保護猫subは愛されたい

あうる

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「駄目になるかと思いました」

昨夜の感想を聞かれた晶の、正直な答えだった。

「駄目になる?晶に駄目なところなんて一つもないだろう?」

昨日はよく頑張ったね、と。
腕枕の至近距離での睦言は、今でも少し気恥ずかしい。
それよりも尚嬉しさが優るのはsubの本分か、それがマスターだからなのか。

「蝋燭を使ったのは初めてだから緊張しただろう?」
「最初にマスターが蝋を掌で受け止めたのが一番の衝撃でした」
「あぁ」

恐らくは晶のための体を張ったデモンストレーションだったのだろう。

「掌は何ともないんですか?」
「ほら。赤くもなってないよ」

パーにして見せられた手を掴み、まじまじ見つめる晶。

「晶は、いたむところはないかい?」
「はい。マスターにアフターケアもしていただいたので……」
「お仕置きは効いただろう?お腹は痛くない?」
「……はい」

昨夜の最後に受けた躾を思い出し、一気に顔が赤くなった。
貫かれ、マスターの気のすむまで突き上げられ、何度も中に出された。
そしてその後、風呂に場を移して施されたお仕置きは、洗浄によるブラシ攻め。
専用のアタッチメントをつけたシャワーで中を洗い流され、貫通式のバイブに中を広げられたまま、柔らかなブラシを深くまで挿入されて洗われた。
マスターの許しが出るまで、何度も。
辛い中でも快感を覚えた肉体は必死で快楽を拾い達し続け、今はもう出すものすら何も残っていない。

「今度は晶の可愛い小さな穴もよく洗ってあげよう」

尿道を示唆する言葉にビクリと震えた。
あんな場所を磨かれる?
そんなことをされたらどうなってしまうのか。

「それはお仕置きの続き……ですか?」
「いや、ただ私が晶を可愛がりたいだけだよ」

微笑みながら、無理強いをすることはないと約束するマスター。
それでもきっといつか。
マスターの願いを叶えようと、自らその淫らな行為を強請る日が来る事は間違いない。

期待に疼く体を感じながら、流石に今日はもう無理だなと何気なく時計を見た。
時刻は既に8時すぎ。
いつもより少し遅い朝食の時間だ。
今日のマスターのスケジュールを思い起こし、ハッとする。

「今日は店休日で店に清掃が入る日でしたよね?私に手伝えることはありますか?」

月に数度、専門の業者にクリーニングを依頼し、店内を清潔に保つのだと言うマスター。
いくら出入りの業者といえど、身元のはっきりしない複数の人間が出入りする場所に晶を連れて行きたくないと、その日は流石の晶も店にはついていかず留守番をさせられることになる。
とはいえマスターも付きっきりでその場にいるわけではなく、店に行くのは最初の鍵を開けるためと、最後の最終確認で精々1時間程度の話。
そのことに不満はないが、何か手伝えることがあったならと思うのもまた事実。

「そうだね。店のことはいいから、できるだけ休んでいて貰いたいが……」
「体なら大丈夫ですよ?」

丁寧なケアのお陰で、殆ど後遺症は残っていない。

「そう?なら問題はないね」
「?」

なにか頼み事があるのか、マスターにしては珍しいその様子。

「……実は今日、晶と一緒に出掛けたい場所があるんだが、ついてきてくれるかい?」
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