32 / 67
32 Playtime night 3
しおりを挟む
目が、マスターの手元から離せない。
「低温蝋燭だから火傷することはないよ。ほら、大丈夫」
手に持った蝋燭を傾かせ、反対の手のひらで蝋を手に受け止める。
手の中に真っ赤な蝋燭が溜まっていく、あり得ない光景。
そしてマスターは受け止めた掌を傾けーー。
「………っ!!」
「goodboy。初めてなのによく耐えたね」
晶の腹の上に、リボンと同じ真っ赤な蝋が広がった。
すぐに固まった蝋。
肌に張り付いたそれを、マスターの爪が無造作に引き剥がす。
熱さはほんの一瞬。
痛みよりも恐怖で凍りついた身体に、再びの蝋が落る。
今度は蝋燭からダイレクトに落とされ、肌の上に張り付く蝋。
先程よりも下腹部のリボンに近い位置。
根本を縛るリボンの端に蝋がくっつき、ぴったりと肌に縫い付けられる。
「………怖い?」
「はい」
「正直だな、晶は」
未知の行為に恐怖を感じるのは人として当然のこと。
「だが、耐えられるね?」
「ーーはい」
「目を瞑ってはいけないよ」
「………はい」
むしろ、マスターが見えなくなる方が辛いのだから重症だ。
マスターの為ならば、何だって耐えて見せる。
「look」
頭を下に向けられ、自らの根本に蝋が落とされる瞬間を間近で見た。
「…………!!」
「ふふ……。可愛い帽子になったね」
鬼頭のてっぺんの小さな穴を覆う蝋。
これでは射精することも敵わない。
それよりも驚くべきは、こんな仕打ちをされてもなお、その昂りを失うことのない自分自身だ。
「リボンが辛そうだね?晶」
「マスター……」
「まだ動いてはいけないよ。さぁ、次のお願いをしよう。
………自分でその蝋を剥がして、こう言うんだ。《もう一度お願いします》と」
勿論、射精する事は許されない。
「もう一度……お願いします」
「goodboy。さぁ、続きだ」
繰り返される行為に、体の中に熱だけがどんどん溜まっていく。
吐き出せないマグマに身を焼かれる晶を、満足げな瞳で見下ろすマスター。
傀儡師に操られる人形のような晶は、いまだ萎えない根本の昂りから先走りを漏らし、ベッドに倒れ伏したまま。
シーツには、繰り返された行為の名残として真っ赤な蝋が散らばり、晶の肌にもまだ、剥がしきれない蝋が点々と残されている。
それでも尚、マスターの許しは出ない。
「もう一度」
「どうか私を……躾けてください」
無慈悲な命令は、なおも続いた。
「低温蝋燭だから火傷することはないよ。ほら、大丈夫」
手に持った蝋燭を傾かせ、反対の手のひらで蝋を手に受け止める。
手の中に真っ赤な蝋燭が溜まっていく、あり得ない光景。
そしてマスターは受け止めた掌を傾けーー。
「………っ!!」
「goodboy。初めてなのによく耐えたね」
晶の腹の上に、リボンと同じ真っ赤な蝋が広がった。
すぐに固まった蝋。
肌に張り付いたそれを、マスターの爪が無造作に引き剥がす。
熱さはほんの一瞬。
痛みよりも恐怖で凍りついた身体に、再びの蝋が落る。
今度は蝋燭からダイレクトに落とされ、肌の上に張り付く蝋。
先程よりも下腹部のリボンに近い位置。
根本を縛るリボンの端に蝋がくっつき、ぴったりと肌に縫い付けられる。
「………怖い?」
「はい」
「正直だな、晶は」
未知の行為に恐怖を感じるのは人として当然のこと。
「だが、耐えられるね?」
「ーーはい」
「目を瞑ってはいけないよ」
「………はい」
むしろ、マスターが見えなくなる方が辛いのだから重症だ。
マスターの為ならば、何だって耐えて見せる。
「look」
頭を下に向けられ、自らの根本に蝋が落とされる瞬間を間近で見た。
「…………!!」
「ふふ……。可愛い帽子になったね」
鬼頭のてっぺんの小さな穴を覆う蝋。
これでは射精することも敵わない。
それよりも驚くべきは、こんな仕打ちをされてもなお、その昂りを失うことのない自分自身だ。
「リボンが辛そうだね?晶」
「マスター……」
「まだ動いてはいけないよ。さぁ、次のお願いをしよう。
………自分でその蝋を剥がして、こう言うんだ。《もう一度お願いします》と」
勿論、射精する事は許されない。
「もう一度……お願いします」
「goodboy。さぁ、続きだ」
繰り返される行為に、体の中に熱だけがどんどん溜まっていく。
吐き出せないマグマに身を焼かれる晶を、満足げな瞳で見下ろすマスター。
傀儡師に操られる人形のような晶は、いまだ萎えない根本の昂りから先走りを漏らし、ベッドに倒れ伏したまま。
シーツには、繰り返された行為の名残として真っ赤な蝋が散らばり、晶の肌にもまだ、剥がしきれない蝋が点々と残されている。
それでも尚、マスターの許しは出ない。
「もう一度」
「どうか私を……躾けてください」
無慈悲な命令は、なおも続いた。
45
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
おすすめのマッサージ屋を紹介したら後輩の様子がおかしい件
ひきこ
BL
名ばかり管理職で疲労困憊の山口は、偶然見つけたマッサージ店で、長年諦めていたどうやっても改善しない体調不良が改善した。
せっかくなので後輩を連れて行ったらどうやら様子がおかしくて、もう行くなって言ってくる。
クールだったはずがいつのまにか世話焼いてしまう年下敬語後輩Dom ×
(自分が世話を焼いてるつもりの)脳筋系天然先輩Sub がわちゃわちゃする話。
『加減を知らない初心者Domがグイグイ懐いてくる』と同じ世界で地続きのお話です。
(全く別の話なのでどちらも単体で読んでいただけます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/21582922/922916390
サブタイトルに◆がついているものは後輩視点です。
同人誌版と同じ表紙に差し替えました。
表紙イラスト:浴槽つぼカルビ様(X@shabuuma11 )ありがとうございます!
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる