絶頂エクスタシー

周防

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「正直、未だにまだ理解出来ていないんだけど本気で言ってます? 」


 そう言われて私の感情は一気に爆発した。
 何をふざけているのだろうかこいつは? 
 私の事を馬鹿にしているとしか思えないその言動もそうだが、
 ニヤつきながら言うその表情が何よりも腹立たしかった。


「まあまあ落ち着いて。そんなにいきり立ったって仕方がないでしょうに。
 起こってしまった事はもうどうしようも出来ない訳だし」
 
 
 どうして私の方が非常識みたいに言われないといけないのか。
 どう考えたっておかしいのはそっちの方だろ!
 
 
「まあ、結果だけをみればそうかもしれないけどさ、よく考えてみて欲しいんだ。
 誰だって逃げ出したくなる事だってあるでしょ? ただその時に奥さんの側に
 居たのが俺だったというだけで、悩んでいる人を助ける事ってそんなに悪い事
 ですか? 」
 
 
 悩んでいたって何の話だ?
 そんな話を私は知らなかった。
 
 
「奥さん、相当悩んでいたよ? 全然気持ちよくないんだって。
 みんな気持ちよくなる事だけを求めているのに、気持ちよくないなんてそんなの
 最悪じゃないですか? 奥さんよく言っていまっしたよ旦那より気持ちいいって」
 
 
 ふざけるな!
 私はそんな話をしているんじゃない!
 
 
「いやいや、そういう話でしょ。そもそも舐めてあげないんですってね。
 そういう所から始めないと、駄目ですよ一人よがりなのは。舐めてあげると凄い
 んですよ奥さん、面倒臭さがらずに舐めてあげなよ。ただびっちょびちょになる
 からそこは考慮してあげて欲しいかな。やっぱり恥ずかしいらしいんですよね、
 まああれだけ濡らしちゃったらそう思うのも分かるんですけどね。
 でもあの放物線をみればきっと舐めたくなりますよ」
 
 
 うるさい! 黙れ! 
 
 
「これってホテルの時の写真でしょ? この時よりも前旅館に泊まった時とかは
 凄かったんですよ。あれは流石にやり過ぎたかもしれないな、こっちもついつい
 テンションが上がっちゃって、ほぼほぼヤッてたんじゃないかな? でも奥さん
 のテンションも凄く高かったしあの時は最高でしたよ。本当に空っぽになるまで
 ヤルってああいう事なんだって実感しました。」
 
 
 何なんだこいつは。
 一体俺はどうしてこんな奴にこんな話を聞かされている?
 
 
「ああ、思い出したらヤリたくなって来たな~」


 駄目だ。
 このままこいつのペースで話をしていたらおかしくなる。
 ちゃんと言質も取ったし、後は訴えるだけなのだからさっさと訴えてしまえば
 いいだけだ。これでこいつの人生は終わる!
 
 
「そんな事よりもこれからの事を考えた方がいいと思うんだど、どうです? 」


 何を言っているんだ。
 まだ自分の立場を分かっていないのか?
 
 
「いや、だってそんなに大きくして……ヤリたくなって来たんでしょ? 
 ちゃんと教えますよ舐め方。その代わりと言っちゃあ何ですけど俺もヤラせても
 らいますけどね。いやぁ~こういうのもいいですよね。みんなで気持ちよくなり
 ましょうよ、ね? 」
 
 
 流石に限界である。
 テーブルを叩き、私は声を荒げた。
 
 
「いい加減にしろよ! 」


 そして私は絶頂を迎える事になる。
 
 
 
 
 









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