保護猫subは愛されたい

あうる

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「雄吾……さん?」

朧げな意識の中で、悪戯する誰かの指先を感じ、晶は無意識にそこへ手を伸ばした。

「晶」

ふわりと漂うマスターの香り。
頬にキスされ、優しく頭を撫でる手は、かすかにひんやりとして冷たい。
もしかして外でタバコを吸っていたのだろうか。
口づけには、僅かに煙の香りが混じっていた。

「すみません雄吾さん。また、途中で眠って……?」
「いや。我慢できなくて悪戯をしていただけだ。君は何も悪くない」

ふふっと笑ったマスターは、いまだ状況を理解しきれていない晶をベッドに抜つけ、緩んだままの秘所にツプリ…とその指を飲み込ませた。

「ん……」
「立ち上がったら、私のものが垂れてきてしまいそうだね。それもまた悪くない」

先ほどまでの行為の名残のおかげで、中がうねるように熱い。
中から引き抜いた指に残る、たっぷりとした白い白濁を目の前で見せつけられ、晶は顔を赤らめた。

「雄吾さん、もしかしてまだ……」
「今夜は、もう少し晶と遊びたくてね」

普段、行為の後にはたとえ晶が失神していたとしても必ず体の中まで洗い、清めていたマスター。
確信犯であることを自らさらけ出しながら、「構わないかな?」と、拒否権のない晶に無理をねだる。

「大丈夫。次で本当におしまいだよ。
終わったら、お腹の中まで全て私の指で掻き出して、清めてあげる。
あぁ、そんな不安そうな顔をしないで。このまま私のものをお腹の一杯になるまで飲み込ませて、朝まで蓋をしてしまいたくなる」
「雄吾さん……」

艶のある瞳で、つと視線を向けたのはベッド横に取り付けられた木製のチェスト。
あれは、晶がこの部屋に住むようになってから据え付けられたもので、中に入っているのはほとんどが晶の為の「教材」だ。
素人の使ういわゆる「大人のおもちゃ」などとは異なり、ほんどが、見た目では用途のわからない医療器具のように見えるそれら。

マスターは晶の視線がそこに向いたことに気づいたのか、チェストの引き出しに手をかけ、見覚えのある金属棒を再び晶の前に差し出した。

「プジーはもう、怖くはないだろう?だがこれはまだまだ初心者向けのサイズでね。
いずれははもっと太いサイズまで、この小さな穴を広げてあげる」

それとも、と。
次にマスターが取り出したのは、金属の小さなリングのようなもの。

「晶にはこちらの方がいいかな?」
「……それは?」
「射精管理用のリングだよ。晶の為に用意した」

チュッと鈍い銀色に輝くリングに口づけ、晶の陰茎を手に取るマスター。

「言っただろう?もう少し、快楽に強くなれるように練習をしないとね」
「っ……!」

冷たいリングが陰茎をするりと通り、根元にはめられる。
今の状態では窮屈さはさほどない物の、マスターがこのまま何もせず許してくれるはずもない。
期待と僅かな恐れにぶるっと震える体を、マスターがゆっくりとベッドに押し付ける。

「今日は少し、変わったことをしようか」

そう言って晶の元を離れたマスターが再び戻ってきたとき、その手にあったのは一本の縄。

「マスター……?」

声が震えた。
これまで、縛られたことなど一度もなかった。
もしや、自分は知らぬ間になにかマスターの機嫌を損ねるようなことをしてしまったのだろうか。
これはお仕置きなのですかと尋ねた晶に、マスターは「御免ね」と小さく囁く。

「晶は何も悪くないよ。これはお仕置きなんかじゃない」

勿論強制もしない、と縄を持った腕を広げるマスター。

マスターは晶を試しているわけではない。
これはただの、言葉遊び。
それならば、晶が言うべきことはひとつ。

晶はごくりと一つ唾をのみ、腕を揃えてマスターに差し出した。

「どうぞ私を、縛ってください」
「……goodboy」
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