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金襴の新床 十
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年長の美しい人に憧れていた少年はそこにはもういない。そこにいるのは、欲しい相手をとことん奪いつくす一人の男、いや一匹の雄だった。
「いく、仁、いくよ!」
「ああっ、ま、待って、待ってくれ!」
「待てない!」
「あっ、ああ!」
望は全身かけて仁の身体に、己の、あらんかぎりの情熱をぶつけた。
「あああっ……!」
客たちの視線がねばつくのを感じた。
皆、貴顕の出であるらしく、下品に声をかけてきたり嘲笑したりはしないが、欲望のこもったねっとりとした視線と、熱くなってきた息は嫌というほど感じる。
望はそのわずらわしい彼らの思念を振りはらうようにして、あらためて腰に力を入れた。
「ああっ、いやっ、いやだっ!」
あがきもがく仁を、勇が上から押さえつける。
望は勇に対抗するように、激しく仁の臀部を平手で打った。この男は、自分のものだと勇や客たちに主張するように。
「ひっ!」
苦痛よりも衝撃と屈辱に仁が声をあげる。
かまわず、望は仁の右脚を引っ張った。
「い、いやぁ!」
犬が用を足すときのような姿勢をとらされた仁は、ほとんど本能的に足をはねあげ抵抗した。
さすがに望はたじろいだ。
宙を蹴る仁の足を押さえつけたのは勇の手だ。
望の意に沿うように、勇は仁の右足をさらに高く引っ張りあげ、仁に羞恥の悲鳴をあげさせる。
二人の男に辱められた仁の嗚咽が室にひびく。
「いや! いやぁ! ……ああっ、ああっ……!」
望は下腹に力を込めた。
「ああっ、ああっ……いや、いやだ!」
仁の苦悶の声はつづき、やがて、その声は甘味を帯びだし、ひときわ高い声があがった。
ああっ……! あああっ……!
この夜、望は相馬家の当主となり、仁は望の‶贄〟に堕ちた。
「いく、仁、いくよ!」
「ああっ、ま、待って、待ってくれ!」
「待てない!」
「あっ、ああ!」
望は全身かけて仁の身体に、己の、あらんかぎりの情熱をぶつけた。
「あああっ……!」
客たちの視線がねばつくのを感じた。
皆、貴顕の出であるらしく、下品に声をかけてきたり嘲笑したりはしないが、欲望のこもったねっとりとした視線と、熱くなってきた息は嫌というほど感じる。
望はそのわずらわしい彼らの思念を振りはらうようにして、あらためて腰に力を入れた。
「ああっ、いやっ、いやだっ!」
あがきもがく仁を、勇が上から押さえつける。
望は勇に対抗するように、激しく仁の臀部を平手で打った。この男は、自分のものだと勇や客たちに主張するように。
「ひっ!」
苦痛よりも衝撃と屈辱に仁が声をあげる。
かまわず、望は仁の右脚を引っ張った。
「い、いやぁ!」
犬が用を足すときのような姿勢をとらされた仁は、ほとんど本能的に足をはねあげ抵抗した。
さすがに望はたじろいだ。
宙を蹴る仁の足を押さえつけたのは勇の手だ。
望の意に沿うように、勇は仁の右足をさらに高く引っ張りあげ、仁に羞恥の悲鳴をあげさせる。
二人の男に辱められた仁の嗚咽が室にひびく。
「いや! いやぁ! ……ああっ、ああっ……!」
望は下腹に力を込めた。
「ああっ、ああっ……いや、いやだ!」
仁の苦悶の声はつづき、やがて、その声は甘味を帯びだし、ひときわ高い声があがった。
ああっ……! あああっ……!
この夜、望は相馬家の当主となり、仁は望の‶贄〟に堕ちた。
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