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第五章
ナルヴィク 7 レオンハルトは兄に
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「まさか誕生パーティーが、婚約披露パーティーになるなんて思わなかったわ」
「本当ですね」
フランチェスカが同意する。
シンシアにプロポーズをOKしてもらえたアレクセイはすぐに、ナルヴィクの国王陛下に謁見し、結婚の許可をもらった。国王陛下はシンシアが二十歳になっても一向に嫁ぐ気にならないので、すぐに了承してくれて、その翌日の今日に夜会で発表する事となる。
「兄様の行動力は相変わらず凄いわね」
「今日の夜会では今までの衣装と化粧ではなく、昨日の洗練されたシンシア様だそうですから、焦られたんではないでしょうか?」
「きっとそうだと思う。兄様、『前のままでいいのに』ってぶつぶつ言ってたもの」
「カイトは恨まれませんでしたか?」
「大丈夫みたい。兄様ったらシンシア様が幸せそうだから、それが一番みたいよ?」
「姫様も幸せそうですね」
フランチェスカがチラッとリングを見る。
「ええ、幸せ」
リリアーナがはにかんだ笑みを浮かべた。フランチェスカもにっこりとした。
「カイトは今、何をしてるんですか?」
「ナルヴィクの騎士や兵士達に頼まれて空手を教えているわ。見学に行きたかったんだけど・・・カイトが、私が行ったらナルヴィクの騎士達の気が散るからって許してくれなかったの。まだ男性が怖いし、どっちにしろ行けなかったかもしれないけど」
「それだけでしょうか?」
「他に何があるの?」
「確かにそれもあると思いますが、カイトはきっと姫様を他の男達に見せたくなかったんだと思いますよ」
フランチェスカが『ふふふ・・・』という感じで話した。
「まさか」
「今日は時間がありませんが、今度証明してみせます」
フランチェスカは楽しそうだ。クローゼットを開けて振り返る。
「今日の舞踏会ではどのドレスになさいますか?」
リリアーナは恥かしそうに下を向いた。
「綺麗に見えるドレスがいい・・・カ・・イトが綺麗と思ってくれるドレス」
(姫様! とっても可愛いです!)
「お任せ下さい!! 夜会で一番にしてみせます!」
「フ、フラン!?・・・カイトが思ってくれる程度でいいから、今日の主役はシンシア様だし、そんなに目立たないように・・・」
フランチェスカは聞いていない。
「妖精のイメージでいきましょう!! カイトも惚れ直しますよ!」
「ただでさえ社交界に顔を出していなかったし、普通にしていても目立つから・・・って、フラン!? 聞いてる!?」
フランチェスカの暴走をなんとか食い止める。名残惜しそうな顔をしながら、銀色のシフォンのドレスで全体的に品良くまとめてくれた。コンセプトはやはり` 妖精 ‘ だという事で、髪は結い上げずにそのまま垂らす事となった。
カイトが時間に迎えに来た。似合うだろうか? どきどきしながらカイトの前に立つ。
何だか呆然とした顔を暫くした後に、顔を横に向けてしまった・・・
何の反応もないカイトにリリアーナが悲しくなって下を向いている間に、フランチェスカがカイトをどついた。
「あんた!!男としてそれはどうよ!」
「いや、綺麗で・・・ちょっと焦った」(一応小声で会話してます)
カイトはリリアーナの傍まで行った。
「リリアーナ様、とてもお似合いです。その・・・本物の妖精のようです」
リリアーナが嬉しそうな恥かしそうな顔をした。フランチェスカは心の中でもう一声足りないと思っていた。
夜会は素晴らしいもので、アレクセイの隣に立っているいつもと違う美しいシンシアを見て、悔しがる男性が続出した。幸せ溢れる女性はまた一段と美しい。
ダンスが始める前にレオンハルトが、リリアーナは一部の男性としか踊らないことを皆に伝えてくれた。
リリアーナはカイトと踊った後に、レオンハルトに申し込まれた。皇太子殿下ではあるが断ろうとカイトが前に進み出ようとすると、リリアーナがそれをやんわりと止める。
「レオンハルト様は大丈夫なの。お受けするわ」
カイトが軽く一礼をして後ろに退いた。
レオンハルトはリリアーナの手を下から取り、ホールにエスコートすると踊りだした。
「リリアーナ様は本当にお美しくなられましたね」
「ありがとうございます」
「前にお会いしたのは確か三年前でしたでしょうか?」
「はい、私が13歳の時でした」
「一つ不思議な事があるのですが・・・私も男性です。何故私は最初から大丈夫なのですか?」
リリアーナはにっこりして答えた。
「レオンハルト様は雰囲気が兄に似ているのです。それに、最初も妹のように接して下さいました。だから私は安心していられたのです」
(兄か・・・)
確かに三年前は少女だったし妹のように感じていたが、美しく成長したリリアーナを見て心動かされたレオンハルトはちょっと残念ではあった。
(まだ婚約だから付け入る隙があるかと思ったが、無理のようだな)
レオンハルトはカイトのいる所までリリアーナをエスコートすると、退散するように去って行った。
「レオンハルト様と何を話していらっしゃったんですか?」
「普通にレオンハルト様と何故話せ・・・」
そこで、他国の皇太子からリリアーナはダンスに誘われた。カイトが前に出て、口を開く。
「大変申し訳ないのですが、最初にレオンハルト皇太子殿下がおっしゃったように、リリアーナ様は決まった男性としか踊りません」
「ダンスを踊るだけです。良からぬ事をしようとは思っていません。何故一部の男性とは踊れて、我々とは駄目なのですか?」
「リリアーナ様が過去に大変な目にあったのはご存知の事と思います。ごく一部の慣れた男性としかまだ踊れないのです」
「男性に慣れるのにいいチャンスではありませんか? 私は紳士です。信用して頂きたい」
周りに人が集まってきた。他にもリリアーナと踊りたい者達が相手に加勢し始めた。
(まずいな・・・)
「申し訳ありません。お受けする事はできないので失礼いたします」
騒ぎが大きくなる前に早々に話を打ち切ろうと、その場を立ち去ろうとした。
「待て!! 話はまだ終わってない!」
騎士風情にあしらわれた、とでも思ったのだろう。無理矢理リリアーナの手を掴もうとする。カイトは向かってきた手首を掴み、捩じ上げて背中ごと下に向かって押さえつけた。相手は痛さのあまりしゃがみ込んだ。
「――っ!」
一瞬声が出なかったが、カイトが放すと喚 (わめ) き立てた。
「無礼な!! 一国の皇太子の私に向かって何をする!!」
「私はリリアーナ様の騎士であり、婚約者です。例え皇太子殿下に対してでもリリアーナ様を守る義務と権利があります」
その皇太子が腹に据えかねたのか白い手袋を出してきた。
「カイト・・・」
リリアーナが心配そうに見上げる。大丈夫と言うように、リリアーナの手を握った。
「決闘ですか―― 仕方がありません。どうぞ、その手袋を私の足元にお投げ下さい。ただ最初に申し上げますが、私は決して負けません」
冷たい目で相手の事を見据えながら、当たり前の事のように言う。虎が牙を剥く寸前のようなその雰囲気に皇太子がたじろいでいると、側近が急いで駆け寄り耳打ちしてきた。
「なに!? 例の武術大会の騎士か!?」
途端に顔が青くなり、側近に連れ去られるがままに身を任せた。
「リリアーナ様、参りましょう」
今度は誰も止めなかった。
「本当ですね」
フランチェスカが同意する。
シンシアにプロポーズをOKしてもらえたアレクセイはすぐに、ナルヴィクの国王陛下に謁見し、結婚の許可をもらった。国王陛下はシンシアが二十歳になっても一向に嫁ぐ気にならないので、すぐに了承してくれて、その翌日の今日に夜会で発表する事となる。
「兄様の行動力は相変わらず凄いわね」
「今日の夜会では今までの衣装と化粧ではなく、昨日の洗練されたシンシア様だそうですから、焦られたんではないでしょうか?」
「きっとそうだと思う。兄様、『前のままでいいのに』ってぶつぶつ言ってたもの」
「カイトは恨まれませんでしたか?」
「大丈夫みたい。兄様ったらシンシア様が幸せそうだから、それが一番みたいよ?」
「姫様も幸せそうですね」
フランチェスカがチラッとリングを見る。
「ええ、幸せ」
リリアーナがはにかんだ笑みを浮かべた。フランチェスカもにっこりとした。
「カイトは今、何をしてるんですか?」
「ナルヴィクの騎士や兵士達に頼まれて空手を教えているわ。見学に行きたかったんだけど・・・カイトが、私が行ったらナルヴィクの騎士達の気が散るからって許してくれなかったの。まだ男性が怖いし、どっちにしろ行けなかったかもしれないけど」
「それだけでしょうか?」
「他に何があるの?」
「確かにそれもあると思いますが、カイトはきっと姫様を他の男達に見せたくなかったんだと思いますよ」
フランチェスカが『ふふふ・・・』という感じで話した。
「まさか」
「今日は時間がありませんが、今度証明してみせます」
フランチェスカは楽しそうだ。クローゼットを開けて振り返る。
「今日の舞踏会ではどのドレスになさいますか?」
リリアーナは恥かしそうに下を向いた。
「綺麗に見えるドレスがいい・・・カ・・イトが綺麗と思ってくれるドレス」
(姫様! とっても可愛いです!)
「お任せ下さい!! 夜会で一番にしてみせます!」
「フ、フラン!?・・・カイトが思ってくれる程度でいいから、今日の主役はシンシア様だし、そんなに目立たないように・・・」
フランチェスカは聞いていない。
「妖精のイメージでいきましょう!! カイトも惚れ直しますよ!」
「ただでさえ社交界に顔を出していなかったし、普通にしていても目立つから・・・って、フラン!? 聞いてる!?」
フランチェスカの暴走をなんとか食い止める。名残惜しそうな顔をしながら、銀色のシフォンのドレスで全体的に品良くまとめてくれた。コンセプトはやはり` 妖精 ‘ だという事で、髪は結い上げずにそのまま垂らす事となった。
カイトが時間に迎えに来た。似合うだろうか? どきどきしながらカイトの前に立つ。
何だか呆然とした顔を暫くした後に、顔を横に向けてしまった・・・
何の反応もないカイトにリリアーナが悲しくなって下を向いている間に、フランチェスカがカイトをどついた。
「あんた!!男としてそれはどうよ!」
「いや、綺麗で・・・ちょっと焦った」(一応小声で会話してます)
カイトはリリアーナの傍まで行った。
「リリアーナ様、とてもお似合いです。その・・・本物の妖精のようです」
リリアーナが嬉しそうな恥かしそうな顔をした。フランチェスカは心の中でもう一声足りないと思っていた。
夜会は素晴らしいもので、アレクセイの隣に立っているいつもと違う美しいシンシアを見て、悔しがる男性が続出した。幸せ溢れる女性はまた一段と美しい。
ダンスが始める前にレオンハルトが、リリアーナは一部の男性としか踊らないことを皆に伝えてくれた。
リリアーナはカイトと踊った後に、レオンハルトに申し込まれた。皇太子殿下ではあるが断ろうとカイトが前に進み出ようとすると、リリアーナがそれをやんわりと止める。
「レオンハルト様は大丈夫なの。お受けするわ」
カイトが軽く一礼をして後ろに退いた。
レオンハルトはリリアーナの手を下から取り、ホールにエスコートすると踊りだした。
「リリアーナ様は本当にお美しくなられましたね」
「ありがとうございます」
「前にお会いしたのは確か三年前でしたでしょうか?」
「はい、私が13歳の時でした」
「一つ不思議な事があるのですが・・・私も男性です。何故私は最初から大丈夫なのですか?」
リリアーナはにっこりして答えた。
「レオンハルト様は雰囲気が兄に似ているのです。それに、最初も妹のように接して下さいました。だから私は安心していられたのです」
(兄か・・・)
確かに三年前は少女だったし妹のように感じていたが、美しく成長したリリアーナを見て心動かされたレオンハルトはちょっと残念ではあった。
(まだ婚約だから付け入る隙があるかと思ったが、無理のようだな)
レオンハルトはカイトのいる所までリリアーナをエスコートすると、退散するように去って行った。
「レオンハルト様と何を話していらっしゃったんですか?」
「普通にレオンハルト様と何故話せ・・・」
そこで、他国の皇太子からリリアーナはダンスに誘われた。カイトが前に出て、口を開く。
「大変申し訳ないのですが、最初にレオンハルト皇太子殿下がおっしゃったように、リリアーナ様は決まった男性としか踊りません」
「ダンスを踊るだけです。良からぬ事をしようとは思っていません。何故一部の男性とは踊れて、我々とは駄目なのですか?」
「リリアーナ様が過去に大変な目にあったのはご存知の事と思います。ごく一部の慣れた男性としかまだ踊れないのです」
「男性に慣れるのにいいチャンスではありませんか? 私は紳士です。信用して頂きたい」
周りに人が集まってきた。他にもリリアーナと踊りたい者達が相手に加勢し始めた。
(まずいな・・・)
「申し訳ありません。お受けする事はできないので失礼いたします」
騒ぎが大きくなる前に早々に話を打ち切ろうと、その場を立ち去ろうとした。
「待て!! 話はまだ終わってない!」
騎士風情にあしらわれた、とでも思ったのだろう。無理矢理リリアーナの手を掴もうとする。カイトは向かってきた手首を掴み、捩じ上げて背中ごと下に向かって押さえつけた。相手は痛さのあまりしゃがみ込んだ。
「――っ!」
一瞬声が出なかったが、カイトが放すと喚 (わめ) き立てた。
「無礼な!! 一国の皇太子の私に向かって何をする!!」
「私はリリアーナ様の騎士であり、婚約者です。例え皇太子殿下に対してでもリリアーナ様を守る義務と権利があります」
その皇太子が腹に据えかねたのか白い手袋を出してきた。
「カイト・・・」
リリアーナが心配そうに見上げる。大丈夫と言うように、リリアーナの手を握った。
「決闘ですか―― 仕方がありません。どうぞ、その手袋を私の足元にお投げ下さい。ただ最初に申し上げますが、私は決して負けません」
冷たい目で相手の事を見据えながら、当たり前の事のように言う。虎が牙を剥く寸前のようなその雰囲気に皇太子がたじろいでいると、側近が急いで駆け寄り耳打ちしてきた。
「なに!? 例の武術大会の騎士か!?」
途端に顔が青くなり、側近に連れ去られるがままに身を任せた。
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