悪役令嬢が人生最後の瞬間まで笑う為の奮闘物語~王国編~

柴澤 絆

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~第一章~

5話

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お母様の事を考えてたら寝てしまってたようだ...

少し体を動かそうと寝返りをうつと隣でお兄様が寝てた!
び、びっくりしたー!部屋に入ってくる月明かりで気付いたが夜になってたみたいで、私が眠る隣で本を読んでたお兄様は寝てしまったみたいだった。


お兄様を起こして部屋に戻そうとほっぺを優しくペチペチしながら少し大きな声であうあうと言ってるともぞもぞと動いてこっちにすり寄ってきた、

ちがうちがう!!起きて部屋に戻らないと明日もお兄様は忙しいのに!!

「レーラ.......しずかに..しない.....と。   夜だよ.....」


いや、分ってるよ!!はよ起きて部屋に戻ってーー!!!


「はいはい、トントンしてあげるからレーラも寝ようねぇ....」


あーーダメだお兄様居座る気だ!やめろーートントンするなぁ!赤ちゃんの私はそれをされるとどうあがいても寝てしまうのよ!お兄様めーートントンうまいなぁこのぉ......




次に起きたら朝だった....
あのままトントンに負けて寝てしまっていたみたいだ。
お兄様は結局あのままこの部屋で寝たみたいで、朝ノンラが私の所に来た時に、家令のタヌカが捜していたと起こしていた。今日は大事な授業があるからと朝早くから準備をしないといけないみたいで急いで部屋に帰って行った


それにしても私は本当にやる事がない!ハイハイは出来るようになったが体を動かそうとひたすた部屋の中をグルグル回っていたらノンラにすごい心配された、困らせないように今まで極力大人しくしていたからハイハイが出来るようになった途端すごい動き出したからびっくりさせたみたいだ。


今は手を動かす練習に積み木をつんだり、ノンラを心配させないようどこかを持ちながら歩いたり.....

私はもぉ1歳半過ぎているのだ!正直もぉかなり歩ける!でもハイハイの時みたく心配させないよう細心の注意をはらい色々と行動しないとまたびっくりさせてしまう!


食べ物も結構いろんな物を食べれるようになってきたのだけど、さすが公爵家と思ったのが果物を食べさせてもらった時にその甘さに大興奮してしまい、私はフルーツが好物と言うことになってしまった。別にそれはいいのだけれど色んなフルーツを少しづつ用意して料理長のデュリコとお母様を前にどれが一番食べて反応がいいか、どれが一番好物なのかを見つける為に試食会が開かれた時は正直焦った....


その時デュリコが出してくれた丁寧にカットして出してくれたイチゴがすごく美味しくてまた大興奮してしまった!


それからは結構な頻度でイチゴが出てくるようになり、私の食生活がセレブになってきたと思っていると、このイチゴはなんと庭師とデュリコが共同で育てている物らしく、それを好んで食べたと言うことで二人はいいものを作ったとお母様から褒美を貰い、デュリコはことあるごとに自らで私にイチゴや他の物を持ってくるようになってしまった!


それだけならいいのだけど、このイチゴを私が喜んだからと言って領民長のおじ様に出したところすごく気に入ったみたいで、領地に種を持ち帰り売り出した所とても流行ったそうで、虫よけ薬など使わず甘みの強いこの品種をみんな気に入って赤ちゃんにもおススメと他の貴族からもお母様に取り寄せの手紙がくるようになったみたい。


そのおかげで庭師とデュリコのお給金が増え、うちの領地がさらに豊かになった事で、このイチゴには私の名前が使われレラリーヌと名付けらた。
うちの領地の名産にワインがあったのだがこのレラリーヌも追加されたみたいだ。


これは私の手柄ではないので名前なんかを使われると恥ずかしいのだけれどあのイチゴが完成して味見役の人の合格を貰い始めて食べたのが私で今まで食べたものの中で一番反応がよかった事で、庭師もデュリコもうれしかったんだそうだ。


あの時から私の部屋に綺麗でいい匂いのする花が沢山飾られるようになったのは庭師のはからいなんだろうなぁ...
なんて考えていたらノンラがお昼ごはんに赤ちゃん用に作られたパンケーキにあのイチゴを作ったジャムが沢山のったものを持ってきた。


「ルフレーラお嬢様、お昼に致しましょう。」

「あい!」

「まぁ!いいお返事ですねお嬢様!さぁ食べましょうねぇ」

返事をするだけで褒めてくれる、こんな褒めて伸ばす教育をされた事の無い私は実は毎回恥ずかしいと思っているがうれしいなとも思っているのだ。


沢山たべてまたお昼寝の時間になりうとうとしていると何やら慌てた様子で侍女のルーシーが入ってきたのだ


「ノンラさん!今すぐきてください!!!」

「何事ですか!?ルフレーラお嬢様のお昼寝の時間ですよ、目がさえたらどうするのです?」

「す、すいません!ですが今すぐタヴィア様のところへ!」

「どうしたのです!?タヴィア様に何かあったのですか!?」

「はい!今しがた執務室で食後のお茶を飲んでた時に胸が痛いと倒れられたのです!!」

「お茶に毒でも盛られたのですか!?」

「いえ、毒見係りが飲んだところ何事もなく、最近体調がすぐれない様子だったので突然悪化したのかと思われます!」

「そうですか....すぐにそちらに行きます。お医者様は?」

「はい、お医者様はたまたま午後に診療予定でしたので応接室にいらした所をお呼びして、もうタヴィア様をみてくださっています!」

「わかりました、ならすぐにいきます  かわりの侍女をルフレーラお嬢様につけるようお願いしますね」

「すでにかわりの侍女を扉の外でまたせています。」

「わかりました、では交代を....」


いつも何事があっても落ち着いてるのルーシーが明らかに焦った様子でノンラと会話し、2人で行ってしまった。


そして新しい侍女が私に向かってなるべく優しい声色で

「ルフレーラお嬢様、大丈夫ですよ  何も心配いりません今はお昼寝しましょうねぇ」

そう言って私を寝かしつける.......



嫌だ!寝たくない!お母様に何があったの!?
胸が苦しいって何!?
まだよ!まだ私は2歳になってないわ!まだよ!!
どうしてなの!?どうなっているの!?
だれか!私をお母様の所につれて行って!!


そうやってぐずっている私を侍女が、タヴィア様に何かあったと分かってるのかしら  おいたわしい、と涙ぐみながらそれでも寝かしつけようとする....


ダメなのに!こんな時に眠るなんて!!
いやよ!お母様!お母様!!!
神様!どうかお願いよ!!
まだ私からお母様を奪わないで!!
あの方は優しくみんなに必要な方なのよ!!お
兄様も私もお別れしたくないの!


どれだけあがいてもやはり赤子でやっぱり眠らされてしまった......



私はお母様、、、お母様、、、お母様、、、と何度も心の中で呼びながら落ちて行った........



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