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双花蹂躙 一
しおりを挟むどれぐらいたったか。室の空気がかなり濃くなっていた。
サイラスは目を閉じ顔を羞恥に燃やし、苦しげに首を振る。いや、いや、と彼が首を振るたびに金髪が乱れ、紅い絨毯の海面に金波がたったような幻想的な絵となって、凌辱者たちの目をさらに刺激する。
「おお、よしよし。そろそろ楽にしてやろう。ほれ、うんと感じるとよいぞ」
「あっ、はぁっ!」
イハウの、サイラスのいたいけな芽と可憐な花園をいじくる両方の手の指が、いっそう激しく動きはじめた。やがて花園に侵略した指が、なかの異物を、もう用はない、とばかりに取りだし投げすてる。
ころん、と床にころがった桃色の物体は、ひからびた果実の種のようだ。入れたときの三分の一ほどの大きさになっている。
「ほれ、いけ」
「ああっ、ああっ、ああっ!」
胸の薄紅のふたつの突起が、サイラスの白い肌のうえで弾けるように屹立している。
いくー!
サイラスの心の声がその場にいる全員に聞こえたろう。
一瞬の沈黙。
誇りを砕かれてサイラスは泣きじゃくった。
「なんと、美しい生き物じゃ……」
イハウが感嘆の賛辞をこぼす。たしかに、この男には外見に似合わず風雅を愛する心が少しはあるらしい。
「もうひとつ後ろに入っております」
リリの言葉が残酷に響く。イハウが酷くも、力なく横たわったままのサイラスの腕をひっぱり、抱き起こす。彼の上下をおさえこんでいた男たちの手はいったん離れた。
「よしよし。次は、後ろのを出させてやろう」
「あっ、いや、いや……」
サイラスは気弱げに首を振るだけだったが、イハウの次の言葉が彼の碧の瞳に怒りをとりもどさせた。
「それ、今度は四つん這いになれ」
「い、いやだ!」
つい先ほど完膚なきまでに叩きつぶされた自尊心のかけらを必死にかきあつめて、サイラスはまたぼろぼろの、誇りという名の鎧で身心を守ろうと必死だ。ダリクはなんとも言えない想いでその様子を見ていた。サイラスが傷ついても必死にさからう様子は、見ていて楽しくもあれば、痛ましくもある。
「ほうら、今度は可愛い犬になってみせろ」
イハウ無慈悲ないたぶりの言葉にサイラスは激怒する。
「は、はなせ!」
サイラスはどうにか逃れようとするが、ディリオスがサイラスの腕をつかみ、絨毯のうえにねじふせる。サイラスはうつ伏せにされてしまい、その腰をイハウが撫であげた。
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