子からご飯お願い。」
「胃ろう?」
「先生、看護師だったんでしょう?」
「私、胃ろうなんて初めて見ます。」
「なーに、なんちゃって看護師だったの?」
女性は笑った。
「私、澤山玲《さわやまれい》1年生が入って来たと思って、何でも教えてあげるから。」
「俺、原田凌《はらだりょう》。秋元先生も、なっちにかじられないように注意したほうがいいよ。」
慌ただしいお昼が終わると、午後の授業が始まり、頭が痛いとか、お腹が痛いとか、保健室に来る生徒が途切れなかった。
会話が続かない生徒の対応に困ると、ついてきた先生が、
「少し寝せてやってくださいよ。」
そう言って、ベッドに生徒を寝せた。
何が正解かわからない1日は、あっという間に過ぎた。
「秋元先生。」
玲が追いかけてきた。玲は男の子を連れていた。
「先生のお子さんですか?」
「そうよ。」
眼鏡を掛けた男の子は、ダウン症だとすぐにわかった。
「先生1人でしょう?今日は、家でご飯食べていきなよ。原田先生と塩田先生が鍋しようって材料買いに行ってるから。」
学校の職員住宅に入っている玲は、息子の光《ひかる》と2人暮らしのようだった。人懐っこい光は、早和に、次から次へと話しをしている。
「秋元先生、光はずっと話してるから、疲れたら適当に返事してもいいからね。」
玲が言った。
凌と塩田早織《しおたさおり》が買い物から戻ってきて、鍋の材料が揃った。
光はあれだけ早和から離れなかったのに、あっさり早織の隣りへ行った。
「光は気持ちのまま生きてるからね。」
凌がそう言った。
「よく、養護学校なんてきたね。」
玲が言った。
「前の人は3ヵ月。その前は、2週間。給料がいいからって飛びついて来たんだろうけど、みんなすぐに辞めていったよね。秋元先生はどうかな?」
早織が言った。
「びっくりしたでしょう、思ってた学校のイメージとは違うから。」
野菜を切っていた玲が言った。
「はい。」
「秋元先生、これ、鍋に入れて。」
玲が具を早和に渡した。
ひとつひとつ具を入れていると、
「丁寧だね。」
凌がそう言った。早和は聞こえなかったので、返事をしなかったら、光が早和の腕をねえねえと揺すった。
「あっ、原田先生すみません。私、左耳、聞こえないんです。今、なんて言いましたか?」
早和はそう言った。
「丁寧だねって言ったんだよ。」
「ありがとうございます。」
早和は少し笑った。
「ここは、光くんと住んでるんですか?」
早和は玲に聞いた。
「そう。本当の家は、別にあるの。旦那と、大学生の長男が住んでる。」
「そうなんですか。」
「秋元先生は、住宅に入らなかったんでしょう?」
凌が聞いた。
「空きがなかったみたいで。」
「そっか。もうすぐ、塩田先生が出るから、空きが出るよ。ここに引っ越せば、家賃も安いし。」
玲が言った。
「塩田先生は、別の所に引っ越すんですか?」
「私?結婚して、辞めるの。彼氏は転勤族だから。」
「そうなんですか。」
「秋元さんは、どこで働いてたの?内科?整形?」
玲が聞いた。
「NICUにいました。」
「そっか。別世界だもね。ねえ、それならここの子供達、めちゃくちゃ大きく感じない?」
玲が言った。
「本当にそう感じます。みんな、歯が生えてて、びっくりしました。」
早和が言うと、
「そこなの!」
凌が笑った。
光が早和の隣りきた。
「何食べる?」
早和が光の入れ物に鍋の具を取ろうとすると、光はこれとこれと、と指を指した。
「光くん、ちくわしか選んでないよ。」
早和が言うと
「光はちくわしか食べないよ。」
玲は笑った。
「ちくわは食べるんだから、良かったじゃんって考えなきゃ。」
凌はそう言った。
「秋元先生、光にとってもらいな。」
玲がそう言うと、
光はちくわをひとつとって早和に渡した。
「どうぞ。」
「ありがとう。」
「ちくわは安定した味だからね。」
玲が言った。
「澤山先生の家は、日本一ちくわを食べてるんじゃない?」
凌はそう言って笑った。
光の寝る時間が来たので、楽しかった時間も終了となった。
早和は自分のアパートまで歩いていると、
「秋元先生、」
凌が早和の右肩を叩いた。
「家はこの近く?」
「そうです。」
「原田先生は?」
「俺も、澤山さんと同じ職員住宅。コンビニまで行くついでに送って行くよ。」
「近いですから、大丈夫です。」
「秋元先生、左耳は生まれつき?」
「小2の時に、中耳炎をこじらせたんです。」
「そうだったんだ。」
「不自由だなって思った事はないの?」
「もうずっとそれに慣れてしまったから。」
「変な事聞いてごめんね。今日は疲れたでしょう。」
「そうですね、少し。」
「赤ちゃんって、可愛かった?」
「みんな必死で生きてたから、可愛いとそんな感情に浸ってる暇はなかったかな。」
「ここはどう?やっぱり、大変って?」
「大変だけど、みんな赤ちゃんのまま、大きくなっているんですね。なんにも混じってない、純粋な気持ちのまんま。」
「それって、本当の感想?」
「そうですよ。嘘っぽかったですか?」
「そう思ってくれたなら、少しは長くいてもらえるかな。」
「私、こっちですから。」
早和は、凌に手を振った。
咲き遅れた桜の花が、夜の紺色に揺れている。この風なら、明日には全部散ってしまうかもしれないね。
先生。
誰かの見ている世界を、覗いて見ると、自分の常識が嘘みたいに感じるよ。
先生の思ってる答えと、私が思ってる答えなんて、最初から同じじゃないのに、どうしてそれがわからなかったのかな。
3月。
早和は病院を退職した。
師長とは、何度も話し合ったし、慣れ親しんだ職場を離れるのは、後悔の方が、勇気よりも多く必要だった。
嫌になって辞めるのとは違い、退職までの1日1日が、どれも大切で、かけがえのないものに思えてくる。
4月。
住み慣れたアパートを出て、養護学校の近くのアパートに引っ越した。
奏は一緒に住もうと何度も言ってきたが、結局、奏の両親への挨拶も行かず、結婚の話しもはぐらかした。
奏の事は好きだったけれど、だからこそ、しっかり彼を支えてくれる女性と、普通に幸せになってほしかった。
新しいアパートの住所は、奏には教えなかった。
引っ越したその日に、携帯から奏の番号を消した。
あんなに優しくしてくれたのに、どうしてそんな事してまで、奏を避けるのか、自分でもよくわからない。
片方欠けた自分の事は、早く忘れてくれればいい。
段ボールを開けると、岡田が引退した時に買ったスポーツ新聞が出てきた。
大きな背中はどんな風でも受け止めた。だけど、違う方から風が吹いたら、向きを変えて立ち向かわないといけないんだね。
先生の背中は、けして大きくはないけれど、いつも暖かくて、安心できた。
その背中を待っている人は、きっと近くにいるよ。
それに、先生に背中を触ってもらいたい人は、たくさんいるんだから。
たいして持ってない食器を棚に納め、生活ができるように、荷物を片付けた。
持ってきた物よりも、捨ててきたもののほうがたくさんあった。
夜になると、奏の事を思い出した。
薄着をしていても、世話を焼いてくれる言葉はもう聞こえない。
好きだった気持ちが偽物になるように、淋しい気持ちも時間と共に薄れていくだろう。
広い家で1人、いろんな後悔に潰されていた涼子の旦那さんは、きっとこんな気持ちだったのかな。
早和は毛布を頭から被ると、溢れそうになった涙を隠した。
初めて養護学校へ出勤した日。
校長先生から、辞令をもらった。
「子供達に紹介するから。」
早和は校長の後をついて行った。
懐かしい匂いのする体育館には、車椅子に座っている子や、先生が抱きかかえている子など、それぞれの目線で、早和を見つめていた。
ザワザワする空気の中、校長先生が早和を紹介する。
1人の生徒がパニックを起こし、体育館から飛び出して行く。隣りの子の手を噛んだと、先生が止めに入っている。校長先生が早和を連れて生徒の近くに行くと、人懐っこい生徒が、早和の手を繋いだ。
「秋元先生、ちょっと血が出ちゃったから、見てくれない?」
歯形のついた血の滲む腕を水道で洗い、絆創膏を貼ろうとすると、
「ダメ。絆創膏なら食べちゃうから、包帯にして。」
男の先生はそう言った。
「10の数で巻いてくれる?」
早和が包帯を巻くと、先生は1回、2回と数を数えた。男の子は10回と言うと、大切そうに包帯を見つめて教室へ戻って行った。
給食の時間になり、数人の生徒にインスリンを打った。
看護師をしていたとはいえ、子供にインスリンを打つなんて初めてだった。担任の先生に教えてもらいながら、真っ白な皮膚に針を刺す。
「先生、はーちゃんの食事介助して。あっ、先に胃ろうの子からご飯お願い。」
「胃ろう?」
「先生、看護師だったんでしょう?」
「私、胃ろうなんて初めて見ます。」
「なーに、なんちゃって看護師だったの?」
女性は笑った。
「私、澤山玲《さわやまれい》1年生が入って来たと思って、何でも教えてあげるから。」
「俺、原田凌《はらだりょう》。秋元先生も、なっちにかじられないように注意したほうがいいよ。」
慌ただしいお昼が終わると、午後の授業が始まり、頭が痛いとか、お腹が痛いとか、保健室に来る生徒が途切れなかった。
会話が続かない生徒の対応に困ると、ついてきた先生が、
「少し寝せてやってくださいよ。」
そう言って、ベッドに生徒を寝せた。
何が正解かわからない1日は、あっという間に過ぎた。
「秋元先生。」
玲が追いかけてきた。玲は男の子を連れていた。
「先生のお子さんですか?」
「そうよ。」
眼鏡を掛けた男の子は、ダウン症だとすぐにわかった。
「先生1人でしょう?今日は、家でご飯食べていきなよ。原田先生と塩田先生が鍋しようって材料買いに行ってるから。」
学校の職員住宅に入っている玲は、息子の光《ひかる》と2人暮らしのようだった。人懐っこい光は、早和に、次から次へと話しをしている。
「秋元先生、光はずっと話してるから、疲れたら適当に返事してもいいからね。」
玲が言った。
凌と塩田早織《しおたさおり》が買い物から戻ってきて、鍋の材料が揃った。
光はあれだけ早和から離れなかったのに、あっさり早織の隣りへ行った。
「光は気持ちのまま生きてるからね。」
凌がそう言った。
「よく、養護学校なんてきたね。」
玲が言った。
「前の人は3ヵ月。その前は、2週間。給料がいいからって飛びついて来たんだろうけど、みんなすぐに辞めていったよね。秋元先生はどうかな?」
早織が言った。
「びっくりしたでしょう、思ってた学校のイメージとは違うから。」
野菜を切っていた玲が言った。
「はい。」
「秋元先生、これ、鍋に入れて。」
玲が具を早和に渡した。
ひとつひとつ具を入れていると、
「丁寧だね。」
凌がそう言った。早和は聞こえなかったので、返事をしなかったら、光が早和の腕をねえねえと揺すった。
「あっ、原田先生すみません。私、左耳、聞こえないんです。今、なんて言いましたか?」
早和はそう言った。
「丁寧だねって言ったんだよ。」
「ありがとうございます。」
早和は少し笑った。
「ここは、光くんと住んでるんですか?」
早和は玲に聞いた。
「そう。本当の家は、別にあるの。旦那と、大学生の長男が住んでる。」
「そうなんですか。」
「秋元先生は、住宅に入らなかったんでしょう?」
凌が聞いた。
「空きがなかったみたいで。」
「そっか。もうすぐ、塩田先生が出るから、空きが出るよ。ここに引っ越せば、家賃も安いし。」
玲が言った。
「塩田先生は、別の所に引っ越すんですか?」
「私?結婚して、辞めるの。彼氏は転勤族だから。」
「そうなんですか。」
「秋元さんは、どこで働いてたの?内科?整形?」
玲が聞いた。
「NICUにいました。」
「そっか。別世界だもね。ねえ、それならここの子供達、めちゃくちゃ大きく感じない?」
玲が言った。
「本当にそう感じます。みんな、歯が生えてて、びっくりしました。」
早和が言うと、
「そこなの!」
凌が笑った。
光が早和の隣りきた。
「何食べる?」
早和が光の入れ物に鍋の具を取ろうとすると、光はこれとこれと、と指を指した。
「光くん、ちくわしか選んでないよ。」
早和が言うと
「光はちくわしか食べないよ。」
玲は笑った。
「ちくわは食べるんだから、良かったじゃんって考えなきゃ。」
凌はそう言った。
「秋元先生、光にとってもらいな。」
玲がそう言うと、
光はちくわをひとつとって早和に渡した。
「どうぞ。」
「ありがとう。」
「ちくわは安定した味だからね。」
玲が言った。
「澤山先生の家は、日本一ちくわを食べてるんじゃない?」
凌はそう言って笑った。
光の寝る時間が来たので、楽しかった時間も終了となった。
早和は自分のアパートまで歩いていると、
「秋元先生、」
凌が早和の右肩を叩いた。
「家はこの近く?」
「そうです。」
「原田先生は?」
「俺も、澤山さんと同じ職員住宅。コンビニまで行くついでに送って行くよ。」
「近いですから、大丈夫です。」
「秋元先生、左耳は生まれつき?」
「小2の時に、中耳炎をこじらせたんです。」
「そうだったんだ。」
「不自由だなって思った事はないの?」
「もうずっとそれに慣れてしまったから。」
「変な事聞いてごめんね。今日は疲れたでしょう。」
「そうですね、少し。」
「赤ちゃんって、可愛かった?」
「みんな必死で生きてたから、可愛いとそんな感情に浸ってる暇はなかったかな。」
「ここはどう?やっぱり、大変って?」
「大変だけど、みんな赤ちゃんのまま、大きくなっているんですね。なんにも混じってない、純粋な気持ちのまんま。」
「それって、本当の感想?」
「そうですよ。嘘っぽかったですか?」
「そう思ってくれたなら、少しは長くいてもらえるかな。」
「私、こっちですから。」
早和は、凌に手を振った。
咲き遅れた桜の花が、夜の紺色に揺れている。この風なら、明日には全部散ってしまうかもしれないね。
先生。
誰かの見ている世界を、覗いて見ると、自分の常識が嘘みたいに感じるよ。
先生の思ってる答えと、私が思ってる答えなんて、最初から同じじゃないのに、どうしてそれがわからなかったのかな。
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