悪役令嬢が人生最後の瞬間まで笑う為の奮闘物語~王国編~

柴澤 絆

文字の大きさ
4 / 30
~第一章~

3話

しおりを挟む

あれから数日、私の周りはいって平和で今日は兄のラスウィータと初の顔合わせである!正確に言うと生まれてすぐ会っているらしいが私には何も見えてなかった。

「ルフレーラ?この子が僕の妹のルフレーラですかお母様!!」
「そーよ、可愛いでしょう?」
「はい!とっても!!」

「僕を見て笑ってますね!本当に天使みたい!わぁー!僕の指握ってくます!可愛いね本当に!」


私に指をにぎにぎされ喜ぶと可愛いが将来絶対イケメンになるであろう容姿をしている兄のラスウィータが褒めてくれている。


今自分自身を見ることは出来ないが何と無く想像は出来ている、だってあの乙女ゲームで見たルフレーラは肌の色は透き通るように白く、髪は白銀で瞳の色は綺麗なターコイズ。体のラインも女性らしく細身のだが出るところは出ていると言うナイスバディだった。



そのルフレーラが赤ちゃんなのだ、可愛くないわけがない!絶対可愛いにきまってる!



ラスウィータは父の影響なのか髪はグレーに見えるがツヤ感があり、瞳の色は同じターコイズだ少し暗いように見える、けれどもやっぱり兄妹なだけありとても似ている。



まぁこの兄も攻略対象になるのだが、その時も私は邪魔をしてあまり関わった事のない兄が妹とも思っていないと突き放し断罪をする、そして私は家の地下牢のような所に閉じ込められ放置されたあげく衰弱死する。



ようするにこのままだとやばいのだ!
兄妹仲をきちんと構築していなければ終わる!ただ今の感じだと生まれてすぐ....と言うより母の死とあの継母の登場で私の存在が虐げられる者に変わり後継者としか兄を見てない父は私と関わらせないようにしたのだ。


これが原因であの結果になるなら仲良くして少しでもいい印象を残せばいい!そしたらもし、あの主人公の女の子が現れても何もせずなんらかの世界の強制力で私に何かあっても仲が良ければ少しの情でもかけてくれるかもしれない!!

そうなれば母との別れまで全力を尽くすまで!
本当は母の事を一番にどうにかしたいのだが、母は先代公爵から爵位と領域を継承していてなおかつ先代公爵夫人が体が弱かったらしく、母も体が弱いらしい。

私を産むのもためらわれる程だったらしいがせっかく自分の元に来てくれた子供だからと産んでくれたみたいだ。


「ラスウィータ、あなたはこのこの兄になったのですよ。だからこの子に何かあったら助けあげて、優しくしてあげてね?」

「もちろんです!何があってもレーラを僕は守ります!こんなに可愛くて小さい妹を絶対悲しませたりしません!!お母様安心してください!!」

私が色々考えてる間に兄に抱っこしてもらっていたようで小さい体で必死に私を支えてくれる。それに呼び名までつけてくれたみたいだ

この光景を部屋で気配を消していた侍女さん達が微笑ましくみていたのだ。
本当に公爵家の侍女さんはすごい!!自分の気配をけして私たちに触れ合いのできる時間を精一杯作ってくれているようだ。


「僕はそろそろ次の家庭教師の方がくるのでお母様、レーラ先に失礼します。」

兄はすでに紳士として、教育をされているようで見事なお辞儀と言葉使いで席を先に立つ事をことわっている。


「はい、頑張ってらっしゃい、お母様もルフレーラも応援しておりますよ」

そうして優しく頑張るようにとラスウィータに母が言うとと兄付きの執事と侍女が連れて行く。私から離れたくなかったみたいでこちらをチラチラ見て兄シュンとしながら出て行った。

初めてのラスウィータとの交流だったがなかなかうまく行ったと思うな!私の事を気にしてくれてる様子だったし今後も仲良くしていこう。


ルーシーが母へ私を預け、お茶の準備をしている。今日のお茶の時間はここで過ごすようで、壁際に居た侍女たちが動き出す

「タヴィア様今日のお茶菓子ですが、料理長のデュリコが新作を出すので感想をお願いしますとのことです。」

「そうなの、分かったわ   デュリコは本当に優秀ですわね、料理も菓子も両方の腕がいいなんて」

「他家では別に菓子係の料理人を雇ってるそうです、デュリコは副料理長のサポートで両立できていると本人がおっしゃってました」

「ならこの公爵家は喜ぶべきですね、優秀な貴方達侍女と執事  料理をする者ですらその才に優れています、この家の当主として誇るべき事です」

「ありがとうございます、その御言葉だけで私達一同みな仕事に誇りを持ってこれからも励みます」


どうやら私が思ってる以上にこの家の使用人たちは優秀なようで、母はずっとニコニコしている。無駄のない動きでお茶の用意が整ったみたいで私をルーシーに渡し、母の隣に簡易ベットを置いてそこに寝かせてくれる


私もある程度の歳になれば、母みたいに淑女として完璧に動かなければならない!よく見ておこう!

母は私を見ながら時々話しかけてくれて、ゆっくりと時間は流れていく

次の仕事にがあるようで途中で入ってきた執事と共に母が行ってしまった。

ルーシーがベットに移してくれトントンと私を寝かしつける。乳母のノンラさんが入ってきて交代しみんなそれぞれの仕事に戻っていく、私もここは大人しく寝る事にしよう。
 
しおりを挟む
感想 38

あなたにおすすめの小説

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

悪役令嬢の末路

ラプラス
恋愛
政略結婚ではあったけれど、夫を愛していたのは本当。でも、もう疲れてしまった。 だから…いいわよね、あなた?

シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした

黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)

悪意には悪意で

12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。 私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。 ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。

虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

侯爵令嬢の置き土産

ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。 「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。

私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~

あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。 「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?

処理中です...