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~第一章~
4話
しおりを挟む私はすくすくと成長し1歳を過ぎた。
誕生日はお母様とお兄様と家の使用人達が盛大に祝ってくれた。お父様は外の仕事があるようで帰ってこなかった、それでもみんなで祝ってくれたから平気だった
このところ私はきちんと心の中での呼び方も母のタヴィアの事はお母様、父のネルノイをお父様、兄のラスウィータの事はお兄様とちゃんと呼ぶようにしている、今後言葉を話すときに間違わないようにだ!
1年半この家で過ごしてきて分かったことが沢山ある。
お父様は外仕事、母は家で執務と領地運営、その他すべてしているみたいで本当に忙しい。
兄も次期当主として教育が増えたみたいで忙しそうにしている、その合間によく私に会いに来てくれるのだがどうやら剣術の授業も増えたみたいですこし筋肉も付き凛々しくなってきた。
私はルーシーやノンラが傍にいれば常に言葉を教えられてる、それに応えるよう精一杯声を出してるとそれをたまたま見ていたお兄様が天才だ!と騒ぎたてお母様を連れて私の部屋に来て二人してノンラやルーシーの言葉に声だしとして返すのをすごいすごいと褒めてみてくれると言うプチ騒動はあったものの順調に進んでいる。
それ以外は今のところは平和そのもので、お兄様が少々シスコン気味だなぁとは思うがそれ以外はなんにもない!
情報収集も今のとこと順調で、家の事は分ってきた。
元公爵夫人のおばあ様はお母様を生んで元々体が強くないのも関係して産後のひだちは悪く早くに亡くなったそうだ、そして元公爵のおじい様が手塩にかけて育て次期当主としてお母様もがんばったそうだ。そして婿養子をとりお母様が爵位と領地を受け継ぎ今となるみたいだ
私の知っている乙女ゲームではお父様が当主になってたので不思議に思いその辺も聞き耳をたて勉強したのだが、この国では男女関係なく優秀ならいい役職につけるようで爵位も同等で女当主もいるようだ。
それは先先代の国王陛下と王妃が改革をして法律も変わったようだが今の私ではここまでしか分からなかった
お母様は本当にすごい人みたいで領民にも好かれ領地もその領地の名産であるワインも豊かなようだ!
時々領民の代表の方が公爵家に来て報告会をしてるのだが私も顔見せにお母様に抱かれながら会った事がある、とても恰幅のいいおじ様で私の誕生日にも知育用玩具を送ってくれたいい人だ!!
「レーラ!!元気か!?」
お兄様が剣術の授業を終え私を見に来たようだ
「お土産に花を摘んできたんだ、本当にレーラは可愛いなぁ!さぁいつもみたいに僕を呼んでくれ!」
「にー!!」
「レーラは本当に天才だ!ちゃんと僕を兄だと分かって言っているんだろ?可愛くて賢いなんて。もぉどうすればいいんだ!」
どうもしなくていい....
色々発音できるようになりお兄様をにーと呼ぶと喜んでくれるので続けていると呼ばれたくて一日に何回も私に会いに来るようになった。
剣術の授業後で汗と泥で汚れたお兄様を迎えに来た執事にこのままでは私まで汚れてしまうと言われ、すまん!と私に謝りお風呂にいってしまった。
思うのだけれどあの乙女ゲームのシナリオどうりならあと半年程度でお母様は天に召されることになる、本当にそれが嫌で嫌で何かできないかと思っていいるが今の私にはどうする事もできない、最近お母様の体調が少し悪くなってきているようで時々寝込んでいる。
あと半年.....
あと半年で優しいお母様とお別れして、まだ見ぬ継母が腹違いの姉を連れてきて私は虐げられる。
分かっていてもお母様の事をないがしろにするお父様を許せない、今の所関わりはないがほんとうに大嫌いだ。
自分はどうなるかとかより、今はお母様が心配で私の所に会いに来たら大人しく抱かれるようにしている。
その時にお母様が最近言う事がある
「ルフレーラ、ごめんね お母様を許してね」
そう言って涙をこぼすのだ
もしかしたらお母様はお父様の所業を知っているのかも知れない、自分の命の灯火が消えかかっているを知っているのかもしれないと思ってしまうのだ
お母様の未練は私が絶対にはらして見せるから、この家は私とお兄様で守ってみせるからね。
涙をこぼすお母様にギュッと抱きつき心で思うのだった。
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